ネットショップ担当者フォーラム

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす

4 日 2 時間 ago
時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
時事通信社と物語運輸は資本業務提携し、日本文化や地域産品を国内外へ届ける新たな「文化流通」の仕組みづくりに乗り出す。
furukawa2026年10月21日

時事通信社と、伝統工芸品や地方の特産品の越境ECなどを手がける物語運輸は10月20日、日本の伝統文化や地域文化、伝統産業、ものづくりの価値を国内外に届けることを目的に、資本業務提携したと発表した。

時事通信社が物語運輸に出資し、境克彦社長が物語運輸の社外取締役に就任する。時事通信社の情報発信力と、物語運輸が持つ商品企画・開発、EC、海外マーケティング・販売の機能を組み合わせ、新たな「文化流通」の仕組みづくりをめざす。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
両社は新たな「文化流通」の仕組みづくりをめざす

今回の提携の特長は、単なる資本提携やPR連携にとどまらず、情報発信から体験、購買までを一貫してつなぐ点にある。

時事通信社は、長年培ってきた国内外への情報発信力、地方自治体とのネットワークを持つ。一方、物語運輸は、日本文化やものづくりに携わる企業・商品の発掘から、商品企画、海外市場での検証、EC、海外販売、ブランド化までを一貫して手がけてきた。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
伝統工芸品のイメージ画像

両社はそれぞれの強みを組み合わせ、日本文化の価値を「伝える」だけでなく、「買う」「体験する」「次の世代へ伝える」といった行動につなげ、価値が循環する仕組みを構築したい考えだ。

めざすのは単なる伝統工芸品の販売やEC事業ではなく、日本文化が持続的に価値を生み出し続ける、新たな「文化流通」の仕組みを構築すること。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組み構築をめざす
両社がめざす新たな「文化流通」の仕組みの概念図

これまで日本の伝統文化やものづくりの価値を、商品の背景にある物語とともに世界へ届ける取り組みを進めてきた。日本文化の価値を「知ってもらうこと」と、実際に「体験し、購入し、次の人へ伝えてもらうこと」の間には大きな隔たりがある。時事通信社の情報発信力や社会的信用、国内外ネットワークと、物語運輸の商品開発、体験設計、EC、海外マーケティング・販売機能を掛け合わせ、「知る→学ぶ→体験する→買う→伝える」までを1つにつなげる。(物語運輸 五十嵐勇社長)

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす 物語運輸 五十嵐勇社長
物語運輸 五十嵐勇社長

日本各地に息づく伝統文化や匠の技の価値を国内外に伝えるだけでなく、新たな市場を切り開き、次世代へつなぐことも同社の使命。物語運輸の若い発想や行動力と、自社の情報発信力や地域とのネットワークを掛け合わせ、日本文化の持続的発展に貢献する新事業を育てたい。(時事通信社 境克彦社長)

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす 時事通信社 境克彦社長
時事通信社 境克彦社長
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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

誤検知・ツール乱立・人員不足によるアラート疲れ。「現場が疲弊しない」を前提にしたEC不正対策の組み立て方

4 日 2 時間 ago
誤検知・ツール乱立・人員不足によるアラート疲れ。「現場が疲弊しない」を前提にしたEC不正対策の組み立て方matsumura2026年10月21日それ、決済で解決できます。売上・UX・不正対策――すべてにつながる「見直しポイント」

「不正検知のアラートが今日もあがっている。ただ、誰も驚かなくなった」。そんな状態になっているEC事業者は、決して少なくありません。不正対策は、導入の是非を議論する段階を過ぎました。「EMV 3-Dセキュア」や不正検知の導入、ログインの保護――必要だと言われたものは、順番に積み上げてきたはずなのに、現場は楽になりません。毎日の通知を確認する作業が増え、判断待ちの注文が滞留する。担当者からは「どれが本当に危ないのかわからない」という声があがっています。このアラート疲れの構造を分解し、対策を講じる前に決めておくべき前提を整理し、ツール選定後に現場が回り続けるための設計を解説します。

アラートは「見なくなった時点」で機能を失う

不正検知のアラートは、上がっているだけでは意味がありません。誰かが内容を確認し「止めるのか、通すのか」を判断して初めて機能します。ところが、毎日大量に発生するアラートの大半が、結果的に問題のない取引だったとしたらどうでしょうか。

