ネットショップ担当者フォーラム

アスクルの資源循環プラットフォーム発「Matakul」シリーズに新展開。使用済みストレッチフィルムから生まれた「再生材配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L・90L」を販売開始

16 時間 49 分 ago
物流センターで使用したストレッチフィルムに着目し、3年にわたる試行錯誤を経て製品化を実現した。その第一弾は、使用済みストレッチフィルムを活用したゴミ袋

アスクルは7月10日から、事業所向け(BtoB)通販サービス「ASKUL」で、「アスクル資源循環プラットフォーム」の取り組みから誕生したオリジナルシリーズ「Matakul」の新商品「使用済みストレッチフィルムからつくった再生材40%以上配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L・90L」の販売を始めた。

使用済みストレッチフィルムという再生資源を40%以上使用。100%新たな石油資源を使用する従来型ゴミ袋と比較してCO2排出量を8.7%削減し、従来型ゴミ袋と同水準の価格を実現した。

アスクルの資源循環プラットフォーム発「Matakul」シリーズに新展開。使用済みストレッチフィルムから生まれた「再生材配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L・90L」を販売開始
「使用済みストレッチフィルムからつくった再生材40%以上配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L・90L」

近年、資源循環に関するさまざまな法律が制定され、企業の取り組みを後押しする機運が高まっている。アスクルは2022年から「アスクル資源循環プラットフォーム」を始動し、限りある資源の有効活用とCO2削減、販売者としての責任を果たすため、使用済みクリアホルダーの再資源化・再製品化による資源循環を推進。再資源化したクリアホルダー由来の商品を多数展開してきた。

物流センターで荷崩れ防止などに使用したストレッチフィルムに着目し、3年にわたる試行錯誤を経てスキームを構築し製品化を実現。その第1弾として、使用済みストレッチフィルムを活用した70Lと90Lサイズのゴミ袋を商品化した。

用途に応じた品質を実現するための分別・管理基準を設計し、自社で回収から再製品化までを一元管理する体制を構築。物流センターでの回収・分別工程で、生産性に影響する紙やラベル、強度に影響するストレッチフィルム以外の樹脂などを中心に分別している。製品の基準では、ちりや埃などは品質に支障がない範囲で一定程度許容し、実用性と見た目のバランスを重視。複数回にわたる試作と評価に加え、試作品を物流現場で使用して製品の強度や運用適合性を検証し、3年にわたる試行錯誤を経て商品化を実現した。

アスクルの資源循環プラットフォーム発「Matakul」シリーズに新展開。使用済みストレッチフィルムから生まれた「再生材配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L・90L」を販売開始
製品イメージ

商品情報

  • 使用済みストレッチフィルムからつくった再生材40%以上配合ゴミ袋 低密度タイプ 70L 厚さ0.03mm:1パック(20枚入)/税込550円
  • 使用済みストレッチフィルムからつくった再生材40%以上配合ゴミ袋 低密度タイプ 90L 厚さ0.03mm:1パック(20枚入)/税込704円

この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

ohshima

アパレルのTSI、台湾ECサイトを刷新。複数ブランドを単一プラットフォームで統合運営

17 時間 19 分 ago
TSIは、台湾で展開する公式ECサイト「tw.mix.tokyo」を刷新し、複数ブランドを単一プラットフォーム上で統合運営する体制を整えた。台湾市場向けのローカライズやCRM強化を進め、若年層を中心とした新規顧客の獲得と既存顧客のロイヤルティ向上をめざす。

TSIはこのほど、台湾法人の台湾蒂斯愛股份有限公司(TSI台湾)が台湾で展開する公式ECサイト「tw.mix.tokyo」を刷新し、複数ブランドを単一プラットフォームで統合運営する体制を構築した。台湾市場向けに最適化したEC基盤を整備することで、若年層を中心とした新規顧客の獲得と既存顧客のロイヤルティ向上を図り、EC売上の拡大につなげる。

アパレルのTSI、台湾ECサイトを刷新。複数ブランドを単一プラットフォームで統合運営
「tw.mix.tokyo」を刷新、複数ブランドを単一プラットフォームで統合運営する体制を構築

TSIは、台湾でもオンラインでの購買が拡大するなか、日本の「mix.tokyo」の世界観を維持しながら、台湾市場に合わせたデザインやコンテンツを提供。加えて、複数ブランドの集約や、オンライン・オフラインを横断した顧客データの統合・活用を重要課題としてきた。今回の刷新は、こうした課題への対応を目的としている。

サイト刷新にあたり、TSIは現地ドメインの取得や台湾向け決済への対応、物流システムとの連携など、台湾市場に適したEC基盤を整備した。

あわせて、商品説明の翻訳や画像素材の管理など、複数ブランドを横断して発生する運用負荷の高い業務についても見直しを実施。台湾市場に合わせた商品登録やコンテンツ制作の運営フローを構築し、業務効率の向上をめざす。

また、これまで十分に活用できていなかったLINE公式アカウントの管理権限を台湾法人へ移管。SNSやKOL施策と連携しながら、台湾市場に特化した集客やCRM施策を展開する。新規顧客の獲得からリピーター育成までを一貫して進めることで、現地でのブランド接点の強化を図る。

TSI台湾は、まず4ブランドを集約した「tw.mix.tokyo」の運営を開始し、今後は参加ブランドの拡大に加え、各ブランドの世界観の表現や台湾の顧客ニーズに合わせたコミュニケーション施策を強化していく方針としている。

今回のリニューアルでは、W2が提供する海外・越境EC向けソリューション「W2 Commerce Asia」を採用した。

TSI台湾は、多言語・多通貨対応や現地決済への対応、税制への配慮に加え、日本で培ったEC運営ノウハウを海外でも短期間で再現しやすい点を評価したという。

採用理由としては、台湾市場を含む現地商習慣に対応したサポート体制、中長期運用を見据えたコストパフォーマンス、導入企業からの推薦などを挙げている。特に、日本語・中国語の双方に対応できる支援体制や、立ち上げ初期のリスクを抑えやすい料金体系を評価したとしている。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

インターファクトリーが始めたAIサービス「EBISU AGENT」とは? AI活用で生産性を高める「AI活用EC運用代行サービス」を提供

17 時間 19 分 ago
インターファクトリーは、AIサービス「EBISU AGENT」を立ち上げ、第1弾として「AI活用EC運用代行サービス」の提供を開始した。商品登録や画像加工、LP制作など幅広いEC業務を支援し、AIとプロによる品質管理を組み合わせることで、生産性向上とコスト最適化を図る。

クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」を展開するインターファクトリーは7月9日、新たなAIサービスブランド「EBISU AGENT」を立ち上げ、第1弾サービスとして「AI活用EC運用代行サービス」の提供を開始した。EC事業者の人手不足や運用負荷の増大に対応し、商品登録や画像加工、LP制作など幅広い業務の効率化を支援する。

インターファクトリーが始めたAIサービス「EBISU AGENT」とは? AI活用で生産性を高める「AI活用EC運用代行サービス」を提供
商品登録や画像加工、LP制作など幅広い業務の効率化を支援

「AI活用EC運用代行サービス」は、EC事業者向けの伴走型EC/DX支援サービス「EBISU GROWTH」の新たなラインアップとして提供する。最新のAI技術とEC運用のプロフェッショナルによる品質管理を組み合わせることで、従来比で最大60%のコスト削減を実現するという。

インターファクトリーによると、事業規模の拡大やマルチチャネル展開を進めるEC事業者の多くは、人手不足や採用・育成コストの上昇、固定費負担の増加、投資対効果の改善といった課題を抱えている。特に、販促企画やデータ分析などのコア業務に注力したくても、商品登録や画像加工などの定型業務に多くのリソースを割かれているケースが少なくないという。

こうした課題に対し、新サービスではAIを活用した独自のオペレーションを採用。単純な作業の自動化にとどまらず、経験豊富なプロジェクトマネージャーが全工程の品質を管理することで、ブランドイメージを維持しながら業務効率化とコスト最適化を両立す。

サービスの特長の1つは、利用企業側にAIに関する専門知識や複雑な操作を求めない点だ。一般的なAIツールのように、プロンプト作成やAIの操作方法を習得する必要はなく、インターファクトリーの担当者がAIの活用を担う。そのため、利用企業は従来と同じように業務を依頼するだけで、AIを活用した業務効率化のメリットを享受できるとしている。

対応業務は、商品登録やデータ管理をはじめ、バナー・クリエイティブ制作、商品説明文の作成、LPや特集ページの制作など多岐にわたる。大規模案件からスポットでの大量処理まで対応し、EC運営業務全般を支援する。

インターファクトリーが始めたAIサービス「EBISU AGENT」とは? AI活用で生産性を高める「AI活用EC運用代行サービス」を提供
「AI活用EC運用代行サービス」の提供サービス一覧

「AI活用EC運用代行サービス」で作成されたバナーのサンプル
インターファクトリーが始めたAIサービス「EBISU AGENT」とは? AI活用で生産性を高める「AI活用EC運用代行サービス」を提供
「AI活用EC運用代行サービス」で作成されたバナーのサンプル

また、「EBISUMART」だけでなく、他社製ECカートシステムや、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」など主要ECモールにも対応。既存のシステム環境や業務フローを大きく変更することなく導入できる点も特徴としている。

インターファクトリーは今後、「EBISU AGENT」のもとで、EC運用代行にとどまらないさまざまなAIサービスを順次展開する予定だ。将来的には、EC事業者が直感的かつシームレスに高度なAIソリューションを選択・活用できる包括的なプラットフォームへ発展させる構想を掲げている。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
furukawa

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多

18 時間 19 分 ago
エムフロが実施した調査によると、ECサイト運営者に関する情報の確認方法は「ネットで検索する」が最多だった。確認後に購入をやめた経験がある人は76.4%。

エムフロが実施した「ネット販売の運営者情報に関する意識調査」によると、約8割がネット購入・申込時に運営者情報を調べた経験があることがわかった。サイトの運営者情報で信頼できると判断するポイントは、情報の多さやポジティブな口コミなどがあがった。

調査対象はインターネットでの購入経験がある500人(女性342人/男性158人)。調査期間は2026年1月14~15日。

約8割がネット購入前に運営者情報を確認

ネット購入・申込時に運営者情報を調べるかどうかについて、「ほぼ毎回調べる」が20.4%、「調べたことがある」が60.0%で、合計80.4%が調べた経験があることがわかった。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
ネット購入・申込時に運営者情報を調べるか

