AAAアライアンスが運営する「駆除ザウルス」は、「自宅に潜む脅威・害獣被害」に関する調査結果を発表した。過去3年以内に自宅が害獣被害にあった経験のある20~60代の男女1006人が回答している。
約半数が自力で獣害の駆除に対応、自治体への相談は実は少数派
まず「自宅が被害にあった害獣の種類」について聞くと、「コウモリ」31.3%が最多で、「ハクビシン」28.8%、「カラス」28.2%がそれに続いた。特に「コウモリ」「ハクビシン」は、屋根裏や換気口などから侵入しやすく被害が発覚するまでに時間がかかる傾向があるとのこと。
「害獣がいることに気付いたきっかけ」では、「害獣を実際に見かけた」34.0%、「天井から足音・物音がした」29.7%、「糞や足跡などの痕跡を見つけた」29.5%が上位。「害獣によって具体的にどのような被害があったか」では、「糞や尿による悪臭・衛生被害」37.6%が多く、「壁や天井にシミ・汚れができた(糞尿・巣作りによる)」30.5%、「食べ物を荒らされた・保管物を汚された」22.9%がそれに続く。単に不快・怖いといった感情でなく、具体的な被害が出ているのが特徴的だ。
実際「害獣被害が原因で、自分や家族にどのような精神的ストレスがあったか」について聞くと、「衛生面・健康面の不安を感じた」50.6%が特に多く、「害獣がいることに恐怖を感じた」38.5%、「鳴き声や物音により睡眠が妨害された」23.2%を上回る。
「害獣被害による経済的な損失(修繕費・清掃費・駆除費など)の総額」については、「0円(自分で対処した・まだ対処していない)」27.1%が最多ながら、「1万円未満」17.9%、「5~10万円未満」12.7%、さらには「50万円以上」2.5%といった声があがっている。
「害獣駆除について、どのように対応したか」を聞くと、「自分または家族が対応した」49.3%が半数近く、「専門業者に依頼した」35.7%がそれに続く。「市区町村などの公的機関に相談した」7.1%は1割未満にとどまった。
最後に「自宅の害獣対策として、どのようなことを行っているか」を聞くと、「ゴミの管理(フタ付きゴミ箱の使用・屋外に放置しないなど)を徹底する」29.2%、「家屋の隙間や通気口をふさぐ」27.8%、「害獣忌避剤やトラップを設置する」22.1%が最多。害獣が棲みつく環境を作らせない“予防型対策”が有効なようだ。
調査概要
- 【調査対象】過去3年以内に自宅が害獣被害(ハクビシン、イタチ、コウモリ、アライグマなど)にあった経験のある20~60代の男女と回答したモニター(※ネズミ被害を除く)
- 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
- 【調査時期】2025年10月10日~14日
- 【有効回答数】1006人

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