A/B テスト サイト改善の種類。効果の高いデザインやコンテンツを、実際のユーザーの反応をもとに判断する手法。バナー広告や Web サイトのボタンなどを、「現状のもの」「改善案」というように複数種類用意し、実際のサイト訪問者に一定の割合でどちらかを配信して効果を比較する。どちらがクリックされやすいかなど、効果の違いをデータで判断する。
SIPS 「SIPS」はSympathize(共感)、Identify(確認)、Participate(参加)、Share&Spread(共有・拡散)の頭文字をつなげたマーケティング用語。ソーシャルメディアにおいて購買者の意識に働きかけ、行動を促すことを想定したモデル。
UI 「UI」はユーザーインターフェイス(User Interface)の略。Web領域では、コンピューターやインターネットに加え、アプリやサービスに接触する際に、ユーザーがまず触れる部分を指す。そのため、視覚・聴覚・操作感など多様なUIが存在。また視覚デザインとマウス操作を多用する現在のコンピューターでは、「GUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス:Graphical User Interface)」も重視されている。
URL URLは「Uniform Resource Locator」(ユニフォームリソースロケーター)の略。インターネット上にある画像、文書、ホームページなどの所在を示す文字列で、「(ページやデータの)アドレス」とほぼ同じ意味である。
リテンション 既存顧客との良好な関係を保つこと。それを目的とした施策を、リテンションマーケティングという。CRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)はその代表的な施策のひとつ。リテンションは顧客のLTV(Life Time Value)の向上、ロイヤルティ向上につながるため、近年ではリテンションマーケティングの重要性がより増している。なお、人事/ビジネス領域では、人材確保の意味で使われ、人材流出阻止のための施策を指す。
リファラー ブラウザがWebサーバーに送信する情報(アクセスログ)のひとつで、ユーザーがリンクをたどってあるWebページを訪問した際の、リンク元Webページのドメイン、URL、パラメーターのこと。これらの情報を用いて、ユーザーの行動状況を分析、把握することで、SEOやWebサイトの改善、広告戦略策定などに役立てる。「リファラー」の表記が基本だが、「リファラ」と表記するケースもある。
JPCERT / CC インターネットを介して発生するコンピューターセキュリティインシデント、サイバーインシデントに関する報告の受付、対応支援、状況把握、手口の分析、再発防止のための助言などを、技術的な立場から行う組織。1996年10月 「コンピュータ緊急対応センター」として発足し、2003年3月に現名称で一般社団法人として設立された。政府や企業から独立した中立の組織として、日本の情報セキュリティ対策活動に取り組んでいる。
TD SEOにおいて重要とされる要素を指した語。T(Title)はtitleタグ、D(Description)はdescriptionタグ(Webサイト説明文)を意味する。いずれも、metaタグ内に記述するもので、ここに適切な文字量でページ内容と一致した最適な情報を記述することで、Webサイトの検索パフォーマンス(検索順位、クリック率)が大幅に向上するとされている。なお、descriptionタグは、メタディスクリプション、スニペットということもある。
TPCM 消費者にパーセプションチェンジ(認識変容)を引き起こすカスタマージャーニーを作るためのフレームワーク。電通が提唱している。消費者が現在企業に対して抱いているパーセプションを、企業にとって好ましいパーセプションに変えるために必要な要素を、Target(ターゲット)、Perception(パーセプション)、Contents(コンテンツ)、Means(ミーンズ/手法)の4つとし、その頭文字をとったもの。
フェイクニュース フェイクニュースとは、事実とは異なる誤ったニュース、あるいは根拠のない不確かなニュースを指す。フェイクニュースは、多くの人に誤解を生じさせて社会に混乱を招く場合がある。たとえば、コロナ禍においては不確かな情報がSNSなどで拡散され、それを信じる人、信じない人との間で争いが生じた。偽情報によって、健康被害を被った人もいる。
ベネフィット ベネフィットとは、英語のbenefitを元とした用語で、利益や恩恵、利点のことである。マーケティング分野では、顧客が企業の商品・サービスから得られる価値や恩恵を指す。たとえば、同じ洗顔料でも、年代や肌質、どのような状況下で使用するのかなどによって顧客が求めるものは異なる。洗浄力はそれほど高くないものの保湿成分が多く含まれた洗顔料が欲しいのか、とにかく洗浄力の高いものが欲しいのか、その商品から得られるベネフィットは顧客によって異なる。
マネタイズ マネタイズとは、英語のmonetizeを元とした用語で、ビジネス分野では「収益化」を指す。ある価値をユーザーに提供することで、その対価を得ることだ。新規事業を行う際には、どのようにマネタイズを行うかが重要になる。特にWebサービスにおいては、当初は無償サービスであっても、どのタイミングでどのようにマネタイズしていくかは、事業を継続するためにも必須となる。
ミレニアル世代 ミレニアル世代とは、1980年代初頭~1990年代半ばまでに生まれた世代のことで、2000年代に社会に出た世代である。英語のmillennium(ミレニアム)の形容詞がmillennial(ミレニアル)であることから、ミレニアル世代と表現されている。この世代は、X世代(1969年~1979年に生まれた世代)の次の世代という意味で「Y世代」と呼ばれることもある。
個人情報 個人情報とは「特定の個人を識別できる情報」を指す。「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)が2005年に施行。2015年にはさらに改正が行われた。同法では「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などによって特定の個人を識別できるもの」「他の情報と容易に照合することができ、それによって特定の個人を識別することができることとなるもの」が「個人情報」だと定義されている。
認証 認証(Authentication, Certification)とは「本人確認」のこと。Webサービスでは、セキュリティ上の仕組みとして「IDとパスワードのセット」(アカウント情報)をログイン時に使うものが多い。認証に失敗した場合や取り消された場合はログインできない。
URL短縮サービス URLの日本語使用が可能になり、近年URLの文字数が増加するようになった。その他にもパラメータを付与する機会も増え、ファイルのディレクトリも長大になり、この傾向は拡大している。その結果、「SNSやメッセンジャーでは文字数制限により投稿できなかった」「メールでのやりとりでも意図しない改行が入りリンクが機能しない」などのケースが発生するようになった。URL短縮サービスは、そうした長大なURLを変換し、より短く単純な文字列でURLを表現するサービスだ。
ドロップキャッチ 「ドロップキャッチ」(Drop Catch)は、ドメインの不適切使用によりサイバー犯罪などを画策する手法。近年、自治体や企業においてイベントやコンテンツ公開にあわせて、一時的なドメインを取得し使用する機会が増えている。これらドメインが適切に更新されず権利を失効したタイミングで、関係ない業種企業がこのドメインを取得し使い回すというものだ。
“人と会えない” コロナ時代に企業Webサイトに求められるもの ~CMS選定・完全マニュアル コロナ禍において、企業Webサイトに求められることが変化している。人と直接会えないことによって、企業と顧客の最初の接点がWebへと変化してきている。一方、突然のリモートワークでWebサイトの更新もままならない、ということもある。そこで今回はWebサイトの基盤となるCMS選定のポイントを事例を交えて詳しく解説する。