ECサイトで必ず実践したい5つの施策
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ECサイトで必ず実践したい5つの施策
定番だからこそ抜かりなく (Econsultancy)
ECサイトで取り組むべき施策を5つ解説した記事。
- オリジナルの商品説明文
- 最低でも一段落の独自の商品説明文を必ず作る。
- 商品のメーカーが使っている商品説明文をそのまま使ってはいけない。
- 購入者レビュー
- 必ず購入者がレビューを書き込めるようにしておく。
- なるべく簡単な手順で書き込めるようにする。
- レビューを書き込むように促す。
- 絞り込み検索とrel="canonical"
- 複数のカテゴリに所属する製品によって重複コンテンツが発生しないように、絞り込み検索の機能では可能な限り多くの条件を指定できるようにする。
- 絞り込んだ結果がインデックスされる可能性があるならrel="canonical"で代表ページに正規化する。
- 構造化データ
- 構造化データでマークアップすることで検索結果にリッチスニペットを表示させ目立たせる。
- 動画
- 動画を使うとテキストや画像以上の情報を伝えることができる。
- 商品説明ページには商品を説明する動画を載せる。
- 顧客と交流できるクリエイティブな手段として動画を利用する。
どれも定番の施策だといえよう。だからこそ確実に実行しておきたい。
ドメイン名を変えるときは旧サイトをrobots.txtでブロックしてはいけない
301リダイレクトを認識できないから (Google Webmaster Help Forum)
ドメイン名を変更したらスニペットが表示されなくなってしまったというサイト管理者がグーグルの公式ヘルプフォーラムで助言を求めた。
グーグル社員のピエール・ファー氏が調べたところ、前のドメイン名でのサイトをrobots.txtで完全にブロックしていたことが原因だった。
移転元のページにクロールできなければGooglebotは301リダイレクトが設定されていることを認識できない。
よく考えてみれば当たり前の話なのだが、以前のドメイン名が検索結果からなかなか消えないといってrobots.txtでブロックしてしまった事例を日本のヘルプフォーラムでも見かけたことがある。仕組みを理解していないとやってしまうことなのかもしれない。
ドメイン名の変更に際しては、移転元ドメインのサイトをrobots.txtで絶対にブロックしてはいけない。
新タイプのtitleタグ書き換えが発生している模様
サイト名を先頭に (Gordon Campbell)
通常、グーグルは検索結果に表示されるページのタイトルにHTMLに記述されているtitleタグを利用する。しかし状況によってはtitleタグを書き換えることがある。
今回これまでに見られなかったtitleタグの新しいタイプの書き換えが報告された。
サイト名をタイトルの先頭に持ってくるのだ。
たとえばtitleタグで次のように記述していたとする。
企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど - Web担当者Forum
これが次のように変化してしまう。
Web担当者Forum: 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど
「Web担当者Forum」というサイト名を初めに移動し「:(コロン)」で区切ってその後にサイトの説明を持ってくるのだ。
同じ現象が発生しているというコメントがいくつか書き込まれている。
ただトップページだけに発生しているのかもしれない。個別ページであればサイト名ではなくそのページのタイトルを先に表示してほしいが、トップページであればサイト名が先頭に来ることはごく一般的だ。適切な書き換えにも思える。
リンクの否認ツールでリンクが非承認されたかどうかを知ることはできるか
できなさそう (Google Webmaster Help Forum)
リンクの否認ツールを使ったのですが、うまく処理されていないようです。
きちんと処理されているかどうかを確かめる方法はありますか?
こんな質問が、英語版のグーグル公式ヘルプフォーラムに投稿された。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏の返事は、「否認リストに含まれない不自然リンクが、ウェブマスターツールの外部リンクレポートのなかにある」、つまり、否認するべきリンクが漏れているということだった。
否認ツールによってリンクが非承認になったのかどうかをミューラー氏がチェックできるのかと思ったのだが、筆者が尋ねたところそうではなかった。質問者のウェブマスターツールのリンクレポートと送信されたリンクの否認ファイルをもとに自分の手でミューラー氏が調べたそうだ。
リンクの否認が処理されているかのデータがないはずはない。しかし、そのデータを見ることができるのは担当チームに所属しているごく限られた人たちなのかもしれない。
否認をリクエストしたURLはたとえ非承認になったとしてもウェブマスターツールのレポートに出てくる(リンクを評価しなくなるだけであって存在を消すわけではないから)。筆者たちにはリンクの否認が期待どおりに処理されているかを知ることは無理なようだ。
サーバーを乗り換える際の注意点
適切に実行すれば検索結果への悪影響なし (WebmasterWorld)
こんな質問がWebmasterWorldに投稿された。
サーバーを変更しなければならないのだが、事情があって元のサーバーでのサイトも残しておきたい。ドメイン名の変更は伴わない。しかし別々のサーバーに同じサイトが存在することになる。
これはGooglebotのアクセスに問題を起こしたりペナルティの原因になったりしないだろうか。
結論としては、適切に設定すれば何も心配いらない。
DNSの設定変更
まず新しいウェブサーバーのIPアドレスを向くようにDNSの設定を更新する。
Googlebotはブラウザとまったく同じように、DNSで名前解決しドメイン名からサーバーのIPアドレスを調べサイトにアクセスする。
DNSのデータはキャッシュされるため古いサーバーにアクセスされるかもしれない。したがってしばらくは古いサーバーにもアクセス可能な状態にしておく。切り替えのしばらく前からDNSのキャッシュの保持期間を指定するTTLの値を短めに設定しておくといいだろう。
旧サーバーの保護
DNSの更新が完全に反映された後、古いサーバーに外部のユーザーがアクセスできないように認証を設定しておくと安全だ。
2つ目はオプションだが、上の2つを適切に実行しておけば、Googleのクロールとインデックス、ランキングには何も影響しない。かつ新旧両方のサーバーにサイトのデータを残しておける。
ちなみに切り替え後に旧IPアドレスにアクセスする人を減らすための方法としては、DNS切り替えの少し前から、DNS設定のTTL(キャッシュ可能期間の指定)を短くしていくやり方がある。大企業の社内ネットワークでは多段キャッシュなどが原因で、TTLで指定している期間よりも長く古いDNS設定を参照される場合があるため、こうした手法が昔から用いられている。
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