そのSEOはもう古いですから & やる夫のSEO失敗記 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
やる夫のSEO挑戦&失敗記
あなたのそのSEOはもう古いですから
グーグルPageRank/TBPRの更新サイクル
- やる夫のSEO挑戦&失敗記
(αSEO)アスキアートで描かれた2ちゃんねるのキャラクタ「やる夫」が企業サイトのSEOに挑戦するというストーリー仕立てのコンテンツ。もともとはエイプリルフールにアイレップ社の新卒採用のページに掲載されたもので、一見すると非常にコミカルでジョークネタっぽく見えるが、実は中身はいたって健全でSEOの本質を突いている。
同じ情報を一般的な文体で書いたらありきたりの記事になり、はてなブックマークのブックマーク数に見られるような支持は得られなかったかもしれない。内容もさることながら、ひと捻りすることで反響を呼ぶリンクベイトに様変わりする事例としても参考になる。
- あなたのそのSEOはもう古いですから
(SEMリサーチ)渡辺隆広氏の「古くなったSEO」の記事を紹介する。人力検索はてなに投稿されたSEOに関する質問に回答した形になる。こちらの記事を読む前に筆者もはてなでの質問を見たが、こんな古い情報をどこから仕入れたのかと思わせるような項目があった。最新のSEOはないとしても、廃れたSEOがあることは認識しておきたい。
- グーグルPageRank/TBPRの更新サイクル
(WebmasterWorld)先日グーグルツールバーのPageRank(以下TBPR)がメジャーアップデートした。TBPRはだいたい3か月~4か月ごとに更新される。
念のために説明しておくが、「TBPR」とは、Googleツールバーなどに表示されるPageRank値のこと。TBPRは、順位決定に使われている生のデータとは異なる古い情報であり、あくまでも参考値に過ぎない。
ではグーグルが内部で使っている本当のPageRankはどのくらいの周期で更新されるのだろうか。フォーラム管理者のtedsterによれば、数年前からPageRankは断続的に再計算されるようになっているとのことだ。
グーグルのマット・カッツ氏はTwtterで次のようにツイートしている
内部的には、僕たちは新しいPageRankを絶え間なく計算させている。外部向けのツールバーPageRankにエクスポートしているのは四半期に1度だ。リアルPageRankは何か月に1回や何日に1回ではなく絶えず更新されているようだ。TBPRはある時点でのスナップショットで今現在のPageRankとはタイムラグが大きいことがわかる。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 『最新ではない最新SEO』最新版
(SEMリサーチ)最新SEOとして紹介されているSEOの大半は、実は最新ではありません。このような出だしで始まる渡辺隆広氏の記事。「最新」と謳われているSEOの大半は10年近く前から推奨されている施策に過ぎないと指摘したうえで、具体例を挙げて解説している。示されている例には、
- 外部リンクにおけるIPアドレスの分散化
- 外部リンクにおけるドメイン名の分散化
- 外部リンクにおけるアンカーテキストの分散化
- 1ページで多数のキーワード対策を行わない
- 質の良いリンクを集めることが大事
- Yahoo! JAPANのなんとかペナルティ
などがある。エイプリルフールに投稿されたというタイミングが似つかわしくない締まった記事である。
- HTMLの正しさはランキングに関係ないとしてもやっぱり正しい方がいい
(japan.internet.com)一般的に言って、HTMLの正しさは検索順位に直接影響を与えない。HTMLの記述が文法的に間違っているからといって検索順位が悪くなるわけではないし、HTML文法チェックの点数が100点満点だからと言って順位がアップするわけでもない。しかし、だからといって、ミスをまったく気になくてしていいかというとそういう問題でもない。こちらの記事では、HTMLのミスがSEOにおいて大きな問題に繋がりがちなケースを紹介している。
なお「論理タグのミス」のセクションで、h1要素とh2要素の順番を逆に記述すると検索エンジンにとっては非常に大きな問題となることがあると書かれているが、グーグルのマット・カッツ氏によればグーグルはh1タグがh2タグの下にきてもきちんと解釈してくれるそうだ(もちろんわざと逆にすることはないが)。
- 日米ヤフーのペナルティはどこが違う?
(サクラサクのSEOブログ)日米Yahooペナルティに見る日本の特殊性を調べた記事を紹介する。日本のヤフーには米ヤフーにはないフィルタが適用されているようだ。
ただし、こういった調査データを読む場合、調査の背景が明確でないものは鵜呑みにするべきではないことを付け加えておく。特にSEO関連の調査では、厳密に他の要因の影響を排除してテストできているかといった点や、調査統計の大前提となる要因の分類などによって、結果はいかようにも変わるからだ(もちろん、調査の手法を詳細に示せないのはやむを得ないのだが)。
ちなみに、このコーナーではヤフーのSEOについて貴重な情報源としてインフォキュービックさんが運営するSEOブログの記事をしばしばピックアップしているが、この記事は、そのインフォキュービックさんのスタッフが独立して立ち上げたサクラサク株式会社のブログ記事だ。
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