国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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404エラーのせいで検索順位が落ちることもある? ご注意を など10+4記事

スマホSEOの情報やブラックハットSEOの情報などもお届け。

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※2013-11-25 記事全体のタイトルとピックアップ記事のタイトルを少し変更しました(記事全体の趣旨は変わっていません)。

今週のピックアップ

404エラーのせいで検索順位が落ちることもある? ご注意を
★★★★☆ サイト内のエラーは速やかに修正すべし (WebmasterWorld)

ウェブマスターツールの[クロール エラー]を見ると、「見つかりませんでした」の欄に404エラーを返すURLが表示される。その表示が気になって、「404エラーが出るURLは直したほうがいいのか」と気になっている人もいるだろう。

そうした404エラーの対処方法について、WebmasterWorldフォーラムのモデレータがまとまとめているので紹介する。

  • 存在しないページに向けて外部サイトからリンクが張られている状態でも、404を返しているなら、ランキングには影響しないだろう。

  • 存在しないページに向けてサイト内で内部リンクが張られている状態で、404を返していても、その数が極度に多かったとしたら、ランキングに影響することがあるかもしれない。

どちらもユーザーエクスペリエンスを損ねる。後者は自分の管理下にあるから(修正すべきであり)、修正しなかったら技術的に低品質のサイトだとグーグルに言っているようなものだ。

かなりの数のサイトを再開発するときに、古いURLが404や410を返す代わりにリダイレクトするように設定したことがあるが、悪影響があったことは一度もない。

404(ページが見つからない状況)はウェブの世界では当たり前に発生することであり、グーグルのクロールやインデックス、ランキングに悪い影響を与えることは、普通はない。とりわけ、自分が関与しない外部のサイトからのリンクによる404エラーに関しては、そもそも完全に対処することは不可能に近いものであることもあり、原則として無視していい。

そうは言っても、自分のサイト内のリンク切れによる404エラーは、即刻直すべきだ。訪問ユーザーの利便性を大きく損ねるからだ。

ページを削除することで404が発生する場合は、内容が近いページがあればそのページに301リダイレクトするといいだろう。ただし、トップページにリダイレクトすることは推奨されない。

ちなみに、検索結果の品質を第三者に評価させるときにグーグルが提供する評価ガイドラインでは、「404エラーがないか」や「404エラーのページがわかりやすいか」も評価項目になっている。

日本語で読めるSEO/SEM情報

スマホ対策で本当に必要なこと
★★★★☆ スマホユーザーの検索と来訪の意図 (宣伝会議)

スマートフォンの普及が進むなか、サイト運営においてもスマホ対応が急務だ。

ここで気を付けたいのは、単純にスマートフォンで表示できるサイトを公開したり、検索エンジンの推奨に従った構成にしたりすれば、それで十分だというわけではないということだ。スマホユーザーの「訪問意図」を正しく理解することが鍵になる。

渡辺隆広氏が、スマホユーザーの検索行動の特徴を見ながら、マーケティングにおいてどのような点に注意すべきかについてまとめている。

有料コンテンツのため無料では半分ほどしか読めないのだが、それでも十分に有用な解説になっている。ぜひ読んでいただきたい。

スマホ向けSEOのおさらい
★★★☆☆ グーグル推奨の3つのモバイル構成まとめ (Switch)

このコーナーでは、グーグルが推奨するモバイルサイト構成については1年半近く前にすでに扱っている。さらに、モバイル関連の記事もことあるごとに取り上げている。したがって、検索エンジンに適したモバイルサイト運用の基礎について読者の方はしっかりと理解していると期待したい。

しかし、もしまだ十分に理解できていないと感じるようなら、こちらの記事を読むといい。

グーグルが推奨するモバイルサイトの構成を、ポイントを絞ってまとめている。この記事で概要を把握し、それからグーグルの公式ドキュメントを読めば理解が進むはずだ。

ユーザーと検索エンジンの理解を手助けする記事の書き方
★★★★★ 読みやすい文章・伝わるコンテンツを作るコツ (SEO 検索エンジン最適化)

SEOに取り組むウェブ担当者にとっては何ごとも検索エンジンを対象にして考えがちだ。しかしビジネスは人間を相手にするものなのだから、最終的には人間のことも考えなければならない。

文章を読みやすく整え、より伝わるコンテンツを作る方法を、住太陽氏が指南している。

記事は、次の7項目に分けられている。

  • 読むと得することをタイトルとリード文に書く
  • 必要でない話題を削除する
  • 改行と段落を適切に使う
  • 過剰に文字を装飾したり、無意味な画像を使わない
  • 接続詞の多用を避ける
  • 適切な見出しを使う
  • 公開する前に推敲する

人間のユーザーにわかりやすく、かつ、検索エンジンにもコンテンツの中身を理解してもらいやすい構成も、このなかには含まれている。SEOにもプラスに働くだろう。

長い記事であるが、じっくり読んでほしい。

内部SEOにおける最大の武器とは
★★★★☆ 誰にも負けない役立つコンテンツ (ドゥアイ土居通成(いまどきのSEO対策) (@imadokiseo))

土居道成氏は、大阪でSEO会社を経営する人物だ。目立つ場所ではさほど姿を見せないので一般のウェブ担当者には馴染みが薄いかもしれないが、SEO業界のなかでは実力派として知られている。

そんな土居氏のツイートを紹介する。

グーグルのアルゴリズムが進化すればするほど、この傾向は強まるだろう。ほかの誰にも負けない有益なコンテンツが、最大の武器になる。

(もちろん、そうしたコンテンツを作るには、潜在ニーズやコンテキストも含めて顧客を理解することが重要なのだが)

記事初出時点で、土居氏のTwitterアカウントを誤って「@imadokise」としていました。正しくは「@imadokiseo」です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

ハッキング対策の支援機能がウェブマスターツールに登場
★★★★☆ 利用する事態を起こさないことがいちばん大切 (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

グーグルウェブマスターツールに「セキュリティの問題」という機能が新たに追加された。

「セキュリティの問題」メニューには、サイトにセキュリティ上の問題点がなければ「問題が検出されなかった」ことが表示されるだけだが、何らかの問題が検出された場合には、以下の操作が可能だ。

  • サイト上のセキュリティの問題について詳細な情報を1か所で確認できる。
  • 詳細なコード スニペットで問題をより早く特定できる。
  • 簡素化された新しいプロセスにより、セキュリティに関するすべての問題について審査を一度にリクエストできる。

各操作の詳しい内容は、公式アナウンスで確認してほしい。

ただし、この機能のお世話にならないことがベストだ。パスワードの管理やソフトウェアの最新版へのアップデートなど常日頃からセキュリティは万全にしておこう。

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PubConレポートと手動対策関連の記事を今週はピックアップ。

用語集
SEM / SEO / UGC / robots.txt / インデックス / キャッシュ / クロール / スニペット / スマートフォン / セッション / ソーシャルメディア / リンク / リンク切れ / 検索エンジン / 構造化データ / 訪問 / 誘導ページ

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