国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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2人の元グーグル社員が語るSEOの現在と未来 など10+4記事

「SEOに必要な本当のコンテンツ」「meta descriptionタグとランキング」などの情報も

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今週のピックアップ

2人の元グーグル社員が語るSEOの現在と未来
★★★☆☆ SEO成功の秘訣はユーザーに100%フォーカスすること (Search Laboratory)

グーグルのサーチクオリティチームで以前に働いていて、現在はSEOコンサルタントとして活動しているフィリ・ウィーゼ氏とカスパー・シマンスキー氏の2人が、インタビューに答えた。そのなかから、SEOに関係する質問とその回答を紹介する。

Qスパムのバックリンクを付けているサイトがいまだに多く上位表示しているのは、どうしてか?

Aそういったサイトの多くは、グーグルのウェブマスター向けガイドライン違反でこれまでに起こった結果にすでに直面している。実際に、自分たちのSEOのやり方を見直すための助言を私たちに求めてきた人たちもいる。

オンラインでの存在を示すためにどこまでリスクを受け入れられるかは、自分自身で決める問題だ。私たちが言えることは、「インターネットをスパムリンクで汚しても構わない」と信じるウェブマスターは、どんどん減っていっているということだ。

QSEOに取り組む人が過小評価・過大評価している典型的なことは何か?

Aサイトをうまくクロールしてもらえない状態なのに、PageRankを渡すリンクを獲得することに無駄にリソースを割いている人がたくさんいる。内部施策は、しっかりと最適化されれば本当にものすごく効果を発揮するものだ。にもかかわらず、外部施策がきわめて過大評価されてしまっている。

Q将来的にも通用するSEOでベストな方法は何か?

A今後も常にうまくいくことがある。それはユーザーに100%焦点を当てることだ。必要であろうがなかろうが、検索での成功を含め、その他のすべてはその後に付いてくる。

日本語で読めるSEO/SEM情報

SEOに必要な本当のコンテンツとは?
★★★★★ コンテンツとセリングは違う (SEO 検索エンジン最適化)

SEOを成功に導くには、「良質なコンテンツ」が必要不可欠だ。ところが、「コンテンツ」の意味と定義をしっかりと理解できていない人が少なからずいると、住太陽氏が指摘している。

住氏による「コンテンツ」の簡潔な定義は、以下のとおりだ。

教養または娯楽に属する著作物であって、受け手の文脈に応じた価値のある情報や体験を提供するもの

逆に、以下のようなものは「コンテンツ」ではないとのことである。

  • 教養または娯楽に属さない
  • 著作物(創造的活動により生み出されたもの)でない

住氏は、次のように続けている。

販売や勧誘のための情報や機能、ウェブページでいえば商品紹介ページやサービス案内ページなどは、教養にも娯楽にも該当しませんから、これらをコンテンツと呼ぶのは適切ではありません(セリングと呼ぶのが適切でしょう)。

また著作物ではないものとして、単なる事実の告知(創作性をもたない)である会社概要ページや特商法表記などもコンテンツではありません。目次も著作物ではありませんから、多くの場合、トップページやカテゴリページなどもコンテンツではありません。

SEOがうまくいかないというサイトを見ると、ほとんどの場合、セリングと、事実の告知と、それらを紹介する目次だけでサイトが構成されていて、絶望的にコンテンツがありません。コンテンツがなければ、それが閲覧されることはなく、共有されることもなく、言及されることもなく、リンクされることもなく、検索されることもありません。

筆者としては、「受け手の文脈に応じた価値のある情報や体験を提供」という部分も、同様に重要なポイントだと考える。「コンテンツとは何か」を十分に理解したうえでコンテンツ作りに取り組みたいものだ。

meta descriptionタグは本当に検索結果にまったく影響しないのか?
★★★☆☆ このテストでは影響しないという結果 (SEMアドバイザーの揺さBrain!)

meta descriptionタグに記述した内容は、グーグル検索ではランキング要因にならない。

しかしスニペットに利用されることからもわかるように、インデックスはされている。

では、あるキーワードがタイトルや本文には書かれていないが、meta descriptionには書かれている状況で、そのキーワードで検索されたら、どうなるだろうか? meta descriptionのなかに存在するキーワードをもとに、そのページが検索結果に表示されるのだろうか?

