国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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SEO Japanの掲載記事からピックアップ

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • アンカーテキストの効力が失われてしまう5つの状況
    (David Nayler)

    ターゲットキーワードをアンカーテキストに含んだリンクを獲得することは、SEOではもっとも重要な施策である。しかし次のような条件に当てはまってしまうとアンカーテキストの効力がなくなってしまうことが分析からわかったそうだ。

    1. nofollow属性

      リンクのaタグにrel="nofollow"をつけるとアンカーテキストやPageRankがリンク先ページに渡らなくなる。

      <a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/" rel="nofollow">SEO情報サイトのWeb担</a>

      nofollow属性は、このコーナーの読者ならおなじみであろう。

    2. 同一ページから同一URLへの2つ目以降のリンク

      Googleでは、1つのページに同じURLへのリンクが複数存在した場合、最初のリンクのアンカーテキストだけしか評価対象にならないという現象がある(ただしアンカー(#)が付いているリンクがある場合はそちらのアンカーテキストが優先される)。

    3. URLのスペース

      aタグのhref属性で指定するURLに空白が存在する場合。

      <a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/ ">Web担当者Forum</a>
      ※例では空白が入っている部分をわかりやすくするために、背景色をつけている。

      URLの終わりとhrefを閉じる「"」(ダブルクォーテーション)の間に空白が入ると、なぜかアンカーテキストが渡らなくなる現象があるようだ。

    4. 301リダイレクト

      hrefで指定したリンクが301リダイレクトされていると、アンカーテキストが渡らなくなるようだ。ただし、いったんインデックスされた後にリダイレクトすればアンカーテキストは渡るようだ。

      ※ちなみに、この項目に関しては元記事でもコメント欄で論争が起きている。

    5. WordPressのクローキング用プラグイン

      詳しくは書かれていないが、WordPressのクローキング用のプラグインにも言及している。もちろん利用を勧めているわけではないので、詳細はここでは省く。

  • グーグルはスパムレポートを読んでいるのか?
    (YouTube Google Webmaster Central Channel)

    「グーグルはスパムレポートで寄せられた報告を読んでいるのか」という質問にグーグルのウェブスパムチームのリーダー、マット・カッツ氏が回答した。

    もちろんさ。かなりの人数がかなりの数のスパムレポートを読んでいるよ。対応の優先度を決めることが大切なので、どれがユーザーにもっとも大きな影響を与えているかを見極めているが、スパムレポートの大部分に目を通している。

    アルゴリズム的にスパムを検知するのに加えて、大人数のチームで対応することで、英語だけじゃなく各国の言語で情報を得るようにしているんだ。

    我々は、すべての言語の検索結果ページで、いちばん質の高いサイトと最善の結果を返せるように努力してる。ある言語圏ではリンクスパムが多いが、別の言語はまた別のスパムがあったりするんだ。だからレポートは真剣に受け止めているよ。一般的に対応できる言語では、なるべくスパムを止めるように頑張ってるよ。

    グーグルは以前はすべてをコンピュータで処理していると思われていたが、実際にはやはり人間が多く携わっているようだ。とはいえ、スパムレポートで寄せられたサイトを個別個別に対処するのではなく、その情報を元にアルゴリズムでの機械的な処理を行っているようだ。

    ちなみに、http://goo.gl/linkspamがグーグルのスパムレポートページへの短縮URLとして設定されている。

  • Twitterで多く言及されているページが検索結果に特別枠で登場
    (The Steve Rubel Stream)

    Google.comでのリアルタイム検索に言及数が多いサイトの上位5つを表示する特徴が登場した。Top linksという見出しが付けられている。

    Top links

    Twitterのリンクにはnofollowが付くので被リンクとしての価値はなく、通常の検索結果の順位には影響しない。とはいえTwitterでの言及(リンク)は情報として価値があるということで、通常検索と切り離して扱うことで棲み分けを図ったのかもしれない。

    こちらはnofollowに関係なく純粋にリンクで言及された数が影響して順位付けされているようだ。

  • 類似した10個のドメイン名をリダイレクトで1つにまとめても大丈夫?
    (High Rankings Adisor)

    example.org、example.net、example.jpのように独自ドメイン名部分は同じだがTLDだけが違うドメイン名や、exanple.comのような打ち間違いドメイン名を確保しておいて、メインのexample.comにすべて301リダイレクトすることがあるだろう。類似したドメイン名を他者に取られるのを防ぐためだ。

    このようなやり方で10個以上のドメイン名を1つのドメイン名にまとめても、検索エンジンは何も問題視しない。現にgoogle.netやgogle.comにアクセスすると、google.comにリダイレクトされる。yhoo.comも同じだ。Googleのマット・カッツ氏は以前にもビデオでドメイン名統合はなんら問題ないと説明している。

    ただし不正な理由で複数のドメイン名を統合したときは、スパムの疑いをかけられる可能性は十分に考えられる。

  • Bingウェブマスターセンターからサイトを削除すると順位が下がる?
    (Bing Webmaster Forum)

    グーグルとヤフー同様にBingはBing Webmaster Centerというサイト管理者向けツールを提供している。このツールにサイトを登録、あるいはツールからサイトを削除するとインデックスに影響を与えるのだろうか?

    もちろん答えは「No」である。Bingのウェブマスター向け公式フォーラムで管理者のブレット・ヤントが回答した。グーグルやヤフーにも同じことが言えるはずだ。ただしツールからXMLサイトマップを送信しなくなることでインデックスされないページがひょっとしたら出てくることが可能性としては考えられる。

SEO Japanの掲載記事からピックアップ

今週はナチュラルリンクを獲得するための7つの方法を翻訳した記事をピックアップする。1本だけだが、かなり価値のある記事だ。

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