残業に対するイメージ、実は世代によりネガポジギャップが大きかった【アイデム調べ】

「収入が増える」「仕方がない」「人手不足」などが残業に対するイメージ。

アイデムは、「残業」に関する調査結果を発表した。総合求人サイト「イーアイデム」の会員で、直近に求人に応募した696人が回答している。

残業「どちらかといえば、したくない」43.8%

まず「残業に対する印象や考え」を聞くと、全体では「収入が増える」「仕方がない」「職場に人が足りていない」といった意見が上位。これを年代別で見ると「収入が増える」「仕方がない」は年齢層が上がるにつれ増えているが、「職場に人が足りていない」は40代が突出して多かった。また「残業することで、より多くの仕事が経験できる」は30代が突出している。いわゆる現場世代から管理職に移行していることが、考えにも影響したと思われる。なお40代は「残業をすると健康面に影響が出る」という声も多い。

「残業」に対する印象や考え(年代別)

次に「残業はしたいか」(残業時間分の賃金はきちんと支払われるが前提)を聞くと、全体では「どちらかといえば、したくない」43.8%、「どちらかといえば、したい」23.3%、「したい」17.2%、「したくない」15.7%と、したくない派が優勢。これを年代別で見ると、30代以下は「したい+どちらかといえば、したい」が6割を超えるが、40代以上では「したい+どちらかといえば、したい」が少なくなる。雇用形態別では、「正社員」は「したい」32.7%、「どちらかといえば、したい」21.8%で、過半数が残業に意欲的だった。

残業に関して(希望の雇用形態・年代別)

希望職種別に「パート・アルバイトを希望する理由」「正社員を希望する理由」を聞くと、パート・アルバイトを希望する理由では「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」55.0%が最多。以下「生活との両立を図りたいから」32.4%、「すぐに働き始めたかったから」25.3%が多かった。性別だと男性のほうが「気楽に働きたいから」「一定期間で計画的に働けるから」が多く、女性は「扶養の範囲内で働きたいから」「生活との両立を図りたいから」が多かった。

パート・アルバイトを希望する理由

正社員を希望する理由では、「将来にわたって安定して働きたいから」67.3%が最多。以下「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」44.6%、「社会保険に加入できるから」40.6%が上位。性別では男性のほうが「興味のある仕事が正社員での募集だったから」が多かった。女性は「他の雇用形態より収入が得られると思うから」「将来にわたって安定して働きたいから」が多かった。

正社員を希望する理由

調査概要

  • 【調査対象】総合求人サイト「イーアイデム」の会員で、2025年5月1日~5月31日の期間に「イーアイデム」から求人に応募した人
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2025年5月2日~6月5日
  • 【有効回答数】696人
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