男女別に見ると、男性は「ほぼ毎回調べる」が29.1%、「調べたことがある」が53.8%。女性は「ほぼ毎回調べる」が16.4%、「調べたことがある」が62.8%だった一方、「調べたことがない」が20%を超えた。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
男女別:ネット購入・申込時に運営者情報を調べるか

運営者情報の確認方法は「ネット検索」が最多

サイトの運営者情報の確認方法は、「ネットで検索する」が63.0%、続いて「公式サイトを見る」が33.2%、「SNSで探す」が15.0%だった。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
サイトの運営者情報の確認方法(複数回答可)

男女別に見ると、「AIに聞く」について男性は10.8%、女性は6.4%。「SNSで探す」は男性は10.8%、女性は17.0%だった。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
男女別サイトの運営者情報の確認方法(複数回答可)

男性が信頼できると判断するポイント

男性がサイトの運営者情報で信頼できると判断するポイントは、最多が「情報が多い」で28.5%、続いて「ポジティブな口コミがある」が15.8%、「メディアで紹介されている」が11.4%、「情報が更新されている」が10.8%、「実績がある」が9.5%だった。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
男性:運営者情報で信頼できると判断するポイント(複数回答可)

「情報が多い」と答えた回答者からは、「運営している人や会社の名前のほか、『住所』『連絡先』がきちんと書かれているサイトは、信頼できると思う」「Xで検索をしたときにたくさんヒットする」といったコメントがあがった。

「ポジティブな口コミがある」と答えた回答者からは、「個人ブログなどに良いレビューなどがある」「口コミサイトの星の数を参考にする」といった声があった。

「メディアで紹介されている」と答えた回答者からは、「テレビや雑誌に取り上げられていると信頼できる」「メディア掲載歴が確認できる場合は信頼度が高いと感じる」というコメントがあがった。エムフロは「どんな企業やどんな商品でも取り上げられるわけではないという前提があるため、評価の客観性を補強するという意味で、メディア掲載は大きな意味を持つ」と解説している。

「情報が更新されている」と回答した人からは、「SNSでの更新回数が多い」「公式サイトが長期間更新されている。SNSを公式運用していて、活動が見える」といった意見が寄せられた。「実績がある」と答えた回答者からは、「今までの販売実績の良さ」「長期的に運営している実績がある」といった声があがった。

女性が信頼できると判断するポイント

女性がサイトの運営者情報で信頼できると判断するポイントは、「情報が多い」が最多で30.1%、続いて「ポジティブな口コミがある」が20.2%、「情報が更新されている」が15.2%、「メディアで紹介されている」が13.5%、「知名度が高い」が6.7%だった。

エムフロは「女性ランキングの特長として、口コミや情報の更新状況など、リアルあるいはリアルタイムの情報を重視する傾向が、男性よりもやや強い」と考察している。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
女性:サイトの運営者情報で信頼できると判断するポイント(複数回答可)

「情報が多い」と回答した人からは、「会社情報や運営者情報が明確で、顔や実績が公開されていること」「調べて会社名までちゃんと出てくる。口コミがある」「製品に対する細かな情報や企業の詳細がわかると、信頼感がもてる」といったコメントが見られた。

「ポジティブな口コミがある」と答えた回答者からは、「口コミで『対応が良かった』などいいことが多く書かれていれば、信頼できると強く感じる」「他の利用者の口コミ評価が高いと信頼できると判断する」「SNSなどで良い口コミをたくさん見かけたとき」といった声があがった。エムフロは「女性は情報収集の際に、男性よりもSNSを活用する傾向がある。ECサイト上の単なる『星の数』『評価件数」だけでなく、自分と似たユーザーがどう感じたかという、より具体的な体験談を求めている」と推測している。

「情報が更新されている」と回答した人からは、「公式サイトの更新がしっかりされている、常に新しい情報も書いている。『Instagram』が定期的に更新されている」「公式サイトやSNSの更新度が高い」「定期的に、運営者自らが自分の言葉で情報を発信している場合」といった意見が寄せられた。

「メディアで紹介されている」と答えた回答者からは、「メディアでの紹介があると、説得力がある」「テレビや雑誌などで紹介されていた。YouTubeで複数の人気YouTuberが紹介していた」といった声があがった。

「知名度が高い」と回答した人からは、「身の回りで耳にするサイトは信じている。基本それ以外は信じない」「名の通っているところでしか買わない」といったコメントがあった。

男性が信頼できないと判断するポイント

男性がサイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイントは、最多が「情報が少ない」で22.5%、続いて「ネガティブな口コミが多い」が10.2%、「情報が曖昧」が5.6%だった。

ネット販売の運営者情報はどれくらい調べられている? 信頼の判断は「情報が多い」が最多
男性:サイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイント(複数回答可)

女性が信頼できないと判断するポイント

女性がサイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイントは、男性と同じく「情報が少ない」が最多で53.5%、続いて「ネガティブな口コミが多い」が21.1%、「情報が曖昧」が9.9%。「情報が少ない」は男女ともに1位だったが、男性の22.5%に比べて女性の割合は53.5%と高かった。


女性:サイトの運営者情報で信頼できないと判断するポイント(複数回答可)

運営者情報の確認後、76.4%が購入を見送った経験あり

運営者情報を確認した後に購入をやめた経験があるかを聞いたところ、「よく」が14.6%、「たまに」が61.8%で、合計76.4%が「運営者情報を確認した後に購入をやめた経験がある」と回答したことがわかった。


運営者情報を確認した後に購入をやめた経験

男女別で見ると、「よくある」は男性が13.9%、女性が14.9%。「たまにある」は男性が64.6%、女性が60.5%。「ない」は男性が21.5%、女性が24.6%だった。


男女別:運営者情報を確認した後に購入をやめた経験

調査概要

  • 調査期間:2026年1月14日~15日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査対象:インターネットでの購入経験がある500人(女性342人/男性158人)
  • 回答者の年代:10代 1.2%/20代 20.0%/30代 31.4%/40代 27.2%/50代 17.2%/60代以上 3.0%

この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

ohshima

日本郵便が「ゆうパック」を平均10%値上げ/クレカ決済代行会社「全東信」が破たん【ネッ担アクセスランキング】

18 時間 49 分 ago
  1. 日本郵便、「ゆうパック」を平均10%値上げ、「ゆうパケット」は全サイズ360円の新運賃、「クリックポスト」は185円→240円に改定へ

    日本郵便は10月1日、「ゆうパック」「ゆうパケット」の運賃などを改定する。ゆうパケットは全サイズ一律360円に、クリックポストは185円から240円に引き上げ、引受条件も見直す。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月7日 7:00

    日本郵便、「ゆうパック」を平均10%値上げ、「ゆうパケット」は全サイズ360円の新運賃、「クリックポスト」は185円→240円に改定へ
  2. クレカ決済代行会社「全東信」が破たん、飲食店中心に大きな影響

    クレジットカード決済代行の全東信が破産し、加盟店向けサービスを停止した。未入金売上の焦げ付き懸念に加え、決済端末が使えなくなることで、飲食店を中心に資金繰りや販売機会への影響が広がっている。食団連は資金繰り支援や保証制度の活用を案内し、被害状況の把握を進めている。

    鳥栖 剛[執筆]

    7:00

    クレカ決済代行会社「全東信」が破たん、飲食店中心に大きな影響
  3. 「LINE」と「PayPay」が2026年夏にアカウント連携。送金や割り勘、ポイント統合、友だち連携などを実現

    LINEヤフーとPayPayは2026年夏、「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を開始する。LINEのトーク上で送金や割り勘が可能になるほか、LINEポイントとPayPayポイントの統合も順次進める。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月3日 8:30

    「LINE」と「PayPay」が2026年夏にアカウント連携。送金や割り勘、ポイント統合、友だち連携などを実現
  4. 日本郵便、越境EC向けに「EMS」と同等以上の速さで配送する「UGX プライム」をスタート+「UGX 越境 EC配送サービス」の取扱国・地域を拡大

    全国の郵便局で差し出し・集荷に対応する「UGX プライム」を提供する。越境EC配送サービスは英国やドイツなど欧州5カ国へ対象を拡大する

    大嶋 喜子[執筆]

    7月7日 9:00

    日本郵便、越境EC向けに「EMS」と同等以上の速さで配送する「UGX プライム」をスタート+「UGX 越境 EC配送サービス」の取扱国・地域を拡大
  5. イオンが夏の大型セール「イオン 超!ナツ夏祭り」を7/17から実施、ECサイトの「ネット限定先行セール」は7/10から先行スタート

    イオンは7月の大型セールで、「チーズ4倍 てりやきチキンL&ポテトベーコンL」などの大容量企画や、値段据え置きの増量企画、半額商品などを展開する。

    大嶋 喜子[執筆]

    7月3日 10:00

    イオンが夏の大型セール「イオン 超!ナツ夏祭り」を7/17から実施、ECサイトの「ネット限定先行セール」は7/10から先行スタート
  6. Squareが「ChatGPT」「Claude」と連携、AI経由での店舗発見と直接注文を実現

    Squareは「ChatGPT」向けアプリと「Claude」向けプラグインを公開し、AIとの会話を通じた店舗発見と直接注文に対応した。まずは米国の飲食事業者を対象に、追加開発なしでAI経由の新たな受注チャネルを提供する。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月6日 9:30

    Squareが「ChatGPT」「Claude」と連携、AI経由での店舗発見と直接注文を実現
  7. 中小EC実施企業が使うAIツールは「ChatGPT」が47%、「Gemini」が33%、「Copilot」が22%。導入・活用の課題は「業務が属人化している」「導入前の業務整理が必要」が約2割

    ECを実施する中小企業の約7割がAIを導入しており、利用ツールは「ChatGPT」が47.6%で最多だった。一方、導入企業の87.1%が課題を感じており、「業務の属人化」や「導入前の業務整理」が活用定着の壁となっている。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月6日 9:30

    中小EC実施企業が使うAIツールは「ChatGPT」が47%、「Gemini」が33%、「Copilot」が22%。導入・活用の課題は「業務が属人化している」「導入前の業務整理が必要」が約2割
  8. しまむらが公式ECサイトの返品体験の改善に着手。返品対応のオンライン化など返品フローを再設計

    しまむらは、公式オンラインストア「しまむらパーク」の返品体験の改善に着手した。返品対応のオンライン化や返品フローの再設計を進め、購入後体験の向上と運用負荷の軽減を図る。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月6日 9:00

    しまむらが公式ECサイトの返品体験の改善に着手。返品対応のオンライン化など返品フローを再設計
  9. 視覚から「触覚」へ進化するAmazonの物理的AI。アマゾンの次世代フルフィルメント最前線

