グーグル公式(SEO向け)「検索エンジンの仕組み」 など10+4記事(海外&国内SEO情報)
グーグル公式(SEO向け)「検索エンジンの仕組み」
インデックス削除されたスパムサイトまで見られる (検索の仕組み – 検索サービス – Google)
グーグルは、検索の仕組みに関する新しいウェブサイトを公開した。この新しいサイトを見れば、あなたのサイトが検索結果に表示されるまでに検索エンジンで何が起きているかを知ることができる。
「SEO」「検索エンジン最適化」という表現は使われていないが、中身はSEOに携わる人に役立つもので、次のような情報が手に入る。
Google 検索に関するインタラクティブな図解(英語)
主な検索アルゴリズムと検索機能に関する詳しい説明
検索結果の評価方法を説明した 43 ページのドキュメント(英語)
最近対策を行ったスパム サイトのライブ スライドショー
ウェブスパムの問題とその対策について示すグラフ
法的な理由による削除など、コンテンツの削除に関するポリシーのリスト
ウェブサイト運用に携わるすべての人にとって有用な情報がぎっしり詰まっている。必ずすべてに目を通してほしい。
なおブログでの公式アナウンスはこちらになる。
日本語で読めるSEO/SEM情報
人がリンクを張りたくなる状況4つのパターン
リンクされやすいコンテンツ作りのヒントに (SEO Imagination!ブログ)
自発的に張られたリンク、いわゆるナチュラルリンクを獲得することは容易ではない。だからこそグーグルはナチュラルリンクを評価するのだ。
どうして人は自らの意志でリンクを張るのかをこちらの記事では分析している。次の4つのパターンを発見できたそうだ。
- そのサイトに関わった方からのリンク
- 役に立ちました!のリンク
- 紹介の紹介パターンからのリンク
- 批判リンク
リンクする意図を理解すれば、リンクされやすいコンテンツ作成とプロモーション方法のヒントになる。
この記事を読んだ辻正浩氏は、ツイッターで次のようにコメントしている。こちらも参考にしたい。
更にコーナー別とか記事のパターン毎とかに見ていくと色々わかりますね。私もこの作業にかなり時間使っています。>非IT系BtoCサイトのリンク元サイトを見て分かった!リンクされる4つのパターン | SEO Imagination!ブログ bit.ly/13ydUgi
— 辻正浩 | Masahiro Tsujiさん (@tsuj) 2013年3月3日
SEOは簡単!? “関心に応える”ことができれば
検索者の関心に沿って解決策を提示していく、ただそれだけのこと (SEO 検索エンジン最適化)
検索者の関心と検索意図を洞察していく方法について、住太陽氏が解説している。
SEOは、検索者の関心にフォーカスし、検索意図を洞察し、検索者の疑問に対する答えとなる解決策をコンテンツとして提供するプラクティスです。
このように前置きしたうえで、次の5項目の順に説明している。
- ユーザーがサイトを訪問する文脈を意識する
- 検索者はあなたの商品には関心がない
- 情報探索の動機となる関心
- ユーザーの関心を主語にする
- コンテンツでは解決策を提示する
長い記事だが、必ず読んでいただきたい。SEOは、簡単ではないとしても、極めてシンプルだということに気付かせられるだろう。「検索者の関心に沿って解決策を提示していく」ことがSEOであり、これは昨今注目が高まってきているインバウンドマーケティングや、さらにはもっと幅広いマーケティング、商品企画にも通じるエッセンスなのだ。
検索ユーザーが抱く疑問と不安をブレストで探し出す方法
時間をかけて入念に (リアルタイムSEO日誌)
一般企業の社長が完全ホワイトハットSEOを目指すことを決意しその過程をありのまま綴っていくブログを以前にピックアップした。少しずつではあるが着実に実行しつつあるようだ。
5つ目の記事として、ユーザーの疑問や不安をブレインストーミングで洗い出す手順を公開している。下図のような感じでブレストしたということだ。
ユーザーにとって役に立つコンテンツを作るためにかなりの時間をかけて準備していることが読み取れる。良いコンテンツができあがることだろう。具体的にどんなステップを踏んでいるか参考にしてほしい。
ただし筆者としては、あまりにも綿密にやり過ぎてコンテンツを公開する前に疲弊しないことを(応援の意味も込めて)祈りたい。
サイトマップページは必要か?
必須ではなくあれば便利くらい? (Website Usability Info)
「サイトマップ」ページは、サイト内の各カテゴリや各ページの構成を案内しリンクを掲載するために用意される。このサイトマップが必要かどうかについて論じた記事。
筆者は次のように結論付けていると理解した。
- 昔と比べると今は利用しているユーザーは多くなさそう
- 必須ではなく、あれば便利くらいな位置付け
- URLの発見には検索エンジン用のサイトマップで間に合う
- 「メガドロップダウンメニュー」や「ビッグフッター」がサイトマップ相当の役割を果たすようになってきている
筆者は、ナビゲーションメニューで目的のページが見つけられないサイトではサイトマップページを利用することがある。かといってコンサルティングしたサイトにおいてサイトマップページの作成を推奨した記憶はない。
必要か必要でないかの判断は難しいし、サイトによっても変わってくるだろう。この記事の作者の意見のように「あれば便利だけれど必須ではない」ということになるだろうか。
サイトマップページを提供するのであれば1ページあたりのリンクを妥当な数に抑え、カテゴリごとに見やすくまとめなければならない。1ページに何千ものリンクがあったらユーザーは圧倒されてしまうだろうし、ただ羅列されているだけだったら見にくいことこの上ないだろう。
SEO的には、サイト内のページをクローラにくまなくクローリングさせることにサイトマップページには一定の効果があるかもしれない。もう2年以上前になるが、ユーザー向けのサイトマップページを設置することをグーグルのマット・カッツ氏は勧めている。
サイトマップページがサイト内にあるなら、ページビュー数や各リンクのクリック数、遷移状況などをアクセス解析ツールで分析してどのように利用されているか、または利用されていないかを調べるといいだろう。
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掲載記事からピックアップ
301リダイレクトでPageRankが失われるGoogleの仕様と信頼度の高いサイトの条件についての記事を今週はピックアップ。
- 301リダイレクトで何%のPageRankが失われるのか? => リンクを通したときと同じ
運用上はどうでもいい話だけれど - あなたのサイトの信用性を知るためにGoogleが見ているかもしれない19個の要素
相関関係と因果関係は違う点に注意
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