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SEO的にベストな「毎年開催するイベントのURLルール」とは【SEO記事12本まとめ】

グーグルのジョン・ミューラー氏が、繰り返し開催するイベントの情報ページのURLについてベストプラクティスを解説
鈴木 謙一 2017/9/1(金) 7:00 |
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年次イベントなど、繰り返し開催するイベントのページをSEOするにあたって、URLはどう構成するのがいいのだろうか。グーグルのジョン・ミューラー氏がベストプラクティスを教えてくれた。

ほかにも、「悪評の隠蔽にDMCAは禁じ手、そもそもDMCAって何だっけ?」「MFI導入の時期や手順は」「楽天市場が常時HTTPS化」「AMPページの正しいGoogleアナリティクス設定」「PWA+AMPの上級あわせワザ」などなど、SEOに役立つ情報をまとめてお届けする。

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SEO的にベストな「毎年開催するイベントのURLルール」とは
固定URLで評価を蓄積する (John Mueller on Google+) 海外情報

年に1回など繰り返し開催するイベントのURLは、どう設定するのがいいのだろうか。別のイベントなのだから毎回違うURLがいいのだろうか。それとも、同じURLを使いまわすほうがいいのだろうか。

結論としては、同じURLを使い回して、過去開催分は別のURLに変えていくのがベストプラクティスだと、グーグルのジョン・ミューラー氏がGoogle+で解説した。

たとえば、「Web担感謝祭」というイベントを毎年開催していたとしよう。その場合、イベント情報ページのURLは次のように扱うのだ。

  • 今年開催するイベントの情報を掲載するページは、シンプルなURLで公開する(これが検索にヒットさせるメインのURL)。
    例: https://example.com/webtan-kansyasai/

  • 過去に開催したイベントページは、年がわかるようなURLに移動しておく。
    例: https://example.com/webtan-kansyasai/2016/

つまり、次のようにしていくのだ。

  • 2016年

    2016年開催のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/

  • 2017年

    2017年開催のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/
    (メインURLで新規に公開)

    2016年に開催した分のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/2016/
    (/webtan-kansyasai/からURL変更)

  • 2018年

    2018年開催のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/
    (メインURLで新規に公開)

    2017年に開催した分のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/2017/
    (/webtan-kansyasai/からURL変更)

    2016年に開催した分のイベントページ:
    https://example.com/webtan-kansyasai/2016/

繰り返し開催するイベントのURLは適切に構成しないと、検索ユーザーにうまく情報を伝えられなくなる場合がある。

たとえば、イベント情報を知りたいユーザーが検索しても、去年や一昨年の開催のページが最初に表示され、最新の開催のページが検索結果に正しく出てこなければ、だれもハッピーにならない。

また、過去開催分の情報を調べようとしても検索結果で見つけられなければ、それもまた困ったことになる。

そのため、前述のように、

  • 最新のイベント情報は常に同じURLにある
  • 過去のコンテンツは別のURLに移動する

という状態にするのが秘訣だ。こうすることで、最新の開催のURLが固定され検索エンジンの評価が蓄積される

一般的には、最新の開催の情報を調べるユーザーが多いだろうから、検索エンジンは常にこのURLを最初に表示しておけば、ユーザーは求めているページにたどり着ける。

過去の情報を知りたいユーザーがいても、ページが残っているので検索で見つけられる(前の年の情報を知りたいユーザーは多くの場合「Web担感謝祭 2106」のようにクエリに年を含めるはずなので、検索エンジンは判断しやすい)。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索SEO情報

「悪評の隠蔽にDMCA」は、決してやってはいけない下策――ところでDMCAって何だっけ?
本来の用途は正当な著作権の保護 (SEO 辻正浩のブログ) 国内情報

自社に都合の悪い情報を露出させないために、「DMCA」の制度を使って検索エンジンなどで表示させないように申請する……そんな手法がまた使われ、ネットを騒がせる事件があった。

DMCA(ディーエムシーエー、詳細は後述)の悪用は、非常によろしくない下策だ。DMCAの本来の趣旨からみても、ネットの秩序を保つという観点でもだ。

そして、DMCAを悪用することは、結果として企業の評判を大きく落とす可能性が高いということを、改めて理解してほしい。

DMCAについて、改めて解説しておこう。

デジタルコンテンツの著作権を保護するための仕組みとして、「デジタルミレニアム著作権法」という法律が定められている。これが通称「DMCA」と呼ばれるものだ。

DMCAの制度は、簡単に説明すると次のようなものだ:

サービスやプラットフォームを運営している事業者に対して、

あなたのところに掲載されているこの情報は、私のもつ著作権を侵害しているので、削除してください

という申請がDMCAにもとづいてあった場合、そのサービス事業者は掲載を停止すれば(削除したりアクセス不可状態にしたりすれば)、権利侵害に対する責任を負わなくていい。

ただし、そのコンテンツを作った人が

その著作権侵害の削除申請は、不適切だ

と異議を申し立て、そうだと判断された場合は、あらためて元のように掲載すればいい。

グーグルやツイッターでは、DMCAにもとづく削除申請の受け付け処理を、ほぼ自動化している。そのため、申請されると(ほぼ自動的に)対象ページが検索結果から削除されたり、ツイートが閲覧不可になったりするのが現状だ。

