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検索上位にフォーラムサイトが増え始めた!? その理由は多様な意見やモデレーションか【SEO情報まとめ】

検索結果で「フォーラム」「掲示板」的なものが上位表示することが増えているようだ。SEOのプロフェッショナルが報告した事例を、今後も傾向が続く可能性のある動きの1つとして紹介する

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検索結果で「フォーラム」「掲示板」的なものが上位表示することが増えているようだ。SEOのプロフェッショナルが報告した事例を、今後も傾向が続く可能性のある動きの1つとして紹介する。

2記事目に紹介している「グーグル検索の統計データ」は、ざっと目を通せばあなたも「おー!」と思うはずだ。ほかにも、「トピッククラスター」やその他のSEO関連情報をまとめてお届けする。今週も、あなたのSEO力アップのためにチェックしてほしい。

  • 検索上位にフォーラムサイトが増え始めた!? その理由は多様な意見やモデレーションか
  • 知ると「うおっ!」ってなるグーグル検索の統計データ×34
  • トピッククラスターとは? SEOに効果的なコンテンツの整理方法
  • AI生成記事から数十万本のスパムリンクが! どうする?
  • 2023年12月の英語版オフィスアワー: iframeのコンテンツをインデックスするには? 階層構造とフラット構造のどちらがいいか? ほか
  • 画像に埋め込んだテキストはSEOで不利になる? どれぐらい?
  • HTMLのコメントをグーグルはコンテンツ理解に利用するのか?
  • リンクされていないテキストのURLもグーグルはURL発見に使う
  • サイトを移転したい。どうすればいい?
  • 丸で囲って検索する「かこって検索」をグーグルがリリース
  • TikTokが検索エンジンとして台頭、特に若い世代の間で
  • コンテンツ著者の署名をランキング要因には使っていない、Googleが否定

今週のピックアップ

検索上位にフォーラムサイトが増え始めた!? その理由は多様な意見やモデレーションか
フォーラムのコンテンツは顧客視点でユニークかつ信頼性が高い (Sterling Sky) 海外情報

ローカルSEOのエキスパートであるジョイ・ホーキンス氏が、グーグルの検索結果でのフォーラムサイトの台頭に注目している(「フォーラム」とは、多数の人が意見を書き込む掲示板的なサイトのこと)。

ホーキンス自身が2018年に買い取ったローカルSEOフォーラムでは、過去60日間で検索トラフィックが144%増加したという。ホーキンス氏はさらに、スクリーンショットやデータを用いて、自分のサイトだけでなく、「壁紙の除去」「離婚弁護士」「人身傷害弁護士」など、さまざまな業界やキーワードにおいて、フォーラムが中小企業のサイトを上回っていることを示している。

「wallpaper removal」(壁紙除去)の検索結果。ここでいう「壁紙」はPCやスマホのスクリーンに設定する壁紙ではなく、部屋の壁に貼るクロスのこと。上位表示しているなかに、フォーラムサイト最大手のReddit(レディット)と、フォーラムコンテンツ専用の「Discussions and forums」セクション(現在は、英語検索だけの機能)がある。

フォーラムをグーグルが高く評価するようになった理由をホーキンス氏は次のように推測している。

  • フォーラムは、人間(モデレーター)によって厳しく管理されており、自己宣伝や嘘のコンテンツを許していない。そのため、他の情報源よりも信頼性や真実度が高い

  • フォーラムは、顧客の視点からユニークで多様な意見を提供している。これは、他のサイトにある似たり寄ったりで販売志向の強い話とは大きく対照をなしている

  • フォーラムは、反応が早く、変化に富んでいる。さまざまな業界やトピックにおける最新の動向や議論を反映している

ブランド検索でもフォーラムが上位表示する可能性がある。そのためホーキンス氏は、「ときには企業やその競合に対する否定的だったり偏っていたりする意見が含まれることがある」と警告し、「オンラインでの評判を監視し、戦略を見直すように」とブランドに対して助言している。

ここからはあくまでも推測だが、おそらくこの傾向は強まる方向だと思われる。その背景にあるのは、グーグルは直近でコンテンツ作成者の情報や視点を強調するための構造化データのサポートを開始しており、英語圏向けに「さまざまな視点(Perspectives)」という検索機能も提供していることだ。

生成AIが人気だが、その弱点として「1つの答えを出すが、そこに誤りが含まれる可能性を排除できない」点がある。検索エンジンが「多様な観点からの情報を提供し、検索者の判断で選べる」ようにするのは、ある意味では正しい進み方なのかもしれない。

もちろん、「フォーラム」「掲示板」だから上位に来るのではないだろう。おそらく「多種多様な意見があり、投稿内容をしっかりとモデレートしている」ところを限定的に評価しているのではないかと思う。そのため、この動きが日本で強まったとしても、モデレートされておらず乱雑な情報が置いてあるだけど掲示板が上位に来るとは思えない。

