先週のWeb担まとめ記事

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グーグルDiscoverはどんな基準で表示されるのか? 詳しく調べてみた【1週間まとめ】

Web担で03/04~03/10に更新された記事を厳選してまとめて紹介。今週の注目記事は「グーグルDiscover」「ローカルSEO」など。
2023/03/04~2023/03/10

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 5 本とニュース記事 5 本です。

今週の担当は、四谷です。

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今回の要チェック記事 ニュース | セミナー | グーグルDiscoverはどんな基準で表示されるのか? 詳しく調べてみた

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

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    https://webtan.impress.co.jp/e/2023/03/08/44292
    by 深谷 歩[執筆], 小沢朋範[撮影], 四谷志穂(Web担編集長)[取材]
  • 英語が苦手なWeb担当者向け「ビジネス英語講座」
    海外製のWebサービスのサポート対応が英語のみ。どうやって問い合わせる? | ビジネス英語メール書き方
    https://webtan.impress.co.jp/e/2023/03/09/44103
    by 間島ゆかり(Wix.com Japan株式会社)[講師]

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ウェブマーケティング界隈で知っておくべきニュースを厳選してお届け。

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※来週以降のセミナー情報をピックアップして紹介します。

  • マーケティング/マーケティングテクノロジー
  • Webサイト
    • 【3/23】【WEB担当者さま向け】サイト制作やリニューアルを成功させる提案依頼書(RFP)の作り方講座
      日時:3/23(木)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社センタード
      https://www.centered.co.jp/seminar/

  • SNS
    • 【3/22】ファンの熱量を高め、広げるUGC創出!SNS×コミュニティのマーケティング戦略
      日時:3/22(水)16:00~17:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:テテマーチ株式会社
      https://tetemarche.co.jp/seminar/230322

    • 【3/22】ブランド構築と発信力を両立。Instagramを活用したブランドマーケティング
      日時:3/22(水)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社ホットリンク
      https://www.hottolink.co.jp/event/20230322

  • データ分析
    • 【3/22】GA4によるサイト改善 ~アクセス解析のキホン~
      日時:3/22(水)15:00~16:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:図書印刷株式会社
      https://digital.tosho.co.jp/webinar/ga202303/

  • デザイン
    • 【3/24】ただただ推しフォントを愛でる会 w/FONTPLUS DAY
      日時:3/24(金)21:00~23:00 場所:ウェビナー 参加費:アーカイブ視聴付き:2,000円 主催:DTP Transit
      https://dtptransit.doorkeeper.jp/events/152465

  • SEO
    • 【3/22】【SEO】「E-E-A-T」を事例を交えてわかりやすく解説
      日時:3/22(水)12:00~13:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社CINC
      https://techplay.jp/event/894715

  • AI
    • 【3/22】ChatGPTと広報DX ~ PRの効率化、高度化の可能性を探る
      日時:3/22(水)13:00~13:45 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ビルコム株式会社
      https://www.bil.jp/seminar/details/249

  • UX
    • 【3/23】UXデザイン基礎「ユーザーインタビューからその後どうするの? 発話録からKA法(本質的価値抽出法)でインサイトを見つけよう!」
      日時:3/23(木)19:30~20:30 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社クリーク・アンド・リバー社
      https://www.creativevillage.ne.jp/category/event-list/seminar/131699/

編集後記

今週の担当は四谷です。花粉症がヒドイ四谷です。この時期は、「生きてるだけで偉い!」という思いで、毎日過ごしています。さて、今日は子供向けスマホを買った時の流れを振り返りながら、スマホ各社のマーケティングを考えてみたいと思います。

●小学1年生、スマホを買う

習い事の関係で、息子が一人で行動することが増えてきました。連絡がつかないことが不便だったため、「子供用のスマホをそろそろ買おう!」と思いボチボチ調べることにしました。この時点で決めていたことは「スマホ本体+電話番号+ネット回線」が必要という程度でした。

経緯はこの後説明していきますが、結論から先に伝えると、「子供向けスマホ」と謳っている機種や通信会社では契約せず、NTTドコモ回線を利用している「OCN モバイル ONE」でスマホ本体(AQUOS sense6)と音声SIMを買いました。