仮に10件のうち9件が空振りという状態が続けば、担当者は次第に「今回も大丈夫だろう」と考えるようになります。10件目に本当に危険な取引が混ざっていても、前の9件と同じように扱われる。これは担当者の注意力や意識の問題ではなく、大量の誤検知を処理し続ける運用が、そう判断するよう人を学習させた結果です。いわゆる「アラート疲れ」は、現場のやる気が落ちた結果ではありません。処理すべき情報量と現場が判断できる量のバランスが崩れて起きる、運用上の問題です。

アラート疲れを生む構造を理解する

では、なぜこの状態が生まれるのでしょうか。背景には誤検知の多さ、ツールの乱立、そして人員不足という、現場の努力だけでは解決しにくい3つの構造があります。誤検知が人手を奪い、ツールの分断が確認作業を増やし、人手が足りなくなることで判断がさらに滞る。互いを悪化させながら、現場の負荷を大きくしています。

自社に当てはまるものがいくつあるか、確認しながら見ていきましょう。

① 誤検知は「精度」ではなく「線引き」の問題

「誤検知が多いなら、検知精度を上げればいい」と考えるのは自然です。しかし、単体のツールをチューニングし続けるだけでは、いずれ壁にぶつかります。不正検知の多くは、取引ごとにスコアを算出したりルールに照らしたりして、「どこからを危険とみなすか」を決めています。

この線を厳しくすれば不正を見逃す可能性は下がりますが、正常な購入までアラートや保留の対象になります。逆に緩めれば、確認件数は減る代わりに、不正を通してしまう可能性が上がります。つまり誤検知は、チューニングで解決できる「不具合」ではありません。不正リスクをどこまで許容し、正常な取引への影響をどこまで許容するか。その線をどこに引くかという、事業判断の問題です。

そして多くの現場では、この線が「不正を取りこぼしたくない」側に寄りやすくなります。止められなかった不正は被害額として表面化しますが、正常な注文の確認にかかった時間は経営指標に載らないからです。その結果、リスクを下げるための設定が、現場に「処理しきれない量のアラートを出し続ける」という別のリスクを生みます。誤検知の量はツールの性能ではなく、この線の位置が決めているということです。

② ツールが増えるほど、人の作業が増える

不正対策は決済の一点だけに置くものではありません。ログイン時の不正アクセス検知、決済時の不正検知や3Dセキュア、受注後の目視確認。それぞれに別の製品が入り、管理画面も提供元も別々というのが一般的です。

ここで起きるのが、情報の分断です。ログイン時に不審なアクセスが検知され、決済でもアラートが出て、受注システムでは注文が保留されている。それが同じ購入者による一連の行動だったとしても、システムをまたいだ瞬間、3件の無関係な情報として並びます。同じ人物かどうかを教えてくれる仕組みは、どこにもありません。

結局、担当者が複数の管理画面を開き、注文番号、氏名、住所、メールアドレスを目視で突き合わせて確認することになります。ツールが自動化してくれるのは、それぞれの領域の検知まで。ツールをまたいで情報をつなぐ工程が設計されていなければ、そこは人の作業として残ります。

しかも、対策を1つ足すたびに、監視対象だけでなく、突き合わせる画面と情報の組み合わせも増えていきます。守りを強くするために導入したツールが、現場の作業量を増やす。この逆転が、アラート疲れを加速させます。

③ 検知は自動化できても、判断は自動化されていない

3つ目は、人員の問題です。ただし、単に「担当者が足りない」という話ではありません。基本的に不正検知ツールが出せるのは「この取引はリスクが高い」「確認したほうがよい」という材料までです。その先で注文を通すのか・止めるのか、顧客に確認するのかは、人が判断しているケースがほとんどです。自動化されたのは検知であって、最終判断まで自動化されたわけではないということです。

しかも、その判断量は一定ではありません。注文が増えればアラートも増えるため、年末商戦、大型セール、連休前といった繁忙期ほど確認業務も膨らみます。「最も売りたい時期に、最も判断が滞る」という状況が起こり得るのです。

さらに問題になるのが属人化です。一次判断を実質1人の担当者に依存していれば、その人が休んだだけで確認が滞ります。ただ、属人化が始まるのは担当者が退職した瞬間ではありません。「なぜこの注文を通したのか」「なぜ止めたのか」を記録しなくなった時点で、すでに始まっているのです。判断基準が個人の頭の中にしかなければ、人を増やしても同じ水準では裁けません。

