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「オムニチャネル研究会」発足、オイシックス奥谷氏・キタムラ逸見氏らがメンバーに

9 years 4ヶ月 ago

キタムラの逸見氏、元良品計画で現オイシックスの奥谷氏がNRI主催のオムニチャネル研究会に参画

キタムラの逸見氏(写真左)とオイシックスの奥谷氏

元良品計画のWEB事業部長で現オイシックスの奥谷孝司氏(統合マーケティング部長)、キタムラの執行役員・逸見光次郎氏らがメンバーとなり、デジタル革命によるマーケティングについて研究する「オムニチャネル研究会」が発足した。

事務局を担うのはNRIデジタル。先進企業のマーケティングリーダーと学術研究者の融合で、デジタル変革によるマーケティングのあるべき姿について議論を深めていくとしている。

研究会は、次世代のオムニチャネル・マーケティングのモデルを構築することを目的に、産学連携での研究活動を進める。

2016年度は、オムニチャネル先進企業の取り組みケースから、オムニチャネル・マーケティングで実現できること、成果を高めるポイントを整理。モデル作りの基礎情報を抽出する。

活動の成果は段階的に発表していく予定。オイシックスの奥谷氏はメンバーでもあり、アドバイザーも務める。

参加メンバーなどは次の通り。

  • アドバイザー 
    奥谷孝司氏(オイシックス 統合マーケティング部長 COCO)
    近藤公彦氏(国立大学法人 小樽商科大学 副学長)
    金雲鎬氏(日本大学 商学部 准教授)
    西原彰宏氏(亜細亜大学 経営学部 准教授)
     
  • 参加メンバー
    中見真也氏(学習院大学 経済経営研究所 客員所員)
    奥谷孝司氏
    雨宮正和(NRIデジタル 代表取締役社長)
    逸見光次郎氏(キタムラ 執行役員 EC事業部長)
    遠藤克之輔氏
    沖本裕一郎氏(トクバイ 代表取締役社長)

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

中国越境EC市場はすでに激戦? 「ネット爆買い」狙う有名ブランド企業の進出状況 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

9 years 4ヶ月 ago

中国でオンライン売上を拡大するため、さまざまなハイブランドが販売を強化するなか、ドイツのカメラメーカー「ライカ」も中国でのEC展開を始めました。

「ライカ」は先日、アリババグループのマーケットプレイス「Tmall(天猫)」への出店を発表。出店料無料で、中国のさまざまな企業や個人が販売し何百万もの商品を取り扱うアリババグループの巨大マーケットプレイス「Taobao」と異なり、「Tmall」は出店料を支払う代わりにブランド独自の店舗展開が可能です。

Tmall内の「ライカ」店舗では、約3300ドルのTシリーズラインなど、中国国内ではTmallのみ扱っている商品を含む約50製品を販売しています。

「ライカ」中国法人のゼネラルマネージャーであるシイグムンド・ドゥケク氏が発表した声明によると、今後はTmall消費者限定商品も販売していくそうです。

「ライカ」は、Tmall店舗を自社で運用する予定です。「ライカ」のカメラは、アリババ最大の競合であるJD.comでも販売していますが、そこではJD.com自身が「ライカ」の店舗を運営する販売形態となっています。

ドイツのカメラメーカー「ライカ」がTmall(天猫)に出店
ドイツのカメラメーカー「ライカ」のTmallサイト(画像は編集部がキャプチャして追加)

中国小売業者のオンライン売上ランキングをまとめた「中国 EC事業トップ500社 2016年版」(インターネットリテイラー社発行)で、JD.comは第1位にランクインしています。アリババ社のマーケットプレイスであるTaobaoとTmallは中国でのオンライン消費の大半を占めますが、サイト内で販売している商品を自社在庫として販売していないマーケットプレイスのため、ランクインしていません。

ライカのような高級ブランドの大きなターゲットは、海外製品が大好きな中国の中流階級層です。コンサルティング会社のマッキンゼーによると、中国の中流階級は5億2300万人に達すると説明しています。

アップルデルフィリップスソニーといった海外の電気製品ブランドも、アリババが抱える4億人のユーザーに向けてTmallで商品を販売しています。

JD.comも同様に、グローバルブランドとの取り組みを強化しています。すでにJD.comで販売をスタートしているパナソニック象印に加え、家電製品ブランドのタイガーパールライフ西川産業などもJD.comで自社店舗を立ち上げ、販売を開始しました。

JD.comには1億7000万人のユーザーがおり、中国国内で7つの物流センターと209の倉庫を運営しているそうです。

JD.com(京東商城)の物流網
JD.comの物流網、★はフルフィルメントセンター、●は集配送センター、▲は倉庫(出展はJDの2016年1~6月期決算資料、画像は編集部がキャプチャして追加)

ファッションブランドも中国のEC市場に参入し始めています。イギリスのファッションブランド「スリーフロアー」と「アスピナル・オブ・ロンドン」が、「Xiu.com」での販売を開始しました。

「Xiu.com」は、「フェラガモ」や「ヒューゴ・ボス」といったデザイナーアパレルを取り扱っているECサイトです。

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

Internet RETAILER

通販・EC実施企業のジャンル別売上ランキングまとめ【最新版】 | 通販新聞ダイジェスト

9 years 4ヶ月 ago

通販新聞社は今年7月、「第66回通販・通教売上高ランキング調査」を実施し、前号で売上上位300社の売上高ランキングを発表した。同時に健康食品、化粧品、食品、衣料品といった通販の主力商材別の売上高調査も行った。今回は通販市場でも有力な事業者がひしめく「総合通販」や「家電」、有店舗小売業やネット販売専業社などがしのぎを削る「家具」や「日用品」を販売する上位の通販実施企業の直近の売上高を抜粋したランキング表を掲載しつつ、それぞれの商材・ジャンルの市場を解説する。注目される商材ジャンル別の通販市場の動向と各プレイヤーの状況などを見ていく。

