商品名が曖昧な状態でも、対話のなかで条件に基づいた最適な商品にたどり着けるようになる。クチコミ、Q&A、ハッシュタグ、検索クエリなどを横断的に活用したレコメンドで、購買意欲の醸成を支援し、CVR、AOV(Average Order Value:平均注文額)、LTV(顧客生涯価値)といった主要KPIの向上に寄与する。
米国に本社を置くコンサルティングファームMcKinsey & Company(マッキンゼー&カンパニー)の研究部門は、2024年10月に発表したレポート「The next big arenas of competition」で、世界のEC市場を「成長アリーナ」として位置づけ、2022年に4兆ドルだったEC市場規模は、2040年までに14〜20兆ドルへと拡大する見込みと分析しています。
Goldwin New Yorkの店舗面積は約163平方メートル。スキー、アウトドア、アスレチック、ライフスタイルウエアのほか、アクセサリーやバッグなど「Goldwin」ブランドの全カテゴリーを取り扱う。
同社は米国市場において、2019年11月から2025年10月までサンフランシスコで海外初の直営店「Goldwin San Francisco」を運営してきた。同店舗を起点にEC展開を進めるなかで、ニューヨーク州からの注文がカリフォルニア州に匹敵する水準で推移していたことから、東海岸市場の高いポテンシャルを確認。こうした実績と顧客ニーズの把握が、今回のニューヨーク出店につながったとしている。
この取り組みの背景には、DCMが進めてきたBOPIS戦略の成果がある。BOPIS(Buy Online Pick-up In Store、オンラインで注文した商品を店舗で受け取る仕組み)は、小型店でも専門店並みの品ぞろえを実現できる施策として機能しており、特にカーテン売り場や自転車売り場で好調に推移。2025年度末時点で対象店舗数は770店、オンライン利用者のBOPIS利用率は48%に達した。また、店舗受取時の「ついで買い」効果も大きく、BOPIS利用者の約3割が受取時に追加購入しているという。
フォークリフトや関連部品を扱うToyota Material Handling USA, Inc.は、EC化を進める上で正規ディーラーがオンライン販売に参加できない、自社だけでは非正規パーツの流通が難しいといった課題を抱えていた。また、地域ごとのディーラー網を崩さずにEC化を進めなければならない、つまり既存流通を壊さないように配慮しなければならないといったジレンマもあった。
「知らないブランドを安心して購入してもらうにはレビューが不可欠」(eBay Japan マーケティング本部本部長 キム・ジェドン氏)。「メガデビュー」2か月前から、新商品を無料提供する「サンプルマーケット」を活用。21万件を超える口コミデータベースを抱える「サンプルマーケット」で、リアルな使用感を蓄積していったという。
AIを活用して「特別なことをしなければいけない」という発想になりがちですが、冷静に見ると、「新しいチャネルが1つ増えただけ」とも言えますよ。
インターネット、スマートフォン、SNS、これまでも顧客との新しい接点は何度も生まれてきました。しかし本質は変わらず、求められるのは「価値のある情報を、適切な形で届ける」こと。
小手先の最適化に走るのではなく、まず自社のコンテンツが「きちんと価値を持っているか」、ここに向き合うほうが、より重要なのだと思います。