    Amazonは、触覚センサーを備えた物流ロボット「Vulcan」を発表した。視覚に加えて“触れる”ことで力加減を調整しながら商品を扱えるのが特徴で、高所・低所作業の負担軽減や物流効率の向上につなげる。

    鳥栖 剛[執筆]

    7月6日 7:00

    視覚から「触覚」へ進化するAmazonの物理的AI。アマゾンの次世代フルフィルメント最前線
  10. 楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意

    「楽天モバイル」「フィンテック」「スポーツ」などのブースを展開するほか、AIや低軌道衛星通信、「Future Tree」などの体験コンテンツを用意している

    大嶋 喜子[執筆]

    7月6日 7:30

    楽天の「Rakuten AI Optimism」では何が楽しめる? 展示エリア「エキシビション」の最新AIやテクノロジーを体験できるコンテンツも用意

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

この記事の筆者

藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。趣味は音楽を聴く、ゲーム、ショッピング。ライブと買い物に行くとき以外は基本的にインドア派。カレーとコーラが好き。

fujita-h

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ

19 時間 19 分 ago
15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
LINEヤフーは、15周年を迎えた「LINE」の次の進化構想を発表。2026年9月に「ショッピングタブ」を正式リリースするほか、「PayPay」とのアカウント連携やAIエージェントの活用を通じて、買い物や決済、情報接点を「LINE」上でシームレスにつなげていく。
furukawa2026年7月10日

LINEヤフーは7月2日、コミュニケーションアプリ「LINE」のサービス開始15周年を記念した発表会「LINE 15th Anniversary Event -Connect the Next-」を実施し、次の15年に向けたサービス構想を発表した。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
LINEヤフーは「LINE」のサービス開始15周年を記念した発表会を開催

今後のキーワードに掲げたのは、AIエージェントを日常生活に取り入れ、生活のさまざまな接点をつなぐ「Life on LINE with AI Agent」。ショッピング、決済、情報提供、店舗体験、コミュニケーションなどをAIで横断的につなぎ、「LINE」をライフプラットフォームとしてさらに進化させる考えを示した。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
LINEの進化イメージ

「LINE」はこの15年間で、人と人とのコミュニケーションだけでなく、企業・自治体・店舗、コンテンツ、購買、決済など生活のさまざまな接点を結ぶサービスへと発展。その上で、今後は「拡張」「深化」「最適化」の3つを軸に、AIエージェントを活用した新たなユーザー体験を提供していく方針を示した。

「ショッピングタブ」を2026年9月に正式リリース

EC・コマース領域で最も注目される発表が「ショッピングタブ」の正式リリースだ。LINEヤフーは、「LINEギフト」を起点に拡大してきたコマースサービスをさらに発展させるため、「LINE」の「ショッピングタブ」を2026年9月に正式リリースすると発表した。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
「ショッピングタブ」の画面イメージ

正式リリース後は、「LINE」上でLINEヤフーグループのショッピングサービスが取り扱う3億点以上の商品から、自分に合った商品を探し、比較・検討から購入、ギフト、配送までをシームレスに利用できるようにする。

また、特定商品の先行・限定販売や「PayPayポイント」の付与、AIエージェントによる接客なども展開し、「LINE」ならではのショッピング体験の実現をめざす。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
ショッピング領域の進化イメージ

「LINE」と「PayPay」の連携を2026年夏に開始

決済・送金機能も強化する。

LINEヤフーは、「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を2026年夏に開始すると発表した。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
「LINE」のトークルーム上で「PayPay残高」の送金・受け取りや割り勘などが可能に

連携後は、「LINE」のトークルーム上で「PayPay残高」の送金・受け取りや割り勘が可能になるほか、「LINE」からPayPayの登録や残高・ポイントの確認も行えるようになる。一方、「PayPay」アプリでは、設定に応じて「LINE」の友だちが表示されるようになり、よりスムーズな送金を実現する。

さらに今後は、「LINEポイント」を「PayPayポイント」に統合し、「LINE」上でもPayPayポイントをためる・使う体験を順次拡大する予定。コミュニケーション、購買、決済を「LINE」上でシームレスにつなぐ構想を打ち出した。

AIエージェントで情報収集や店舗利用も支援

AI関連では、「Information」「Life」「Talk」の3領域で新機能や今後の構想を発表した。

Information領域

「ホームタブ」を、ユーザー1人ひとりに最適な情報と出会える場へ進化させる。リニューアル版は2026年夏ごろに正式リリースする予定。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
「ホームタブ」はユーザー1人ひとりに最適な情報と出会える場へ進化

AIエージェントとの連携により、ニュースや天気、友だちに関する情報、好きなアーティストやコンテンツの最新情報などを、ユーザーの興味・関心や行動に合わせて提案する「My Home Agent」や「Proposer Agent」の提供も予定している。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
新機能「My Home Agent」「Proposer Agent」のイメージ

Life領域

「LINE公式アカウント」と「LINEミニアプリ」を軸に、企業や店舗との接点を強化する。今後は「ミニアプリタブ」とAIエージェントを連携し、店舗検索や予約、順番待ちなどをAIが支援する「Agentic UX/CX」の実現をめざす。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
「LINE公式アカウント」と「LINEミニアプリ」を軸に企業や店舗との接点を強化へ

Talk領域

トークルームを単なる会話の場ではなく、会話を起点に行動を支援する場へ発展させる。その中核となるのが、トークルーム内でAIエージェント「Agent i」を呼び出せる「Agent i in chat」で、2026年内の提供を予定している。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
トークルーム内でAIエージェントを呼び出せる機能を拡充

会話内容に応じた回答だけでなく、ToDoリスト作成、カレンダー登録、アルバム作成、メッセージ要約などにも対応し、コミュニケーションやタスク管理を「LINE」上で完結しやすくする。

「LYPプレミアム」に新機能を追加

このほかLINEヤフーは、メンバーシッププログラム「LYPプレミアム」の新たな特典として、

  • メッセージ編集
  • プレミアムブロック
  • メッセージ予約
  • 通話レコーディング(仮称)

の4機能を2026年秋以降に提供すると発表した。これらの機能は、2026年8月から順次「LINEラボ」で先行提供する予定としている。

15周年を迎えた「LINE」。「ショッピングタブ」によるコマース体験、「PayPay」アカウント連携、AIなど今後の進化まとめ
「LYPプレミアム」に新機能を追加

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

楽天、ヤフー、メルカリが警察庁と情報連携で協定を締結、ネット販売の安心・安全な環境づくりを実現

19 時間 49 分 ago
楽天、ヤフー、メルカリが警察庁と情報連携で協定を締結、ネット販売の安心・安全な環境づくりを実現
楽天グループ、LINEヤフー、メルカリは7月9日、警察庁との情報連携に関する協定を締結した。ECやフリマサービスで不正取引の可能性が高いと判断した情報を迅速に共有し、捜査への協力と被害の未然防止を通じて、安心・安全な取引環境の整備を進める。
furukawa2026年7月10日

楽天グループ、LINEヤフー、メルカリは7月9日、ECサービスやフリマサービスにおける不正取引対策の強化に向け、警察庁との情報連携に関する協定を締結したと発表した。各社は、不正な取引が行われている可能性が高いと判断した情報を警察庁へ迅速に共有する体制を構築し、犯罪捜査への協力や被害の未然防止につなげる。

楽天、ヤフー、メルカリが警察庁と情報連携で協定を締結、ネット販売の安心・安全な環境づくりを実現
楽天、ヤフー、メルカリが警察庁と情報連携で協定を締結

今回の取り組みは、政府の「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」に掲げられた、ECサイトなどにおけるID・パスワードやクレジットカード情報の不正利用対策の一環。各社は、従来の不正検知やモニタリング体制に加え、警察庁との連携を強化することで、安心・安全な取引環境の実現をめざす。

楽天、「楽天市場」「楽天ラクマ」で運用開始

楽天は警察庁との協定に基づき、7月9日から運用を開始した。対象サービスは「楽天市場」と「楽天ラクマ」。不正な取引が行われている可能性が高いと判断した情報を、従来より迅速に警察庁へ共有する体制を整えた。

楽天はこれまでも、「楽天市場」「楽天ラクマ」で24時間365日体制のモニタリングや、不審なログイン・不正注文への対策、ユーザーへの注意喚起を実施してきた。今回の協定締結により、EC領域における不正対策をさらに強化するとしている。

また、楽天グループは各事業で公的機関との連携を進めており、警視庁とは2017年からサイバー犯罪対策で協力。楽天銀行でも2026年から、特殊詐欺被害金への対応に関する警察庁との枠組みを運用している。

LINEヤフー、透明性レポートも公開

LINEヤフーも、ECサービスにおける不正取引対策の強化を目的に、警察庁との情報連携協定を締結した。

「Yahoo!ショッピング」をはじめとするECサービスでは、クレジットカードの不正利用などを防ぐため、24時間365日体制でモニタリングを実施している。不正な取引が行われている可能性が高いと判断した取引に関する情報を、必要な範囲で警察庁へ迅速に共有し、利用者の財産保護や被害の未然防止につなげる。

協定の運用開始にあたっては、警察庁や個人情報保護委員会と意見交換を行い、有識者の意見も踏まえて制度を検討したという。また、捜査機関への情報提供に関する方針や実績については、透明性レポートとして公開している。

メルカリ、AIによる不正検知も高度化

メルカリも同日、警察庁と「不正取引等に関する情報共有に関する協定」を締結したと発表した。

同社は、インターネット上での詐欺や不正取引が年々深刻化し、フリマサービスを悪用した犯罪も社会問題となっていることを踏まえ、正しくサービスを利用するユーザーが安心して取引できる環境づくりの一環として協定を締結したと説明している。

これまでも警察などの捜査機関からの照会には法令に基づいて対応してきたが、今後は警察庁との情報連携を強化し、不正行為の未然防止や悪質利用の抑止を図る。

協定に基づき、不正な取引が行われている可能性が高いと判断した取引に関する情報を、法令に基づき警察庁へ提供する場合があるとしている。あわせて、AIを活用した不正検知の高度化や本人確認の強化、外部機関との連携などを進め、より実効性の高い不正対策を推進する方針だ。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

オルビスとZOZOが中学生向けに特別講座、テーマは「もったいない」

1 日 16 時間 ago
オルビスとZOZOが中学生向けに特別講座、テーマは「もったいない」
オルビスとZOZOが実施した講義では、生徒が「もったいない」を減らす行動について発表したほか、学校施設やSNSの使い方など日常生活に結び付けたアイデアを共有した。
ohshima2026年7月9日