【関連記事】ヨドバシカメラが1000億円に迫るなど、ネット通販企業が躍進【通販売上TOP300調査】

「総合通販」ニッセンなどカタログ大手が伸び悩み

「総合通販」のジャンル別売上高ランキング、ニッセンホールディングス、ジュピターショップチャンネル、千趣会、ディノス・セシール、ベルーナ、QVCジャパン、スクロール、日本生活協同組合連合会、高島屋、三越伊勢丹通信販売

カタログやテレビを主要媒体とした総合通販では上位10社のうち、半数が減収になるなど苦戦が目立った。上位勢の動きを中心に見ていく。

1位のニッセンホールディングスは14年12月期にシャディなど一部連結子会社の決算期を変更し、15カ月分の売上高を組み込んでいたことから、大幅減収に。決算期変更の影響を除いても、連結ベースで14.4%の減収となっている。主力子会社ニッセンにおいては、プロモーション費用の最適化によるコスト効率改善を目指し、新規カタログ配布部数の削減を中心とした広告宣伝費、販売促進費の圧縮を優先したことで、前年同期の実績を下回っている。

2位のジュピターショップチャンネルは昨春に地上波デジタル化後もケーブルテレビが実施してきた「デジアナ変換」(※デジタル放送をアナログ方式に変換し再送信するサービス)が終了した影響で期初は若干の苦戦を強いられた模様だが引き続き、商品力や番組力、オペレーション力の強化などが売上増に貢献。前年の冬から始めた家電だけに販売商品を絞った特別編成番組なども好調だったこともあり創業以来の連続増収をキープした。また、増収効果などで利益面も順調で最終利益ベースで最高益を更新した。

3位の千趣会は、ブライダル事業や法人事業が好調なものの、主力の通販事業で消費増税後の反動減が長期化し、ボリュームゾーンの中価格帯商品が振るわなかった。また、カタログの部数やページ数を主要媒体で約1割減らしたことや、テレビCMの回数を2回から1回に減らしたことも影響した。一方で、昨年4月にはJフロントリテイリングと業務資本提携を締結。百貨店と連携したオムニチャネル戦略に着手し始めているほか、同年10月には新基幹ブランド「ベルメゾンデイズ」を立ち上げ、丁寧かつ価値ある物作りで業績回復を図っている。

4位のディノス・セシールは前年は苦戦していたセシール事業が回復。主力カタログの発行頻度の見直し効果などで主力の衣料品および下着の売り上げが回復。加えて、美容健康商材や大きめサイズの衣料品カタログ、化粧品販売事業なども堅調に推移。また、ポイントプログラム刷新およびポイント増量キャンペーンなどの販促策も奏功、暖冬の影響で下期は伸び悩んだが通期ベースではセシール事業全体で増収で着地した。ディノス事業は暖冬の影響でカタログ通販事業は減収だったものの、テレビ通販事業が順調に売り上げを伸ばし、ディノス事業もトータルでは増収となった。

5位のベルーナは主力の総合通販事業は衣料品は堅調に推移したが、家具・雑貨等が伸び悩み微増に。一方、専門通販事業では輸入雑貨などを扱う丸長を取得したことで売り上げが大きく伸びており、両事業の合算では5.5%の増収だった。

7位のスクロールは市場低迷の影響を受けて、通販アパレル事業や家具・雑貨の通販LF事業が苦戦した。化粧品・健康食品の通販H&B事業は大幅増収に。特に化粧品子会社の豆腐の盛田屋は好調だった。通販事業全体は微減となった。

9位の高島屋は消費増税以降に大きく減らしていた部数やページ数を戻したほか、会員組織に向けて積極的に媒体を告知し底上げにつなげたことでカタログ事業が復調した。特におせちなど百貨店の信用力を生かせる食料品や日用品などを増やしたことが奏功した。EC事業もギフト商材に続く戦略カテゴリーとして強化中のコスメやランドセル、ワインが計画通りに順調に推移。人員を割いて企画ページを作り込んだことも奏功した。

「家電」1000億円に迫るヨドバシ

商材ジャンル別売上高ランキング 家電 ジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、上新電機、キタムラ、ビックカメラ、MOA、ピュアクリエイト、エディオン、ストリーム、ソフマップ

主に家電を販売する小売企業(メーカー直販は除く)を売上高順に10位まで抜粋した。

1位のジャパネットたかたの売上高は微増となった。同社では「前期は今後に向けた種まきと土台作りを行った」(高田旭人社長)としており、今上期は前年上期比で20%増となるなど好調に推移。下期からは新しい試みとして、7月に通販サイトの大規模な刷新を行い、販売する商品を大きく絞り込んだ。これにより、詳細に商品を説明できるようになったり、全部の商品の在庫をあらかじめ持つことができるようになるなど、効果が出ている。

2位ヨドバシカメラは、1000億円の大台まであと一歩という数字だった。書籍や日用品など、さまざまな商材を取り扱うことで「アマゾン化」を進めているほか、サービス面でも、購入額によらず送料無料、追加料金なしでも注文当日の配達など、アマゾンをも上回る充実ぶり。こうした点が消費者から大きく評価されているようだ。

3位上新電機(売上高は本紙推定)は、楽天市場やヤフー!ショッピングにおける大賞の常連企業。ネット販売に関しては、前期も堅調に推移したもようだ。

4位キタムラは「宅配売上」と「店受取売上」を合算した売上高がやや減った。デジタルカメラの販売が減ったことが主な要因。店頭でのキタムラネット会員募集と、店頭でのタブレットを使った取り寄せ販売を強化している。

5位ビックカメラは、子会社であるソフマップ、コジマと合算した売上高については、前期比約3.9%減の660億円に。当初は売上高800億円を見込んでいたが、消費増税後の需要減が響いた。昨年9月からは、ビックカメラの倉庫からコジマ通販サイトの商品を出荷する体制となり、ネットの在庫数が大きく拡大している。

