“SEOをやりすぎている”サイトにはペナルティが来る!? など10+2記事(海外&国内SEO情報)
“SEOをやりすぎている”サイトにはペナルティが来る!?
中身があってこそのSEO (SEMリサーチ)
過度にSEOをやっているサイトに対してペナルティを与えることがあると、グーグルのウェブスパムグループのトップである、マット・カッツがSXSWというイベントのパネルディスカッションで発言した(音声録音はこちら)。今後数週間または数か月のうちにアルゴリズム変更を予定しているとのこと。
ここで誤解してほしくないのは、カッツ氏はSEOを否定しているわけではないことだ。非常にすばらしいコンテンツを持っているサイトがあったとして、そういうサイトよりもSEOをやり過ぎているサイトが評価されてしまうことはよくないから、条件を平等にしようとしているのだ。
一言でいうと「SEOができていなくてもすばらしいコンテンツであれば正当に評価する」というのが主眼で、結果として「中身がないのにSEOだけを頑張って無理やり上位表示させていてもダメにするかも」ということだろう。
この記事を書いた渡辺隆広氏は、Google+で次のようにコメントしている。
これも記録用として記事にしました。ようするにコンテンツ品質をきちんと評価してランキングに反映する(=検索ユーザーの期待に応える)という話に過ぎないので、別に個人的にはどうでもいいのですが。
この私の「どうでもいい」という感覚は、そもそもSEOは検索エンジンフレンドリーなサイト構造・設計とコンテンツが勝負になってくるのであり、コンテンツを通じて自然リンクを集めるというのが主流になってきていることは以前からわかっていたことですので、という前提があっての感想です。つまり未だにリンク(だけ)で解決しようとしている限り、こうしたGoogleの1つ1つのランキングアルゴリズム変更が驚異に感じされるかもしれませんが、それはもう時代に取り残されているという認識を持たなければなりません。
ユーザーにとって有益なコンテンツを提供しているなら、何も不安に感じることはないだろう。それどころか、そういう人にとってこの変更は有利に働くはずだ。逆にいえば、この変更でアタフタする人は、SEOに対する考え方を改めるべきかもしれない。
日本語で読めるSEO/SEM情報
SEOしたいならコンテンツにちゃんとお金を使おう
SEOの予算配分はコンテンツ作成にも割り振る (More Access,More Fun!)
1つ前のピックアップにも通じる部分がある記事。記事作成者はSEOの専門家ではさそうだが、的を射た指摘が随所に見られる。
(前略)
Googleの考える「いいサイト」は、
- きちんと更新されていて、
- ページが増えていて、しかも内容がオリジナルで、
- アクセスも増えていて、
- みんなが凄いといって紹介してくれていて
- 小ずるいことしていない
というのが基本。
内容がない → 検索上位にもってくるしかない
※アフリエイト用のサイトがこれの典型ではなくて
内容がある → 当然、検索上位に来る
というGoogleの考える真っ当なスタンスにいまこそ戻るべきなのです。簡単です。
では、集客できる優秀なコンテンツとはなにか。
実のところ、答えはとっても簡単。いいコンテンツは
①ここにしかないという唯一独占性があり
②他と比べて明らかに優位性がある
やや辛辣に書かれた記事であるけれど、コンテンツ力を伴わない無理矢理のSEOではなく、本来あるべき姿を再認識するためのよい機会になるだろう。
アナリティクスでウェブマスターツールのデータを分析
グーグルのツール同士なので相性がよい (モバイルSEOの勧め)
Googleアナリティクスで見ることができるGoogleウェブマスターツールの「クエリ」レポートを利用して以下の5つの情報を調べる方法を解説した記事。
今回ピックアップしたのは後半なので、まず前半から読んでほしい。
今回の記事では、次のような情報を調べる方法を解説している。
- 表示回数が100回以上のクエリ
- 平均順位が5位以上のクエリ
- CTRが5%以上のクエリ
- 検索を“ウェブ”と“携帯(スマートフォン)”のみを合算した絞り込み
- 30日以上の長期間の集計
- 期間比較
応用すれば、検索結果に表示されてもクリックされないキーワードや、検索されている意外なキーワードの発見にも役立ちそうだ。
管理サイトがマルウェアに感染してしまったら!?
そんなことはあってはならないことだけれど (webweb | SEO辻正浩のブログ)
サイトがマルウェアに感染すると「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」とグーグルの検索結果に出ることがある。こんなメッセージが出てしまったらクリック率は大きく下がるであろう。またウェブマスターツールには警告が届き、問題解決後に再審査リクエストを送らなければならない。
こちらの記事では、マルウェアに感染したサイトの復旧までのプロセスを説明している。万が一の時のために、おおまかな流れだけでもつかんでおくといいだろう。
タブレット版検索をヤフーが公開
タブレットでもレスポンシブ・ウェブデザイン (Yahoo!検索 スタッフブログ)
タブレット版のウェブ検索を日本のYahoo!検索が公開した。
タブレット版の作成においては次のようなポイントに重点が置かれたとのことだ。
- さまざまなタブレットに対応したレイアウト
- スクロールしてもついてくる検索窓と、次へ次へと展開できるページ遷移
- タブレットに適したデザイン
タブレット専用サイトを所有または検討しているなら、参考にしてみるのもいいかもしれない。
なお1つ目の「レイアウト」にあたっては、CSS3のMedia Queries(メディアクエリ)を利用している。やはりレスポンシブ・ウェブデザインが主流になっていくのだろうか。
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