Googleアナリティクスのリファラースパムについに対策か? などSEO記事まとめ10+6本
Googleアナリティクスのレポートにスパムリンクを混ぜ込む「リファラースパム」に、どうやらグーグルが対策を行ったようだ。
ほかにも、ツールバーPageRank正式終了、スマホでのHTMLソース確認、検索結果からレストラン情報をスマホに送信、AMPを学べるオンラインセミナー、GoogleアナリティクスのプラグインAutotrack、コンバージョン向上のための心理ハードル対策、ページの言語指定、2016年のSEOなどなど、SEO関連の情報をまとめてお届けする。
Googleアナリティクスのリファラースパムについに対策か?
本当ならこれで正しい計測ができそう(The SEM Post)
Googleアナリティクスでのリファラースパムがここ1年ほど問題になっている。大量のスパムサイトからの参照トラフィックが記録され、正しい計測の妨げとなっているのだ。
これといった有効な対策がなく、リファラースパムを除外するフィルタを自分で設定するしかなかった。
だが、2月に入ったころからリファラースパムが記録されなくなったという報告が増えている。
グーグルは「リファラースパム対策に取り組んでいる」というコメントを昨年7月にしていた。もしかするとグーグル側での対応が実施されたのかもしれない。
リファラースパムに苦しんでいたとしたら、Googleアナリティクスの参照トラフィックレポートをチェックしてみるといい。グーグル側の対応が本当だとしたら、これでやっと正しい計測ができそうだ。
日本語で読めるSEO/SEM情報
スマホでもHTMLのソースコードを見たいときに便利な方法
2つのTIPSあり (Yasuhiro Onishi on ツイッター)
ウェブページのHTMLソースをスマートフォンから見たい状況があるかもしれない。そんなときはChromeであれば、URLの先頭に view-source:
を付ければいい。PC版と同じ方式でソースコードを見ることができる(「http://
」は省略できるが、httpsの場合は省略不可)。
さらに使いやすくするための、こんなTIPSもあるそうだ。
@tsuj javascript:location.href='view-source:'+location.href みたいなブックマークレット登録すると便利かもですね
— Yasuhiro Onishi (@yasuhiro_onishi) 2016年3月3日
@tsuj ちなみにモバイルchromeはブックマークからブックマークレット呼び出すと別タブで開くので、ブッツマークレットにわかりやすい名前を付けておいて、アドレス欄に名前を打ちこんでサジェストされたものを選択するテクがあります
— Yasuhiro Onishi (@yasuhiro_onishi) 2016年3月3日
以前にWeb担の編集部ブログでも「スマホのChromeモバイルでFirebugやHTMLソース表示を使う方法」としてブックマークレットを紹介しているので、そちらも参考にするといいだろう。
グーグルの検索結果から気になるレストランの場所情報をスマホに送信
来客があるビジネスには良い機能 (バカに毛が生えたブログ)
グーグルの検索結果で、レストランや会社、ランドマークなど「場所」に関するものがナレッジパネルとして出てきたとき、その場所に関する情報をスマートフォンに送れるようになった。
来客があるビジネスにとっては、検索ユーザーに便利に使ってもらえる機能になりそうだ(ナレッジパネルに表示される必要はあるが)。
AMPを学べるオンラインセミナー、グーグルが8か国の言語で開催
日本語版ももちろんあります (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
AMPの話題でSEO界隈は盛り上がっているが、AMPのことをなんとなくしか理解できていないウェブ担当者もいまだに多いに違いない。リソースが英語だけというのがいちばん大きな障害かもしれない。
そこでグーグルは、AMPをテーマにしたオフィスアワー(Google+のハングアウトを利用した動画配信)を8か国の言語で開催する。もちろん日本語も含まれている。
日時は次のとおりだ。
- 3月15日(火)17:00~18:00
Google+のイベントページで視聴できる。都合がつかなくても、録画がYouTubeにアップロードされるので安心してほしい。
イベントタイトルから判断すると、導入的な内容になるようだ。他の言語では2回目も予定されていて、技術的なことを解説すると思われるのだが、日本語向けとして現時点で発表されているのは、この1回だけだ。後日、2回目の予定が発表されることを期待したい。
Googleアナリティクスがずっと便利になるAutotrack
Web担編集長による日本語訳あり (Google Developers Japan)
Googleアナリティクスのanalytics.jsで、外部向けリンクのクリックやフォーム送信を自動で計測するための拡張仕様が提供された。Autotrack(オートトラック)と呼ぶ仕組みだ。
Autotrackを利用すると次のようなことが可能になる。
- サイト外へのリンクとフォームの追跡
- シングルページ アプリケーション上の URL の変更追跡
- 宣言型のイベント トラッキング
- メディアクエリのトラッキング
ちなみに「宣言型のイベント トラッキング」とは、JavaScriptコードを書かなくても、HTMLの特定の属性を指定するだけでイベントトラッキングをできるようになるということだ。
グーグルの開発者向けブログがAutotrackの概要を説明している。ただし、あくまでも「紹介」レベルだ。
記事を読んでみて興味がわいたなら、Web担の安田編集長が公開した日本語版ドキュメントを参照するといい。
この日本語版ドキュメントは、本家Autotrackのドキュメントでも「コミュニティによる翻訳」としてリンクされている。
心理的ハードルを下げてコンバージョン率を向上させるテクニック
少しの工夫で簡単にできる (UI改善ブログ by f-tra)
心理的な抵抗を減らすことで、コンバージョン率を向上させるテクニックを解説した記事。
たとえば、次のような点に気を払うといいそうだ。
- 無料で行えるか
- トライアルできるか
- スモールCVは用意されているか
- 簡単に完了する旨をアピールする
- キャンセルが可能である
- 言い回しで気軽さを演出する
ボタンやメッセージを少し工夫するだけで簡単に実行できるものも多い。気に入ったものを試してみよう。
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