8位エディオンは、楽天市場などを中心に近年はネット売上高を急拡大させている。前期は商品数拡大などが増収要因。

9位ストリームは、売れ筋商品の確保や在庫適正化、価格への対応などで売り上げを伸ばした。

「家具」ニトリが首位を独走

商材ジャンル別売上高ランキング 家具 ニトリ、タンスのゲン、ベガコーポレーション、山善、ジェネレーションパス

家具商品をメーンに通販を実施している企業では、ニトリが前期比9.8%増の170億円で前年に引き続き首位を獲得。昨年6月にはサイトリニューアルに伴い、一時的に自社通販サイトが利用できなくなっていたが、仮想モール店舗への誘導などを実施。また、新物流システムを導入したことで、それまで10%程度しか対応していなかった時間指定配送の精度を向上させるなどテコ入れを図ったことも奏功した。また、2月からは通販事業や取扱商品の拡大に伴い、物流子会社のホームロジスティクスの通販センター(=写真、川崎市)にロボットストレージシステムを導入。コンテナを隙間なく積み上げて収納できるため、収納力が向上しているという。

ニトリの物流子会社のホームロジスティクスの通販センターにロボットストレージシステムを導入

2位にはタンスのゲンがランクイン。前期は顧客対応強化に向けて本社にコールセンターを新築したほか、海外向け販売もスタート。仮想モールを中心に売り上げを伸ばし、「楽天市場」店では月商5億円を突破するなど順調に推移した。

3位のベガコーポレーションはオリジナル商品の開発による差別化が進み、全店舗における年間ページ・アクセス総数(重複ユーザーも含む)が前期比900万人増の2800万人を記録。売上高では前期比3割以上となる増収となっている。

4位の山善は家庭用品通販サイトの「くらしのeショップ」が10期連続で増収。「楽天市場」店でもジャンル大賞を受賞するなど好調だった。

5位のジェネレーションパスは商品取引先企業の開拓が進み、アイテム数が拡大。それに伴い撮影スタジオの増床や撮影機材・人員の拡大なども促進させたことで、10カ月の変則決算ながら前期の売り上げを上回った。また、昨秋からは中国向けの越境EC事業にも参入しており、国内に続く第2の基幹事業として投資している。

「日用品」ロハコと爽快ドラッグが急成長

商材ジャンル別売上高ランキング 日用品 アマゾンジャパン、イトーヨーカ堂、アスクル(LOHACO事業)、爽快ドラッグ、ケンコーコム

活況なECの中でも成長分野であり、競争が激しい領域の1つと言える日用品分野だが、中でも注目なのが特に高い伸長率で売上高を伸ばす3位のアスクルの「LOHACO(ロハコ)」と4位の爽快ドラッグだ。

ロハコ」は親会社のヤフーの仮想モールのセールと連動したポイント増量など販促施策やテレビCMで新客を順調に獲得するなどで直近売上高は6割増超と高い伸びを見せた。爽快ドラッグはベビー用品やペット用品のEC専業社のM&Aや飲料・ペット用品など特定カテゴリーに特化した専門サイトなどを各仮想モールに出店する多店舗展開などで安定的な成長を遂げているよう。

スピード配送などを始めたアマゾンに対応し、「ロハコ」は指定時間にピンポイントで届ける待たせない配送サービスを始めたり、爽快ドラッグも配送リードタイム短縮に今期から本腰を入れ始める模様。品ぞろえや価格はもちろん、配送面での競争もさらに注目されそうだ。

「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
注目ジャンル別通販売上高ランキング(2016/08/05)

通販新聞

集客力を持っているメディアがECを始める際の注意点 | アラタナECコンサルがお伝えするECビジネスの課題を解決するヒント

9 years 4ヶ月 ago

オウンドメディアのEC化について考える

「運営しているオウンドメディアのPVが伸びてきて、次の一手としてECサイトを作りたい!」というご相談を、最近ちょくちょくいただくようにになっています。「運営するオウンドメディアのトラフィックが増えたから、このトラフィックを利用して新規事業=ECで収益を上げたい」というのは自然な気持ちだと思いますので、今回は「メディアのEC化」について私なりに考えていきます。

オウンドメディアがEC化を考えるタイミング

だいたい月間のPVが数万を超えてくると、オウンドメディアをEC化しようか、という声が社内であがってくることが多いように感じます。

このトラフィックをなんとかマネタイズできないだろうか…と考え始めるのがそのくらいなのでしょうか。

ジャンルや商材にもよりますが、たとえば月間500万円の売り上げをつくるECサイトの場合、客単価1万円、CVRが2%と仮定すると、単純に計算して2万5000のアクセス数が必要になりますので、タイミングについてはうなずけるような気もします。

EC化するには

メディアにEC機能をつけて収益を出していくためには、そのメディアが発信している情報の分野において一定以上の価値があることが絶対に必要です。

この点については、当社顧問の土屋が以前別の記事で下記のような形で触れていました。

メディアコマースが可能となるメディアの条件

メディアが持つ付加価値をここでは、カテゴリバリューと呼ぶことにしますが、このカテゴリバリューががあるかどうかです。

このカテゴリバリュー(メディアの持つ付加価値)と、カテゴリバリューの確立・拡大・成長には一つのサイクルがあると考えました。

特定カテゴリへ向けたコンテンツが提供される
    ↓
特定カテゴリを嗜好するユーザーに好まれる
    ↓
より特定カテゴリの先鋭的なコンテンツが集中する
    ↓
さらに、深い嗜好性を持つユーザーが集客される
    ↓
深い嗜好性を持つユーザーが集客していることがコンテンツの持つ意味合い(ストーリー)をより拡張させる

このステップが、ネットワーク外部性を産み出し続けるものとなります。コンテンツが価値を持ち、そのコンテンツに集まるユーザーに価値を感じるユーザーがさらに集まるというサイクルです。

大前提としては、このコンテンツのカテゴリ(クリエイティブの方向性)コントロールを維持するという難易度の高いハードルが存在します。ある意味、特異なセグメントされたセグメントメディアとも言えます。

