スマホアプリの中身をグーグルがインデックス&検索結果に表示する時代に など10+4記事
スマホアプリの中身をグーグルがインデックス&検索結果に表示する時代に
検索結果からアプリへ直接アクセス可能に (Official Google Webmaster Central Blog)
グーグルは「App Indexing」(日本語なら「アプリ・インデックス」になるだろうか)という新しい仕組みを発表した。
App Indexingの仕組みをアプリに適用すると、Androidアプリ内のコンテンツをグーグルがインデックスできるようになるというものだ。
スマートフォンからグーグルで検索すると、その端末に該当するアプリがインストールされていれば、検索結果から該当するアプリのコンテンツを直接開ける。通常とは異なりウェブページにはアクセスしないのだ。
アプリのコンテンツをインデックスされたらどうなるかを、元記事に掲載されているイメージがわかりやすく示している。
モバイルでは専用のアプリを使ってサービスを利用するユーザーが増えている。検索結果からそのサービスのウェブサイトではなくアプリにアクセスできれば利便性が増すだろう。こうした背景のもと、グーグルはApp Indexingを開発したものだ。
App Indexingはまだテスト段階のため、現時点で利用できるのは一部の開発者だけだ。またサポートする環境も限られている。
興味があれば、公式ブログ記事と公式ドキュメントで詳しい仕様を調べてほしい。一般公開されるときには日本語でも仕様が公開されることを期待しよう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
Webライダー松尾氏の有用ツイートまとめ
ナイスキュレーション! (togetter)
SEOコンサルタントやコンテンツクリエイターとして活躍する松尾茂起氏の有用ツイートをtogetterにまとめたもの。たとえばこんなツイートが含まれている。
そのワードで検索した人を満足させることを考えれば、Googleからの評価は自然と上がっていく。僕は離脱率とか滞在時間が影響しているように感じている派。指標としては組み込まれていくと考えた方が自然。だから、タイトルで釣っておいて、実際アクセスすると中身の無いページとかはヤバイ。
— ウェブライダー松尾茂起(松尾シゲオキ) (@seokyoto) October 28, 2013
僕がコンサルティングしてきた中で一番多かったアドバイス。「文章が読み辛すぎるので、文章を読みやすく整形しましょう」。これが功を奏しているかは断言できないけど、実際に、文章を読みやすく整形しただけでリカバリしたケースが多くある。文章を整形すると、キーワードの配置も自然になるし。
— ウェブライダー松尾茂起(松尾シゲオキ) (@seokyoto) October 28, 2013
キーワードの考え方や記事の書き方などがとても参考になる。ありがたい“キュレーション”だ。残りのツイートも読んでほしい。
SEO業界の実力者3人が検索の過去と現在、未来を語る
目指すは大規模カンファレンス (Search Summit Tokyo 2013)
検索マーケティングの大規模イベント「Search Summit Tokyo 2013」が、10月30日に東京で開催された。
Search Summit Tokyo 2013は、SEOとリスティング広告で行う検索エンジンマーケティングの本質をあらためて見つめ直すことを主眼に置いたイベントだ。
海外には、SMXやSESといった大検索エンジンマーケティングの大きなカンファレンスがいくつも存在する。ゆくゆくはこういった一大カンファレンスに発展させたいとの夢があるそうだ。
イベントでは両業界の情勢を語るパネルディスカッションが企画され、SEO業界からは渡辺隆広氏と辻正浩氏、三澤直哉氏の3人の実力者がパネリストとして登壇した。
このパネルディスカッションの内容をレポートしたブログを紹介する。SEO業界を代表する3人が何を語ったか参考にしてみよう。
ユーザーだけでなくグーグル自身がnofollowの使い方を明確にできていない
マット・カッツのポカが始まり? (Takahiro Watanabe (takahwata) on Twitter)
渡辺隆広氏によるnofollowリンクに対するぼやきにも似た一連のツイートを紹介する。
Googleは nofollow の使い方についてあれこれ口出しするけど判断基準を明確に示さないから、みんなめちゃくちゃな使い方してる。結局みんな広告云々じゃなくて PageRankフロー調整のためにもnofollow使ってしまっているから。どう収拾するんだろGoogle
