子どもの幸福、考える余裕なし? 「日本の子どもの幸福度は先進36カ国中14位」【明日香・子ねくとラボ調べ】
明日香と子ねくとラボは、「子どもの幸福」に関する調査結果を発表した。0歳~15歳の子どもを持つ保護者111人が回答している。
経済的な支援や安全に遊べる環境が求められている
まず「普段お子さまの“幸福”について考えることがありますか」と聞くと、「よく考える」39.7%、「たまに考える」39.6%とほぼ8割に達する。一方で「あまり考えない」11.7%、「まったく考えない」2.7%も存在した。

「よく考える+たまに考える」と回答した88人に「お子さまの“幸福”について考えるきっかけ」を聞くと、「子どもの表情や行動を見たとき」51.1%、「子どもの成長を実感したとき」47.7%、「保育園や学校での出来事を聞いたとき」38.6%が上位だった。

「あなたが考えるお子さまの“幸福”について、特に重要だと思う要素」では、「精神的な健康・心の安定」68.5%、「家族からの愛情」62.2%、「友達との良好な関係」55.9%が上位。自由回答では「自分に自信を持てること」「本人の気持ちの充足感が大事」といった意見があがった。

2025年5月にユニセフが発表した調査によると、日本の子どもの幸福度は先進36カ国中14位だったという。この調査結果については「今回初めて知った」が63.1%を占めていた。またこの結果に対しては「順位が低いと思う」27.9%、「妥当な順位だと思う」32.5%といった声が寄せられている。

「お子さまの“幸福”を実現するために何か取り組んでいることがありますか」と聞くと、「積極的に取り組んでいる」9.9%、「少し取り組んでいる」44.2%とわずかに半数を超える。その内容については「子どもの話をよく聞くようにしている」70.0%、「いっしょに過ごす時間を増やしている」51.7%、「子どもの興味関心を尊重している」45.0%が上位だった。

また「あなたが子育てにおいて特に必要だと感じる支援」については、「経済的な支援」41.4%、「子どもが安全に遊べる環境」37.8%、「緊急時のサポート体制」26.1%が上位だった。

調査概要
- 【調査対象】0歳~15歳の子どもを持つ保護者
- 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 【調査時期】2025年6月9日~10日
- 【有効回答数】111人
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