これはECサイトで売上を作っていくときの基本となる「ペルソナを設定して販売戦略を立てる」部分に近しいところです。

ペルソナ設定についてはこちらの記事”ネットショップは分析命!ペルソナの作り方”で書いています。

要はペルソナを設定するための素材となる情報がそのメディアに蓄積されていれば、その人たちに何を販売するのか、どのような商材が求められているのかが自然と見えてきますので、ECサイトとしてしっかり売上を作っていく道筋が見えやすいと言えます。

EC化は難しいパターン

オウンドメディアのトラフィックはある程度確保できている、コンテンツを継続的に書いていくことが可能な体制になっている、という状態であっても、EC化をおすすめできない場合もあります。

たとえば、

  • 広く情報を提供している場合
  • フロー型の情報提供をしている場合

などです。

広く情報を提供している場合は、上記土屋の記事で言及している「カテゴリバリュー」が形成されにくい傾向にあります。

ECサイトとして物販をする際にペルソナが設定しづらく、ターゲットを絞りきれないことでうまく商品の訴求ができずに、ECが軌道にのらない、という事態が想定できるパターンです。

フロー型の情報提供をしている場合も同様に「カテゴリバリュー」が形成されにくい傾向にあると言えます。
SNS上でいわゆる「バズらせる」ことで一定数以上のアクセスを獲得することができても、そこには特定のカテゴリに造詣の深い、いわばマニアックな集団というのはなかなか形成されないので、トラフィックを作ることはできても、それをECという形につなげていくのは、なかなか難しそうに思えます。

まとめ

私たちが普段サービスを提供しているお客様は、先にECサイトがある状態で、それをメディア化したい・メディアを新設してECサイトの集客につなげたいというパターンが多いです。

このような場合は、しっかり自社の状況を確認し、ECの売上アップのためにいま必要なのは本当にメディアなのかということをしっかり見極めてすすめましょう、というお話をしています。

今回書いたように、先にメディアがあってあとからEC機能をつけることについては、結論としては是も非もなく、社内と周囲の状況によってベターな方を選択するのがよいのでは、というのが現時点での私の感じるところです。

ECサイトとメディアは本当に切り離せない関係になっています。この2つのことでお悩みのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
オウンドメディアのEC化について考える(2016/08/29)

アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

2014年サービスローンチ。メンバー全員がGAIQ以上の資格保持者にて構成されているチームで、安心感のあるサービスを提供している。既存のECサイトは独自ドメインであればカートシステムを問わずサービス提供が可能で、新規ECサイトの構築から売上アップまで一貫してのご提案できる。

「ECサイト」を専門にサービスをご提供しており、検索順位やCPAに一喜一憂せず、結果=売上にこだわって戦略立案から施策検証まで行う。

 

アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」

Android版Googleアプリ、端末内のパーソナルコンテンツを検索する「アプリ内」機能を導入

9 years 4ヶ月 ago

[レベル: 中級]

Android版のGoogleアプリで、端末にインストールしているアプリのなかにあるコンテンツを検索できるようになりました。
Gmailのメールやコンタクトの連絡先、YouTubeの動画などパーソナルなコンテンツを検索できる便利な機能です。
検索結果の「アプリ内」タブから利用できます。

アプリのなかにあるパーソナルコンテンツを検索

Googleアプリで検索し、「アプリ内」(英語では、”In Apps”)タブを選択するとアプリのなかにあるコンテンツの検索結果になります。

こちらは、僕のスマホでGoogleアプリから「夏」を検索した結果です。
GmailのメールとEvernoteのノートが表示されています。

Googleアプリの「アプリ内」結果

当然のことながら、パーソナルなコンテンツは自分の端末でしか結果に出てきません。
電話帳アプリの「コンタクト」もアプリ内検索の対象になるパーソナルコンテンツのひとつです。

Chromeからの結果もいちばん下にチラッと見えます。
閲覧履歴からだと思われます。(笑)

ほかには、TwitterとYahoo!ニュース、クックパッドからのコンテンツも表示されました。
どのアプリもインストールしてあります。

Googleアプリの「アプリ内」結果

App Indexingに対応しているアプリは、自動的に対象になるようです。

ただし、App Indexingアプリからは、パーソナルなコンテンツではなく一般公開されているコンテンツが返ってきます。

Twitterの結果に出ているユーザーは僕がフォローしているユーザーではありません。
通常の検索結果にも出てくる公開ツイートなので、関連性があったためアプリ内検索でも出てきたのでしょう。

対応アプリ

「アプリ内」検索をサポートしているアプリの例として公式アナウンスは次を紹介しています。

  • Gmail
  • Spotify
  • YouTube

今後数か月以内に次のようなアプリがサポートを予定しているとのことです。

  • Facebook Messenger
  • LinkedIn
  • Evernote
  • Glide
  • Todoist
  • Google Keep

対応予定のリストに含まれているEvernoteは、先ほどのキャプチャで見せたようにすでに対応していますね。

自分のスマホ端末であなたが利用している、あなた個人のアプリコンテンツをGoogleアプリのアプリ内検索で探せるようになりました。
アプリコンテンツを対象したパーソナライズ検索と言っていいかもしれません。
使う側としては便利な機能になりそうです。

また、App Indexingを実装しているアプリは露出機会が増えそうです。
App Indexingを実装しているアプリ開発者にとってもメリットになる可能性もあります。

- Android版Googleアプリ、端末内のパーソナルコンテンツを検索する「アプリ内」機能を導入 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

視聴者を動かすには!?動画制作における尺(長さ)と広告効果の関係を重視しよう!