オルビスはZOZOと共同で6月17日、千葉大学教育学部附属中学校の学年混合の生徒25名を対象に、「もったいない」をテーマとした特別講義を実施した。

オルビスとZOZOが中学生向けに特別講座、テーマは「もったいない」
講義の様子1

講座は千葉大学教育学部附属中学校の探究学習の一環として実施。ビューティーとファッションを題材に、「つくる」側のオルビスと「売る」側のZOZOそれぞれの視点から、持続可能な生産・消費について学ぶ機会を提供。環境配慮の取り組みを紹介し、生徒が未来に向けたアクションを考える機会とした。

オルビス商品企画部・プロダクトデザイングループグループマネジャー小林洋巳氏は、デザインの力で資源の「もったいない」を減らす工夫を紹介。「オルビス リンクルブライトUV プロテクター」などを例に、パッケージを従来品より一回り小さく設計し、資源使用量の削減や配送時の段ボール箱のサイズ最適化につなげたプロダクトデザインの考え方を解説した。見た目の美しさや機能性だけでなく、環境配慮も叶えるものづくりの姿勢や、本当に必要なものを見極める「引き算の視点」の重要性を伝えた。

ZOZOソーシャルフレンドシップ部 FFYブロック李銀珠氏は、計測技術の活用や衣料品循環の仕組みづくりを通じた「もったいない」を減らす取り組みを紹介。「ZOZOMAT」による靴のサイズ選びのサポートや、下取りサービス「買い替え割」による新品と古着が「ZOZOTOWN」上で循環する仕組みなどを紹介し、企業が消費者のより良い選択を支える役割について説明した。

オルビスとZOZOが中学生向けに特別講座、テーマは「もったいない」
講義の様子2

講義では、生徒から積極的な質問や意見が寄せられたほか、「自分たちにできる、もったいないを減らす行動」について発表する時間を設け、日常生活の中で実践できる工夫や新たなアイデアが共有された。また、商品を「つくる」側への理解を深めたことや、「売る」側の役割を知り、自身の消費行動を考えるきっかけになったといった声が寄せられた。

さらに、「使用頻度が少ない学校施設を有効活用する方法」や、「SNSに費やしてしまう時間を有意義に使う方法」など、モノだけでなく空間や時間にも視点を広げたアイデアが発表された。講義を通じて、生徒自身が生活と結びつけながら、持続可能な消費について考える機会となったという。

オルビスは、持続可能な社会の実現に向けて、企業単独ではなくサプライチェーンや異業種との連携が重要とし、今後も多様なパートナーとの共創を通じて、生活者に身近なテーマからサステナビリティを考える機会を創出し、持続可能な未来づくりに取り組むとしている。

講義では「引き算の美」という考え方にもふれたが、本当に必要なものを見極める視点が、これからの暮らしの選択につながっていけば嬉しく思う。生徒たちの声を、今後の商品づくりにも生かしたい。(オルビス商品企画部・プロダクトデザイングループグループマネジャー小林洋巳氏)

ZOZOとオルビスが、それぞれ異なる立場から「もったいない」について考えることで、商品が生まれてから生活者の手に届くまでの過程や、その背景にある工夫を伝えることができた。生徒からは日常生活の中で実践できるさまざまなアイデアが寄せられ、私たちにとっても新たな気づきや学びを得る貴重な機会となった。(ZOZOソーシャルフレンドシップ部 FFYブロック李銀珠氏)

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

漫画作品の海外向けECサイト「TOKYO MANGA BASE」、トランスコスモスがオープン。「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」などを販売

1 日 17 時間 ago
漫画作品の海外向けECサイト「TOKYO MANGA BASE」、トランスコスモスがオープン。「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」などを販売
トランスコスモスは、日本の漫画作品関連商品を海外ファン向けに販売する越境ECサイト「TOKYO MANGA BASE」を開設。第1弾として「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」など小学館作品の関連商品を販売する。
furukawa2026年7月9日

トランスコスモスは7月7日、日本の漫画作品関連商品を海外ファン向けに販売する越境ECサイト「TOKYO MANGA BASE」を開設した。第1弾として、小学館の漫画作品を原作とする関連商品の販売を開始した。

漫画作品の海外向けECサイト「TOKYO MANGA BASE」、トランスコスモスがオープン。「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」などを販売
越境ECサイト「TOKYO MANGA BASE」のトップページ

「TOKYO MANGA BASE」は、米国、カナダ、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムの10の国・地域を対象に、日本の漫画作品関連商品を販売する越境ECサイト。出版業界の企業が保有する商品を、海外のファンへ届ける販売基盤として展開する。

販売を開始した作品は、「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」「こっち向いて!みい子」「チ。―地球の運動について―」「ふしぎ遊戯」「モブサイコ100」「らんま1/2」「負けヒロインが多すぎる!」「雷雷雷」「アオアシ」「マロニエ王国の七人の騎士」「うずまき」など。取扱商品は、アクリルスタンド、クリアファイル、缶バッジ、タペストリーなどとしている。

ECサイトはECプラットフォーム「Shopify」で構築した。トランスコスモスは、越境ECサイトの構築・運用に加え、受注管理、問い合わせ対応、物流までをワンストップで提供する。英語によるカスタマーサポート窓口も設け、海外の漫画ファンが利用しやすい環境を整えた。

漫画作品の海外向けECサイト「TOKYO MANGA BASE」、トランスコスモスがオープン。「葬送のフリーレン」「犬夜叉」「BANANA FISH」「うる星やつら」などを販売
越境ECサイト「TOKYO MANGA BASE」の全体図

決済方法は、クレジットカード(Visa、Mastercard、American Expressなど)とPayPalに対応。サイトの対応言語は英語としている。

トランスコスモスは、越境ECでは販売先の国・地域ごとのニーズや嗜好に合わせた商品選定が重要だと説明。国際EC事業で培った運営ノウハウを生かし、企業の海外販路拡大を支援するとしている。

同社は現在、世界46の国・地域を対象に、顧客企業の商品・サービスを販売するグローバルECワンストップサービスを展開している。今回の「TOKYO MANGA BASE」の開設は、日本の漫画IPを活用した越境EC支援の具体的な取り組みの1つと位置付けている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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「鎌倉シャツ」のメーカーズシャツ鎌倉が取り組むOMO強化の施策とは

1 日 17 時間 ago
「鎌倉シャツ」のメーカーズシャツ鎌倉が取り組むOMO強化の施策とは
メーカーズシャツ鎌倉は、OMO強化に向けて「口コミコム」を導入した。Google検索やGoogleマップでの露出強化に加え、各店舗の在庫情報を無料ローカルリスティングで発信し、ECと実店舗を横断した集客拡大を図る。
furukawa2026年7月9日

メーカーズシャツ鎌倉はこのほど、OMO施策の強化に向け、店舗・施設向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」(提供:mov)を導入した。Google検索やGoogleマップでの情報発信を強化するとともに、Google上で店舗情報や取扱商品を無料で掲載できる「無料ローカルリスティング」を活用し、各店舗の在庫情報を発信。ECサイトと実店舗の双方への集客拡大をめざす。

「鎌倉シャツ」のメーカーズシャツ鎌倉が取り組むOMO強化の施策とは
「無料ローカルリスティング」を活用し、各店舗の在庫情報を発信

メーカーズシャツ鎌倉は、日本製シャツブランド「鎌倉シャツ」を展開している。今回の取り組みでは、オンラインとオフラインを横断するOMO戦略の一環として、Google検索などで商品を検索したユーザーに対し、近隣店舗の在庫情報や店舗情報、ECサイトへの導線を表示する「ローカルインベントリマーケティング」を推進する。これにより、新規顧客の獲得と、Webから実店舗への送客の両立を図る。


「ローカルインベントリマーケティング」のイメージ

メーカーズシャツ鎌倉は、無料ローカルリスティングの活用を通じて、Google検索やGoogleマップでの店舗情報の露出を強化する。国内顧客に加え、訪日外国人旅行者との接点拡大も狙い、多言語での情報発信も強化。「Made in Japan」のシャツを求める海外顧客に向けて、店舗や商品の魅力を訴求する。

メーカーズシャツ鎌倉によると、これまでは無料ローカルリスティングへの商品マスターの連携を手作業で行っており、運用負荷が課題となっていた。今回、「口コミコム」の導入にあわせてmovの初期構築支援を受け、商品情報と在庫情報の連携を自動化。これにより、Google検索やGoogleマップ上で各店舗の商品情報を、より正確かつタイムリーに発信できる環境を整えたという。

今後は、顧客の声や各種データを店舗運営とECサイト双方の改善に生かし、国内外の顧客にとって商品を探しやすく、安心して買い物できる環境づくりを進める考えだ。

「口コミコム」は、店舗情報や口コミ、投稿内容などを一元管理できる店舗向け集客支援プラットフォーム。Googleマップをはじめとする複数の媒体と連携し、営業時間や商品・メニュー情報の更新、口コミの管理・分析、情報発信の効率化を支援する。多言語での情報整備やインバウンド対応にも活用でき、実店舗への送客や来店機会の創出を後押しするサービスとなっている。


「口コミコム」のサービス概要

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

バズワードに踊らされないEC戦略。急成長D2Cブランドがオムニチャネル投資を見送った決断の裏側

1 日 18 時間 ago
バズワードに踊らされないEC戦略。急成長D2Cブランドがオムニチャネル投資を見送った決断の裏側takikawa2026年7月9日世界を先読み!日本独占配信 米国でもっとも有名なEC専門メディア『Digital Commerce 360』からの最新記事海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

アウトドアブランド「Cotopaxi」は、店舗出荷やBOPIS(店舗受け取り)といったオムニチャネル施策を試験導入したものの、本格的な投資を見送りました。共同創業者が明かした「オペレーションの複雑化」というリアルな課題と、流行のバズワードに左右されない最適なEC・店舗戦略の引き際について解説します。

Cotopaxiの共同創業者が語る決断の裏側

実店舗を持つことはオムニチャネル戦略の本質を引き出す重要な要素ですが、すべての施策が投資に見合うわけではありません。アパレル・アウトドアギアブランド「Cotopaxi」の共同創業者は、米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』の取材に対し、そのリアルな経験を明かしました。

バズワードに踊らされないEC戦略。急成長D2Cブランドがオムニチャネル投資を見送った決断の裏側
「Cotopaxi」のWebサイト

デジタルネイティブ(D2C)ブランドとして約12年前に誕生したCotopaxiはその後、実店舗へと進出し、現在は20以上の拠点を運営しています。長年、多様なオムニチャネル機能を試験的に運用してきましたが、最終的にはシステムや現場のオペレーションを大規模に変えてまで、それらの施策へ本格投資することは見送りました

