国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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グーグルのエンジニアに聞いたSEOのQ&A 25連発 など10+1記事(海外&国内SEO情報)

マット・カッツを含むグーグルスタッフが回答したSEOのQ&Aを大量に日本語でお届け

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今週のピックアップ

  • グーグルのエンジニアに聞いたSEOのQ&A 25連発
    (Digital Inspiration)

    Digital Inspirationが読者から募集したSEOに関する25の質問に対して、グーグルのサーチクオリティチームに所属する5人が解答した。ここでは、Web担の読者に役立つであろう項目を選んで日本語訳をお届けする。

    ※長くなったので、以下の表示ボックスは最初はコンパクトな状態になっている。全部読む場合は「もっと読む」ボタンをクリックしてほしい(その場でボックスが拡大する)。

    Q1ページの読み込み速度が、順位決定要因の1つとして用いられるようになっているが、レンタルサーバーを速い(高額な)ものに引っ越したり、AmazonのようなCDNを使ったりするべきか?

    A1速いサーバーに引っ越したり、CDNを使ったりすることで、ページ表示パフォーマンスが上がるのなら、そうするべきだ。サイトの訪問者は、表示パフォーマンス改善に必ず気づくはず。

    ただし、高性能なサーバーしたからといってページ表示速度が改善されるとは限らない。多くの場合、問題があるのは、ページのHTMLを取得するための時間よりも、ページ上のすべて要素を取得して表示するための時間だからだ。たとえばCSSを圧縮する、JavaScriptの数を減らす、ブラウザ側のキャッシュを促進するといった最適化をするのが重要。

    注意してほしいのは、サイトの速度は、速度決定に使われる多数の要素の1つに過ぎず、大きな影響がある要因ではないこと。ページ表示速度を高速にしたからといって、上位表示が保証されるわけではない。

    Q3過去何年かの間、何度もサーバーが移転されたため、URLが6回も変わった。6つすべて別サイト扱いされているが、どうすれば6つのURLをまとめられるだろうか?

    A3複数のWebサイト間で重複コンテンツに対処するには、rel="canonical"属性によるURL正規化を使うのがいい。または、Webmaster Central Blogの記事(英語)を参照。

    Q4ウェブマスターツールのサイトマップのレポートを見ると、「送信いただいた URL」よりも、「インデックスに登録されている URL」の数値のほうが少ない。どうすればもっとインデックスしてもらえるのか?

    A4グーグルは「どのページをクロールしてインデックスするか」を、非常に多くの要素を考慮して決めている。対応策のうち重要な2点を挙げると次のとおり。

    ページのクロールを阻害している要素がないか確認する。ブラウザでJavaScriptを無効にしてアクセスしてサイトを使ってみるか、ウェブマスターツールの[診断]>[クロールエラー]を確認する。

    サイトで、独自かつ強力なコンテンツを提供する。

    Q5だれかがサイト上のオリジナルコンテンツを勝手にコピーして元記事情報なしに掲載していて、そちらのほうが上位に表示されることがある。

    A5よくある質問だ。まず、盗用による重複コンテンツによって元サイトが何らかの違反とみなされることはない。勝手に盗用される内容はコントロールできないからだ。

    グーグルは、そういった場合でも、オリジナルのコンテンツがどれかを判別するのは非常にうまくやっている。そのため、元サイトが悪い影響を受けるのは防げているはずだ。盗用サイトが元サイトよりも検索結果で上位に来るのは非常にまれだが、その場合は解説(英語)に従ってほしい。

    ※Web担編注 リンク先の解説では、そうした場合には、元サイトにおいて「クロールを阻害する問題(robots.txtの指示ミスなど)がある」「サイトマップに問題がある」「ウェブマスターガイドラインに違反している」などの問題がないかチェックするように書かれている。

    Q7XMLサイトマップをすでに設置しているが、HTML版のサイトマップを作るべきか? またその場合、全ページへのリンクを含めるべきか?

    A7一般的には、HTMLサイトマップは訪問者に有益であり、かつ検索エンジンにとってもページをもれなく見つける助けとなる。サイト全体を示すHTMLサイトマップを作る時間がなければ、「人気記事トップ10」などを作るといい。

    ブログのアーカイブ一覧やタグ一覧のようなページをインデックスしたくないならば、<meta name="robots" content="noindex">を使うか、サイトマップに含めないようにすればいい。

    Q8ドメイン名の期限までの残り時間が順位に影響するというのは本当か?

    A8ドメイン名の登録期間(年齢)は順位に影響しないとマット・カッツが明言している

    ※Web担編注 併載されているビデオで解説されている内容は次のとおり:「3年以上登録されているドメイン名にグーグルが順位を優遇している」と言うドメイン名登録事業者がいたようだが、間違っている。我々はたしかにドメイン名の過去データを順位決定に使うという特許を取得した。しかし、それは数多あるアイデアと特許の1つに過ぎない。結論としては、良いコンテンツを作っていれば、ドメイン名の登録期間のことは、ほとんど気にする必要はない。

    Q10サイトにAmazonなどアフィリエイトリンクがある。ただしお金をもらってリンクを貼っているわけではなく、売れたら報酬が入る仕組みだ。そういうアフィリエイトリンクにはnofollow属性を付けるべきか?