9 years 4ヶ月 ago

EYE

Vine、Snapchat、Instagramなどのマイクロ動画の流行もあり、短い動画を目にする機会が以前よりも増えてきました。こうした中、ネットで配信する動画広告についても、「長い動画はもはや時代遅れだ!」という極論も聞こえてきたりすることもあります。しかしYouTube Ads Leaderboardで2014年度版にランクインした動画広告の長さは平均3分で、2013年度と比べて47%も長くなっています。そしてその傾向は続行しており、2014年、2015年ともにトップとなった広告で1分以内のものはひとつもないという調査結果も出ています。短いのか、中くらいのか、長いのか、いったいどの尺の動画が効果的なのか、ここで改めて考えてみましょう。

記事の要点3  ● Googleの問題提起「長いことは強いことなのか?」その答えは!?
  ● 尺に合わせてどんなコンテンツを入れるかを検討すべき
  ● 大切なのは「ビジネスのゴール」に沿って最適な尺を選ぶこと

YouTube上では長尺広告ほど効果的といえるのか?調査内容を見てみよう

動画広告は短い尺の全盛期を迎えた・・・、と漠然と感じていたマーケターにとって、Googleの「In Video Advertising, Is Longer Stronger?」(動画広告において、長いことは強いことなのか?)https://goo.gl/cMf3Cs 2016/04/13 という記事はかなりインパクトがありました。ユーザーは短い動画を好むマイクロ動画派と長い動画を好むYouTube派に2極分解したのでしょうか?

まずはその調査内容を見てみましょう。記事によれば、Googleはクラッカーのブランド「Honey Maid」のMondelez社と共同で、まずスキップ可能なTrueView対応の種類の長さの動画広告を用意しました。

15version

The 15-Second Cut

https://youtu.be/8D_hE8ysNX0

30version

The 30-Second Cut

https://youtu.be/AC36c6pho4M

2minversion

The Long Cut (2:17 runtime)

https://youtu.be/zKnh67suPAw

そして、下記の2点にフォーカスして調査を行いました。

1.視聴者は15秒、30秒、あるいはそれ以上の動画のどれを選ぶのか

2.「広告の想起」と「ブランドへの好感」という点でブランディングにどんなインパクトを与えるのか

まず、1の結果をグラフで確認してみましょう。

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この結果からGoogleは「動画は長いほうが強い効果を持つかもしれない」と示唆しています。確かに短い15秒の動画よりも30秒版、2分版の方がビュースルー率(VTR)は高く、グラフからは30秒版が15秒版よりも30%高いVTRを獲得していることが分かります。

次に2の結果です。

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「広告の想起」(Ad recall)に関しては、短い15秒版の圧勝です。ブランドの認知拡大に短尺広告は効果的かつ効率的であるということが読み取れます。短尺のフォーマットは認知度を高め、記憶にも残りやすく、検索などの重要なアクションを喚起する可能性があります。一方で、右側の濃い色の棒グラフ、「ブランドへの好感」(Brand favorability)は30秒版と2分版が勝っています。広告想起とブランドへ好感の間にはかなり大きなギャップがあることが分かります。

尺に合わせてどんなコンテンツを入れるのかを検討すべき

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前の段落で「尺」と「心理変容」を紹介しました。Googleの考察は尺のみに留まっていますが、実際に動画制作をすることを考えると尺のみで制作できるわけではなく、その尺の中に入れるコンテンツも考える必要があります。今回の動画を見ると分かりますが15秒の動画に関しては商品訴求に加えそれに関わる家族を表現しています。30秒、2分の動画となると商品訴求のボリュームは大きく増えていない一方、家族の描写が増えているように見えます。

尺を考えずにコンテンツの内容と結果のみを考えると商品訴求に特化した動画コンテンツの場合は広告認知が高まり、商品の周りのストーリーを提示するとブランド好意を上げることができる、という仮説が考えられます。

では尺とコンテンツ両面で考えるとワンメッセージを短尺で端的に伝えると広告認知を上げることができ、商品周りのストーリーを長尺でしっかり伝えるとブランド好意を上げることができると言えるでしょう。

ビジネスゴールに応じた動画広告「尺」戦略が必須

Googleはこの調査結果へのコメントで、「広告の効果測定はビジネスのゴールにつながっているということを忘れないようにしましょう。そして「広告の想起」のような一つの領域での良好な指標が他の領域(「ブランドへの好感」)にも貢献すると信じてこんではいけません」としています。

例えば、まだブランドの認知度がそれほど上がっておらず、今回の動画プロモーションの目的が「認知度の向上」である、とした場合には「広告の想起」において効果の高い短尺の広告をワンメッセージで配信するという戦略が考えられます。

それとは違うケースで、すでにブランドは認知されている商品の好感度を上げたいという場合には、より視聴者の態度変容に深く関わることが可能な長尺の広告をブランドストーリーを含めて採用するという戦略が考えられます。

効果的な動画プロモーションを行うためには、案件ごとの「ビジネスのゴール」に沿って最適な広告効果を持つ尺を選ぶことが大切です。

crevoAdmin

「.shop」商標権者向け優先登録の申請件数が過去最高の1182件を記録

9 years 4ヶ月 ago

レジストリ事業を展開するGMOドメインレジストリは8月30日、「.shop」の商標権者向け優先登録(サンライズ登録)の申請件数が過去最高の1182件となったと発表した。

過去の優先登録の最多申請件数は「.london」の799件。北米・欧州を中心にニーズが高まっており、「.shop」は「文字列の意味」「 覚えやすさ」「 用途の明確さ」などから多くの申請が行われたとしている。

申請された文字列のカテゴリを見てみると、 衣類・アクセサリーが全体の2割強を占め、 次いで小売業、 IT・テクノロジー。

特に、ファッションハイブランド、スポーツウェア・用品ブランド、家電製品メーカーなど世界的に広く知られたコンシューマー向けブランド名での申請が目立っているという。ブランド保護やオンライン本店ショップでの活用するためと見られる。

申請文字列の上位10カテゴリ (全体に占める割合)

「.shop」のドメイン名登録は、9月2日~26日までが、単語や短い文字列といった人気の高いドメインを 一般登録に先駆けてダッチオークション形式で優先的に登録できる優先登録期間となる。

9月27日以降、登録したい文字列のドメイン名を、先願制で登録できるスケジュールとなっている。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

日本郵便、宅配ロッカー「はこぽす」の設置場所の拡大を進める

9 years 4ヶ月 ago

日本郵便が宅配ロッカー「はこぽす」の設置場所の拡大を進めている。これまで郵便局へ設置してきた「はこぽす」を、2016年3月から郵便局以外へ拡大。6月以降新たに5か所への設置を進めている。