この3つは、どれも現場の努力では解決できません。誤検知の量は線の引き方に、分断はツールの数に、判断の滞りは事業の成長に由来するからです。担当者を増やしても、確認を丁寧にしても、原因はそこにないままです。しかも、3つは連鎖します。誤検知が増えるほど人手を使い、ツールが増えるほど確認の手数が増え、人が足りなくなるほど判断は後回しになる。アラート疲れとは、検知する仕組みだけが増え、それを受け止める運用が追いついていない状態なのです。

現場が回り続けるために決めておく3つのこと

前提を1つ確認しておきます。サイバー攻撃はすでに個人の思いつきによるものではありません。ツールの調達から換金までが分業化され、カード情報、端末、IPアドレス、配送先、購入金額といった条件を変えながら、「どの組み合わせなら通るのか」を試し続けています。一般社団法人日本クレジット協会の集計では、2026年4~6月期のクレジットカード不正利用被害額は107.7億円。その9割超を番号盗用が占めています(参考:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況(2026年第2四半期)」)。非対面取引が狙われる状況は変わらないまま、手口だけが更新され続けているということです。

相手が組み合わせを変えてくる以上、1つの対策で守り切るのは困難です。対策を増やす判断そのものは避けられません。問題は、増やした分だけ現場が消耗する、いまの積み上げ方にあります。次回ツールを検討するときは、機能や検知精度を比べる前に、次の3つを決めておきたいところです。

1.判断の入り口を1つにする

導入するツールの数と担当者が見る管理画面の数は、同じである必要はありません。どの検知結果も同じ受け皿に集まり、そこを見れば「この注文をどうするか」を判断できる――その状態を先に設計します。ツールを増やすかどうかより、増やしても入り口が1つに保たれるかどうかが、現場の負荷を決めます。

2.対策は「点」で選ばず、「線」で重ねる前提で選ぶ

不正検知ツールにも得意・不得意がありますし、商材、取引のタイミング、カード属性によって、見るべきリスクは変わります。あるツールがすべての取引に対して最適とは限りません。だからこそ「どの1社を選ぶか」だけでなく、複数の対策を重ねられるか、取引によって使い分けられるかという視点が必要なのです。「クレジットカード・セキュリティガイドライン(6.1版)」では、従来の「4方策」から1つを選ぶ考え方が終了し、カード情報保護対策と不正利用対策を、取引の流れの各場面に配置する「線の考え方」が求められています(参考:クレジット取引セキュリティ対策協議会「クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】」)。複数の対策を重ねること自体が、すでに前提になっているということです。

将来別のサービスを追加できるか、一部だけ入れ替えられるか、特定のベンダーに依存しすぎていないか。こうした余地は導入時には価値が見えにくく、不正の傾向が変わったときに初めて効いてきます。

3.人が判断すべきものだけを人に回す

そして最も重要なのが「アラートが上がったものはすべて人が見る」という前提を見直すことです。取引を「自動で通す」「自動で止める」「人が確認する」の3つに分け、人に回る件数を設計値として決めておきましょう。あわせて「通した」「止めた」という結果だけではなく、なぜそう判断したのかを記録に残します。そうすれば、後から判断基準を見直すことも、別の担当者に引き継ぐこともできます。これは工数削減の話ではなく、判断を再現できる状態をつくるための設計です。

不正対策だけを見ていても、答えは出ない

ここまで読んで「自社だけで設計するのは難しい」と感じたなら、その感覚は正しいと思います。なぜなら、この3つは不正対策の設計であると同時に、決済全体の設計でもあるからです。

不正を厳しく止めれば正常な取引まで影響を受け、認証を増やせば購入者の手間が増えます。不正を減らすことだけを目的にすると、本来通すべき注文まで止めるという別の問題が起こりかねません。だからこそ、見るべき指標も被害額だけではありません。手動確認率、判断までにかかる時間、アラート件数と処理件数の差、そして決済承認率。これらを合わせて見る設計ができていれば、手口が変わって新しい対策が必要になったときも、現場の運用を大きく増やさずに対応できます。

自社だけで整理するのが難しければ、契約している決済代行会社や不正検知ベンダー、決済と不正対策の両方を理解している専門家に、いまの構成を見てもらうところから始めるのも1つの方法です。