    A10サイトの関連性に基づいてリンクしているなら、グーグルのウェブマスター向けガイドラインには違反していない。

    ウェブマスターが有益なコンテンツで収益を上げるのは合法的だ。しかしグーグルの検索結果を良いものにするためには、有料リンクに関しては、PageRankが渡されないようにすることが重要だ(nofollow属性をつけるかrobots.txtでブロックするか)。

    Q11新しいブログを作ったが、まだ上位に来ないので、他のブログで「ゲストブロガー」として記事を書いて、リンクを増やすようにしている。こういった形でのリンクは問題があるか?

    A11新しいサイトが上位に来るには時間がかかる。一般的には、ゲストブロガーとして他人のサイトにコンテンツを作る労力を、自分のサイトに費やすべきだ。自分のサイトに良いコンテンツを作って他人にサイトを参照してもらうほうが良い。

    Q13ページ内のすべてのリンクは同様に扱われているのか? 本文からのリンクとページフッターからのリンクは別の扱いになるのか?

    A13リンク分析は進化しており、当初のPageRankとは姿が変わってきている。端的に答えると、ページ内のどこにあるかによって、リンクの扱いは変わる。ページ内のある部分はコンテンツとはさほど関連性がない場合もあるからだ。

    Q16ある日に検索して、オーガニック検索結果よりもリスティング広告のほうが良さそうな内容だったので、広告をクリックした。後日、同じキーワードで検索したら、その広告のサイトがオーガニック検索結果に出ていた。将来的に、よくクリックされるリスティング広告がオーガニック検索結果にも表示されるようになるといったことはあるのか?

    A16より良い検索結果を提供するために、パーソナライズ機能などを提供している。しかし、広告はオーガニック検索結果とは明確に分けられている。だから、あなたの経験は単なる偶然だと思う。

    念のために追加しておくと、リスティング広告を出稿することは、オーガニック検索結果には何の影響も与えない。

    Q17私は映画のレビューサイトをもっている。今度、新しく料理レシピのサイトを立ち上げる予定だが、サブドメインにするべきか、ディレクトリでトピックを分けるべきか、どちらが良いのか。

    A17グーグルでは、サブドメインでもディレクトリ分けでも、どちらでも大きな違いはない。あなたにとって、あなたのユーザーにとって良い方法を選べばいい。

    ただし、ウェブマスターツールでのサイト所有者の確認に関していえば、サブドメインの場合は新たに確認する必要がある(ディレクトリ分けなら再確認は必要ない)。

    Q18料理のブログと映画のブログを運営している。内容に関係はないが、そのサイト間で相互リンクするのは問題があるか? 双方ともに自分が運営しているブログだが、有料リンクだとみなされることはあるか?

    A18ユーザーの視点にたって、そのリンクが価値をもたらすかを考えるべきだ。そのリンクを目立つ場所にしっかりと置こうと思うのでなければ、そのリンクは不要だろう。

    ちなみに、数十サイト、数百サイト間での相互リンクは、おそらく価値をもたらさないだろうし、推奨されない。

    Q20現在、週に10本~15本の記事をブログに投稿していて、公開した数分後にはグーグルにインデックスされる。でも1か月ほど休養をとろうかと予定している。インデックスやランキングにどんな影響が出るだろうか?

    A20休養中は関連性が保たれたままだろうと思う。私だったら、グーグルのクローリングやインデックス、順位については心配しない。あなたが戻ってきたら新しいコンテンツをすぐに取得するように準備ができているはずだ。何か特別なことをすることはない。

    ただしサーバーを自分で管理しているのなら、休養中にハッキングにあわないように最新のバージョンに上げておいてセキュリティを確保しておいてほしい。

    Q21持ち運びできるコンピュータを「ノートブック」と呼ぶ人もいるし「ラップトップ」と呼ぶ人もいる。同じように「フラッシュドライブ」は「USBスティック」や「サムドライブ」というし「メモリスティック」というときもある。記事を書くときに「ラップトップ」を使った場合「ノートブック」に関連した検索に対してはどうやったら最適化できるか?

    A21記事を書くときには、一般的なユーザーがどんな言葉を入力するかを前もって考えておかなければならない。記事を書く前に、2つ3つよく使われるキーワードを判断できれば、自然な形でスパムっぽくならないようにコンテンツ記事のなかにそれらの同意語を入れるのは難しくない。記事にキーワードを詰め込むんじゃなくて、たとえば次のように書くことができる。

    フラッシュドライブ(USBドライブやサムドライブともいう)はデータをポケットに入れて持ち運びできる便利な道具です。

    自然になっている限りは、同じ言葉を何度も何度も繰り返し使うよりも読みやすくなることもあるだろう。

    Q22ページのタイトルやURLの長さに「最適な」長さの指標はあるのか?