8月31日にJR東日本茂原駅(千葉県)に「はこぽす」を設置したほか、9月13日には愛知県知立市の複合施設「THANK(サンク)」に設置。中部地区で初めて「はこぽす」を設けた。

今回の設置で「はこぽす」の設置場所は合計32か所となる。

宅配ロッカーに関しては、ヤマト運輸が中心となって設置を進める「PUDOステーション」を7月から開始し、設置場所の拡大を進めている。テレビCMの放送を開始するなど、認知度向上に向けた取り組みも進めており、消費者の利用意向が増えることが予想される。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

越境ECを新たに始める企業らに上限100万円の補助金、対象企業の募集開始【第2弾】

9 years 4ヶ月 ago

独立行政法人中小企業基盤整備機構は8月31日から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加国を主たる対象として越境ECを始める事業者に対し、100万円を上限に補助金を交付する対象企業の募集を始めた。募集期限は9月30日まで。

中小企業越境ECマーケティング支援事業に係る補助金」の第2期募集で、82件の申請があった第1期では補助対象企業23社を選定。「洋服のサカゼン」で知られる坂善商事、上場EC会社のジェネレーションパスなどが選ばれている。

第1期と同様、対象は新たに越境ECサイトを構築、もしくは出店する事業者。リニューアルなどは対象としない。

補助経費は越境ECサイト出店・制作費用(翻訳比など含む)、サイトプロモーション費用。補助対象経費の2/3で、100万円を上限とする。

中小機構では補助金説明会を全国4か所で開催する。

  • 【東京会場】
    日程:平成28年9月6日(火曜)14:00~16:00
    会場:TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター(東京都中央区京橋1-7-1)
    定員:100名
    詳細と申し込みhttp://eventregist.com/e/subsidytokyo2
     
  • 【名古屋会場】
    日程:平成28年9月7日(水曜)14:00~16:00
    会場:TKPガーデンシティ名古屋新幹線口(名古屋市中村区椿町1-16井門名古屋ビル)
    定員:100名
    詳細と申し込み:http://eventregist.com/e/subsidynagoya2
     
  • 【大阪会場】
    日程:平成28年9月8日(木曜)14:00~16:00
    会場:TKP新大阪カンファレンスセンター(大阪市淀川区宮原4丁目1-4 KDX新大阪ビル6F)
    定員:100名
    詳細と申し込みhttp://eventregist.com/e/subsidyosaka2
     
  • 【福岡会場】
    日程:平成28年9月9日(金曜)14:00~16:00
    会場:TKP博多駅前シティセンター(福岡市博多区博多駅前3-2-1日本生命博多駅前ビル8F)
    定員:90名
    詳細と申し込みhttp://eventregist.com/e/subsidyfukuoka2 

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

Web接客よりも自然にメリット訴求ができる「トリガーメール」を知っていますか? | カゴ落ちメールが変えるECサイトの新しい“接客”のカタチ

9 years 4ヶ月 ago

カゴ落ちメールは、いわゆる「トリガーメール」の一種だが、今回はカゴ落ちメール以外のトリガーメールにどんな種類と活用方法があるのか見てみよう。特に今から注目しておきたいのが「ブラウザ放棄メール」と「モーダルポップアップ」だ。この2つはカゴ落ちメールと同様、比較的新しい施策で今後利用が広がる可能性が高いので詳しく説明したい。

接客としてのトリガーメール

「トリガーメール」とは、ユーザーの何らかの行動や変化をきっかけ(トリガー)として送信するメールのこと。ユーザーの行動を細かく追い、それにうまく反応することで成果を上げられるので注目されており、さまざまなシーンで活用されてきた。

この連載の第3回で述べたように、ポイントは消費者の行動をリアルタイムでつかみ素早く反応する「タイムリー性」、消費者の状態に合わせて最適な接客をする「One to One性」だ。顧客の視点でその2つをうまく実現すれば、予想以上の成果を上げられる。

カゴ落ちメール以外のトリガーメールには、どのようなものがあるか見てみよう。

[1]ウェルカムメール

会員登録の完了をトリガーとして、登録の御礼やサイトの使い方、おすすめキャンペーンなどを案内する。海外を始めMA(マーケティングオートメーション)の活用で、ウェルカムメールは1本だけでなく、ステップメールとして送るサイトも増えてきている。

[2]ウィッシュリストメール

ウィッシュリスト(お気に入り)に入れたままの商品をリマインド訴求する。「在庫僅少」や「値下げ」などの情報を付加して訴求する場合もある。

[3]再入荷メール

在庫切れ商品についてユーザーが再入荷の通知を希望していた場合、再入荷を通知する。

[4]再購入メール

消耗品などを対象に、購入から一定期間経過し、再購入するタイミングで同じ商品を訴求する。

[5]アンケートメール

購入後に商品レビューの投稿を促したり、サイトに関するアンケートを依頼したりする。

[6]ポイントメール

新たにポイントが付与されたタイミングや、ポイントの使用期限が近づいたタイミングでお知らせする。

[7]記念日メール

ユーザーの誕生日やあらかじめ登録した記念日をリマインドする。

[8]ブラウザ放棄メール

商品ページを見たが購入せず離脱したユーザーに対して、サイト訪問の御礼や閲覧商品の訴求を行う。

[9]モーダルポップアップ

ユーザーが離脱しそうになったタイミングで、メールアドレスの入力フォームをポップアップ形式で表示させる。メールアドレスを入力すると閲覧していた商品などがリアルタイムで送信される。入力時にクーポンなどのオファーが提示される場合もある。

こうしたトリガーメールは、会員登録時に御礼をしたり、サイトの使い方やキャンペーンを案内したり、商品をリマインドしたり……これは一種の接客とは言えないだろうか?

