国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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「〇〇 わかりやすく」「〇〇 メリデメ」掛け合わせ検索が増加中、SEOでも意識すべき検索トレンドか【SEO情報まとめ】

Google検索で、一時的な流行だとは思えない検索クエリの変化があるようだ。SEOのコンテンツ戦略にも関係ありそうなグーグルからの公式情報をお届けする

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Google検索で、一時的な流行だとは思えない検索クエリの変化があるようだ。SEOのコンテンツ戦略にも関係ありそうなグーグルからの公式情報をお届けする。

ほかにも、今回は(今回も?)良いネタが集まっている。「E-E-A-Tスコア」「スニペットとmeta descriptionの真実」「AI画像の利用可不可」「INP正式導入」などが注目だが、それ以外の情報も見逃すと損! あなたのSEO力アップのためにも、すべてのネタに目を通してほしい。

※次回お休みのおしらせ: このコーナーは隔週更新のため、本来ならば次回の更新は2月23日ですが、1週間お休みさせていただき、次回更新は3月1日の予定です。
  • 「〇〇 わかりやすく」「〇〇 メリデメ」掛け合わせ検索が増加中、SEOでも意識すべき検索トレンド
  • E-E-A-Tはグーグルのランキング要因ではないし、E-E-A-Tスコアも存在しない
  • グーグル検索結果のスニペットは何から作られる?
  • AI生成画像をサイトで使えるか? グーグル社員の(個人的)見解
  • サイト全体を一度に再インデックスする仕組みはあるか?
  • グーグルSEOスターターガイドが刷新! SEOの本質を手に取るように理解できる
  • 構造化データを3分で理解できる動画
  • 2024年3月12日にINPがCWVに仲間入り
  • たった1本のブログ記事で検索エンジンからの集客を倍増するハウツー
  • グーグル検索からキャッシュリンクが消えた!? → 正式に廃止
  • E-E-A-Tを示すためにニューヨーク・タイムズがEnhanced Bioを導入
  • Googleからのコンテンツ改善アドバイス——良いコンテンツが目立っていない、情報が古い、有用な体験を提供できていない

今週のピックアップ

「〇〇 わかりやすく」「〇〇 メリデメ」掛け合わせ検索が増加中、SEOでも意識すべき検索トレンド
コンテンツのトピック選定のヒントになる (Think with Google) 国内情報

「○○ わかりやすく」「○○ メリット・デメリット」「○○ なぜ」といった掛け合わせワードの使用が、Google検索で増えているようだ。

この情報はThink with Googleブログの記事からだ。Think with Googleブログの主な読者層は検索広告の出稿者だが、自然検索(SEO)に携わるマーケターにも参考になる記事なので紹介する。

2023年の日本のグーグルでの検索トレンドを分析したところ、2022年から2023年にかけては、トレンドに左右されない掛け合わせクエリが伸びたという。たとえば次のような掛け合わせ言葉とのクエリだ:

  • わかりやすく
  • 簡単に
  • 違い
  • 何が変わる
  • なぜ
  • 何のため
  • メリット・デメリット
  • メリデメ
「〇〇 わかりやすく」「〇〇 なぜ」などトレンドに左右されず、 2019 年から伸び続けている掛け合わせクエリ

具体的には次のようなクエリの増加データが出ている:

  • 「育休 なぜ」の検索: 35%以上⬆️
  • 「転職 メリット・デメリット」の検索: 20%⬆️
  • 「保険 わかりやすく」の検索: 20%以上⬆️
  • 「控除 簡単に」の検索: 40%以上⬆️
  • 「コード決済 違い」の検索: 35%以上️⬆️

こうした検索動向をもとに、特定のトピックやカテゴリーに影響されない普遍的な組み合わせクエリに注目することをグーグルはアドバイスしている。コンテンツのトピック選定の参考にもなりそうだ。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索SEO情報①

E-E-A-Tはグーグルのランキング要因ではないし、E-E-A-Tスコアも存在しない
E-E-A-Tを高めるのは少し方向違い (Google SearchLiaison on X) 海外情報

グーグル検索において、E-E-A-Tはランキング要因なのだろうか?

