ファミリーマートが店舗でのクマ対策ガイドライン策定、店舗のデジタルサイネージにメッセージを配信
顧客と従業員の安全確保を最優先、事前準備・近隣で出没・目視できる距離で出没・営業再開--で構成
コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、国内各地でクマによる人的被害が相次いでいることから、店舗でのクマ対策のガイドラインを策定した、と11月7日発表した。利用客と店舗従業員の安全確保を最優先し、周知・徹底を図る。全国1万店以上に設置しているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」でクマ出没に関するメッセージを11月10日から順次配信し、注意を促す。
ガイドラインは、①事前準備の徹底②近隣で出没情報を入手した場合③直接目視できる距離で出没した場合④営業の再開について--で構成。①はゴミ箱やゴミ置き場、駐車場に食べかすや飲料の液だれのない状態の維持や、クマ撃退プレーの配布など。②は屋外作業の中止、利用客の避難誘導、自動ドアの電源停止と施錠などで、③は利用客と従業員の避難、警察への通報などを定めた。
④については、警察や自治体の広報、防災無線などを通してクマが立ち去って安全が確保されたと確認したうえで通常営業を再開する、とした。ファミリーマートはガイドラインに基づき、顧客が安心して店舗を利用し、従業員が安心して運営できるようにする。クマ出没のメッセージはFamilyMartVisionのほか、同社のスマートフォンアプリ「ファミペイ」のトップページにも配信する。

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