最近、さまざまなタイプの「ウェブ接客」が流行っているが、それよりももう少しリアル店舗の接客に近い、もっと自然な感じのする接客だ。自然な感じでユーザーにメリットを与える接客を行ってきたわけだから、トリガーメールが一定以上の成果を上げてきたこともうなずける。そこにトリガーメールが注目されてくる要因があり、一括送信のメールとは根本的に違う部分でもある。

カゴ落ちメールと合わせて配信すべき「ブラウザ放棄メール」とは?

「ブラウザ放棄メール」は、商品ページを見たけれど結局は購入せずに去って行ったユーザーに対して、何らかのアクションを起こすこと。ブラウザ放棄はリアル店舗で言えば一度手に取った商品を、また棚に戻すようなものだ。

リアル店舗ではその商品に興味があることがその場で分かるので、「他の色もありますよ!」「それは先週入荷したばかりでよく売れているんです」などと声がけができるが、ECサイトではそれができない。そのため、ブラウザ放棄メールが有効な「接客」になる。店でもECサイトでも同じだが、「どんな商品に興味があるか?」というのは接客において一番重要な情報だ。

前回までのテーマだった「カゴ落ちメール」でももちろんユーザーの興味のある商品が特定できるが、「その商品に興味はあるけれどカートに入れるには至らなかった」多くのユーザーを逃してしまっている。それをもう少し早い段階で捉えて、その段階で接客しておこうというのがブラウザ放棄メールの着想だ。結構大胆な施策と思われがちだが、きちんと効果が出てきている。

以下の数値は、国内最大手のジーンズメーカーであるエドウインが運営する「エドウイン公式オンラインショップ」での結果だ。

表 エドウイン公式オンラインショップでの「NaviPlusリタゲメール」配信レポート
 ブラウザ放棄カゴ落ち1通目カゴ落ち2通目
開封率43.4%47.7%36.0%
クリック率11.5%22.0%18.0%
完了率(click to)9.2%25.3%17.3%
ROAS1,246%4,152%2,475%
1か月間のデータ。各配信対象は以下の通り。
ブラウザ放棄……商品を閲覧したまま未購入の会員
カゴ落ち1通目……カゴに商品を入れたまま未購入の会員
カゴ落ち2通目……カゴ落ち1通目配信後、未購入の会員
出典:NaviPlusお客様インタビュー

ブラウザ放棄メールのROAS(Return On Advertising Spend/広告費用対効果)はカゴ落ちメールより劣るとはいえ、それでも約1,200%。売上高では3種のメールのうちで最も貢献が大きい。施策トータルのROASは1,800%以上だ。

ブラウザ放棄メール単体でも効果はあるが、このようにカゴ落ちメールを組み合わせることで施策の幅が広がり、なおかつ相互に強みと弱みを補完でき「厚み」のある施策を打つことができる。

これから普及しそうな「モーダルポップアップ」

ユーザーが離脱しそうになったタイミングで、メールアドレスの入力フォームをポップアップ形式で表示させ、閲覧していた商品などをリアルタイムで送信するのが「モーダルポップアップ」だ。

上記であげたその他のトリガーメールが既存ユーザー(会員)を対象にしているのに対して、モーダルポップアップは新規ユーザーを対象にしているところが大きく違うところ。新規会員を増やしたいサイトやゲスト購入が多いサイトなどで、より高い効果が期待できる施策と言える。

実際に気になる商品があった場合、リアル店舗では写真を撮ったり、ECサイトではメモ帳に書いたりして、忘れないようにした経験をした人は多いだろう。サイト離脱時に興味のあった商品を自分宛てにメールしておくことで、すぐにサイトに戻れるようになる。

海外では「いま登録するとすぐに10%割引の特典が受けられる」といったクーポンや値引きなどのオファーと共に、アドレス登録を促す手法もよく用いられている。

店舗で言うと、ちょうど店を出ようとしているお客さまに対して、「よろしかったら後でご覧ください」と商品カタログを渡したり、「今ならちょっとお得な情報がありますよ!」と声を掛けたりするようなものだ。これも今後、重要な接客手法の1つとなっていくだろう。

流行のWeb接客よりもっと自然にメリット訴求を。「トリガーメール」はECサイトの新しい接客のカタチ
モーダルポップアップは効果や活用方法について未知数なところがあるものの、新たな可能性が期待できる手法でもあるので注目しておこう。
◇◇◇

今回はさまざまなトリガーメール、中でもこれから注目の「ブラウザ放棄メール」と「モーダルポップアップ」を"接客"という観点から捉え直してみたが、いかがだっただろうか。

次回は、離脱フォローメールを実際に導入する際に発生する課題とその解決方法についてお話しをしたいと思う。

ナビプラス株式会社 井口 隆智

井口 隆智

ナビプラス株式会社

大手決済代行会社SBIベリトランスにてウェブマスターやマーケティング、営業、事業開発までと幅広い業務に従事。2006年よりASP型商品レコメンドエンジンの事業を立ち上げ責任者を務め、2010年には事業を子会社化し旧SBIナビ設立(現ナビプラス)、現在は新サービスの事業責任者としてコンセプトの企画立案から開発プロジェクトの運営・サービス立ち上げに取り組んでいる。

井口 隆智

歳暮・お中元だけでなく、通常時の売り上げを伸ばしたいけれどどうすればいいの | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

9 years 4ヶ月 ago
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競合他社との差別化は「モノ」より「コト」を訴求するべし

スイーツ販売C社からのご相談

当社はオリジナルの焼き印にこだわり、地域に密着した和テイストのスイーツを販売しています。多くのお客様にご支持を頂き、歳暮・中元の売り上げは既に限界値に近いと考えており、今後通常時の売り上げを伸ばしたいと考えているのですが、ネット上だと自社の商品が埋もれてしまって、うまく売り上げに繋がりません。

 

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回答

ネットの場合、実に多くの競合が存在しているためスイーツという『モノ』での商品訴求には限界があり、なかなか競合との差別化を行うのが難しくなってきます。ただ、焼き印を使ったオリジナル感のあるギフトを贈る上では、商品を贈ってもらった人が「幸せ」と感じたり、「嬉しい」と感じた『コト』を他社にはない訴求内容の一つにすることができます。

例えば、贈って貰って嬉しかった時の写真をハッシュタグなどの印を付けてツイッターなどのSNSで募集することで、実際にどのようなシーンでギフトとして利用したかなど、ギフトを贈る際の活用事例にもなりますし、贈って貰った人の喜ぶ顔を見ることで、ギフトを贈ろうと言う気持ちに働きかけるきっかけにも繋がります。

このような、「贈ってもらうと幸せ」と言った”コト”のブランディングをSNSで可視化していくことで、商品の価値にプラスして顧客とのコミュニケーションを図る機会を増やしていくことも、他社との差別化を図る上で重要なブランディングになります。

競合他社との差別化を行う上で重要なのが「モノ」より「コト」の訴求!贈って幸せ、貰って幸せという感情を可視化するため、SNSを活用してお客様を巻き込んだネット拡散を狙い、新規顧客を獲得せよ!