「どのツールが一番いいか」ではなく、「どう組み合わせれば、通すべき取引を通しながら、現場が回り続けるのか」。不正な取引を止めること、正常な取引を通すこと、それを現場が無理なく続けられること。この3つを同時に成立させる設計に切り替えることが、アラート疲れから抜け出す第一歩です。

YTGATEは、「不正リスクと売上確保のバランス最適化」「カード会社との直接対話による決済承認率の改善」「カゴ落ち要因の分析と改善施策の立案」を行っています。

単なる数値の改善ではなく、その裏にあるユーザー体験や売上最大化への貢献にこだわりながら、EC事業の持続的成長を支えてまいります。

決済改善・不正対策サービス「YTGuard」:https://yt-guard.jp/

この記事の筆者

[ 執筆 ] 高橋祐太郎

株式会社YTGATE

株式会社YTGATE 代表取締役

早稲田大学国際教養学部を卒業後、2014年4月にGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ新卒入社。最年少でグローバル営業部長に就任し、海外の大手企業向けに決済ソリューションを提供。国内EC事業者の成長と成功を支援。2023年10月に株式会社YTGATEを創業。不正利用防止および決済承認率の改善を軸とした事業を立ち上げ、現在サービスを展開中。

matsumura

NeweggがGoogle上の会話内購入に対応、チャット画面を離れずに購入→Gemini・Google検索でGoogle Pay決済に対応

4 日 3 時間 ago
NeweggがGoogle上の会話内購入に対応、チャット画面を離れずに購入→Gemini・Google検索でGoogle Pay決済に対応
Neweggは、GeminiアプリとAI Modeを含むGoogle検索で、商品検索から購入までを会話内で完結できる機能に対応した。米国ユーザーはチャット画面を離れずにGoogle Payで決済でき、Neweggが受注や出荷、顧客対応を担う。
furukawa2026年10月21日

米国でPCパーツや家電に特化したECサイトを展開するNeweggは10月8日、「Gemini」アプリ内とAI Modeを含むGoogle検索で、商品検索から購入までをチャット画面内で完結できる機能に対応したと発表した。

米国のユーザーは、AIとの対話を通じて商品の仕様や用途を確認・比較し、そのまま「Google Pay」で決済できる。購入手続きはGoogleのサービス内で完了し、注文処理や出荷、顧客対応はNeweggが担う。

NeweggがGoogle上の会話内購入に対応、チャット画面を離れずに購入→Gemini・Google検索でGoogle Pay決済に対応
Geminiアプリ上で決済完了まで進むフローのイメージ

Googleが推進するエージェンティックコマースの共通規格「Universal Commerce Protocol(UCP)」を活用した決済機能を統合。ユーザーは「Gemini」やGoogle検索のAI機能で商品を見つけ、比較・検討し、購入するまで、チャット画面や検索体験から離れる必要がない。対象は米国内の購入者で、対応商品は順次拡大する予定だ。

Neweggによると、すべての注文でNeweggが販売事業者となる。決済までの体験はGoogle上で完結する一方、受注、出荷、顧客対応はNeweggが担当する。

ユーザーは会話の中で、商品の仕様や用途、製品間の違いなどを確認し、納得した段階で「Google Pay」による決済に進める。従来のように検索結果からECサイトへ移動し、商品ページやカートを経由して購入する流れとは異なり、AIとの対話そのものが購買導線になる。

AIがテクノロジー製品の購買方法を変えつつある。Neweggは早い段階からAI体験内でショッピングを可能にする取り組みを進めてきた。UCP対応チェックアウトを統合したことで、その構想を主要プラットフォーム上で具体化した。(Newegg 最高情報責任者(CIO) Montaque Hou氏)

NeweggのUCP対応はGoogleが進めるエージェンティックコマース拡大における節目の1つ。AI主導のショッピング体験を業界全体で形にしていく中で、小売事業者が多様な商品体験を届ける力強い事例。(Google Merchant Shopping担当VP/GM Ashish Gupta氏)

NeweggはChatGPTやPerplexity、自社AIでも購買体験を拡充

NeweggはGoogleへの対応以前から、AIチャネルを通じた販売導線の拡大を進めてきた。

ChatGPTでは、アプリディレクトリからNeweggを追加することで、リアルタイムのカタログや価格、セール情報を会話に取り込めるようにしている。また、Perplexityでも会話内決済に対応済みだ。自社サイトではAIショッピングアシスタント「Celeste SM」を展開し、商品選定から決済までを1つの会話の中で完結できるようにしている。

