Amazonはユーザー向けの新たなAIツール「help me decide」を発表しました。さらに、2025年のホリデーシーズン前に、物流センターに新たなエージェントシステムとロボットの導入、活用を開始しました。
新AIツール「Help Me Decide」の特長
「薦める理由」まで表示
AmazonはAIツール群に、「Help Me Decide(選ぶのを手伝って)」という新しいツールを追加しました。
「Help Me Decide」は、AIを使ってユーザーの閲覧履歴と好みを分析し、ワンタップで商品をお薦めします。Amazonによると、このパーソナライズされたお薦めには、「ユーザーの特定のニーズや好みに基づいて、なぜこの商品がユーザーに適しているのか」を明確にする説明文が含まれています。これらの説明には、カスタマーレビューから得られたインサイトも取り入れています。
「Help Me Decide」のイメージ。ユーザーにお薦めする商品の要点をまとめ、パーソナライズされたレビューをAIが表示。画面の下部には代替オプションも提示する(Amazonの公式ブログ「About Amazon」)
米国ユーザーに提供開始
Amazonによると、「Help Me Decide」は、iOSおよびAndroidアプリ、そしてモバイルブラウザ上で、米国の「何百万人もの」Amazonユーザーが利用できるようになっています。
ユーザーは、アプリの上部または商品詳細ページにある「Keep Shopping For(ショッピングを続ける)」ボタンを選択することで、「Help Me Decide」を利用できるかどうかを確認できます。
「Help Me Decide」ボタンは、複数の類似商品を閲覧した後に商品詳細ページの上部に表示されます。
Amazonは10月23日のリリースで、ユーザーが似たような商品をいくつか閲覧していて、どれを購入するか決めかねている場合に「Help Me Decide」ボタンをクリックすることで利用できると発表しています。
「Help Me Decide」は、サイト上の「Keep Shopping For」ボタンのタップからも利用できます。
ユーザーが複数の類似商品を閲覧した後、「Help Me Decide」を利用するためのボタンがページの上部に表示される(画像提供:Amazonの公式ブログ「About Amazon」)
「Help Me Decide」は、複数の類似商品を閲覧している際に、AIを使って顧客のニーズに合わせた商品を推薦し、購入の決定を後押しすることで、ユーザーの時間を節約します。
「Help Me Decide」は、AIを活用してショッピングをより簡単で楽しいものにし、カスタマーエクスペリエンスを改善する――という、Amazonの従前からの取り組みをさらに強化するものです。(ロイド氏)
Amazonによると、「Help Me Decide」は大規模言語モデル(LLM)と、Amazon Web Services(AWS)が開発・提供している生成AIサービス「Amazon Bedrock」「Amazon SageMaker」、同じくAWSが手がけるオープンソースの検索・分析エンジン「OpenSearch」を利用。「ユーザーが何を必要としていて、なぜそれを必要としているのか」を把握します。
また、購買履歴、嗜好(しこう)、商品の詳細、カスタマーレビューなどの情報も考慮に入れます。
フルフィルメント分野のAI強化
新AIロボット「Blue Jay」を追加
ユーザー向けのAIツール「Help Me Decide」に加えて、Amazonは2025年のホリデーシーズンを前に、フルフィルメント業務の効率化を目的としたAIの活用も進めています。
1996年、株式会社ジェーシービーに入社。法人営業・人事・企画・国際部門など幅広い業務を担当し、在職中に米国セントルイス・ワシントン大学にてMBAを取得。その後、EpisodeSix日本代表としてJAL Global Walletの開発を主導。ペイオニア・ジャパンおよびTapPayのカントリーマネージャーを歴任し、約30年にわたり決済およびフィンテック業界で豊富な経験と知見を培う。2025年3月よりWorldpay株式会社 日本カントリーマネージャーに就任。
各ユーザーデータは非常に重要なポイントですが、しっかりとモールのお客さまの特性を見極めて戦略を打っていますか? こうした数字だけのデータはECサイト運営においては、あまり意味をなさないと思っています。そして、皆さんもそう思っているからこそ見逃してしまいます。勿論、どこかのモールに新規出店する時には重要なデータですよね。
たとえば私の経験ですが、一昔前だと「『Amazon.co.jp』ユーザーの6割が男性」というデータがありました。それを元に考えて、ホワイトデーに特化するために「Amazon.co.jp」に出品したところ、大成功したことがあります。そして、残りの4割の女性にも徐々にアプローチをかけることで、じわじわとホワイトデー以外も売れるモールに育ちました。
このように「このモールが大きいから」と言って一概に成功するとは限りません。今回のランキングには出てきていない「au PAY マーケット」で大きな売り上げをあげている店舗もありますし、リアルの世界では、「ポンタ」と「ローソン」のクロス施策がじわじわと攻めてきています。
「このモールが大きいから出店する」のではなく、しっかりとモールの属性を考えた上でそのモールに合う施策を練ることが重要です。男女比だけではなく、年代別というのも重要ですね。極端な話をしますが、「『Qoo10』や『ZOZOTOWN』に女性ユーザーが多い」という理由で、シニア向けの商品を販売しても売れる確率は低いですよね。