国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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グーグル検索結果CTR調査【2021年最新版】日本の検索1位クリック率は13.9%【SEO情報まとめ】

「グーグル検索で1位をとると、どれぐらいトラフィックがあるのか?」その答を出すための検索結果ページでの順位ごとCTRデータをチェックしておこう。もちろん、日本のデータを含む大規模な調査データだ。

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「グーグル検索で1位をとると、どれぐらいトラフィックがあるのか?」その答を出すために、検索結果ページにおける順位ごとのCTRデータをチェックしておこう。もちろん、日本のデータを含む大規模な調査データだ。

ほかにも、「strongタグをグーグルが見てるって?」「ページエクスペリエンスシグナルがデスクトップ検索でもランキング要因に」「コア アルゴリズム アップデート」などなど、あなたのSEOに役立つ最新情報を、今回もまとめてお届けする。

  • 強調のstrongタグはSEOに重要(ただし内容理解を進める役割として)
  • ページ エクスペリエンス シグナルがPC検索でもランキング要因に(2022/2から)
  • 「煩わしいが法的な理由で出す」インタースティシャルも検索評価を下げるの?
  • グーグル検索コア アップデート(2021年11月版)
  • 画面いっぱいの大きな画像はSEOにマイナスか?
  • 売上増? ブラックフライデー用リダイレクトはありか?
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  • 03-4567-0700からの電話(営業時間の確認)は詐欺? いえグーグルの公式調査です
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  • Google推奨の動画SEO: 各動画に専用ページを作成する
  • PageSpeed Insightsが大幅刷新、直感的でわかりやすいUIに

今週のピックアップ

グーグル検索結果CTR調査【2021年最新版】日本の検索1位クリック率は13.9%
日本のCTRの特徴は? (seoClarity) 海外情報

グーグルの検索結果ページにおけるCTR(クリック率)の大規模調査データを、seoClarity(SEOクラリティ)が公表した。

日本を含む7,500億以上のインプレッションを調査したもので、ポイントを次のようにまとめている(下記データは全体のもの、日本特有のデータは後述):

  • 前回(2014)の調査と比較すると、CTRは大幅に下がった

  • 検索結果1位のCTRは、PC検索では8.17%だがモバイル検索では6.74%(主要5か国以外も含む全体)

  • 検索ユーザーは以前よりもスクロールする傾向にある ―― 調査対象の国すべてで、17〜20位のCTRが11〜16位のCTRより高かった

  • モバイル検索ユーザーはPC検索ユーザーよりも上位の結果をクリックしない傾向にある

  • 1ページ目も2ページ目もクリックしないオーガニック検索結果は65%と推定

  • 5月と12月はCTRが最も低く、7月と9月は最もCTRが高かった

  • モバイル検索結果のインプレッション数はPC検索結果よりも85.8%多かった

  • 順位によるCTRは業種によって大きく異なる。上位10位の平均CTRは、不動産系で最も高く(2.45%)、アパレル/ファッション系で最も低かった(1.43%)

日本が調査対象国に含まれているのがうれしい。

たとえば、1位〜20位のCTRを主要5か国で集計したのが次の表だ。日本のデータは右端列にある。検索結果1位のCTRは13.94%と、他の主要国と比べてもかなり高い。

日本のCTR

日本の特徴として、次のようなものが見られたとのことだ:

日本では、1位のCTRは5か国中インドに続いて2番目に高く13.94%。しかしインドと比べると、順位が下がるにつれてのCTRの低下は緩やか(低い順位でもインドよりはCTRが高い)。17位のCTRは、5か国のなかで最も高かった。

5か国のなかでは、日本は、全体としてトップ10のCTRが最も多く検索トラフィックを生むと言える(トップ10のCTR合計は42.06%)。2ページ目の終わりまでには、61.47%のユーザーが何かしらの結果をクリックしている。日本のトップ20の結果は、米国よりも83.6%多くの検索トラフィックを生み出している。

完全な調査結果はこちらのページからダウンロード(申請)できる。

調査概要は次のとおりだ:

  • 7,500億以上のインプレッション
  • 170億以上のキーワード
  • モバイルとPC
  • 対象国は多数(米国・英国・カナダ・インド・日本は個別に集計)
  • 月ごと・業種ごとに分析
★★★★★
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索SEO情報①

強調のstrongタグはSEOに重要(ただし内容理解を進める役割として)
ここだけを切り取って早合点しないように (Google SEO office-hours) 海外情報

強調タグはSEOに役立つ

グーグルのジョン・ミューラー氏はオフィスアワーでこのように発言した。

ここだけを切り取ると、「<strong> 要素(タグ)による強調が上位表示に役立つ」と早合点してしまいそうだ。

しかし実際にはそうではない。上位表示を狙うキーワードを本文内に散りばめ、すべて <strong> で囲むような真似はまったく無意味だ。こうした検索エンジンの黎明期に横行したスパム的手法は、今は絶対に通用しないと断言できる。

そうではなく、<strong> で強調することにより、グーグルはそのページで重要な部分をより明確に把握できるという意味でミューラー氏は発言しているのだ。これは、ほかの部分と比べて相対的にという意味だ。ページのテキスト全部を strong で囲っても、そのページ全体がとても重要だから評価を高めようとはグーグルは思わない。

特に重要な部分をサイト側からグーグルに伝える、それが<strong>タグなどで強調することの意味だ。そして、同じ効果を人間のユーザーにも発揮できる ―― 強調している場所は「これは重要なんだな」と直感的に理解できる。

strong を使わなくてもグーグルがきちんと重要な部分を判断できることだって普通にある。さまざまなトピックが同じページに存在していたり長い記事だったりするならば、強調タグは重要点を絞り込むための手助けになるだろう。