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
Matt Cuttsが昔「ログイン画面へのリンクにはnofollowつけてもよい」と発言しちゃったのが始まりだよね、あれは大きなミスだったと思う だから最近はとっても慎重・保守的でw
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
もともとブログコメント欄のスパム抑止という名目でnofollowはリリースされたから、あの当時に現在の状況は予想できなかっただろうし、しょうがないとは思う… このあたりインターネット検索技術の設計の難しさで
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
リンクの信頼性評価は最終的にGoogleや他検索エンジンが決めることだから、nofollowつけていいか自分で判断できないなら、つける必要はない Googleは厳格な判断をウェブマスターに要求しているわけではないから
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
リンクと金銭の交換がNGなのはさておき、それ以外のグレーなところはもうGoogle様の恣意的な解釈次第なので、細かすぎるところは考えても結論でないんじゃないかと。
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
某大手メディアが今まで記事広告でも堂々とリンク張ってたのが、2013年10月以降からnofollow じゃなくてリンクをハイパーリンクにしない対応をとった
— Takahiro Watanabe (@takahwata) November 1, 2013
IT業界の最先端を突き進むグーグルであっても、nofollowを取り巻く環境がどうなっていくか、予見できなかったということであろうか。
女性ウェブ担当者におすすめ、ランチタイムにグーグル男性社員とSEO談義で盛り上がろう
2人のイケメンGooglerがお相手します (Google Webmasters on YouTube)
グーグル日本のサーチクオリティチームは「ウェブマスターの昼休み」と題して、ウェブマスターとのQ&Aを開いている。過去2回はチャットベースでのやりとりであった。
新たな試みとしてハングアウト オンエアを利用したQ&Aを実施した。そのときの録画がYouTubeに公開されている。
- 削除後のリンクに対するリンクの否認ファイルの処理
- DMOZのクローンサイトからのリンクの対処
などの参加者から寄せられた質問に、長山氏と田中氏が爽やかな笑顔で答えてくれている。
次回はあなたも、自分で解決できない疑問をリアルタイムでぶつけてみるといいだろう。
ユニバーサル アナリティクスへのアップグレード
急ぎすぎの指摘あり (アナリティクス 日本版 公式ブログ)
Googleアナリティクスの次世代版となる「ユニバーサル アナリティクス」への移行が可能になった。
これまではユニバーサル アナリティクスを使うには新しくWebプロパティを作らなければいけなかったが、既存のプロパティで過去のデータを引き継いだまま、ユニバーサル アナリティクスアップグレードできるようになったのだ。
アップグレードは以下の2ステップで実行する。
- プロパティをユニバーサル アナリティクスへ
- ユニバーサル アナリティクスのタグに張り替える
詳しい手順は公式ブログを参照してほしい。
またユーザーが移行処理しなくても、今後数か月後には、従来のプロパティをユニバーサル アナリティクスに自動的に移行する段階に入る予定だそうだ。
アップグレードに関するドキュメントをいくつか公開してはいるが、日本語版はまだできあがっていない。不安に感じるウェブ担当者もいるのではないだろうか。
Web担のGA入門講座でお馴染みの衣袋教授は、次のようにツイートしていた。
なんでアップグレードを急ぐのかなあ。別プロパティでユニバーサル アナリティクスをガンガン作られたくないからかな。ダブルで作っている人も多数いるだろうから。しかし完全に等価なサービスになってない時点で、これを実施する意味がわからない。大混乱の元。基本的にはリスクを取らないこと。
— 衣袋 宏美 (@hibukuro) November 1, 2013
現時点では、これまでの計測方式でできていたことのすべてを、ユニバーサル アナリティクスで実現できるわけではない。もちろん今後は問題なくなっていくだろうが、少なくとも完全に以前のものと互換性があるわけではない点には注意が必要だ。
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