Cotopaxiのチーフ・グローバル・オフィサーであり共同創業者のステファン・ジェイコブ氏は、かつてオンライン注文された商品を実店舗から発送する「店舗出荷」を試みた時のことをこう振り返ります。

Cotopaxiの店舗は平均1200平方フィート(約33坪)と比較的小さいサイズです。そのため、店内でフルフィルメント(配送業務)を回すための物理的なスペースがほとんどありませんでした。

物理的スペースとオペレーションの壁

店舗の在庫をオンラインの需要と結びつければ、商品の消化スピード(セルスルー率)が上がるというメリットはあります。しかし、それだけでは継続する理由にはならなかったとジェイコブ氏は言います

スペースの確保、スタッフの教育、システムの統合、そして在庫管理。これらがもたらす現場の複雑さを天秤にかけた結果、「少なくとも現時点では、運用負荷に見合う価値はない」と判断したのです。

現在、Cotopaxiはすべての発送業務を物流センター(ディストリビューションセンター)に集約しています。

Cotopaxiのオムニチャネル販売戦略

ジェイコブ氏によると、創業当初のCotopaxiは100%D2C(直販)モデルでした。そこから5~6年が経過した頃、卸売ビジネスへと舵を切ります。

卸売は急速に成長し、一時は総売上高の50%以上を占めるまでになりました。しかし現在は、より健全なバランスである25%~30%程度に抑えています。大半はD2Cが占めており、その他に法人向けビジネスや、急成長中の海外チャネルがあるという構成です。

また、モバイルアプリも運用しており、アウトドアのアドベンチャーイベントと連動。このデジタル体験を実店舗と結びつけることで、ユーザーのオムニチャネル体験を高めてきました。

これにより、何万人もの人々に自然な形でブランドを知ってもらい、熱狂的なファンになってもらう素晴らしい動線を作ることができました。店舗やイベントを通じたリアルな接点は、Cotopaxiの戦略の大きな柱です。もちろん、主要プラットフォームでの従来型のパフォーマンスマーケティング(運用型広告)も実施しており、アトリビューション(貢献度)計測の難しさはありつつも、投資対効果を慎重に見極めています。

Cotopaxiは長年、ソーシャルメディアやSEOなど、「投資対効果の高い領域へのスポット的な投資」を試みるなかで、コストの肥大化にも直面してきました。

数年間、私たちは売り上げを伸ばすための資金投入と成長の追求に追われ、少し視野が狭くなっていた部分がありました。現在はそこから舵を切り直し、長期的な利益につながるかを厳しく見極めながら、より慎重に予算を配分する体制へと移行しています。

こうした数々の実験を通じて、Cotopaxiは「どのオムニチャネル連携から撤退すべきか」の引き際も学んだと言います。

オムニチャネルの「バズワード」に踊らされない引き際

Cotopaxiは一時期、実店舗の在庫状況をオンライン上に表示。また、Webサイトの店舗検索機能や、製品を扱う小売パートナーの情報を掲載し、消費者がどこでブランドと物理的に接点を持てるかを可視化していました。

「この施策については、何度も導入と撤退を繰り返してきました」とジェイコブ氏は明かします。

数年前には、BOPIS(Buy Online, Pick Up In Store:オンライン購入・店舗受け取り)や、エンドレスアイル(店舗でEC在庫を注文できる仕組み)などにも投資しました。一定の成果は出たものの、現場のオペレーションは確実に複雑になります。私たちは今でも、何が本当にユーザーに価値をもたらし売り上げを牽引するのかと、業界でその時々に流行している「バズワード」とのバランスを測っているところです。店舗向けテクノロジーに関しては一通り実験しましたが、最終的には、ユーザーがどのようなルートでCotopaxiと関わりたいかに対して、システム側を特定の手段に固執させないという結論に達しました。

Cotopaxiの実店舗のほとんどは米国西海岸に集中しており、北東部には数店舗しかありません。海外では日本と韓国に数拠点を持っています。年末年始などの主要なセールス期間には、配送締切日が近づくにつれて、これらの店舗をフックにして顧客を呼び込む戦略を取っています。

しかし、Home Depotのように全米を網羅するネットワークがあるわけではありません。オンラインでCotopaxiを利用する消費者の大多数は、近所に店舗がない環境にいます。その観点から見ると、オンラインとオフラインの融合という「真のオムニチャネル」の恩恵を受けられるのは、現在の店舗網ではごく一部のユーザーに限られます。だからこそ、本格的なインフラ投資を急がず、まずは実験的な運用に留めてきたのです。

コロナ禍での検証と、撤退のリアル

Cotopaxiがオムニチャネル施策を集中的にテストした背景には、コロナ禍の存在がありました。当時は「北米EC事業トップ1000社」に名を連ねる小売事業者が、BOPISやカーブサイド・ピックアップ(店外受け取り)、店舗在庫の可視化といった機能をこぞって導入した時期です。

『Digital Commerce 360』の「2026年版オムニチャネルレポート」のデータによると、2021年から2025年にかけて、これらのサービスを提供している大手小売チェーンは、提供していない企業に比べて平均して高いコンバージョン率(CVR)を維持し続けていました。

「確かに、サービスを提供した店舗では一定の利用がありました」とジェイコブ氏は話します。

しかし、BOPISを導入したからといって、その店舗単体の収益構造が劇的に好転するわけではありませんでした。それどころか、準備が整っていない個別の店舗にECの需要が一気に流れ込めば、店内の在庫補充や人員配置の計画など、裏側の複雑さは増すばかりです。

このオペレーションの負荷は、リスクに見合うものではなかったというのが結論です。「要するに、労力に見合うだけの成果が得られなかったのです」。ジェイコブ氏はこう語ります。

そのため、いくつかの施策からは撤退しました。これらのオムニチャネル戦略自体を否定するつもりはありません。企業の規模や地理的なカバー率によって正解は変わりますが、当時の私たちの規模においては、これがリアルな経験値だったということです。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

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[ 転載元 ] Digital Commerce 360

世界最大級のネット通販業界の専門誌『Digital Commerce 360』(旧『Internet Retailer』)は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

takikawa

地方食品の販路は「探される」から「見つけてもらう」時代? 老舗水産会社が「TikTok Shop」開設5か月で累計売上2000万円突破

1 日 18 時間 ago
地方食品の販路は「探される」から「見つけてもらう」時代? 老舗水産会社が「TikTok Shop」開設5か月で累計売上2000万円突破
ヤマニ野口水産は、「TikTok Shop」開設から5か月で累計売上2000万円を突破。既存ECを上回る販売チャネルへ成長した背景には、ショート動画やクリエイター活用、広告配信を組み合わせた運用がある。
furukawa2026年7月9日

北海道・留萌市に本社を置き、サケとばやいくらなどの海産物を販売するヤマニ野口水産は、「TikTok Shop」開設から5か月で累計売上2000万円を突破した。2026年2月に「TikTok Shop」を開設し、初月は売上118万円でスタート。3月には512万円を記録し、開設から73日後の4月22日に累計売上1000万円を突破、その後も成長を続け、5か月で累計売上2000万円に到達した。


ヤマニ野口水産は「TikTok Shop」開設から5か月で累計売上2000万円を突破

ヤマニ野口水産によると、この売り上げはAmazonや楽天市場など既存ECチャネル全体の売上を大きく上回る規模になったという。「TikTok Shop」が最大級の販売チャネルへと成長し、地方の食品事業者にとって新たな販路開拓の可能性を示す事例となっている。

ヤマニ野口水産は、加工場の臨場感や商品のシズル感を伝えるショート動画を継続的に投稿するオーガニック施策に加え、晩酌・グルメジャンルを中心とした約160人のクリエイターによる成果報酬型アフィリエイト施策、さらに反応の良かったコンテンツを活用した「TikTok Shop」広告を組み合わせて運用した。こうした施策により、広告への依存を抑えながら効率的な売上拡大を実現したとしている。

購買データによると、購入者の中心は25〜34歳で、男性が過半数を占めた。地域別では東京都、埼玉県、神奈川県を中心とした首都圏の購入者が約半数となった。北海道・留萌で製造した水産加工品を、「TikTok Shop」を通じて首都圏の若年層へ継続的に販売する構造が生まれたことが特徴という。

ヤマニ野口水産の事例は、地方食品の販路が、検索やECモールで商品を「探して購入する」モデルから、動画コンテンツとの偶然の出会いをきっかけに購買へつながる「見つけてもらう」モデルへ広がりつつあることを示している。

地域や知名度に左右されず、全国の消費者へ直接商品を届ける販路として、「TikTok Shop」を活用したディスカバリーコマースの有効性がうかがえる。

今回の運用では、KASHIKAが提供する食品SNS運用支援サービス「2nd Buzz」を活用した。動画ごとの再生数やエンゲージメントデータを分析し、市場で支持されるコンテンツの共通点を把握したうえで、企画立案から運用までを支援するサービスで、食品メーカーを中心とした事業者のSNSを活用した販路拡大を後押ししている。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

スクエニのECサイト「スクウェア・エニックス e-STORE」が運営停止、システム刷新による不具合などが原因

1 日 19 時間 ago
スクエニのECサイト「スクウェア・エニックス e-STORE」が運営停止、システム刷新による不具合などが原因
ECサイト「スクウェア・エニックス e-STORE」のシステムメンテナンスについて、データ移行の遅延やシステム不具合への対応に時間を要しており、終了時刻は未定としている。
ohshima2026年7月9日

スクウェア・エニックスは、7月1日に実施した「スクウェア・エニックス e-STORE」のシステム全面入れ替えの影響で不具合などが発生、システムメンテナンスが長期化しサービス提供を停止している。

スクエニのECサイト「スクウェア・エニックス e-STORE」が運営停止、システム全面入れ替えによる不具合などが原因
ECサイトでのお知らせ(画像は「スクウェア・エニックス e-STORE」から編集部がキャプチャ)

原因は、旧システムから新システムへのデータ移行処理に想定以上の時間を要していることに加え、テスト環境では確認されなかった不具合への対応が発生しているという。データ移行処理自体は正常に進行しているとしている。

また、一部の不具合は解消したものの、決済や商品在庫数の管理など重要機能に影響する不具合については、検証および修正を進めているという。

現時点では、データ移行および不具合修正の完了時刻を正確に算出することが難しいため、メンテナンス終了の目途は未定。進展があり次第、改めて案内するとしている。

なお、メンテナンス開始前までに注文した商品の出荷については、7月3日から順次再開している。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