子供向けスマホを購入する場合、親が契約している通信会社やOS、自宅のネット環境も多少影響するため、諸条件を書き出しておくと、以下の通りです。

  • 夫:ソフトバンク、iOS
  • 私:UQ mobile(KDDI回線)、Android
  • 自宅:Nuro

〇購入するまでの検討期間は約2~3週間

購入までの検討期間は約2~3週間で、ほぼ検索エンジンで調べ、スマホ本体をリアル店舗に探しに行き、最終的にネットで注文し、スマホの設定は私がやりました。

  • 購入検討期間:約2~3週間
  • 情報収集:ほぼ検索エンジン(店員と話したり、親御さんのクチコミを聞いたり一切せず)
  • スマホ本体確認:実店舗
  • 注文:ネット
  • 設定:私

〇初期段階

検索:キッズフォン

私は子供向けスマホの知識はゼロ。「子供向けスマホ」といえば「キッズフォン」という認識だったので、まずはキッズフォンについて調べてみることに。結果、ソフトバンクが提供している子供向けスマホがキッズフォンだと理解しました。

上述の通り、夫はソフトバンク、私はUQ mobile。両親ともにソフトバンクならば、キッズフォンを便利に活用できるけれど、両親が別の通信会社で契約していると、その利点の恩恵をあまり受けられないことが判明。ちょうど、ドラえもんのキッズフォンが登場していたので、可愛さのあまり即決購入しようかと思ったんですが、一旦、キッズフォンの購入を断念しました。

〇第二段階

検索:子供 スマホ

その後、「子供 スマホ」などと検索し、比較サイトなどをザっとななめ読みし、最終的にフリービットが運営元で、NTTドコモの回線を利用している「トーンモバイル」に行きつきます。ザっと要点だけ書き出すと、次のような機能と金額でした。

  • 子供向けの見守り機能を搭載
  • TONE ファミリーアプリで見守れる(月額308円の利用料)
  • 料金は月額1,100円(税込)(YouTube閲覧:月1GBまで、それ以外のインターネットはデータ無制限)
  • スマホ本体:TONE e21が9,980円(税込)

YouTubeの閲覧は月1GBまで、それ以外のインターネットはデータ無制限で月額1,100円(税込)。TONE ファミリーなる機能もあり、東京都を含む9都市県から推奨されている見守り機能も搭載。スマホ本体はメモリ6GB、ストレージ128GBと割と高機能で高速充電もでき、バッテリー4,000mAhでなかなか良さそうです。

上記の情報までを1~2時間程度で調べたのち、検討をたくさんするのも面倒だし、トーンモバイルで契約するつもりで、近所のドコモショップに行き、スマホ本体を確認してみました。すると、およそ子供が使いづらいだろう大画面と重さで購入を一度断念。

見落としていた…! スマホ本体の大きさ
  • 外形寸法:約162.4×77×8.85mm
  • 重さ:185g
  • ディスプレイ:6.53インチFHD+(2340×1080)

しかも、このスマホ本体は5Gには未対応の模様で、トーンモバイルでの購入は一旦あきらめ、子供向けスマホ選びは振り出しに戻りました。ちょっと調べ疲れたので、来週の週末に再度調べることにしました。

ちなみに、トーンモバイルのクチコミをネットで探すものの、検索の仕方が良くなかったのか、リアルユーザーが書いたようなクチコミを見付けられませんでした。(検索って難しい…!w)

〇第三段階

検索:子供向け スマホ 機能

キッズフォン、トーンモバイルにハマらず、気を取り直してゼロからの調べ直し。まず、子供が持つときに必要な機能は何かを調べることにしました。「子供向け スマホ 機能」などと検索キーワードを入れて、検索上位のサイトから調べていくことに。SNSでいじめ防止のために、写真アップロードに制限がかけられたり、いろんな機能はあったものの、我が家で必要そうな機能をリストアップすると以下のようなものに集約されました。

  • 位置情報の把握
  • アプリの利用制限
  • アプリダウンロードの制限
  • 有料アプリ購入時の制限
  • LINEでの家族間通話

その後、これらを網羅するアプリはないのか調べていくと、たくさん出てくる…! Googleが提供する無料アプリ「ファミリーリンク」を親のスマホにダウンロードすれば、OSの違い、キャリアの違いに関係なく監視、位置情報の確認ができると判明。

