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グーグルが示すスマホサイト最適化のための25の原則 など10+4記事

「SEOに成功する人・失敗する人」「不正なリダイレクト」「ロゴのschema.org構造化マークアップ」なども

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今週のピックアップ

グーグルが示すスマホサイト最適化のための25の原則
★★★★★ ユーザーテストの結果により導き出された (Multi-Screen Resources – Google)

挿絵

スマートフォンなどのモバイルユーザーが使いやすくコンバージョンに繋がるモバイルサイトを構築するための25の原則を、グーグルが公開した。

119時間をかけて行われたユーザーテストの結果により導き出されたものだ。

モバイルサイトのデザイン・設計について、次の5つのテーマで、合計25個の原則を説明している。

  • ホームページとサイトのナビゲーション
  • サイト内検索
  • ECサイトとコンバージョン
  • フォーム入力
  • ユーザビリティとフォームの要素

文書はPDF版(全42ページ)でダウンロードできる。英語が苦手な人や、読む時間をすぐにはとれない人は、グロースハックジャパンさんが要点を簡潔に日本語にまとめたページを参照するといいだろう。

モバイルサイトの重要性は増すばかりだ。モバイルサイト運営に役立つ貴重な資料として活用したい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

物語で学ぶ、SEOに成功する人・失敗する人
★★★★☆ あなたはどちらのタイプ? (SEO 検索エンジン最適化)

SEOを施策する際の重要な考え方を、住太陽氏が“物語風”に解説した。

2つの物語を公開している。

どちらの話にも、「成功する側」と「失敗する側」が登場する。何が成功をもたらしたのか、反対に何が失敗をもたらしたのかを考えてみてほしい。

Web担にもマンガや小説のコンテンツが多い。同じ情報を伝えるにも、文章で解説するよりも、このようなスタイルで示すほうがわかりやすい場合がある。「オウンドメディアのコンテンツ作り」という観点でも、参考になるだろう。

グーグル、不正なリダイレクトに関係するヘルプを更新
★★★☆☆ 具体例を追加 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルは、品質に関するガイドラインに含まれる「不正なリダイレクト」のヘルプに具体例を追加した。次のようなものが不正なリダイレクトとみなされる。

  • 検索エンジンにはあるコンテンツが表示されるが、ユーザーはまったく違うコンテンツにリダイレクトされる。

  • PC ユーザーには通常のページが表示されるが、モバイル ユーザーはまったく別のスパム ドメインにリダイレクトされる。

また、「ハッキングされたコンテンツ」のヘルプに、次のような「リダイレクト」の項目を加えた。

ハッカーは、有害なページやスパム ページにユーザーをリダイレクトする悪質なコードをウェブサイトに挿入することがあります。この種のリダイレクトは、リファラー、ユーザーエージェント、デバイスによって挙動が異なる場合があります。たとえば、Google 検索結果で URL をクリックすると、不審なページにリダイレクトされる可能性がありますが、同じ URL にブラウザから直接アクセスした場合はリダイレクトされません。

「不正なリダイレクト」だけでは何が不正なのかが曖昧だった。具体的な例を示すことで、ウェブ担当者もよりイメージしやすくなるだろう。

意図せず不正なリダイレクトだとみなされないように注意するとともに、リダイレクトを仕込むハッキングを受けないようにも注意しよう。

グーグル社員がリンクの否認ツールの使い方にあらためて注意を喚起
★★★★☆ リンクを十分削除せずに使うとリスク (ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)

リンクの否認ツールの使い方に関して、グーグル社員のKyotaroさんが公式ヘルプフォーラムで注意を喚起した(強調は筆者による)。

こちらのスレッドなどでもご案内している通り、リンクの否認ツールは、不自然なリンクを可能な限り取り除いたにもかかわらず、まだどうしても取り除くことのできないリンクが残ってしまった場合にのみ使用してください。詳しい調査と対処をせずに大まかにドメイン否認をして再審査リクエストを行うことには以下のようなリスクがあります

  • そもそも再審査リクエストが通らずに手動による対策が解除されない(再審査リクエストではガイドライン違反箇所の詳細な調査と対処をお願いしています)。

  • たとえ再審査リクエストが通り、手動による対策が解除されたとしても、多くのオーガニックなリンクも否認された状態であるためにサイトのパフォーマンスが回復しない。

  • 手動による対策が解除されたあとに否認ファイルを編集し、ドメイン単位の否認から、より細かい URL 単位に切り替えようとしても、ガイドライン違反の状況について詳しく把握・対処していなかったために作業が困難となる、あるいは再びガイドライン違反となる。

