国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

SEOレベル1の人によくある10の間違い など10+1記事(海外&国内SEO情報)

グーグルサジェストを使ったキーワード調査方法、グーグルはスパムレポートを読んでいるのか? など

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今週のピックアップ
SEOレベル1の人によくある10の間違い

  • SEOレベル1の人によくある10の間違い
    (パシのSEOブログ)

    新年度に伴なう入社や異動でSEOに取り組み始めたばかりのウェブ担当者が身近にいたら紹介してほしい記事。SEOの成功への道にショートカットは存在しないとして、SEO初級者がやってしまいがちな次の10個の過ちを指摘している。

    1. 簡単に検索順位を上げる方法を探す
    2. 常に新しいテクニックが必要だと思っている
    3. 順位の下落で慌てる
    4. ページを量産する
    5. 無意味な修正を繰り返す
    6. タイトルがキーワード重視
    7. キーワードの詰め込み
    8. 需要のないキーワードで上位表示
    9. 外部リンクを張らない
    10. リンクの量産

    ……初級者だけ……なのだろうか?

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • グーグルサジェストを使った裏技的なキーワード調査方法
    (石川@スリーウィン(ishikawa_3win) on Twitter)

    このコーナーでたびたび登場するウェブ力学石川氏のツイートをピックアップする。

    Googleサジェストを利用した関連ワードの見つけ方。検索窓にビッグワードを入力したあとにスペースを入れる。そして、スペースの後に、あ~んまで入力していけば関連ワードが次から次へと現れる。

    「Googleサジェスト」とは、グーグルの検索ボックスやGoogleツールバーなどで、入力している間にキーワードの候補を表示する仕組み。検索全体での人気度をもとに提示されているデータであり、さらにサジェストとして出された候補をそのまま検索する人も相当数いるだろうことから、確かにキーワード調査には適しているだろう。

    さっそく試してみた結果がこれである。

    「海外旅行」で出たGoogleサジェスト
    検索ボックスで候補が自動的に表示されない場合は、検索設定で「検索キーワードの候補」を有効にする。JavaScriptも有効にしておく必要がある。

    手間はかかりそうだが、なかなかユニークなキーワードリサーチ方法だ。実践にも十分活用できそうだ。

    日本語には濁音や半濁音、英単語などもあるので、「あ」~「ん」よりも「a」~「z」で試すほうが楽だろう(そのアルファベットから変換して出る日本語も候補に出してくれる)。数字も試してみると、意外と候補が出るものだ。

    「海外旅行 b」で出たGoogleサジェスト
  • SEOコンサルタントの守備範囲はどこまで?
    (CyberAgent SEO Information)

    「SEOの目的」は検索順位を上げることだと考える人もいるだろう。しかし、少し範囲を広げてみれば、目的は順位ではなく、オーガニック検索からサイトへの誘導だということはすぐにわかる。しかし、さらに広い意味で言えば、マーケティング活動全体の目的に合った集客をするための手段の1つに過ぎない。

    サイバーエージェントSEOチームの木村氏は、次のような資質がSEOコンサルタントに求められるとしている。

    • 商品知識・マーケティング的知識
    • キーワードプランニングの知識
    • ウェブ制作、ウェブコンサルの知識
    • コーディング・SEOチューニングの知識
    • ウェブシステム、インフラの知識
    • SMM(ソーシャルメディアマーケティング)の知識
    • リンク構築の知識
    • アクセス解析の知識やアクセス解析ツールの知識

    もしあなたがSEOコンサルタントを名乗るのならば、自分はどこまでをカバーするのかクライアントにあらかじめ明確にしておくべきだ。また、SEOコンサルタントにSEOを依頼するWeb担当者は、どこまでをカバーしてほしいのか前もって相談しておかなければならない。単に順位アップだけで済ますのか、それとも商品・サービスの改善にまで突っ込んだ経営的部分にも関わるのか、どこまでできるのかまたはどこまで期待するのか、意識のすり合わせが大切だろう。

  • SEOのデータはどこまで信用できるのか
    (なんちゃってSEOブログ)

    SEO関連のブログで公開されているSEOのデータは、元となっているサイトやキーワードが具体的に示されていない場合がほとんどである。出元がわからないデータは、その信ぴょう性を判断することすらできないという、ごく当然のことを指摘した記事を紹介しよう。

    たしかに「“ある"ビッグキーワードで1位を獲得した」と言われても「“ある”って何だよ。それが重要だろ」と聞き返したくなる。極端に言えば、ウソをでっちあげて、読んだ人に間違った情報を与え混乱させることもできる。

    ただし、順位決定の要因を調査するテストなどでは、テスト内容を明かせない場合があるのも事実だ。というのも、そのキーワードやURLを公開してしまうと、テストの設計にないリンクが増えたりして結果を信頼できなくなる場合もあるからだ。とはいえ、以前にWeb担で紹介したSEOmozのリンクのページ内での位置の影響nofollowによるPageRankスカルプティングのように、調査手法を方法論として解説することはできるはずだ。

    リンクのページ内での位置の影響を調べるテストの手法解説図

    クライアントとの契約における守秘義務のために情報を無断で公開できない場合も多いだろう。しかし、自分の管理サイトであれば、堂々とデータ元を示して信頼性を高めることは可能だ。

    もちろん、情報をどこまで公開するかは、信用を得るメリットと、手の内を同業者にさらけだすことのデメリットのバランスによるものである。

  • Yahoo!リスティング広告の便利なワザ×6
    (SEM-LABO)

    SEOではないのだが、SEOと同じくらい検索エンジンマーケティングには欠かせない手段であるPPCについてのトピック。Yahoo!リスティング広告のちょっとした便利技を6つ紹介している。

    1. 地域配信データの取得
    2. 大文字・小文字を組み合わせられる表示URL
    3. 高めに設定すべき広告予算
    4. ページ内リンクの指定
    5. 代替テキスト機能
    6. 広告文を頻繁に入れ替えない

    意外に知られていない設定・機能があるかもしれない。チェックしてみてほしい。

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