筆者がGoogle+で投稿した疑問を、亀田氏がテストしてくれた。

今回のテスト結果は、「検索結果には表示されない」つまり「検索結果を決める要因としては、meta descriptionタグをグーグルは一切使っていない」だった。たとえそこにしか存在しないワードであったとしてもだ。

ウェブ上のどのページにも存在しない、実験のために作り出したワードをmeta descriptionに記述してインデックスされたことを確認した後、そのキーワードで検索してみたが、検索結果には出なかったのだ。

稀なキーワードであれば検索結果への選出に使われると筆者は想像していたのに、今回は外れてしまった。

亀田氏や筆者のようにSEO好きには探究心をくすぐるおもしろい実験結果だが、普段のSEO施策にはほとんど役に立たないだろう。それでは申し訳ないので、2つの主要なmetaタグに関するグーグルの取り扱いを復習しておこう。

  • meta keywords タグ ―― 完全に無視される。インデックされないし、ランキング要因としても使われない。ただし、グーグル以外の検索エンジンや運用サイト内で使っているシステム、今後出てくるサービスが使うことはあり得るので、利用を否定するものではない。

  • meta description タグ ―― 今回の実験で判明したように、検索結果を決める要因としては用いられないようだ。ただしスニペット(検索結果に表示される説明文)として利用されることがあるので重要。訴求力がある記述をすべてのページで別々の内容として書くことが理想だ(記述するかしないかはこちらのアドバイスを参照)。

グーグル社員と2013年のSEOを振り返る
★★★★☆ お酒ではなくSEO談義で盛り上がった忘年会 (ウェブマスター向けハングアウト on YouTube)

Google日本のサーチクオリティチームがGoogle+で開催するウェブマスター向けハングアウト(ビデオチャット)も、3回目を迎えた。本来はランチタイムに開くものとして「ウェブマスターの昼休み」となっていたが、今回は「ウェブマスターの忘年会」として、夜7時から開催された。

登場するのは、進行がずいぶんとこなれてきた田中氏と“イケメン”の愛称を付けられた長山氏の2人だ。さらに今回は一般のユーザーも加わり、活気のある進行となった。

トピックは以下のとおりだ。

  • 前回ハングアウトの復習(再審査リクエスト)
  • 最新情報の紹介
  • 2013年の振り返り
  • ライブQ&A
  • お知らせ

事前に寄せられた質問への回答やリアルタイムでのQ&Aは、同じような疑問を抱いている人も多そうな内容で、参考になる。

ハングアウトは毎回録画がYouTubeで公開されるので、後から視聴できる(これまでのハングアウトを集めたプレイリストはこちら)。しかし、生で参加すれば、あなたが知りたいことを質問するチャンスがある。時間の都合がつくならば、ライブ参加がおすすめだ。

次回は、「ウェブマスターの新年会」として2014年1月20日に開催される(時間はまだ決まっていない)。Google+の公式のウェブマスター向けコミュニティに参加しておけば、開催時間などの最新情報を入手できる。

ウェブマスターツールで構造化データのエラーをチェック
★★★★☆ ベータ版から一般公開へ (Google ウェブマスター向け公式ブログ)

ウェブマスターツールで利用できる、構造化データの状態を確認する機能に、エラーレポートが加わった。以前は一部のユーザーを対象に試験的に提供されていたものが、正式に一般公開された。

構造化データの実装にエラーが発生しているアイテムを確認し、エラーの解決の手助けにできる。

構造化データダッシュボードのエラーレポート(公式ブログに掲載の画像より)
構造化データダッシュボードのエラーレポート(公式ブログに掲載の画像より)

レポートの見方やエラーの解決手順は、公式アナウンスを参照してほしい。

Webアクセシビリティはチェッカーで高得点するだけではダメ
★★★★☆ 「利用者が理解できるコンテンツ」であること (could)

検索エンジンのロボットがページの内容を理解できるようにするには、Webアクセシビリティの基準に合った作りにすると良いといわれる。

では、本当の「Webアクセシビリティ」とは何か。それを解説した記事を、長谷川恭久氏がブログでまとめている。

長谷川氏は、マークアップはちゃんとされていて「Webアクセシビリティのチェックツールを使えば高い評価になる」だろうけれども、「利用者の目的に照らすとうまくできていない」状態を、ある自治体の公式サイトを例に解説している。

アクセシビリティとは、『利用者が理解できるコンテンツ』を制作・維持できるようにすることであり、マークアップやalt属性の記述をしっかりすればいいわけではない。訪問者の目的やコンテキストを考慮して、情報にアクセスできるようにする必要があるのだ。

そのために、

  • サイトに訪れたユーザーが求めている情報に迷わずにたどり着けるか
  • 見つけた情報がわかりやすく表現されているか

といったことも含めてWebアクセシビリティだと論じている。

SEOの記事ではないが、ウェブサイトを運営する以上は、訪問者の目的を達成するためのアクセス性の良いサイトであるようにするのは重要だ。少し難しいが、参考になるはずなので、ぜひ読んでほしい。

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掲載記事からピックアップ

モバイルサイトの最適化と複数地域を対象にしたサイトの作り方に関する記事を今週はピックアップ。

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