今回のGoogle対応は、NeweggがAI上の顧客接点を広げるとともに、「AIに相談し、その場で購入する」という購買体験を、Google検索やGeminiにも拡張した取り組みといえる。

PCパーツやゲーミング機器のように、スペックの確認や製品間の比較が購入判断を左右する商材では、会話型インターフェースとの親和性が高い。質問と回答を通じて商品への理解を深め、そのまま購入に進める仕組みは、商品一覧、商品詳細ページ、カートを順にたどる従来のECとは異なる購買体験を生み出す可能性がある。

生成AIは「送客チャネル」から「購買完結チャネル」へ

今回の動きは、生成AIが商品やECサイトへの「送客チャネル」から、商品比較や決済までを担う「購買完結チャネル」へと役割を広げつつあることを示している。

Google検索やGeminiのような大規模な顧客接点で、AIとの対話、商品比較、決済が一体化すれば、EC事業者には自社サイトへの流入を増やすだけでなく、外部AI上でも商品を適切に提示し、購入できる環境を整えることが求められる。商品データの整備に加え、AIプラットフォームとの連携や決済導線への対応も重要になる。

Neweggは、ChatGPT、Perplexity、自社サイトに続き、Google検索とGeminiにもAIを起点とした購買体験を広げた。AIとの対話から購入までをシームレスにつなぐ仕組みが、EC事業者の新たな販売チャネルとしてどこまで広がるかが注目される。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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カンロ初登壇! パーパス起点でファンを増やす企業ブランディングの現在地【11/5赤坂開催・無料】

4 日 3 時間 ago
カンロ初登壇! パーパス起点でファンを増やす企業ブランディングの現在地【11/5赤坂開催・無料】
【Web担】【11/5木・11/6金】Web担主催の無料セミナーイベント「Web担当者Forum ミーティング 2026 秋」の中から、マーケティングに関する講演を紹介!
fujita-h2026年10月21日

サントリーHD、NTT西日本、サッポロビール、カンロ、LIXIL、めちゃコミック、小川卓氏などが登壇する「Web担当者Forum ミーティング 2026 秋」を11月5日(木)、6日(金)に「赤坂インターシティコンファレンス」で開催します。

「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」も同時開催で、併せて50講演以上をご用意。すべての講演を【無料】で聴講できます。

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名久井

Web担にカンロ様が初登壇します! 創業100年を超えるカンロ様が実践した企業ブランディングの事例と、現在の状況を解説いただきます。他社事例を聞くチャンスですので、ぜひ聴講ください!

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名久井梨香(Web担編集部)

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名久井梨香(Web担編集部)

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも

4 日 3 時間 ago
ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
ジャパネットホールディングスは、長崎スタジアムシティが長崎県にもたらす経済波及効果を年間378.3億円とする推計を公表した。来場者は2年目に年間約535万人となる見込みで、3年目に向けて新会社設立やコールセンター拡張など新たな投資も進める。
furukawa2026年10月21日

ジャパネットホールディングスは10月1日、「長崎スタジアムシティ」の開業2周年に関する記者会見を開き、同施設が長崎県にもたらす経済波及効果が年間378.3億円に達するとの推計を公表した。2年目に当たる2026年の来場者数は約535万人となる見込み。3年目に向けては、サービス・ホスピタリティに特化した新会社の設立や、コールセンター拠点の拡張に伴う300人規模の採用など、新たな投資にも乗り出す。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
長崎スタジアムシティの外観

経済波及効果は年間378.3億円、雇用創出は4607人

経済波及効果を試算したのは船井総合研究所。レポートによると、長崎スタジアムシティが2026年に長崎県内にもたらす経済波及効果は年間378.3億円となる見通しで、このうち約178億円がグループ外への波及効果と推計。さらに、税収増などによる年間約28億円の財政貢献、4607人の雇用創出効果も算出した。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
船井総合研究所が長崎スタジアムシティの経済波及効果を試算

長崎スタジアムシティの2年目の来場者数は、初年度の約470万人から約535万人へ拡大する見込み。前年比では約14%増となる。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
長崎スタジアムシティの来場者推移

平日の来場者数も1万~1万3000人規模に増え、休日だけでなく日常的な利用も定着しつつあるという。来場者に占める県内客の割合は86%で前年並み。県外からの来訪者が増える一方、地元での利用も広がっている。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
来場者の居住エリアや男女比、年代比

