今からできる14個のパンダ・アップデート対策
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今からできる14個のパンダ・アップデート対策
低品質と評価されないためのTIPS (Outspoken Media)
9月13日~15日の3日間、米ニューヨークでSMXという検索エンジンマーケティングのカンファレンスが開かれた。パンダ・アップデートをテーマにしたセッションで、パンダ・アップデートに低品質評価を受けないための施策が説明されたので紹介する。
質や価値の低いページは、削除するか、<meta name="robots" content="noindex"> タグを付ける。
エラーページがないかサイト内を探し、正しくHTTPステータスコードを返しているかチェックする。
同じような(内容の)ページは統合するか、片方からもう片方へリイレクトする。
関連のある画像やビデオ、地図、リンク、チャートなどを追加してページにもっと価値を加える。
注目度を新たなものにするためにソーシャルメディアの強いPRキャンペーンをコーディネートする。
重要な情報を見るために次のページに移動する仕組みにしてユーザーにクリックさせようとしない。
ユーザーエクスペリエンスをテストする。グループに焦点を当て、ユーザビリティをテストし、クリックを追跡し、役割を演じる。
スパムコメントやスパム投稿がない状態にする。
rel="author"タグの使用はそのページに対する訪問者の信頼を得る手助けになるかもしれない。
つづり間違いや文法ミス、事実違いが記事にあれば修正する。
ユーザーのアクセスの妨げとなるような行き過ぎた広告を撤去する。
その情報源の権威になる。
自分のビジネスに関する書籍を出版する。
やりすぎの最適化をしない。
パンダ・アップデートはまだ日本語サイト向けには導入されていないが、パンダ対策を抜きにしても、サイトの質を上げるために実行する価値のある施策が多い。
被リンクよりも、クリックとソーシャルメディアが評価される――Bingでは
Googleとは違う (Stone Temple Consulting)
Bingのウェブマスタープログラムのシニア・プロダクト・マネージャであるデュアン・フォレスター氏が、ストーンテンプルのインタビューに答えた。2つの特筆すべき情報が出ていたので紹介する。
Bingウェブマスターツールの「URL送信」機能を使えば、(ページをインデックスさせて)検索結果に出すことができる。送信されたURLをBingはテストするが、検索結果でのクリック率が悪いと検索結果から消したり順位を下げたりすることがある。
ランキングに重要な要因として1番目が「コンテンツ」、2番目が「ソーシャルメディア」、3番目が「リンク」だとフォレスター氏の目には映っている。
検索結果でのクリックがランキングに影響し、被リンクよりもソーシャルメディアが重要だというのは衝撃的だ。
さらに次のようなことも明らかにしている。
ページを発見しても、そうする価値がないと判断すればインデックスに保存しておかない。
新しいコンテンツの発見にRSSを利用するのは望ましい方法であり、コストを大幅に削減できる。
XMLサイトマップに登録されたURLの1%以上がリダイレクトされていたり、404エラーや500番エラーを返したりしたら、そのサイトマップを信用しなくなる。
Bingはページの表示速度をランキング要因に入れていない。
この他にも多くの興味深い情報を語っているインタビューなので、英語ができるならすべてを読んでほしい。
部分一致のキーワードで上位表示
「部分一致」といってもリスティング広告ではありません (SEOmoz)
ターゲットのキーワードに完全に一致したアンカーテキストではなく、一部分だけを含んだアンカーテキストのほうが重要だと説明したビデオが、SEOmozのビデオコーナーに投稿された。
たとえば「ビング・チェリー」(サクランボの一種)で上位表示を狙っていたとしたら、次のような部分一致のアンカーテキストが考えられる。
- ビングはいちばんおいしいチェリーだ
- 私はチェリーが好きです
- ビングはすごくウマイよね
このように複合キーワードの場合は、どれか1つだけでも含まれていればいいとのことである。SEOmozの調査では、完全一致のアンカーテキストよりも部分一致のアンカーテキストのほうが上位表示との相関関係が高かったことにも触れている。自然なリンクではどうなるかを考えると納得できるところでもある。アンカーテキストの分散という点でも部分一致のアンカーテキストを採用してみたい。
URL削除ツールをコンテンツ更新の通知に使えるのか?
使い方が間違ってる (Google Webmaster Central Help Forum)
検索結果から突然サイトが消えてしまったウェブ担当者が、米国版のウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムで助けを求めた。
するとGoogleの社員が登場し、グーグル ウェブマスター ツールのURL削除ツールからリクエストがあったためそれに従って処理したと回答した。
このウェブ担当者は、なんと古いコンテンツがグーグルに残っているので更新するためにサイト全体を削除したのだった。完全に使い方を誤っている。URL削除ツールはクローラを呼ぶ目的で使うのではなく、URLをインデックスから消去するために使うツールだ。
新しいページを追加したりコンテンツを更新したりした時にすぐにクローラに来てほしいなら、「Fetch as Googlbot」に新しく追加された「URLをインデックスに送信」機能を使うといいだろう。なお、いったん削除したURLは90日以内であれば再登録できる。
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