クレカ決済代行会社「全東信」が破たん、飲食店中心に大きな影響

1 日 19 時間 ago
クレカ決済代行会社「全東信」が破たん、飲食店中心に大きな影響
クレジットカード決済代行の全東信が破産し、加盟店向けサービスを停止した。未入金売上の焦げ付き懸念に加え、決済端末が使えなくなることで、飲食店を中心に資金繰りや販売機会への影響が広がっている。食団連は資金繰り支援や保証制度の活用を案内し、被害状況の把握を進めている。
furukawa2026年7月9日

クレジットカード決済代行を手がける全東信は7月6日付で、大阪地方裁判所から破産手続開始決定を受け、同日付で事業を停止した。破産管財人の告知によると、加盟店向けのクレジットカード決済代行および付帯サービスは中止され、全東信のクレジットカード決済端末は利用できなくなった。

全東信は加盟店に対し、破産手続開始までに支払われていないクレジットカード売上金について、従来の支払期限どおりには弁済できず、破産手続における破産債権として扱うと説明。今後、配当の見込みが立った段階で、破産債権届出など必要な手続きを案内するとしている。

加盟店がクレジットカード決済を再開するには、新たにカード会社などとの加盟店契約が必要になる。

クレカ決済代行会社「全東信」が破たん、飲食店中心に大きな影響
破産管財人からのお知らせ(画像は全東信のHPから編集部がキャプチャ)

負債は約1259億円、飲食店を中心に影響が広がる

東京商工リサーチ(TSR)によると、全東信の負債は2025年3月期決算時点で1259億円。取引金融機関では、債権の取立不能または取立遅延の恐れに関する開示が相次いでいる。

飲食業界への影響も大きいと見られ、一般社団法人日本飲食団体連合会(食団連)は、影響を受ける飲食店が多いと想定されるとして情報発信を始めた。

TSRによると、食団連は全東信の決済代行サービスが入金サイクルの早さを特長としていたことから、資金繰りに余裕の少ない個人経営の飲食店を中心に利用が広がっていた可能性があると見ているという。

全東信からの売上金が未入金となるリスクに加え、代替の決済サービスを導入していない店舗では、クレジットカード決済が利用できなくなることで顧客の利便性が低下し、販売機会の損失につながる懸念もある。

食団連が支援策を案内

食団連は7月7日付で、影響を受けた会員飲食店向けの支援策を公表した。

具体的には、日本政策金融公庫の「セーフティネット貸付(経営環境変化対応資金)」の活用、取引銀行・信用金庫への早期相談を呼びかけている。相談時には、直近の試算表や資金繰り表、全東信への未入金額が確認できる資料を準備するよう案内している。

また、信用保証協会による別枠保証制度「セーフティネット保証1号」の適用に向けて関係機関へ働きかけも始めた。同制度は、大型倒産した事業者に対する売掛金債権などを有する中小企業を対象に、通常枠とは別枠で100%保証を行うもの。ただし利用には、全東信が経済産業大臣告示の「指定事業者」に指定される必要がある。なお、TSRによると、中小企業庁は7月8日時点で全東信を指定事業者としておらず、情報収集中としているという。

食団連はこのほか、中小企業基盤整備機構が運営する経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)の加入者については、売掛金債権の回収が困難になった場合に共済金貸付を受けられる可能性があるとして、窓口への確認を促している。

税務面では、未回収の売上代金が貸倒損失または貸倒引当金の対象となる可能性があるため、顧問税理士への相談を推奨。法務面では、破産管財人に対し、裁判所が定める債権届出期間内に未入金分の債権届出を行うよう呼びかけている。

食団連は今後、被害状況の集計も進める方針だ。

カード会社も代替サービスを案内

カード会社側でも対応が始まっている。

クレディセゾンは、全東信の破産に伴い、同社の決済端末を導入している一部店舗でセゾンカードを含むクレジットカードが利用できない状況が発生していると案内した。

利用者には他の決済手段の利用を呼びかける一方、全東信と契約していた加盟店に対しては、代替となる決済事業者を紹介するとしている。なお全東信は複数のカード会社と提携しており、今後も各カード会社による対応が広がる可能性がある。

今回の破たんは、決済代行会社の経営悪化が加盟店の資金繰りや販売機会に直結するリスクを改めて浮き彫りにした。とりわけ飲食店では、日々の売上入金と決済手段の確保が事業継続に直結するだけに、今後の影響が注目される。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

BEENOSとDelivered Koreaが協業し、Yahoo!ショッピング内に韓国直送型コスメ専門店「KOCOii」をオープン

2 日 16 時間 ago
BEENOSとDelivered Koreaが協業し、Yahoo!ショッピング内に韓国直送型コスメ専門店「KOCOii」をオープン
韓国直送ならではの商品ラインアップと、国内大手ECモールの使いやすさを両立している。3980円以上は送料無料、3980円未満は送料一律680円
ohshima2026年7月8日

BEENOSは7月6日、韓国の越境EC購入サポートサービス「Delivered Korea(デリバードコリア)」と協業し、LINEヤフーの「Yahoo!ショッピング」内に、韓国コスメの直送ストア「KOCOii(ココイイ)」をグランドオープンした。

BEENOSとDelivered Koreaが協業し、Yahoo!ショッピング内に韓国直送型コスメ専門店「KOCOii」をオープン
韓国コスメの直送ストア「KOCOii」をグランドオープン

「KOCOii」は、厳選された韓国コスメを、韓国から日本の消費者へ直接届ける直送型オンラインセレクトショップ。正規ライセンスを取得している韓国事業者のみが商品を出品する。

韓国の主要なECモールとの連携実績を持つ「Delivered Korea」が、韓国側のECセラーとの連携、配送、カスタマーサポートなどを一気通貫で担当。BEENOSが「Yahoo!ショッピング」内でのストア運営を担い、日本のユーザーが利用できる購買環境を実現した。

さらに、韓国直送の仕組みを生かし、中間流通を可能な限り省き、価格を抑えた商品提供を可能にする。送料設定は、韓国直送でありながら3980円以上は送料無料、3980円未満の場合も送料一律680円。「Yahoo!ショッピング」内への出店であるため、日本の消費者が日常的に利用する購入導線や、「PayPay」決済やポイント還元といった利便性を活用できる。

BEENOSとDelivered Koreaが協業し、Yahoo!ショッピング内に韓国直送型コスメ専門店「KOCOii」をオープン
「KOCOii」について

近年、日本国内でもKビューティ(韓国発祥のスキンケア製品、コスメ、または美容トレンド)への関心が高まる一方で、海外からコスメやスキンケアアイテムをオンラインで購入する際には、正規品か、使用期限に問題はないか、配送や問い合わせ対応などに不安を感じるケースもある。こうした課題に対応するため、「KOCOii」を開設した。

取り扱いブランド

日本でも人気の高い14ブランドから取り扱いを開始し、今後も順次ラインアップを拡充する予定。これまで日本国内では入手が難しかった韓国限定商品や日本未発売の新作なども順次展開する。

  • 取り扱いブランド(アルファベット順):Abib(アビブ)/Aestura(エストラ)/Aromatica(アロマティカ)/Biodance(バイオダンス)/CNP Laboratory/Dr.elthea(ドクターエルシア)/Dr.Jart(ドクタージャルト)/Innisfree(イニスフリー)/manyo(マニョ)/Medicube(メディキューブ)/Numbuzin(ナンバーズイン)/Real Barrier(リアルバリア)/Torriden(トリデン)/Unove(アノブ)

「韓国コスメ特集」クーポン企画の概要

「KOCOii」は「Yahoo!ショッピング」内で7月6日12:00より開始される韓国コスメ特設ページ「ヤフショ韓コスMall」における、クーポン企画対象ストアの1つ。

  • 期間:2026年7月6日12時~13日2時
  • 対象者:全てのユーザー
  • 内容:税込100円以上の注文で利用可能な最大50%OFFクーポン
  • 条件など:値引き上限1500円/1人あたり 5回まで利用可能

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

EC特化型CRM「アクションリンク」、ECプラットフォーム「Shopify」でアプリの提供を開始

2 日 16 時間 ago
EC特化型CRM「アクションリンク」、ECプラットフォーム「Shopify」でアプリの提供を開始
ファブリカコミュニケーションズは、EC特化型CRM「アクションリンク」をShopifyアプリとして提供開始した。メール、LINE、SMSを活用したリピート施策の自動化を支援し、LTV最大化やCRM運用工数の削減につなげる。
furukawa2026年7月8日

ファブリカホールディングス子会社のファブリカコミュニケーションズは、EC向けCRMサービス「アクションリンク」のShopifyアプリの提供を6月5日に開始した。Shopifyを利用する国内EC事業者は、Shopifyの管理画面上のアプリ一覧からインストールできるようになり、外部サービスとして個別に申し込むことなく導入・利用できる。

EC特化型CRM「アクションリンク」、ECプラットフォーム「Shopify」でアプリの提供を開始
「アクションリンク」のShopifyアプリの提供を開始

「アクションリンク」は、EC事業者向けに特化したAI搭載CRMツール。顧客データを統合・分析し、LTVやRFM分析に基づいて顧客理解を深めるほか、メール、LINE、SMSを活用したコミュニケーション施策を自動化することで、リピート購入の促進と売上拡大を支援する。

EC特化型CRM「アクションリンク」、ECプラットフォーム「Shopify」でアプリの提供を開始
アクションリンクの機能概要

今回のShopifyアプリ化により、国内EC事業者は、日本のEC運営で発生しやすい複雑なデータ統合から、クロスチャネル施策の実行までをシームレスに進められるようになる。顧客情報、商品情報、購入履歴、閲覧履歴など、CRMに必要なデータを顧客単位で一元管理し、専門知識がなくても分析から配信、施策実行までをスピーディーに進められるとしている。

ファブリカコミュニケーションズは、EC市場の拡大に伴い、事業者の成長戦略が「新規顧客獲得」から「リピート購入の促進」「LTV最大化」へ移行していると説明。そのなかで、「手軽にリピート売上を向上させたい」「顧客ごとに最適化したメールやLINE配信を始めたい」「人手不足でもCRM施策に取り組みたい」「顧客データに基づく具体的な施策を実行したい」といったニーズに対応する狙いがあるとしている。

アプリの主な特長として、ファブリカコミュニケーションズは運用実績をもとに設計した「鉄板シナリオ」をワンクリックで実行できる点を挙げる。数千回にわたるPDCAで効果検証したリピート施策を標準搭載しており、導入直後から成果につながる施策を開始しやすいという。また、顧客属性や購買履歴、閲覧履歴、配信条件などを組み合わせた柔軟なシナリオ設計にも対応し、顧客ごとに最適化したアプローチを自動化できるとしている。