「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
EC売り上げアップ相談所 モノよりコトの訴求で他社と差別化!ネット拡散で新規客を獲得せよ!(2016/08/23)

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

Google、「スマホ対応」ラベル表示の廃止をモバイル検索で実施

9 years 4ヶ月 ago

[レベル: 初級]

Googleは、スマートフォン対応したページに対象にモバイル検索結果で付与していた「スマホ対応」のラベル表示を廃止しました。

インタースティシャルを表示するページのランキングを下げるアルゴリズム変更の導入とあわせて、「スマホ対応」ラベルの廃止も1週間前にGoogleは告知していました。
アルゴリズム変更は来年1月の実施予定ですが、ラベル廃止は早々に実施されたことになります。

「スマホ対応」ラベルが付かないモバイル検索結果

「スマホ対応」のラベルが付いていた以前の検索結果と、付かなくなった現在の検索結果を並べてみます。

「スマホ対応」ラベルが表示されていた検索結果と表示されなくなった検索結果

スマホ対応しているクックパッドにもNAVERまとめにも、「スマホ対応」ラベルはもう付いていません。

僕が目立つように付けた赤枠を取り去って、”素”の状態に戻します。

「スマホ対応」ラベルが表示されていた検索結果と表示されなくなった検索結果

一見するとラベルがないので確かにすっきり見えるのですが、表示に慣れていたせいか逆に、「”何か”がない」という違和感を覚えるのは僕だけでしょうか?

ラベルがなくなった分だけスニペットの文字数が増えるかと僕は予想していたけれど、変わってないですね。
増やしてくれればいいのに。

なお、米Googleのモバイル検索での「Mobile-friendly」ラベルも表示されなくなっています。
グローバルでラベル廃止をGoogleは実施したと思われます。

ラベルはなくなってもモバイルフレンドリーはランキング要因

Googleが推奨するとおりにモバイル対応しているはずなのに「スマホ対応」ラベルが突然消えたと慌てる人が出てきそうです。
まわりにそんな人がいたら、仕様が変わってラベル表示が廃止されたことを教えてあげましょう。

ただしラベルが表示されなくなったからといって、モバイルフレンドリーがランキング要因から除かれたわけではありません。
今までどおり、モバイル対応していないページは検索順位が下がることがあります。

きちんとモバイル対応できているかどうかは、モバイルフレンドリーツールモバイルユーザービリティレポートで確認できます。

- Google、「スマホ対応」ラベル表示の廃止をモバイル検索で実施 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

「Google アナリティクス セグメント機能完全マニュアル(前編)」PDFを発行しました

9 years 4ヶ月 ago
ダウンロード販売のマーケットプレイスで電子本の販売を開始しました。
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=400469

目次は下記の通り。「条件」や「シーケンス」といった高度な設定の作成方法は「後編」に収録しますので、まあ前座みたいな感じです。税込780円なので、そのあたりは勘弁してやってください。

1. セグメント機能とは
 1.1 セグメントしてデータを絞り込む
 1.2 セッションベースとユーザーベースのセグメント
 1.3 セグメント機能に関わる制限
2. セグメント機能の基本操作
 2.1 セグメント機能のユーザーインタフェースと基本操作方法
 2.2 セグメント設定内容の「共有」
 2.3 セグメントを適用されたレポート上での操作方法
3. 標準で用意されているセグメント
 3.1 各セグメントの設定内容(仕様)
 3.2 設定内容( 仕様)の確認方法
4. セグメント新規作成画面の使い方
 4.1 セグメント新規作成の基本操作
 4.2 セグメントの可用性( 共有設定)
 4.3 標準のセグメントをコピーして新規作成する方法
5. 基本テンプレートでの新規セグメント作成
 5.1 ユーザー属性
 5.2 テクノロジー
 5.3 行動
 5.4 最初のセッションの日付
 5.5 トラフィック
 5.6 e コマース

以上
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

自社EC売上を5倍にした人材育成法とは? メガネスーパー川添氏登壇のイベント9/29開催

9 years 4ヶ月 ago

一般財団法人ネットショップ能力認定機構が「わたし、ネットショップ担当者です!ミートアップ」を開催

一般財団法人ネットショップ能力認定機構は9月29日、EC担当者を対象に人材育成に関する悩みを解決するイベント「わたし、ネットショップ担当者です!ミートアップ」を開催する。

参加者には「改訂版 ネットショップ検定公式テキスト-ネットショップ実務士レベル1対応」を特典としてプレゼントする。

当日は、「3年間で自社EC売上を5倍にしたメガネスーパー川添氏に訊く、これから求められるEC人材とは?」をテーマに、メガネスーパーの川添隆氏が登壇するトークセッションを開催。

3年間で自社EC売上を5倍にしたショップの人材育成術やこれから求められるEC人材について説明する。

トークセッション終了後は交流会を行う。

イベント詳細

日時:2016年9月29日(木)18時30分~21時00分
会場:サイボウズ株式会社(東京都中央区日本橋2-7-1 日本橋タワー27F)
参加費:3240円(税込)
定員:50名(先着順)
主催:一般財団法人ネットショップ能力認定機構
詳細と申し込みhttp://netshopmeetup.peatix.com/

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

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