  • 新しくなったSEOスターターガイド(まだ英語版のみ)で「注力すべきではないこと」として「E-E-A-Tがランキング要因であると考える」としている。

  • しかし、SEOの基礎として提示しているドキュメントでは次のように記載している

    E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です

Xでのこうしたやりとりを受けて、グーグル検索の広報担当を務めるGoogle SearchLiaisonがE-E-A-Tに関する誤解について次のように述べた:

E-E-A-Tの「スコア」が存在するとどういうわけか信じている人たちに、E-E-A-T自体は特定のランキング要素ではないということを十分明確に伝えたつもりでした。しかし、そのようなE-E-A-Tランキングスコアを私たちは使用していないにもかかわらず、一部の人には誤解が残っています。そんなことはまったくないし、ランキング要素でもありません。

(検索品質の)評価者は概念を使ってページを他の方法で評価し、検索結果のパフォーマンスを評価できるようにしています。彼らはページにE-E-A-T「スコア」を割り当てません。彼らの評価もランキングには直接使われません。

正直なところ、自分のページにE-E-A-Tがあることを「証明」しようとするのに時間を費やす人たちにはもっと別のこと意識するように勧めたいのです。具体的には、「検索から自分のページに来た人は、コンテンツから体験に至るまで、得られたものに満足しているだろうか」と自分自身に問いかけてみてください。

SearchLiaisonの発言とその背景を端的にまとめるとこうなる:

  • E-E-A-Tそのものは直接のランキング要因ではない

  • 「E-E-A-Tスコア」というものも存在しない

  • E-E-A-Tを高めることに注力するのではなく、コンテンツや体験を含めてユーザーを満足させられているかが重要

要は、E-E-A-Tは、あくまでも「グーグルのアルゴリズムが適切な検索結果を表示しているかチェックする検索品質評価者向けの判断基準の1つ」に過ぎないということだ。そして、検索品質評価者の判断は、検索ランキングに直接影響するわけではない(アルゴリズム調整の参考に使うもの)。

こうしたことを、検索セントラルのドキュメントでもっと明確に伝えるようにするつもりとのことだ。

ランキングに関係する専門用語が出てくると反応してしまうのは、SEOに取り組む身としては仕方ないことだ。しかし、検索エンジンではなくユーザーのことを最優先で考える思考は忘れたくない(それが、グーグルの目指す理想としての検索エンジンの姿でもある)。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索結果のスニペットは何から作られる?
meta descriptionではなかった(昔から) (グーグル 検索セントラル) 国内情報

グーグルは、スニペットの主たる情報源がページのコンテンツそのものであることを、スニペットを説明するドキュメントで明確にした。以前の説明では、「構造化データとmeta descriptionタグがスニペットの主たる情報源である」と誤って解釈される可能性があったためだ。

更新前の説明はこうだった:

サイト所有者は、主に 2 つの方法で、Google が生成するスニペットに対してコンテンツを提案できます。

  • リッチリザルト: 構造化データをサイトに追加すると、Google がページの内容(レビュー、レシピ、ビジネス、イベントなど)を把握しやすくなります。リッチリザルトによって検索結果でのサイトのリスティングが向上する仕組みについてはこちらの詳細をご覧ください。

  • メタ ディスクリプション タグ: Google では、ページ コンテンツから直接取得できる情報よりもページの概要をユーザーに正確に説明できると判断した場合、<meta > タグのコンテンツを使用してスニペットを生成することがあります。

更新後の説明は次のように変わった:

スニペットは主にページのコンテンツ自体から作成されます。ただし、HTML のメタ ディスクリプション要素のほうがページから直接取得したコンテンツよりもページを正確に説明できる可能性がある場合は、その情報が使用されることもあります。

たしかに明確になっている。ただし、スニペット生成の仕組みが変更されたわけではない点には注意してほしい。以前から、スニペットの主要なソースはページのコンテンツだった。meta descriptionを使うのは限られた条件だけで、今までも少なかったのだ。

スニペットが主にページ内のコンテンツから作られるのであれば、meta descriptionの内容を入念に考える必要はないのではないかとも考えてしまうかもしれない。しかし、ソーシャルメディアやグーグル以外の検索エンジンなど他のサービスではmeta descriptionを使うこともあるだろうから、やはりきちんと記述しておくほうがいいだろう。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

AI生成画像をサイトで使えるか? グーグル社員の(個人的)見解
実物の写真をユーザーが期待しているか? 装飾目的か? (John Mueller on LinkedIn) 海外情報

AI生成画像をサイトで使用することの是非について、グーグルのジョン・ミューラー氏が自身の見解をリンクトインに投稿した:

みなさんの考えを知りたい。AI生成画像を(芸術やAI関連でない)ウェブサイトで使うことと、ストックフォトを使うことは同じだと思うだろうか?