アプリ活用や施設拡充で来場・リピートを促進

施設運営では、公式アプリを軸とした利用促進も進めている。アプリ会員数は前年比約8万人増の約58万人となった。アウェーサポーター向けの施策やポイント還元企画などが寄与したという。

モバイルオーダーの利用率は43%となり、前年から25.5ポイント上昇した。独自決済サービス「スタPAY」の利用率も約32%に達した。リピート利用の促進に加え、店舗運営の効率化にもつながっているとしている。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
アプリやモバイルオーダー、独自スマホ決済の利用状況

商業・体験施設の拡充も進んだ。2年目には13店舗が新規オープン。温浴施設「YUKULU」の利用者数は前年比36%増となり、ピックルボールコートもリピーター率28%と堅調に推移した。2026年5月に開設したドッグランなども含め、スポーツ観戦以外の目的で訪れる動機を増やしている。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
各施設の来場者数など

施設全体では約3800人の雇用を創出。レジャー拠点にとどまらず、地域の雇用を支える場としても定着しつつある。

ホテル稼働率は70%、インバウンド宿泊者数も増加

宿泊需要も伸びている。スタジアムシティホテルの稼働率は70%となり、前年の約1.5倍に上昇した。プロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」のJ1昇格に伴うアウェーサポーターの来訪増に加え、韓国や台湾を中心に訪日外国人客も増加した。

インバウンドの宿泊者数は前年比500%増の9600人となった。修学旅行需要の取り込みも寄与し、受け入れ校数は前年から14校増えて25校となった。ジャパネットグループの「ゆこゆこ」や「ジャパネットたかた」と連携した宿泊プランも、閑散期の集客強化につながったという。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
ホテル稼働率は70%、修学旅行・インバウンド宿泊者数も増加

また、長崎スタジアムシティの施設見学を目的とした「視察」利用も増加した。視察向けパッケージの参加者は延べ約7500人で、ツアー利用者全体の約13%を占めた。他県でスタジアムやアリーナの建設に携わる行政機関や事業会社なども多数訪れているという。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
スタジアムシティの施設見学を目的とした「視察」利用も増加

V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカも成長

スポーツクラブでも成長が続いている。「V・ファーレン長崎」のシーズンシート1万1500席は即日完売し、キャンセル待ちも発生。パートナー企業数は334社に拡大した。

プロバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」は、2025-26シーズンの平均来場者数が5680人となり、92試合連続で完売を続けている。トップパートナーとしてAnker Japanが参画し、スタジアムシティ内には「Anker Store」も出店した。

いずれのチームも平均来場者数、ユニフォーム販売数、ファンクラブ会員数、SNSフォロワー数などが前年比で伸びている。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカも成長

3年目に向け、新会社設立とコールセンター300人規模の採用も

ジャパネットは3年目に向けて、事業体制の整備にも着手する。11月には、サービス・ホスピタリティに特化した新会社「リージョナルホスピタリティ長崎」を設立する予定だ。

既存のリージョナルクリエーション長崎と合わせた2社体制とし、「戦略策定」と「サービス提供」の役割を分ける。顧客体験や従業員の働きやすさ、施設収益、地域価値を同時に高めることをめざす。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
サービス・ホスピタリティに特化した新会社を設立

雇用面では、長崎スタジアムシティ内のコールセンター拠点を大幅に拡張し、300人規模の採用を進める。さらに10月からは、非正規社員を対象に人事・給与制度を改定し、平均13%の賃上げを実施する。創業の地である長崎で雇用をさらに創出し、地域経済の活性化につなげる狙いだ。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
コールセンター300人規模の採用も

2026年3月にジャパネットグループ入りしたゴルフリゾート「パサージュ琴海」についても、2027年4月から3段階に分けた大規模リニューアルに着手する。空港からのアクセス船の刷新や客室・コースの改修を進め、「日本一のゴルフリゾート」をめざすとしている。

ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
ゴルフリゾート「パサージュ琴海」のリニューアル計画

長崎スタジアムシティは「スポーツによる地域創生」を民間企業がほぼ全額出資して行うもの。その最大の狙いは収支を黒字化させ、事業を持続可能にすること。地元・長崎という土地柄、長いスパンで見据えつつも、「まだ2年目だから」と言い訳をせず、日々現場でPDCAを回しながら改善を重ね、2027年は年間来場者数600万人をめざす。(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