さらに、CRM運用に伴うデータ作成や条件設定、施策実行などの煩雑な作業を自動化し、一部の導入企業では最大90%の工数削減効果を確認したという。また、「鉄板レポート」機能では、期間・顧客・商品を組み合わせた分析を容易に実施でき、LTVや継続率などの指標も複雑な設定なしで把握できるとしている。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

ECプラットフォーム「SHOPLINE」がアマゾンのオンライン決済サービス「Amazon Pay」と連携

2 日 17 時間 ago
ECプラットフォーム「SHOPLINE」がアマゾンのオンライン決済サービス「Amazon Pay」と連携
SHOPLINE Japanは、ECプラットフォーム「SHOPLINE」でAmazon Payとの連携を開始した。Amazonアカウントの支払い情報や配送先を使った決済に対応し、購入体験の向上やコンバージョン率改善につなげる。
furukawa2026年7月8日

ECサイト構築サービス「SHOPLINE」を展開するSHOPLINE Japanは6月29日、同サービスを利用するオンラインストア向けに、オンライン決済サービス「Amazon Pay」との連携を開始した。これにより、SHOPLINEで構築したECサイトでは、決済手段としてAmazon Payを導入できるようになった。

ECプラットフォーム「SHOPLINE」がアマゾンのオンライン決済サービス「Amazon Pay」と連携
SHOPLINEとAmazon Payが連携

今回の連携により、購入者はAmazonアカウントに登録している支払い方法や配送先住所を利用して、SHOPLINE上のオンラインストアで決済できる。新たに決済情報を入力する手間がなくなり、スムーズに購入を完了しやすくなる。

SHOPLINEは、シンガポールに本社を置くECサイト構築サービス。アジアを中心に累計70万以上のストアへ導入されており、ECサイト構築に加え、ソーシャルコマース、POS、顧客管理などを含む包括的なコマースソリューションを提供している。

Amazon Payは、Amazonアカウントに登録済みの配送先住所やクレジットカード情報などを利用して決済できるオンライン決済サービス。日本では2015年5月に提供を開始し、導入事業者は2万社を超える。購入者にとっては利便性の高い決済手段となるほか、事業者側では購入手続きの簡略化によるコンバージョン率の向上や新規顧客の獲得効果が期待できるという。また、Amazonギフトカードでの支払いにも対応しているほか、Amazonが提供するセキュリティ基盤による安全な取引を支援する。

SHOPLINE Japanは今回の連携について、ブランド企業が運営するオンラインストアにおいて、より多くの顧客との接点を創出するとともに、利便性の高い購買体験を提供することを目的としていると説明している。

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鳥栖 剛

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多

2 日 17 時間 ago
ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多
ecbeingの調査によると、ECサイトのレコメンド機能が役立つと感じる場面は「何を買うか迷っているとき」が55.5%で最多だった。今後の機能には「セール・お得情報との連携」を求める声が59.0%で最も多く、精度に加えて実用性への期待が高いことがわかった。
furukawa2026年7月8日

ecbeingは7月6日、ECサイトにおけるレコメンド機能の利用実態調査の結果を公表した。レコメンド機能が役立つと感じる場面では「何を買うか迷っているとき」が55.5%で最多となった。今後のレコメンド機能に期待することでは「セール・お得情報との連携」が59.0%で最も多く、ユーザーがレコメンドに対し、精度だけでなく購買メリットを含めた実用性を求めていることが明らかになった。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
ecbeingはECサイトにおけるレコメンド機能の利用実態調査を実施

レコメンド機能はEC利用者に浸透

調査によると、直近1年間にECサイトの「あなたへのおすすめ」などのレコメンド機能を見たことがある人は84.5%だった。内訳は「よく見る」が29.5%、「たまに見る」が55.0%で、「見たことがない」は6.0%にとどまった。レコメンド機能が、多くのEC利用者にとって日常的に接する機能として定着していることがうかがえる。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
レコメンド機能の閲覧頻度

レコメンドをきっかけに商品を購入した経験については、「よくある」が10.0%、「たまにある」が46.0%、「ほとんどない」が30.0%で、ecbeingではこれらを合わせた86.0%が購入経験ありと回答したとしている。また「ない」は14.0%にとどまった。ecbeingは、レコメンド機能が購買転換における有効な接点として広く機能しているとみている。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
レコメンドきっかけの購入経験

商品選びに迷った際の後押し役に

レコメンド機能が役立つ場面として最も多かったのは「何を買うか迷っているとき」(55.5%)。次いで「新商品・トレンドを知りたいとき」(33.5%)、「ギフト選びのとき」(25.5%)が続いた。商品探索のきっかけだけでなく、購入直前の意思決定を後押しする役割も期待されていることがわかる。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
レコメンドが役立つと感じる場面

一方、レコメンドが「的外れ」だと感じた際のサイトへの印象については、「特に気にならない」が51.0%だったものの、「少し不満を感じる」が33.5%、「信頼感が下がる」が15.5%となり、約半数が何らかのマイナスの印象を抱いたと回答した。レコメンド精度の低下は、機能面だけでなく、ECサイト全体への信頼感にも影響する可能性があることが示された。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
レコメンドが「的外れ」だと感じた際のサイトへの印象

「セール・お得情報」と連動したレコメンドに期待

今後のレコメンド機能に期待することでは、「セール・お得情報との連携」が59.0%で最多だった。続いて「より自分好みの精度向上」が50.5%、「邪魔にならない表示方法」が34.0%、「過去の購入履歴を活用した提案」が29.5%となった。ecbeingは、レコメンドの精度向上だけでなく、セール情報など価格面でのメリットと組み合わせた提案が、実際の購買につながりやすい可能性があると分析している。

ECサイトのレコメンドが役立つと感じるのは「何を買うか迷っているとき」が55%、今後への機能への期待は「お得情報との連携」が最多 ecbeing調査
今後のレコメンド機能に期待すること

また、レコメンド表示をきっかけに、そのECサイトをより長く利用したいと感じたことがある人は40.5%だった。レコメンド機能は購買促進だけでなく、継続利用意向やLTV(顧客生涯価値)の向上にも寄与する接点となっていることがうかがえる。

調査概要

  • 調査名称:ECサイトにおけるレコメンド機能の利用実態調査
  • 調査対象:月に1回以上ECサイトで買い物をし、過去にレコメンド機能を見たことがある男女200人
  • 調査時期:2026年6月
  • 調査方法:Freeasyを利用したインターネット調査
  • 調査主体:ecbeing

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アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字

2 日 18 時間 ago
アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
アスクルは2027年5月期、売上高4900億円、当期純利益40億円を見込む。2026年5月期はランサムウェア攻撃の影響などで最終赤字221億円に沈んだが、新体制のもとでAI活用や物流再編を進め、増収・黒字転換をめざす。
furukawa2026年7月8日

アスクルは2027年5月期の連結業績について、売上高は前期比22.4%増の4900億円、営業利益は70億円、経常利益は63億円、当期純利益は40億円を見込む。2026年5月期はランサムウェア攻撃の影響などで大幅な減収・赤字となったが、2027年5月期は増収と黒字転換をめざす。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
2027年5月期は増収と黒字転換をめざす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2026年5月期の連結業績は、売上高が前期比16.8%減の4001億9900万円、営業損失は174億4500万円(前期は140億400万円の黒字)、経常損失は190億6200万円(前期は138億1600万円の黒字)、当期純損失は221億5000万円(前期は90億6800万円の黒字)だった。2026年5月期について、ランサムウェア攻撃の影響を織り込んだ修正計画は達成したとしている。

ランサムウェア攻撃が業績に大きく影響

業績悪化の主因は、ランサムウェア攻撃による事業影響に加え、売上高減少に伴う利益減、売上総利益率の低下、関東DCや物流拠点再編、基幹システムリプレイスに伴う固定費増などがあげられる。営業利益の増減要因では、売上高減少による利益減が136億円、売上総利益率の低下が64億円、一時的な物流効率低下による物流費増が89億円、関東DCや物流拠点再編、基幹システムリプレイス関連で25億円の負担が発生した。また、営業外費用として休止固定資産減価償却費12.6億円、特別損失としてシステム障害対応費用51億円も計上した。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
ランサムウェア攻撃が業績に大きく影響(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

さらに、歯科業界向け通販「FEEDデンタル」などを運営するフィードの持ち株会社AP67が48億円の減損損失を計上。円安による仕入原価上昇や顧客基盤拡大の鈍化、別法人であることによるシナジー創出の遅れなどを踏まえ、成長計画を見直したとしている。今後はグループ再編を進め、調達機能の統合や物流基盤の活用、重複機能の解消によるシナジー最大化をめざす。

EC事業は2027年5月期に増収・黒字化を計画

セグメント別では、2026年5月期のeコマース事業の売上高は前期比16.8%減の3930億円、営業損失は162億円(前期は142億円の黒字)だった。

主力のASKUL事業は売上高が同21.1%減の2829億円、LOHACO事業は同23.8%減の280億円。一方、グループ会社などの売上高は同6.7%増の820億円だった。ロジスティクス事業・その他の売上高は同19.8%減の71億円、営業損失11億円(前期は2億円の赤字)となった。

2027年5月期は、eコマース事業の売上高を同22.6%増の4818億円、営業利益70億円と見込む。内訳はASKUL事業の売上高が同24.8%増の3531億円、LOHACO事業の売上高が同42.4%増の400億円、グループ会社などの売上高が同8.0%増の886億円。ロジスティクス事業・その他の売上高は同13.9%増の81億円、営業損益は収支均衡を計画している。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
EC事業は2027年5月期に増収・黒字化を計画(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

営業利益の改善要因としては、売上高増による利益増92億円、売上総利益率改善65億円、物流効率改善による物流費削減92億円、グループ会社の損益改善1億円、ロジスティクス事業・その他の利益改善11億円を見込む。一方、広告宣伝費・販促費、人件費、セキュリティ・AI関連投資などに伴うその他経費50億円の増加も織り込んでいる。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
2027年5月期における営業利益の改善要因(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

物流再編やAI活用で固定費削減も推進

収益構造改革では、物流効率改善に加え、関東圏の物流拠点再編や全社横断での固定費削減を進める。2027年5月期は物流拠点再編による11.5億円の効果、追加施策による2億円の固定費削減を見込むほか、AIによる業務効率化や「聖域なき固定費見直し」により、全社で10億円の固定費削減をめざす。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
物流再編やAI活用で固定費削減も推進(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