「ちゃんと調べるって大事!」と思いながら、これがわかった時点で、「子供向け」と謳うスマホを買う必要がなくなり、音声付きSIMとスマホ本体が小さいものを探すことにシフトしていきます。

〇第四段階

検索:小さい スマホ

まず、スマホ本体で小さい機種はどんなものがあるのかから調べていきました。スマホのサイズ感としては、iPhone SEやiPhone miniシリーズが良かったものの、昨今のiPhone高騰で中古で探しても安くて5~6万…。ちょっと高すぎるので、他社メーカーで探すことにしました。

本体に求めることは
  • 重さ:150g程度
  • ディスプレイは5インチ台
  • 金額(1万円台前半まで)
  • 5Gが使える
  • メモリは4GB、ストレージは64GBあれば十分

スマホ本体の価格を通信会社、Amazon、中古などで調べ、結果的に、上記の条件が当てはまるスマホだと、次の3種類になりました。

  • Rakuten Hand 5G
  • AQUOS sense6
  • AQUOS wish

〇第五段階

検索:親子割り
検索:格安スマホ 比較

スマホ本体を調べた後は、どこの通信会社と契約すると一番お得かを調べていきます。両親がそれぞれ契約している通信会社が提供する親子割りのサービス内容を調べ、格安スマホで1~3Gの月額利用料金を比較していきます。

  • 親子割り:利用するギガが大きい(高校生、大学生ならメリットあり)場合はメリットがあるけど、月当たり1~3Gの契約なら、個別契約に契約する方がお得
  • 格安スマホ:料金のオプションが細かくて超わかりづらい。網羅して理解できず…

〇第六段階

検索:楽天モバイル 料金

親子割りを契約しても、あまりメリットがなく、格安スマホの細かな料金設定を網羅して理解することを諦めたので、先にピックアップしていた「3つのスマホ本体+SIM」で契約できる通信会社を探すことにしました。

  • Rakuten Hand 5G
  • AQUOS sense6
  • AQUOS wish

Rakuten Hand 5Gならば、オプションがさまざま付いて、本体代がなんと1円に! 魅力的だったものの、親が楽天カードを持っていないため、ポイント還元などのメリットが得づらく、オプションや料金設定が頻繁に変わるイメージがあり、楽天モバイルはやめることに。

〇第七段階

検索:スマホ本体名 価格

そうなると残された2つの機種「AQUOS」に絞られ、以下のパターンでどちらがお得かを細かく調べていきます。

  • 新品を自分で購入するパターン
  • 通信会社経由で本体を購入するパターン

「スマホ本体名 価格」の検索ワードで調べていくと、子供向けスマホを購入しようと思っていた時には一切想像もしていなかった「OCN モバイル ONE」が急浮上します。AQUOS wishとAQUOS sense6を比較すると、AQUOS sense6の方が2,000円くらい高いものの、高性能だったので、AQUOS sense6に決定。

AQUOS sense6の本体代が13,310円(~3/28までのキャンペーン価格)で市場価格より1万円くらいお安く買え、料金プランも明瞭で500MB、1GB、3GB、6GB、10GB。わかりづらいオプション設定はほぼなし。結果的に、以下の内容で契約しました。

  • 通信会社:OCN モバイル ONE
  • スマホ本体:AQUOS sense6
  • 月額:3GB(990円月々)+通話料(11円/30秒)
  • 初期費用:13,310円+事務手数料3,300円+SIMカード手配料433.4円

〇契約~契約後

注文はネットで申し込みしました。親の本人確認書類(免許証)のアップロードに2回くらいミスりましたがw、それ以外は特に戸惑うことなく完了。スマホとSIMもお申し込みから、1週間以内で到着し、本体を起動し、Googleのアカウント設定をし、SIMを挿しAPN設定をし、ファミリーリンクをしたら設定完了。

1時間もかからずに、子供用のスマホの設定ができました。ちなみに、セキュリティソフトは、自宅PC用で使っているアカウントが余っていたので、それを付与しました。

ファミリーリンクも割と使い勝手がよく、よく利用する場所を事前に指定しておき、そこからGPSが動いたら、自動で通知を受け取れる設定もできました。(ちなみに、子供のスマホの充電残量もなぜかわかる…そういうニーズが高かったから付けたんだろうなw)

と、いう訳で子供向けスマホをこのような経緯で購入しました。購入までのポイントと私の気持ちを整理してみました。

1. 「キッズフォン」という言葉の認知と、子供向けスマホの第一想起を取っているソフトバンク強い!