LINEヤフーとポケモンが連携強化、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」でポケカの取引適正化施策を実施

5 日 ago
LINEヤフーとポケモンが連携強化、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」でポケカの取引適正化施策を実施
LINEヤフーとポケモンはそれぞれの立場で必要な対策を実施。今後も必要な情報共有を行い、ポケモンカードゲームを楽しむユーザーが安心して商品を購入・取引できる環境づくりに取り組む。
ohshima2026年10月20日

LINEヤフーは10月13日より、ポケモンカードゲームをより多くのユーザーが安心して楽しめる環境づくりに向け、ポケモンと連携した取り組みを実施する。

LINEヤフーとポケモンは2023年7月、安全・安心にトレーディングカードの取引を行える社会の実現をめざし、相互に協力して対策を実施する覚書を締結した。覚書締結後は、ポケモンからLINEヤフーへの新商品の発売情報や商品情報の提供、権利を侵害する出品の通報、LINEヤフーによるユーザーへの注意喚起や利用規約などに違反する出品の削除など、両社で連携した取り組みを進めてきた。

今回、両社は情報連携をさらに強化し、それぞれの立場で必要な対策を実施する。今後も必要な情報共有を行い、ポケモンカードゲームを楽しむユーザーが安心して商品を購入・取引できる環境づくりに取り組む。

ポケモンは、新商品の発売情報や商品情報、権利を侵害する出品に関する情報に加え、今後は二次流通でトラブルや不適切な取引につながるおそれのある商品や流通に関する情報もLINEヤフーに共有する。

一方、LINEヤフーは、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」において、ポケモンカードのカートン単位での出品、空箱・空パックの出品、発売後一定期間における同一商品の大量出品を禁止する。
同一商品の大量出品の禁止は、「ポケモンカードゲーム 30th CELEBRATION」から適用する。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

フューチャーショップが台湾・シンガポールへの越境ECを支援、大手ECモールへの出品から、商品ページの翻訳、物流・通関などをサポート

5 日 ago
フューチャーショップが台湾・シンガポールへの越境ECを支援、大手ECモールへの出品から、商品ページの翻訳、物流・通関などをサポート
フューチャーショップの台湾・シンガポール向け越境EC支援サービス「future Globalhop」は、「momo購物網」「Shopee」への出品に加え、翻訳、物流・通関、顧客対応までをまとめて支援する。
furukawa2026年10月20日

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」のフューチャーショップは11月2日、国内EC事業者の海外進出を支援する新サービス「future Globalhop(フューチャーグローバルホップ)」を開始する。

台湾のECモール「momo購物網」と、台湾・シンガポールの「Shopee」への出品に対応。商品ページの翻訳・作成から物流・通関、現地顧客への対応、売上金の受け取りまでを一括で支援する。月額固定費0円から利用できる料金プランを用意し、越境ECへの参入障壁を下げる。「futureshop」を契約していないEC事業者も利用できる。

フューチャーショップが台湾・シンガポールへの越境ECを支援、大手ECモールへの出品から、商品ページの翻訳、物流・通関などをサポート
月額固定費0円から利用できる料金プランを用意

越境ECへの関心が高まる一方、国内EC事業者にとっては参入に伴う負担も大きい。現地ユーザーへの集客に加え、物流や関税、決済への対応、商品情報の翻訳、問い合わせ対応の体制整備など、国内販売とは異なる業務が必要になる。また、自社商品が海外市場で売れるかどうか見通せない段階で、初期投資や固定費を負担することへの不安もある。

「future Globalhop」は、こうした課題の解消をめざす越境EC出品支援サービス。事業者は、フューチャーショップが運営する日本ブランド専門ストア「futura select」を通じて、「momo購物網」と「Shopee」の台湾・シンガポール向け店舗に出品できる。各モールとの個別契約や現地法人の設立は不要としている。

フューチャーショップが台湾・シンガポールへの越境ECを支援、大手ECモールへの出品から、商品ページの翻訳、物流・通関などをサポート
「future Globalhop」のサービス概要