「成長再加速の起点」と位置付け、AI活用を強化

アスクルは2027年5月期を「売上回復と構造改革を進め、成長再加速の起点とする」年度と位置付ける。事業復旧の過程で得た知見を生かし、新体制のもとで中期経営計画の実行を加速させる考えだ。独自のビッグデータとAIを活用し、LTV(顧客生涯価値)の最大化をめざす。

商品戦略では、飲料や食品、掃除用品、衛生用品、梱包資材など「仕事場の日用品」を軸に、対人サービス業向け商品の拡充やオリジナル商品の強化、価格競争力の向上を進める。

物流では短納期やきめ細かなサービスといった強みを維持しながら、LOHACOの納期短縮やFEEDデンタルの翌日配送エリア拡大にも取り組む。

営業・販促では、専任チームの強化や購買管理システムとの接続拡大、販売店との連携強化に加え、PayPayやLINEヤフーとの協業、販売チャネル拡大を進める。

また、事業復旧時の分析では、LTVの高い顧客ほど復帰スピードが早かったことから、パーソナライズ提案や対人接点の強化によって顧客基盤の再拡大を図る。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
アスルクが取り組む重要戦略(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

経営体制も刷新、新社長候補に成松岳志氏

経営体制も刷新する。アスクルは、AIの進化によるeコマースの新たな発展段階を成長機会と捉え、次世代リーダーへの経営承継を進める方針を示した。

取締役会は13人から10人へスリム化し、このうち独立役員を6人とする。独立社外監査等委員も新たに選任し、取締役会の実効性向上や経営判断の迅速化、監督機能の強化を図る。

代表取締役には成松岳志氏を新たに選任する予定。成松氏は2007年にアスクルへ入社し、LOHACO事業本部長、ロジスティクス本部長、事業戦略本部長を歴任してきた。LOHACO、物流、事業戦略を横断して経験してきた人材をトップに据えることで、事業復旧後の成長戦略と構造改革を一体的に推進する考えだ。

アスクルの2027年5月期は増収・黒字転換のV字回復計画。前期は売上高16.8%減、221億円の最終赤字
経営体制も刷新する(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

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売れるほど赤字?「980円トライアルモデル」の罠。「投資回収シミュレーション」で検証する投資回収の現実

2 日 18 時間 ago
売れるほど赤字?「980円トライアルモデル」の罠。「投資回収シミュレーション」で検証する投資回収の現実fujita-h2026年7月8日EC事業で押さえておくべきPL構築のポイント

初回980円のトライアル価格で顧客を広く獲得し、定期購入に引き上げることで事業として投資を回収していく――。このモデルはEC・通販業界で広く採用されており、多くの事業者が一度は検討、あるいは実施しているのではないでしょうか。確かによく見かけるモデルですが、本当に事業として成立しているのでしょうか。「投資回収シミュレーション」の考え方を活用し、実際の数値を当てはめながら検証していきます。

ケーススタディで学ぶ、事業として回収できる構造

今回のケースは、次の条件でシミュレーションします。本品価格は4980円、トライアル商品は980円。トライアルの顧客獲得コスト(CPA)は3000円と仮定します。この時点でトライアルのROAS(広告費用対効果)は約30%で、初回は赤字です。ここから定期購入への引き上げでトライアルコストを回収していく構造です。

引き上げについては、トライアルからその場で初回半額定期に移行する割合が25%、さらにその後のフォロー施策で残りの顧客の約10%が引き上がると仮定し、最終的な定期引き上げ率は31.8%としています。

F(購入回数)ごとに販売価格が変化する前提で設計
F(購入回数)ごとに販売価格が変化する前提で設計
「広告直ROASが低くても事業として回収可能か」を判断するために、F0・F1だけを見ると赤字になる前提で設計
「広告直ROASが低くても事業として回収可能か」を判断するために、F0・F1だけを見ると赤字になる前提で設計

このモデルの前提として押さえておきたいのは、トライアル商品は単なる「安い商品」ではないという点です。定期への引き上げを目的とするため、同梱物やフォロー施策など、顧客コミュニケーションを手厚く設計します。

その結果、販促物のコストが上がりやすく、場合によってはパッケージや構成品を含めた商品原価そのものが本品より高くなることも珍しくありません。つまり、トライアル商品は見た目以上にコストのかかる設計になりがちです。

この前提で、継続構造を見ていきます。F1からF2への移行率を60%、F2からF3を75%、F3からF4を80%、F4からF5を85%、F5からF6を90%、そしてF6以降は95%で安定すると仮定します。このような数値は実務でもよく見られるレンジです。

この継続率をもとに、顧客1人あたりの累積損益を算出していくとどうなるか。結論から言うと、この条件で投資は回収できません

フルフィルメント費用、CC費、決済コストなどがかかりすぎる

なぜ回らないのか――。その理由はシンプルで、粗利構造に対してコストが重すぎるからです。まず本品価格4980円に対して原価率を20%とすると、1回あたりの粗利はそれほど大きくありません。さらにここにフルフィルメント費用が加わります。ピッキング、梱包、資材、配送を含めると、1回あたり約700円のコストがかかるケースは少なくありません。この金額は粗利に対して非常に大きな割合を占めます。

また受注や問い合わせでのメールやチャット、電話対応によるコミュニケーションコスト(CC費)も意外と大きな影響を与えます。特に定期購入では、解約は電話のみ受け付けている場合もよく見かけます。人的対応が増えると、その応対コストはかさみがちになります。

加えて決済コストも無視できません。クレジットカード決済であれば一般的に約3%の手数料が発生しますが、売価が4000円を超えてくると、この比率負担も徐々に効いてきます。一方で後払いの場合は1件あたり約100円程度の定額コストがかかるケースが多く、購入単価が上がるほど費用比率としては下がる構造になります。

いずれにしても継続回数が積み上がるなか、毎回利益を薄く削り取っていきます。こうした決済コストも含めて考えると、物販における収益構造は想像以上にシビアです。

トライアルモデルでは、いかに本品定期購入へと誘引できたかが大事なポイントとしてあげられますが、このモデルが成立するかどうかは、引き上げ率の高さだけで決まるわけではありません。

むしろその前に、粗利構造がきちんと確立できているかが大きな前提条件になります。いくら引き上げ率が高くても、1回あたりで積み上がる利益が小さければ、投資回収には至りません。逆を言えば、粗利構造がしっかりしていれば、多少引き上げ率が低くても成立するケースもあります

今回のケースでは、限界利益ベースでの投資回収はできないという試算結果に
今回のケースでは、限界利益ベースでの投資回収はできないという試算結果に

隔月定期、後払いの活用などの改善策を考える

ではどうすればいいのか。現実的な改善策の1つが、1回あたりの容量を増やしてお届け間隔を伸ばすという、いわゆる隔月定期などの設計です。

たとえば、30日分の定期ではなく60日分の定期にすることで、売り上げは単純に倍になりますが、配送や梱包、決済といったコストは1回分で済みます。その結果、限界利益が大きく改善されます。特に物流コストと決済コストは回数に依存するため、この設計変更のインパクトは大きいと言えるでしょう。

平均購買期間は60日分相当が80日間隔で発生する、定期引きあがり、F別推移はそこまで変化がないとして同一とする
平均購買期間は60日分相当が80日間隔で発生する、定期引きあがり、F別推移はそこまで変化がないとして同一とする
本品1か月分4980円を2か月分9960円で試算した場合、投資回収が35か月で可能になる結果に
本品1か月分4980円を2か月分9960円で試算した場合、投資回収が35か月で可能になる結果に

また、後払いの活用も1つの選択肢です。定額コストである後払いは、単価が上がるほど費用比率が下がるため、複数月定期と組み合わせることで収益構造を改善できる可能性があります。もちろん未回収リスクは考慮する必要がありますが、価格帯や顧客層によっては十分に成立するケースもあります。

さらに、根本的には商品設計そのものの見直しも必要です。物販の場合、原価と物流という構造的な制約がある以上、一定の価格帯で単品リピートモデルを成立させるには限界があります。同じモデルでも、情報商材やデジタルサービスであれば原価や物流コストがほぼ発生しないため、成立条件は大きく変わります。つまり、ビジネスモデルは商材特性と切り離して考えることはできません

EC事業は、構造を理解し、自社に合わせて設計することで成立する

初回980円トライアルモデルは、決して簡単に回るものではありません。むしろ設計を誤ると、売り上げが伸びるほど赤字が拡大する構造になりやすいモデルです。だからこそ、感覚や業界慣習ではなく、顧客単位の「投資回収シミュレーション」で構造を検証することが重要になります。

EC事業は、モデルをまねるだけでは成立しません。構造を理解し、自社に合わせて設計することで初めて成立します

今回解説したシミュレーションはあくまで一例ですが、こうした試算を実際に手元で動かしながら検証することで、事業の見え方は大きく変わります。もし、より具体的に自社の条件に当てはめて検討したい場合は、実際に使用している試算ファイルを参考にしてもらうことも1つの方法です。

今回のようなモデルをそのまま再現し、数値を変更しながらシミュレーションできるファイルを、以下のnoteで有料提供しています。実務でそのまま使える形に整理しているため、投資回収の考え方を具体的に理解したい方には役立つはずです。

▶試算ファイルの実物はこちらのnoteで(有料販売):https://note.com/kawabe_atsushi/n/n10affbd7f284

価格は9800円としていますが、実際の事業設計や投資判断に使える前提で作成しているため、十分に元が取れる内容にしているつもりです。必要に応じてご活用ください。

◇◇◇

次回以降も、今回取り上げたモデルと並んで業界で広く採用されている「初回半額定期モデル」「サブスクリプションモデル」といった代表的な事業パターンを横断的に整理し、それぞれがどのような収益構造になっているのかを比較しながら解説していきます。

この記事の筆者

[ 執筆 ] 川部 篤史

D2Cエキスパート協会 認定プロフェッショナル

EC・通販事業アーキテクト として、投資判断・事業PL設計といった上流の経営設計から、商品企画・広告集客・CRMまで現場実務を統合し、一気通貫で全体最適化します。

これまで大塚製薬や千趣会でEC・通販運用・商品企画を推進、JIMOSでは通販支援事業部長・製品開発部長を歴任。近年はカラーコンタクトレンズや美容機器、フェムテック商材も担当。

豊富な実務経験と理論に基づき、事業の収益性を確保、持続的成長への一手を描きます。ビジネスブレークスルー大学院卒。

EC、ダイレクトビジネスにおける、製品企画・広告・CRM・事業立上・事業PL設計など、業務全般の知見を以下のnoteにて公開中
https://note.com/kawabe_atsushi/n/n879156f50c33

fujita-h
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48 分 38 秒 ago
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