いずれも、現時点では推測に過ぎない。

ホーキンス氏は、フォーラムのトレンドに対処するための最善の方法を探る一連のテストを行っており、数か月後にその結果を公開するとのことだ。結果が公表されたらこのコラムで取り上げたい。

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グーグル検索SEO情報①

知ると「うおっ!」ってなるグーグル検索の統計データ×34
知っていたのはあるか? (Semrush blog) 海外情報

これまでに公開されているグーグル検索に関する統計データをSemrush(セムラッシュ)がまとめた。全部で34個あり、どれも注目に値する。

詳細な説明は元記事を参照してほしい。また、ソースと情報公開年も元記事で確かめてほしい。番号は元記事と合わせてある(なかには数年前のデータもあるので注意)。

グーグル検索の一般的な統計

  1. グーグルは1分間に590万回の検索を処理している

  2. ランキング上位の自然検索結果のクリック率は22.4%

  3. グーグルの検索インデックスのサイズは1億GBを超えている

  4. 米国では検索の63%がモバイルデバイスで行われている

  5. グーグルのデスクトップトラフィックの27.03%は米国から来ている

  6. 2022年に世界で最もグーグル検索された用語は「YouTube」と「Facebook」

  7. グーグル検索の15%は過去に検索されていない新しいクエリ

  8. グーグルのオートコンプリート機能はタイピングを25%減らす

グーグルの検索エンジンの優位性に関する統計

  1. グーグルはグローバルな検索エンジン市場の91.54%を占めている

  2. グーグルの北米での検索エンジン市場シェアは89.08%

  3. 2019年に発生したウェブにおける参照トラフィックの66%はグーグルから発生した

  4. グーグルが所有するサイトは米国で月間2億7600万人のユニークビジターを獲得している

  5. グーグル所有のサイトは2022年に広告収入で1910億ドルを稼いだ

デスクトップとモバイルの検索統計

  1. グーグル検索のクエリで最も多いパターンは3単語〜4単語

  2. モバイル検索では、ユーザーは決定により時間がかかる傾向

  3. 最初の検索ワードを変えての再検索は、モバイル検索の場合のほうがデスクトップの場合より多い(29.3% vs. 17.9%)

  4. デスクトップでの検索はモバイルよりも検索結果でクリックが発生しないことが多い(25.6% vs. 17.3%)

  5. 検索結果機能(画像、強調スニペット、ローカルパックなど)は、モバイルとデスクトップで表示するタイプも頻度も異なる

消費者行動の検索統計

  1. 消費者の19.49%は新しい製品を見つけるためにグーグルを使っている

  2. オンライン購入者の50%は画像が購入の手助けになると言っている

  3. オンライン購入者は静止画よりも3D画像を50%多くクリックしている

  4. グーグルはショッピング向けのデータとして350億以上の製品リスティング情報をもっている

ローカル検索のグーグル検索統計

  1. 消費者の77%は地元のビジネス情報を探すときにグーグルを使っている

  2. 米国の21%の人が毎日インターネットを使って地元のビジネスを探している

  3. グーグルマップで「近くのショッピング」を検索した回数は、2022年に世界的に100%以上増加した

  4. 店舗を訪れた「休日に買い物に行く人」の78%は、店舗に行く前にオンラインで検索している

  5. スマートフォンユーザーの60%は検索結果から企業や店舗に直接連絡している

  6. モバイルでの地元のビジネス検索は2019年に250%増加した

有料検索統計

  1. グーグル広告は700%のROIを生み出している

  2. グーグル広告の平均コンバージョン率はすべての業界で7.04%(高いカテゴリで13%、低いカテゴリで1.57%)

  3. 2023年に最も高価なグーグル広告のキーワードはクリックあたり200ドル以上

グーグルの視覚的および音声検索統計

  1. 米国の半分の人が毎日音声検索を使っている

  2. 音声検索のほとんどは天気・音楽・ニュース関連

  3. 人々がグーグルレンズを使って検索する回数は毎月120億回

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トピッククラスターとは? SEOに効果的なコンテンツの整理方法
ユーザー体験向上にも役立つ (ボーディー) 国内情報

トピッククラスター」と呼ぶSEO手法を、ボーディーの住太陽氏が共有した。

トピッククラスターとはどういうものかを、まず冒頭で次のように住氏は簡潔に紹介している:

同じトピックを共有するページ群をひとまとまりのグループとして扱い、そのグループ全体で検索エンジンからの評価を高めていくSEO手法

トピッククラスターには次のような利点があるという:

  • 訪問者のコンテンツに対する理解の促進
  • ユーザー行動シグナルによる検索結果ランキングの向上
  • 幅広い検索意図への対応
  • リンクジュースの適切な再配分
  • 検索エンジンによるページ間の関連性の理解促進
  • コンテンツ制作プロセスの合理化

トピッククラスターは次の3つの構成要素からなる:

