ツイートボタン設置サイトはTwitterでの共有数が7倍! など10+2記事(海外&国内SEO情報)
ツイートボタン設置サイトは共有数が7倍!
SEOにもソーシャルメディアは重要 (eMarketer)
eMarketerが発表した米ブライトエッジ・テクノロジーの調査によると、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのリンクまたはプラグインを設置しているサイトは、2011年は53.6%であった。2010年には52.8%だったので微増だが、特筆すべき情報はもう1つのレポートだ。
ソーシャルメディアの共有ボタンを設置しているサイトは、設置していないサイトに比べて約7倍共有されるという注目に値するデータが出ているのだ。
共有ボタンを設置していないサイトがツイッターで言及された回数が平均4回だったのに対し、共有ボタンを設置したサイトは平均27回だった。
ページにツイートボタンがなくても、ネットリテラシーの高い人ならばブックマークレットやブラウザの拡張機能を使って気軽にページ情報をツイートできるだろう。しかし、一般のネットユーザーにとってはツイートボタンがなければページ共有の作業はおっくうになってしまうのではないかと想像される。
ソーシャルメディアで共有されれば直接のアクセスが増えるだろうし、ランキングにプラスになる被リンク獲得のチャンスも増えるだろう。ソーシャルメディアの共有ボタンは必ず設置したい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
日本語ドメイン名が異常に強いという噂
いつまで続くか疑問 (SEOブログ~とある会社で、SEO対策~)
日本語ドメイン名を使ったサイトが不自然に上位表示していることを伝える記事。日本語ドメイン名の効果を次のように説明している。
はっきり言いますと、今のGoogleでは、小~中のワード、特に複合のワードに関しては、効果絶大です。
ペラページでも、何もしなくてもスッと上位表示される可能性が高い。タイトルにキーワードを入れ込めば、尚更確立は高い。上位表示にかかる時間が大幅に短縮されるような感じです。
日本語ドメイン名であれば無条件に確実に上位表示できるということではなく、基本的な検索エンジン向けの最適化をしていることが前提だ。とはいえ、上位に位置している理由が日本語ドメイン名だからとしか思えない検索結果があることを、筆者も最近たびたび耳にしている。
筆者がグーグルの社員に尋ねたところ、日本語ドメイン名に含まれるキーワードをグーグルは認識することができ、ページの中身を判断する材料にすることがありえるとのことだった。想定を超えて評価しすぎているのだろうか?
アルゴリズムの隙を突くようなこういった施策は得てして長続きしない。しかも話が広まって大勢がやればやるほどグーグルが対策に乗り出してくるだろう。なのでこのコーナーでピックアップした。もっとも、日本語ドメイン名を使うこと自体は決して悪いことではない。悪用・乱用を慎んで適切に利用してほしいものだ。
Google、ウェブマスターツールの内部リンクと外部リンクの取り扱いを変更
実際の運用に即した変更 (グーグル ウェブマスター セントラル 日本版 公式ブログ)
Googleウェブマスターツールでの内部リンクと外部リンクのカテゴリ分け方法を変更したことをグーグルは公式アナウンスした。
これまでは、サブドメインや異なるサブディレクトリからのページのリンクは外部リンクとしてみなされていた。しかし今回の変更により内部リンクとしてみなされるようになった。たとえば、www.example.com で公開されているサイトに対して example.com(「www」なし)やsub.example.com(サブドメイン) から張られていたリンクは外部リンクとしてレポートされていたが、今後は内部リンクとしてレポートされることになる。
これまで外部リンクだったリンクが内部リンクに移動するので、サイトによってはリンクの数に大きな変化があるかもしれないので注意してほしい。
モバイルサイトでFirst Click Freeを実装してみた
PCと同じ方法は使えない (モバイルSEOの勧め)
コンテンツを閲覧するのにそのサイト上でのユーザー登録や購読が必要だがグーグルにはインデックスさせて検索結果に表示させたい、そんな場合はグーグルの「First Click Free(ファーストクリックフリー、FCF)」ポリシーに従ってサイトを作るといい。通常は「ふつうのユーザーが見るページ」と「検索エンジンのクローラに見せるページ」が異なると不正なクローキングだとみなされるが、FCFに従うと、不正なクローキングだとみなされる心配がなくなる。
こちらの記事では、モバイルサイトでFCFを実現した方法を解説している。PCサイトでFCFを実現するのはさほど難しくないが、モバイルでは、リファラが取得できなかったりCookieが使えなかったりする端末が存在するのでPCと同じ方法が使えない。そこで、本来は認証が必要な有償コンテンツを、認証なしでだれでもアクセス可能にするURLを用意してこの認証なしURLをグーグルにインデックスさせるようにしたところ、目的を達成できたとのことだ。
高度なトピックになるが、許可されたユーザーにだけ閲覧を許可しそれを検索結果にも出したいモバイルサイトを運用するときに役立つ情報になるだろう。
Googleアナリティクス利用者のためのサイト「GAフォーラム」誕生
設定の基礎から応用、最新情報までをカバー (GA フォーラム)
Web担の「有名サイト、かってに解析!」コーナーを執筆している衣袋氏が「GA フォーラム」というサイトを先月開設した。「GA フォーラム」は、Googleアナリティクスに関する情報を包括的に紹介・解説するサイトだ。Googleアナリティクスの基本的な使い方から、高度な操作、最新情報などが手に入る。
公式・非公式に散在するGoogleアナリティクスの情報を一か所に集約することで、Googleアナリティクスの利用者のあちこち探しまわらなければならないという不便さがこのサイトで軽減されそうだ。
今はシンプルなサイトだが、今後はデザインを改善したり日々コンテンツを拡充したりと積極的な展開を予定しているとのことなので、Googleアナリティクスでアクセス解析をしているウェブ担当者は随時チェックしてみるといいだろう。
グーグル、ナビゲーションペインからアイコンをなくしたシンプルな検索UIをテスト中
原点回帰か (SEMリサーチ)
グーグルは、検索結果ページの左ナビゲーションペインのメニューからアイコンを外したインターフェイスをテストしているようだ。適用ユーザーの範囲が広がっているようなので本採用になると予測する。
日本だけでなく海外でも観測されている。グーグルは、今年の7月にカラフルなメニュー表示からモノトーン調のデザインに変更している。質素ともいうべきシンプルなインターフェイスがもともとのグーグル検索の特徴であったが、ふたたびシンプル路線に回帰するのであろうか?
またこちらの記事によると、リンクの色も微妙に変更しているようだ。よく気付いたものだ。
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