ダメすぎるSEO都市伝説20連発 など9+4記事
「更新すれば上位表示される」「meta keywords」「PageRank」「キーワード出現率」から、YouTube、HTTPS、canonical、リンク、構造化データなど、さまざまなことに関する「SEOの都市伝説」を紹介する。
ほかにも、ローカルビジネス情報のガイドライン変更、Webサイトがハッキング被害にあわないために、パンダやペンギンなど、SEO関連情報をお届けする。
ダメすぎるSEO都市伝説20連発
Cyrus Shepard on Twitter (信じてはいけない)
SEOに関しては、さまざまな都市伝説がある。昔から間違っていたもの、昔は正しかったが今は状況が変わっているもの、相関関係はあるが因果関係ではないもの、一部のことを極端に拡大解釈したものなど、さまざまだ。
Mozのサイラス・シェパード氏が、ツイッターでフォロワーに次のように問いかけた。
What is an SEO myth that you hate? (might be used in a blog post)
— Cyrus Shepard (@CyrusShepard) 2015, 2月 20
非常にたくさんの返信があった。そのなかから、たしかに「これはダメだ」と筆者が思うものをピックアップしてみる。
2~3週間おきにページを修正して新しい状態に保ち続けると上位表示できる(更新頻度が高ければそれだけで評価が上がる)
SEOはいったん完了してしまえばそれで終わりで、良い状態がずっと続く
meta keywordsタグには◯個のキーワードを設定する
リンクの否認ツールは使いものにならない
(ツールバーの)PageRankを気にかける
rel="canonical"を完全に信頼する
グーグルは有名ブランドを優遇している
同じサイトから2本以上のリンクを獲得しても価値がない
キーワード出現率を考える
質が低いリンクはすべて否認しなければならない
PPC広告を出稿すると順位が上がる
YouTube動画を掲載すると順位が上がる
検索順位だけが重要な成功指標
検索順位を上げるためにHTTPSへ移行しなければならない
構造化データでマークアップすれば自動的に必ず検索結果やナレッジグラフに反映される
素晴らしいコンテンツを作ればそれだけで十分
グーグルの口から発せられたSEOの情報はすべて真実
いかなる方法でも、ユーザーの訪問やエンゲージメントのデータをグーグルは検索品質向上のために使っていない
グーグルには200のランキング指標があって、自分はそれをすべて知っている
重複コンテンツはペナルティを受ける
どれも正しくないSEOだ。信じてはいけない。
日本語で読めるSEO/SEM情報
グーグル、ローカル ビジネス情報のガイドラインを更新
ビジネス名称の付け方に注意 (グーグル マイビジネス ヘルプ)
グーグルは、グーグルマイビジネスに登録するビジネス情報のガイドラインを更新した。オリジナルの英語版ページでは昨年12月に更新されていたのだが、日本語版ページヘの反映は先月末か今月初めあたりと思われる。
いくつもの変更がある。特に注意したいのは名称の付け方のルールだ。
以前にあった次の記述が削除された(強調は筆者による)。
実際のお店やサービスの名称に加え、お店やサービスを見つけてもらいやすくしたり、お店やサービスが提供するものを理解してもらったりする目的で、お店やサービスについて説明する言葉を 1 語だけ追加することができます。
1 語を追加した有効な名称の例としては「スターバックス駅前店」や「グーグルピザ 宅配」などがあります。「顧客満足度 No 1 東京配管」、「宅配ピザを頼むならグーグルピザ」、「グーグルピザ 六本木のレストラン」などは使用できません。
現在は名称だけを正確に登録しなければならない。追加の記述は一切許されない。
以前は可能な例として挙げられていた「スターバックス駅前店」が、今は不可の例として挙げられている。
不可: 「スターバックス駅前店」
顧客が足を運ぶ店舗型のビジネスを営んでおり、グーグル マイビジネスを利用しているなら、注意してほしい。更新されたガイドラインをよく読み、違反がないかを確認し必要があれば修正しよう。
ウェブマスターツールにユーザーを一括登録できるか?
できない (グーグル ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)
ウェブマスターツールには、利用するユーザーを(3段階の権限で)追加できる。では、たくさんのユーザーを追加する必要があるときは一括で追加できるのだろうか?
現時点では無理なようだ。
公式ヘルプフォーラムでグーグル社員のKiyotaka氏が次のようにコメントしている。
現時点では、以下のヘルプ記事にあるような形での、サイト単位での追加しかできません。https://support.google.com/webmasters/answer/44227?hl=ja
残念といえば残念といえなくもないが、一括登録が必要になるほどの大人数のユーザーを追加するケースが多いようには思えないので、不便に感じるシーンは少なそうだ。
ECサイト管理者必読、26個のカゴ落ち対策
可能な限り多く実行したい (EFO・フォーム改善ブログ)
購入手続き途中での離脱、いわゆる「カゴ落ち」の防止に役立つ施策をまとめた記事。
次の8カテゴリに分け、全部で26個の具体的な施策を解説している。
- 1送料無料をアピールする
- クーポン、ディスカウントについて
- フォーム入力をシンプルにするためのチェックポイント
- 安心感を醸成するためのチェックポイント
- ユーザーに情報を探させない
- 利便性向上やサービスの訴求
- 商品訴求
- 今は買わない人に対する対策
カゴ落ち対策に必要なことはほぼ網羅しているのではないだろうか。読んで納得できるユーザー心理の洞察も多い。
あなたがECサイトの担当者なら熟読するといい。可能な限り実行しよう。
あなたのオウンドメディアを倍速で成長させる方法
実践したい4つの戦術 (PAQUEBOT BLOG)
顧客(見込み客)にとって有益な情報を積極的に発信する「オウンドメディア」をあなたもスタートさせたかもしれない。こちらの記事は、そうしたオウンドメディアの成果をスピーディに上げていく方法を解説している。
説明しているのは大きく分けて次の4つの戦術だ。
- ライターの運用体制
- 効果的なタイトルの付け方
- SNSでの拡散方法
- 集めたアクセスの活用法
難しいことは何も説明しておらず、言われてみれば納得の内容が多い。具体的な成功事例も挙げているので、参考になるだろう。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
モバイル検索結果でのユーザー調査と筆者のブログのHTTPS移行後の変化の記事を今週はピックアップ。
- モバイル検索ではナレッジグラフは自然検索よりも視線を集める、2・3位のほうが1位よりも長く見られる − Googleのモバイル検索調査からわかったこと
言われてみれば納得の結果かも - HTTPS移行後のGoogle検索アクセスの変化は微増? | 海外SEO情報ブログ
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