    A22「最適な」長さはない。検索エンジンのことよりも、ユーザーに対してどうかを判断基準にするべきだろう。ちなみに、スニペットの最適化に興味があるのなら、meta description修正によるスニペット最適化のブログ記事(英語)が参考になるだろう。

    Q23被リンクが検索結果における順位に影響があるのは知っているが、発リンク(外部向けリンク)を張ることも同様の影響があるのか? 私は常に、記事からは上質なサイトにリンクを張るようにしており、訪問者がそのトピックに関してさらなる情報を得られるようにしている。こういったことで順位が上がることはあるのか?

    A23影響しない。発リンクによって直接的に順位が上がることはない。しかし、読者やコミュニティ内でのあなたのサイトの価値が上がるので、そのやり方は続けるほうがいい。ただし、どこに対してリンクを張るのか、特に上質なサイトを選ぶことによって、グーグルがあなたのサイトをどう判断するかを助ける役割を果たすだろう。

    Q24ページ内に表示する広告の数は順位に影響するか? 他の条件がまったく同じなら、広告が3つ掲載されているページは、広告が5つのページよりも上位に来るのか?

    A24影響しない。広告がいくつ掲載されているかは、検索順位に影響がない。

    もっと読む(ボックスが広がります)

    Q&AはPDFでも公開されているので、残りは自身で解読してほしい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • ヤフーに教わるウェブページの高速化手法
    (Yahoo! JAPAN Tech Blog)

    グーグルの評価アップのため、そして何よりもユーザーの利用のしやすさ向上のためにもWebページの表示スピードを上げることがますます重要になってきた。

    ヤフー公式の技術系ブログが、ヤフー検索のパフォーマンスアップのために自社で実践した施策を公開している。ヤフーのような大規模サイトでなくても応用可能な施策があるので確認してほしい。

  • ヤフーは自作自演や有料リンクを「バラエティ」で見破るようになった
    (サクラサクのSEOブログ)

    種類が偏ったキーワードによるアンカーテキストばかりだとヤフーでは順位アップに伸び悩む傾向にあることを解説した記事。自然に張られたリンクでは、アンカーテキストはさまざまな種類のものが含まれるのが当然のことであるから、アンカーテキストが偏っていれば作為的とみなされるのであろう。バックリンクの大半を自作自演に頼っているとしたら、気を付けた方がいいだろう。なお、アンカーテキストの集中を監視しているのはグーグルも同じことである。

  • パワーアップしたGoogleウェブマスターツールでランキングチェック
    (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
    Googleウェブマスターツールの上位の検索クエリ

    Googleウェブマスターツールで「ウェブ上のサイト」>「検索クエリ」メニューから利用できる「上位の検索クエリ」に、大幅な改良が加えられた。グーグル検索でのキーワードごとの表示順位・クリック数・クリック率を知ることができるようになったのだ。名前も「検索クエリ」に変わった。

    ユニバーサル検索やインデント結果が表示されたときに数字が不正確になることがあるようだが、サードパーティのデータではなく、グーグル純正のランキングチェックツールというのはポイントが高いのではないだろうか。入手したデータを上手にSEOに活かしたいものだ。

    参考までに紹介しておくと、ざっとデータを眺めてみたところ、検索順位が1位のときのクリック率は40%~45%、2位では25%~35%、3位では10%~20%、飛んで6位~10位では1%~8%といった感じだった(もちろんページ内容やキーワードによって異なる)。

  • Google Analyticsの非同期トラッキングコードを使うべきかどうか
    (makitani.com)

    Google Analyticsの非同期トラッキングコードが標準のトラッキングコードに採用された。他のHTML要素の読み込みに支障を与えず正確なデータを取得できるという利点があるため、従来のトラッキングコードからの置き換えが推奨される。しかし、テンプレートで一気に置き換えができれば楽なのだが、ページ内で追加の関数を利用している場合はこれらの関数もすべて非同期トラッキングコード用に置き換えなければならず、作業負荷がかかる。

    新しい非同期トラッキングコードに移行すべきかどうか悩むウェブ担当者もいることだろう。そんな際のチェックポイントをこちらの記事ではまとめている。

  • Google Analyticsを利用したサイトリニューアル成功事例
    (Analytics 日本版 公式ブログ)

    Google Analyticsによるアクセス解析データを第三者に公開してサイトリニューアルを成功させたWWF Japanという環境保護団体の事例が、Google Analytics公式ブログで紹介されている。

    アクセス解析に基づいた改善によって、会員入会数が105%増、寄付金も79%増という成果だが、実際に行った分析や解析手法が明かされている。現状分析によって「集客を増やすよりも、アクセス数は現状のままで、コンバージョンに至る過程を最適化するべき」という判断をして、そのための改善を行ったステップは、集客に夢中になっているWeb担当者にはぜひ参考にしてほしい。

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