私の考えは、次のようなものだ:

  • 特定の写真が欲しい場合(「このスーツケースを売りたい」など)には、実写の写真を使いたいと思うだろう。

    ※「実写」とは、デジタル処理・補正・色補正・背景除去などで加工していないという意味ではなく、あくまで被写体は実物で、ユーザーに「本物らしさ」を感じさせることを意味する。

  • 一方で、コンテンツを装飾したいだけなら、ストック写真やストック画像と、最初からAI生成されたものの間に実質的な違いはない。どちらも視覚的に美しく、読みやすく楽しませることができるが、結局は装飾だ。

おそらく、ページのトピックによっても違いがあるだろう。あるトピックでは、人々は実写画像を期待するが、他のトピックではどちらでも構わない(おそらくほとんどのトピックがこちらか)。

SEOの観点から言うと、私の推測では、本物の画像を気にする状況ならば人々は視覚的に検索することが多いと思う(たとえば「小さくて赤いスーツケースが欲しい、どんな商品があるか」)。それ以外の状況では関係ないと思う。

なので、ページでAI生成画像を使うかどうか迷っているなら、そこにストック写真やストック画像を使うとどうか自問してみるといいだろう。

AI生成画像を使って時間とコストを節約したいだけなら、スマートフォンで(そのAI画像の)写真を撮って「ストックフォト」と呼ぶのも可能だ。ただし、ビジネスサイトで使うのに十分な質は得られないかもしれない。良いものを作るには時間と経験が必要だ。

免責事項: ここで説明した内容はSEOのアドバイスではない。この投稿には「ランキング更新」に関する情報は含んでいない。

ミューラー氏の見解の主要点をまとめると次のようになるだろうか:

  • 実写写真を使うべき場合 ―― 何かの実物(たとえば商品)そのものの画像が必要な場合は、実物の写真を使うべき(デジタル加工することは問題ない)

  • 装飾目的のAI生成画像 ―― 純粋に装飾目的であれば(挿絵的な使い方)、AI生成画像は視覚的魅力を提供してコンテンツを強化する点でストックフォトと同等

  • トピックが重要 ―― ユーザーの期待により、あるトピックでは必然的に実写画像が必要となる(たとえば、特定の商品の画像検索)

  • SEOとの関連 ―― 実物の画像が重要なトピックでは、ユーザーが画像検索する可能性が高いと思われる(実写の写真が価値をもつ可能性がある)

  • 意思決定の指針 ―― 「ストックフォトを入れても検索意図を満たせるか?」という質問で、AI生成画像がページに合っているか判断する

★★★★☆
  • 生成AIを使ってSEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

サイト全体を一度に再インデックスする仕組みはあるか?
ない。状況に応じて方法を使い分ける (#AskGooglebot on YouTube) 海外情報

サイト全体をまとめて再インデックスする仕組みはありますか?

この質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が動画で簡潔に回答した:

残念ながら、現在、ウェブサイト全体をまとめて再クロール・再処理する方法は存在しない。ウェブサイトに大きな変更を加えた場合、検索エンジンは通常、それらを自動的に更新する。特に何かする必要はない。

ただし、実行するといいことがいくつかあるので心に留めておいてほしい。次のようなことだ:

  • ページのアドレスまたはURLを変更した場合は、古いアドレスから新しいアドレスへにリダイレクトする

  • ページを削除する場合は、HTTPステータスコードとして404または410を正しく返すようにサーバーを設定する

  • 新しいページを追加する場合は、既存のウェブページから新しいページにリンクしておく。新しいページが重要であれば、他の重要なページからもリンクしておく

  • 新しい電話番号などの重要な変更がある場合は、既存の重要なページにもそれを記載する。重要なページは検索エンジンによってより頻繁にチェックされるため、更新が反映されやすい

  • 技術的には、サイトマップを使用するのが理想的。ただし、ほとんどのウェブサイトはデフォルトでこれをサポートしているため、特別な作業を行う必要はないかもしれない

サイト全体の再クロール、再インデックスをまとめて促す方法はない。状況に合わせて、複数ある方法を使い分ける必要がある。

★★★☆☆
  • ホントにSEOを極めたい人だけ
用語集
E-E-A-T / HTML / SEO / meta description / インデックス / キャッシュ / クエリ / クロール / サイトマップ / スニペット / スマートフォン / ソーシャルメディア / タグ / リンク / 検索エンジン / 構造化データ / 自然検索 / 訪問

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