映画・音楽・アニメ・マンガ・出版といった、著作物をカジュアルにコピーされやすい人たちにとっては、商売の根幹である著作権を守るために、DMCAはありがたい法律だと言える。

しかし、世の中には「この制度を使えば、自分に都合の悪い情報を検索結果から消せる」と考え、実際に行動に移してしまう人もいる。そのようにDMCAを悪用した事例と、DMCAの悪用を糾弾した記事を、以前に紹介したことがある。糾弾したのは、SEOコンサルタントとして名高い、辻正浩氏だった。

あれから1年半がたっているが、制度を悪用する人は常にいるものだ。またしても、自分たちに都合が悪いページを検索結果から消すことにDMCAを利用する企業があり、再び辻氏が声をあげなければいけない事態になってしまったのだ。

辻氏のブログ記事では、DMCAを不正に利用することがなぜ悪いことなのかを、DMCA侵害申し立てが本質的に抱える問題に触れつつ、解説している。SEOに直結する内容ではないが、コンテンツの著作権を保護することが大切なこととDMCAの本来の目的を理解するためにも、一読してほしい。

DMCA自体は間違ったものではない。悪いのは制度を悪用することだ。実際に、グーグルの削除申請ページには、「重要」として次のような記載がある(元は1段落だが、編集部で抜き出しと強調を加えた)。

著作物または行為が権利を侵害しているかどうかに関する通知に虚偽記載があった場合は、申立人に損害賠償責任が課せられることがあります(費用および弁護士料を含みます)。

オンライン コンテンツに関するある訴訟では、対象のコンテンツがアメリカ合衆国の公正使用の原則によって保護されていたために、申し立てを行った会社は裁判費用および弁護士料として 100,000 ドルを超える金額を支払いました

DMCAの悪用によって被害をこうむった人が訴訟を起こし損害賠償を勝ち取るという事例が日本でもしっかりと出て、それが周知されるといいのだが、なかなか難しそうだ。

そうした事例が出るまでは、「悪評を間違ったやり方で消そうとすると、逆に広まってしまう」という観点でDMCAの悪用を防ぐのが現実的だろう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

MFI導入の時期や手順は? 来日したゲイリーがモバイルSEO最新情報を共有
MFIの導入時期は?RWDの扱いは? (CyberAgent SEO) 国内情報

8月後半に来日していたグーグルのゲイリー・イリェーシュ氏が、インハウスSEO向けのSEOイベントでグーグル検索に関する最新の情報を共有してくれた。

鯨理Tシャツを着るゲイリー
「鯨理(ゲイリー)」とプリントされたTシャツをプレゼントされ、それを着たゲイリー

参加していたサイバーエージェントの木村氏が主要点をブログにまとめている。MFIについては次のような重大な発表があった。

  • 100% MFIという状態でスタートさせると何年もかかってしまう

  • MFIへの準備ができているところからスタートするのはほぼ間違いない

  • Search Consoleで、MFIへの対応が完了していることを通知し、モバイルサイトでの評価に移行することを了承するオプトインもしくは逆のオプトアウト型にして進めていくことも検討している

レスポンシブウェブデザインの扱いや検索クエリのアップデートなど、そのほかの最新の情報も木村氏はレポートしている。読んでみよう。

なおMFIの導入時期レスポンシブデザインの扱いについては筆者も個人ブログにレポートしたので、よければ読んでほしい。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

楽天・はてなブログなど、日本でも大手サイトが続々と常時HTTPSへ
楽天市場は完了、はてなは準備中 (はてなブログ on ツイッター) 国内情報

常時HTTPSの流れが加速している。日本でも、大手サイトが次々と常時HTTPSへの移行を完了させている。

最近では、楽天市場が常時HTTPSになった(公式発表はなし)。

HTTPSの楽天市場

はてなブログも、常時HTTPS化の準備を進めているそうだ(まだ完了はしていない)。

ほかのネット先進国と比較すると日本はHTTPSの普及度が低いことを示す調査データが出ていた。だがトップサイトがHTTPS移行を着実に進めていけば、この数字は上がっていくに違いない。

大手サイトでなかったとしても、HTTPSはウェブの流れだ。あなたも遅れを取ることがないように、移行を進めよう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグルマップに動画を投稿可能に
集客アップに役立てたい (Local Guides Connect) 海外情報

グーグルマップでは、レストランや観光地に写真を投稿できるが、新たに動画の投稿も可能になった。

写真投稿にはない、いくつかの制約がある。たとえば次のようなものだ。

  • その場で動画を撮影する場合は10秒間
  • 既存の動画をアップロードした場合、再生されるのは最初から30秒間
  • 動画を投稿できるのはAndroidのグーグルマップアプリのみ

制約があったとしても、グーグルマップ経由の集客アップに役立ちそうな、おもしろい機能だ。自分のお店を訪れたユーザーが動画を投稿してくれるようなプロモーションを考えてみるといい。

グーグルマップへの動画投稿の詳細はヘルプ記事を参照してほしい(日本語ページができている)。

★★★★☆
  • すべてのローカルビジネスのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

ISM Spin-off #2でグーグルのゲイリー・イリェーシュ氏が明らかにしたMFI関連の情報を解説した記事をピックアップ。

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