検索ニーズを把握し、流し読みするユーザーでも適切に大切なポイントを理解しやすいように<strong>などの強調タグを使うことは、SEOに関係なく行う価値があるだろう。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

ページ エクスペリエンス シグナルがPC検索でもランキング要因に(2022/2から)
2022年2月開始、3月完了の予定 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

ページ エクスペリエンス シグナルをPC検索でもランキング要因として利用すると、グーグルが発表した。モバイル検索ではすでにページ エクスペリエンス シグナルをランキング要因として使っている(6月中旬に展開が始まり8月末には完了)。それをデスクトップ検索にも適用する形だ。

導入スケジュールは次のとおり。モバイル検索のときと同様に、2か月ほどかけてゆっくりと展開を進めていくようだ。

  • 2022年2月に導入開始
  • 2022年3月末までに完了

ページ エクスペリエンス シグナルは総称であり、実際には複数の要素を含んでいる。具体的には次のとおりだ:

ページエクスペリエンス シグナル

モバイルフレンドリーの項目は、モバイル検索のシグナルに含まれているが、PC検索には含まれない。PCで閲覧するページなのでスマホ対応は関係ないという当然の理由による。

Search Consoleのページ エクスペリエンス レポートは、現状ではモバイル向けページの状況だけが対象だ。いずれPC向けページも対象にするようになるとのことだ。

HTTPSや煩わしいインタースティシャルの状況はSearch Consoleに頼らなくても、ほぼ把握できるだろう。問題になるとしたらコア ウェブ バイタル(LCP/CLS/FID)だろうが、こちらはウェブに関する主な指標レポートでPC向けページも状況を監視できる。改善が必要なページや不良のページがあれば今のうちから改善に取り組んでおくといい。

ウェブに関する主な指標レポート
ウェブに関する主な指標 レポートはモバイルとPCを分けてレポートしているので改善に役立ててほしい。

なお、公式発表では触れていないが、グーグルが最も重視するのは依然として関連性と品質だ。ページ エクスペリエンス シグナルが最上位の要因ではない。そうは言っても、優れたユーザー体験はモバイルであってもPCであっても大切だ。グーグルの狙いも、すべての検索ユーザーの体験を快適にするという点にある。

  • 不必要な直帰を減らす
  • ユーザーが不満に感じる状態減らす
  • コンバージョン率をより高める

いずれの観点でも、ページエクスペリエンスを改善することに価値はあるはずだ。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

「煩わしいが法的な理由で出す」インタースティシャルも検索評価を下げるの?
公式ガイドの提供は予定なし (John Mueller on Twitter) 海外情報

ページ エクスペリエンス シグナルの要素の1つに次の項目がある:

  • 煩わしいインタースティシャル

これは、ページ移動に挟み込む形で表示する広告ページなどを指すものだ(「インタースティシャルページ」は「間に入り込むページ」といった意味)。ユーザーのエクスペリエンスを悪化させるものであることは、間違いない。

この「煩わしいインタースティシャル」は、もともとはモバイル検索向けのランキング要因だ。しかしページ エクスペリエンス シグナルがPC検索でもランキング要因になることをすでにお伝えしたように、今後はPC検索でも煩わしいインタースティシャルを表示させていた場合には評価が下がる可能性がある。注意しよう。

さて、正当な理由があってページの表示と同時にインタースティシャル(ポップアップと捉えてもいい)を表示するサイトがある。たとえば、法的な理由でユーザーから同意を得る必要があるケースだ。こうしたものも、エクスペリエンスを悪化させるものだという扱いになるのだろうか?

こうしたインタースティシャルは、(仮に、煩わしいと感じるユーザーがいたとしても)通常は問題にはならないようだ。

どのような形態(種類や大きさ、出現場所など)のインタースティシャルならば問題ないかを説明する公式ガイドをグーグルが提供してくれると助かるのだが、予定はないようだ。

グーグルのジョン・ミューラー氏は、こうした「やむを得ないインタースティシャル」について、次のように説明している:

法的な理由によるインタースティシャルやバナー表示に関する推奨事項のドキュメントを作るべきかと検討したことがある。しかし現時点で問題はなく、新たに「必要なこと・推奨事項」を追加するのは余計なことだと判断した。

インタースティシャルを必要とするなら、常識的な範囲で構成しておけば、まぁ大丈夫ということだろう。

★★★☆☆
  • インタースティシャルを表示させているサイトのすべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索コア アップデート(2021年11月版)
今回はいつものように1回で完結 (金谷 武明 on ツイッター) 国内情報

広範囲にわたるコア アルゴリズムのアップデートをグーグルが実施した。

グーグル検索セントラルのツイッター公式アカウントによるアナウンスを、金谷氏が日本語で説明している:

前回のコア アップデートは6月7月の2回に分けての実施だった。今回の11月のコア アップデートはいつものように1回で完結する。

展開完了までには1〜2週間かかる。典型的なパターンだ。今月いっぱいかかるといったところか。

コア アップデートに関して特筆すべきことはもはやない。普段にはない順位変動が発生するだろうが(この記事を書いている時点では平時よりは多少大きめの変動が発生したようだ)、やるべきことは変わらない。関連性があり高品質なコンテンツを専門性・権威性・信頼性を兼ね備えたサイトで提供する取り組みを継続するだけだ。

順位が下がるサイトも一部出てくるかもしれないが、原因が必ずしもサイトにあるとは限らない。グーグルの判断基準が変わっただけの場合もある。コア アップデートについての公式解説を見直すのもいいだろう。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

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