以上から、再審査リクエストを送信する前に、サイトへのリンクを精査し、ガイドライン違反となっているリンクをきちんと把握し、削除できるものは削除するように取り組んだ上で、適切にリンクの否認ツールを利用することをおすすめしています。その際に改めて削除できる不自然なリンクは削除するように取り組むことをおすすめします。

また、時折、「ドメイン単位で大雑把に否認して再審査リクエストを通してしまおう」といった考えをお持ちの方がいるともお聞きしますが、上記理由により、そうした方法が長期的に見て意味のないことであることを付け加えさせていただきます。

わかりやすく言えば、「ちゃんとリンクを精査して、各リンクのリンク元とやりとりして消せるものは消してもらって、これ以上はどうにもできないとなった段階で、リンク否認ツールを使う」ということだ。

リンクの否認ツールは、一般のウェブ担当者が日常的に使うツールではない。そのため、どうしてもグーグルが想定した正しい使い方で用いられていないようだ。

このツールを利用せざるを得ない状況に陥ること自体が問題だといえば問題なのだが、やむを得ず使う必要に迫られたのであれば、Kyotaroさんの指示に確実に従おう。

ウェブ担当者だって認識しておきたいUXに関する7つの注意点
★★★☆☆ SEOとともにUXも重要なウェブ担当者の重要タスク (Kajiken.me)

優れたユーザーエクスペリエンスを追求するうえで認識しておかなければならないことを7つ挙げた記事。

その「7つの注意点」とは、次のようなものだ。

  • 優れたUXを一発で作ることは不可能
  • ユーザーインタビューは不可欠
  • UX設計のプロセスに決まったパターンはない
  • UXはUIと違う
  • ユーザビリティテストは、絶対に不可欠
  • ユーザビリティ=UXではない。
  • UX周りの全てができる人材はほとんどいない。

SEOではなくUXに関することだし、元記事は「プロジェクトマネージャ」を対象にしているが、ユーザーエクスペリエンス向上への取り組みもウェブ担当者には重要なタスクだ。参考にしたい。

SEOで成功して多くのユーザーを集められたら、せっかく訪れてくれた人には良い体験を提供して、会社やサイトを好きになってもらいたい。「集客」と「体験」のどちらかが欠けてもよろしくないし、究極には分けて考えるべきものではないものなのかもしれない。

使いこなせれば強い武器になるGAの「コホート分析」
★★★☆☆ 上級者向け (真摯のブログ)

ある時期に初めてサイトを訪れた人が、どれぐらいリピートしたりコンバージョンしたりしているか、訪問モチベーションはどう変わっているのか、時期ごとに分けて知りたい。

特定のキャンペーンで初めてサイトを訪れた人が、その後サイトをどう使っているか、キャンペーンごとに分けて見たい。

そうしたことを分析し、より効果の高い集客や接客をできるようにしたいと考えたことはないだろうか? それを実現するのが「コホート分析」だ。

コホート分析とは、次のようなものなのだという。

コホートとは、ある特定の条件や属性をもった集団(ユーザーグループ)のことで、コホート分析は、時間の経過に伴いそのコホートの行動がどのように変化するかを分析するものです。

Googleアナリティクスの「セグメント」(旧アドバンスセグメント)には、コホート分析を行う機能がある。

この機能は、簡単に言うと「特定の期間に初めて訪れた人がその後どのような行動をとっているか」を追跡できる機能だ。たとえば、2014年1月に初めて訪問したユーザーのうちどのくらいが今も引き続き訪問しているかを知ることができる。

この「Googleアナリティクスのコホート分析機能」の使い方や、「セグメント機能を使った他のコホート分析」の手法を、こちらの記事は解説している。

Googleアナリティクス以前からコホート分析を実装しているツールがいくつかある。しかしGoogleアナリティクスで「コホート分析」としている機能は、それらのツールほどには洗練されていないようだ。

一方、Googleアナリティクスでコホート分析が可能になったというものの、残念ながら先ほどのような「コホート分析」という言葉でイメージされるレポートは提供されていません。Googleアナリティクスの「セグメント機能」を活用して各自の設定でコホート分析ができるようになった、というのが実際のところです。

それでも、コホート分析を使いこなせればユーザーの分析とサイトの改善に強い武器になるだろう。上級者向けの内容ではあるが、全員が一読する価値がある解説だ。

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マット・カッツ氏が説明するグーグルのタイトル生成の仕組みと、間違いやすい構造化マークアップの用語の解説を今週はピックアップ。

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