両親がソフトバンクならば、深く検討することなくキッズフォンを選んでいたはずなので、第一想起を取っている点はめちゃ強い。

ただ一方で、両親が別々の通信会社で契約している場合は、そのメリットが受けられないのがちょっと残念だったなと。(両親が別々の通信会社で契約している率が少ないのかな…)

2. トーンモバイル、「子供向けスマホ」と調べているユーザーを逃してない!

私には、スマホ本体を新品で買いたいというニーズがあり、トーンモバイルのスマホ画面の大きさに納得できず購入を断念しましたが、昔使っていたスマホ本体がすでにあるなどの場合は、SIMだけを購入して利用ができるトーンモバイル。私の第一想起は獲得できていなかったものの、「子供向けスマホ」と検索したときに、しっかりとユーザーを誘導できている点はスゴイです。

見守り機能の詳細までこの時点で詳しく調べていなかった私からすると、「9都市県から推奨」といった権威に安心感を抱きました。唯一、スマホ本体が大きすぎるのよ…という点だけとても残念でした。

3. 楽天モバイル「楽天ユーザーを優遇する戦略」がうまい!

楽天サービス全般に共通しますが、楽天ユーザーは楽天商圏でお買い物をしていると、ポイント還元などとても便利にお買い物ができる体験をユーザーに提供しています。

ただ一方で、こういった仕事をしているからなのか、楽天モバイルのゼロ円を急に撤廃したり、キャンペーン内容が複雑だったり、私のUXにはハマらなかった印象で契約を断念してしまいました。

4. OCN モバイル ONE、「ライトユーザー」に絞った戦略!?

「ライトユーザー」に振った戦略を現時点でやっているように見え、それが料金プランやサイト全体からもよくわかりました。自分でスマホの設定をするのが苦手…というユーザーには、ちょっとハードルが高いのかもしれませんが、子供向けとか謳わずとも私が理想とする通信会社と契約できたので満足度は高いです。

一方で、スマホ本体経由で、OCNにたどり着いた点を見ると、PRやマーケティング観点での伸びしろがたくさんありそうなのかも…?と思ったりします。

●最後に

カンタンにまとめようかと思っていた内容が、ものすごいボリュームになってしまいました。振り返ってみると、スマホ各社、特に大手通信会社は、スマホの利用料金の低額化によってなのかわかりませんが、「家族みんなで使う」とか「自宅のインターネット回線と併せて使う」など、アップセル・クロスセルを狙った戦略を取っていて、「親子割り」と言いつつ、少ないギガで申し込みした場合は家族割りが適用されないケースも散見されました。

そういう通信会社の姿勢を見ると、「当たり前ですが利益に貪欲ですね」と感じてしまうわけです。子供向けスマホを選ぼうとしている私の様子からもわかるように、最初は面倒なので、サクッと簡単に契約できるところで手を打とうとするわけです。

でも、結局契約に至らない点がいくつかあり、「仕方なく」いろいろ調べていくと、「なんだ、世に出回っている普通のアプリで私がやりたい見守り機能備えてるじゃん!」、「子供向けスマホを買う必要ないじゃん」と。今回で言うと「仕方なく」が無ければ、ちゃんと調べなかったわけです。

買い物する場合に、「選ぶ時間が面倒だから、いつものでいいや(知っているところでいいや)」はかなりあり、だからこそ「第一想起」が大事といわれていて、そこでユーザーを満足させる体験の提供がとても大事なんだなと、改めて実感した次第です。

ちなみに、実店舗の店員の話やクチコミを一切聞かず、広告その他にも興味を示さない私が特殊なので、あくまでも一例ですが、なかなかに自分でも興味深い行動をしていたなと思ったので、経緯を書き起こしてみました。

さぁ、今週も頑張りましょう!

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note

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