国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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GoogleがPDFのSEOを解説 など10+2記事(海外&国内SEO情報)

「グーグル公認のSEO証明書!?」「mixiページの検索エンジン対応」「+1ボタンで順位が変動?」なども

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今週のピックアップ

GoogleがPDFのSEOを解説
★★★★☆ PDFでもアクセスを集めよう (Google Webmaster Central Blog)

PDFを検索結果に出すためにどのように取り扱うかをGoogleが米国版ウェブマスター向け公式ブログで解説した。

  • QグーグルはPDFをインデックスするか?

    多くの文字エンコードに対応しており、パスワードで保護されていない限り、通常はPDFファイルをインデックスする。画像が埋め込まれているときはOCRの技術を使って画像として書かれているテキストを処理することもある。PDFに書かれているテキストの一部で検索してみるとインデックスされているかを確かめられる。

  • QPDFの中にある画像はどうなるか?

    今のところPDFの中にある画像はインデックスしない。

    ※筆者注:画像そのものを画像検索の結果に出すためにインデックスはしない。1つ上の回答は、画像の中の文字をテキストとしてインデックスすることがあるということ。
  • QPDFドキュメント内のリンクはどう扱うか?

    一般的に言って、HTMLのリンクと同じように扱う。PageRankを渡すし、他のインデックスの指標として使うこともある。リンクをたどることもある。現状nofollow属性を使うことはできない。

  • QPDFを検索結果に出ないようにする、または検索結果から削除するにはどうしたらいいか?

    サーバー側で設定をしてHTTPヘッダーでX-Robots-Tagを使うのがいちばん手っ取り早い。すでにインデックスされていても、X-Robots-Tagで削除される。急ぎたいならURL削除ツールを使うといい。

  • QPDFファイルでも検索結果で上位表示できるか?

    もちろん。他のウェブページと同じように通常は表示される。コンテンツの良さや他のウェブページからのリンクで上位表示しているPDFが実際にある。

  • QHTMLとPDFの両方で同じ内容を公開していたら重複コンテンツになるか?

    十分あり得ることなので片方にしたほうがいい。無理なら優先したい方をサイトマップに記載するか、サーバー側で設定をしてHTTPヘッダーでのrel="canonical"を使うといい。

  • Q検索結果に表示されるPDFのタイトルを制御するにはどうしたらいいか?

    PDFファイルの文書名のメタデータとPDFファイルに張られたアンカーテキストの2つを主な要素にしている。望んだタイトルをアルゴリズムに伝えたいなら、両方を更新するといい。

PDFでもコンテンツを公開しているなら、参考にしてアクセスアップに役立てよう。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ミクシイが検索エンジンをブロックした理由
★★☆☆☆ ホントに計画どおり? (THINK SOCIAL)

株式会社ミクシィは、企業や個人が無料でmixi上にページを作成できる「mixiページ」の提供を開始した。

Web担当者Forumのmixiページ → http://p.mixi.jp/webtanforum

ところが「インターネット上で検索にヒットすること」をウリの1つにしていたのに、robots.txtやrobots metaタグなどで検索エンジンのクロールやインデックスを拒否しており設定ミスでは?と話題になっていた。

これに対してミクシィからは「サービス開始直後のサーバーへの負荷を考慮」したためと後に釈明説明があった。現在mixiページはインデックスされている。とはいえ、Web担でおなじみの渡辺氏に言わせれば問題点もあるようだ。

渡辺氏が具体的に指摘しているほかにも、50フォロワーでURLを設定できるようになるが(たとえば「http://p.mixi.jp/webtanforum」)、そのURLにアクセスしてもリダイレクトされるため、パーマリンクがブラウザ上に現れずソーシャルメディア内で流通することもないという問題もある。また、mixiにログインしている状態非ログイン状態でURLが異なるため、被リンクも分散してしまう。

現状では、「検索にヒットする」ことをウリにすることには疑問が残る仕様のようだ。

「キーワード+地域名」と「地域名+キーワード」はどちらのアクセスが多い?
★★☆☆☆ どちらを狙うべきか (インハウスSEOブログ)

インハウスSEOさんが、「キーワード+地域名」と「地域名+キーワード」ではどちらのアクセスが多いのだろうかとふと疑問に思い、調査した結果を公表している。

対象となったキーワードは、「ペーパードライバー + 地域名」と「地域名 + ペーパードライバー」でどちらもグーグルとヤフーで1位表示していたそうだ。

結果は29アクセス対1アクセスで「ペーパードライバー+地域名」の圧勝だった。

どんなジャンルのキーワードでも「キーワード+地域名」が多いというわけではないだろうが、これほどまで差が出るのは興味深い。

順番を入れ替えても意味がほとんど変わらない複合キーワードは、どちらを優先的にSEOの対象にするか困ることがある。多少なりとも順番で検索順位が変わる組み合わせも多いので、ウェブ担当者の悩みどころだ。

あなたのサイトがハッキングされたときの対処法
★★★☆☆ あってはほしくないことだけれど (グーグル ウェブマスター向け 公式ブログ)

サイトがハッキングされたりマルウェアに感染したりした場合の対処方法を、グーグルウェブマスター向け公式ブログが説明している。

次の4つの手順で対処するように推奨している。

  1. サイトをオフラインにする
  2. 被害を分析する
  3. 復旧する
  4. オンラインへの復帰

3年半近く前、やや昔に米国版のウェブマスター向け公式ブログで公開された記事の抄訳であるが、日本でもハッキングの事例増えているように思われる。ハッキングを受けたりマルウェアに感染したりすることはあってはならないことだけれど、万が一のときはこの記事が説明している手順に従って迅速に対応しよう。

Googleアナリティクスで複数のアドワーズアカウントをリンクできるようになった
★★★☆☆ たまにはリスティング広告ネタも (Googleアナリティクス 日本版 公式ブログ)

新しいGoogleアナリティクスに複数のアドワーズアカウントをリンクできるようになった。これまでは、Googleアナリティクスとアドワーズは1対1でしか紐付けできなかった。

複数のアドワーズアカウントで運用しているウェブ担当者も多いことだろう。1つのGoogleアナリティクスで複数のアドワーズアカウントのデータを見ることができるのは利便性が増す。

設定手順は公式ブログの説明を参照してほしい。

Googleウェブマスターツール「検索クエリ」の「変化」が−100%なのはなぜ?
★★☆☆☆ たしかに混乱する (グーグル ウェブマスター セントラル 公式ヘルプフォーラム)

Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」レポートでは、検索結果でのキーワードごとのクリック数やCTRを知ることができる。「変更」という項目で前の期間と比較したときの増減もパーセンテージで出してくれる。

ところがこの「変更」に「−100%」という数値が表示されることがある。これはいったいどういう意味なのかという質問が公式ヘルプフォーラムに投稿された。

Googleウェブマスターツールの検索クエリ レポート

回答にあるように、前の期間では数字が記録されたがレポート対象期間ではゼロになってしまったことを表すのだろう。

反対に、前の期間ではゼロだったがレポート対象期間に数字が記録されたキーワードについては「∞」(無限大)が表示される。ゼロで割ることはできないからだ。

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