  1. ピラーページ ―― ある大きなトピックについて包括的に扱う中核ページ

  2. クラスター ―― 上位のトピックに属する個別的なトピックについての情報を提供する詳細ページ群

  3. 内部リンク ―― ピラーページから各クラスターページへのリンク、クラスターページからピラーページへのリンク

トピッククラスターの構成要素

こちらはトピッククラスターの作成手順を簡潔にまとめたものだ。

  1. トピッククラスター全体で扱う包括的なメイントピックを決める

  2. メイントピックに含まれる個別のサブトピックをリストアップする

  3. クラスターページとピラーページを相互リンクで結ぶ

※筆者注: 従来のコンテンツを再構成する場合と新たなコンテンツで企画する場合とで若干変わってくる

トピッククラスターは、テクニック的な施策に見えるかもしれない。しかし、検索エンジンのコンテンツ理解を促進させられるし、なによりもユーザー体験の向上にも繋がる。ぜひ試してみたい。

住氏は詳細に解説してくれているので、元記事で学んでほしい。

★★★★★
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • ホントにSEOを極めたい人だけ

AI生成記事から数十万本のスパムリンクが! どうする?
否認は不要、無視 (Reddit) 海外情報

AIで生成したさまざまなサブドメインのブログ記事から、何十万ものスパムリンクが私のサイトに張られています。リンク否認すべきでしょうか? でも、すべて否認すると上限に達してしまいます。

Reddit(レディット)のSEO掲示板に投稿されたこの質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が気付き、次のように書き込んだ:

そのリンクはおそらく「AI」などではなく、よくあるゴミリンクにすぎない。無視していい。

AI生成されたかどうかは関係なく、明らかなスパムリンクは現在のグーグルは無効化してくれる。何十万ともなるといい気分ではないだろうが、リンク否認に労力をかける必要もなく無視するのがいちばんだ。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

2023年12月の英語版オフィスアワー: iframeのコンテンツをインデックスするには? 階層構造とフラット構造のどちらがいいか? ほか
日本語で読める (グーグル 検索セントラル) 海外情報

2023年12月の英語版オフィスアワーの日本語訳が公開されている。グーグル社員たちが回答したのは次の31個の質問だ。気になるものだけでもチェックしよう:

  1. iframe を使用する際に iframe のコンテンツをインデックスに登録するにはどうすればよいですか?

  2. 階層構造とフラット構造のどちらがよいですか?

  3. Googlebot に JavaScript 内のリンクを検索しないよう伝えるにはどうすればよいですか?

  4. Core MVC 上でサイトを構築して HTTPS に移行しましたが、インデックスに登録されません。なぜでしょうか?

  5. 英語以外のページの URL に関する推奨事項は何かありますか?

  6. <meta name="prerender-status-code" content="404"> というコードは Googlebot に対してどのように機能しますか?

  7. 新しい UI / UX では、すべてを一度に変更した方がよいでしょうか?

  8. URL で二重スラッシュを使用すると、SEO にどのような影響がありますか?

  9. Google Search Console の「ビューポートの外にある動画」の問題を解決するにはどうすればよいですか?

  10. 商品画像の URL を変更して別のサーバーでホストするようにした場合はどうすればよいですか?

  11. サイトに 404 ページがたくさんありました。これは問題でしょうか?

  12. サイトが 404 ページに対して HTTP 200 ステータスを返します。これはソフト 404 でしょうか、それともクローキングでしょうか?

  13. ウェブサイトを変更した後、再クロールされるようにするにはどうすればよいですか?

  14. サイトマップ ファイルは自分自身をリンクできますか?

  15. API パスで 404 エラーが大幅に増加しています。これは問題でしょうか?

  16. 私のビジネスが検索結果に表示されないのはなぜですか?

  17. PDF が SERP にランクインした場合、ユーザーがその PDF をダウンロードし、サイトにリダイレクトされるようにすることはできますか?

  18. ユーザー補助はランキングにとって重要ですか?

  19. サードパーティのウェブサイトからリンクを購入するのは、なぜいけないことなのでしょうか?

  20. 有料バックリンクについて、報告する以上のことはできますか?

  21. noindex を設定し、robots.txt でブロックしている URL が Google のインデックスに登録されるのはなぜですか?

  22. トレンドに合わせて更新しているのに、サイトのインプレッション数が減少するのはなぜですか?

  23. Google のインデックスからコンテンツを削除するにはどうすればよいですか?

  24. 会社が所有するブログは Google ニュースに表示される要件を満たすことができますか?

  25. Google は検索結果で特殊文字をどのように処理しますか?

  26. Search Console の順位が検索結果と異なるのはなぜですか?

  27. 無料で Google と直接 SEO を調整できますか?

  28. 私たちの廃業したビジネスのウェブサイトが Google の検索結果にいまだに表示されているのはなぜですか?

  29. SEO レポートで Google アナリティクスと Search Console のどちらを信じればよいですか?

  30. URL にピリオドを含めることはできますか?

  31. 自分の SEO が完璧かどうかを知るにはどうすればよいですか?

★★★★☆
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