対応先の1つである「momo購物網」は、月間約4000万人が利用する台湾の大手ECモール。品質やブランド力を重視する30〜50代女性から支持を集めているという。一方、「Shopee」は台湾・シンガポールを含む幅広いユーザー層を抱え、「ダブル11(独身の日)」「ダブル12」などの大型セールでも集客力を持つ。異なる顧客層を持つ複数のモールに、1つの窓口から出品できる点を特長としている。

商品登録の負担軽減にも対応する。既存ECサイトの商品ページURLを登録すると、商品・在庫情報を取り込み、AIによる自動翻訳を活用して商品登録を進められる。

商品ページの翻訳・作成に加え、現地ユーザーからの問い合わせ対応、物流・通関手続き、売上金の受け取りまでをまとめて支援する。海外販売に必要な人材やノウハウが十分でない事業者でも、越境ECを始めやすい仕組みとしている。

料金プランは、出品商品数や販売支援の内容に応じて3種類を用意する。フリープランは初期費用2万円、月額固定費0円、売上手数料15%で、最大30商品まで出品できる。商品登録や販売運用を事業者自身で行いながら、まずは低リスクで市場の反応を見たい事業者を想定する。スタンダードプランは初期費用2万円、月額3万円、売上手数料10%で、「momo」に200商品、「Shopee」に50商品まで出品可能。プレミアムプランは初期費用2万円、月額10万円、売上手数料5%で、「momo」に500商品、「Shopee」に100商品まで対応する。上位プランでは、現地向けの商品ページ最適化や販売状況の分析、SNS・広告運用など、販売拡大に向けた伴走支援も受けられる。

1つのプランで、「momo購物網」の台湾向け店舗と、「Shopee」の台湾・シンガポール向け店舗の計3店舗に出品できる。複数市場への販路開拓を、比較的小さな投資から始められる料金体系としている。

今後は「Lazada」や「Tmall」をはじめ、中国、米国、欧州などの主要ECモールへの対応も順次拡大する方針だ。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

ファンケル&GEO専門家と考えるAI検索時代に求められる対策と実例、LINEヤフーが語るECモール活用【11/5・6 リアルセミナー開催】

5 日 1 時間 ago
ファンケル&GEO専門家と考えるAI検索時代に求められる対策と実例、LINEヤフーが語るECモール活用【11/5・6 リアルセミナー開催】matsumura2026年10月20日イベント・セミナー

11月5日(木)・6日(金)の2日間、東京・赤坂インターシティコンファレンスで、大型リアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」を開催します。ファンケル、LINEヤフー、ヨドバシグループのトレンドキャスケット、イズミセ、アスクル、アルビオン、ユナイテッドアローズ、マドラスなどが登壇。AI検索時代に推奨されるブランドとは、AIエージェント時代のECモール戦略、AIエージェントを活用したEC運用事例、顧客体験向上施策、BtoBにおけるAI×データ活用などさまざまなセッションをご用意! 全公演無料で聴講できます(事前登録制)。まだお申し込みをしていない人のために、編集部おすすめコンテンツの見どころを紹介します。

見どころ⑦ AIに正しく理解され、「推薦される」ECブランドになるには?~ファンケル&GEO専門家らと考える、AI検索時代に求められる対策と実例~(仮)

11月6日(金)16:15~17:10 C2-7 クロージング講演

「ChatGPT」や「Gemini」をはじめとする生成AI・AI検索の普及で、ユーザーの検索・購買行動は「自分で検索して比較する」から「AIにおすすめを聞いて選ぶ」へと大きく変化しています。従来のSEO(検索エンジン最適化)だけでは、AI時代の顧客接点を維持することが難しくなりつつあるなか、注目されているのが「GEO(Generative Engine Optimization:生成AI最適化)」です。

パネルディスカッションでは、GEO対策に詳しいFIDの吉田氏、大手EC・通販ブランドとして先進的な取り組みを続けるファンケルの長谷川氏らが登壇。「AI検索時代に、EC事業者はどう立ち回るべきか?」「AIに自社ブランドや商品を正しく認識・推奨してもらうには何が必要か?」などのヒントを実例を踏まえて解説します。

株式会社ファンケル グループIT本部 情報システム部 部長 長谷川敬晃氏

2003年ファンケル新卒入社。自社ECサイト運営、サービスのシステム開発、ツール導入のPMを担当。スマホアプリやマーケティングオートメーションの立ち上げ、外部ECモールへの公式店出店を主導。顧客体験価値を最大化する、あくなきCX向上への取り組みとして、直営の通販・店舗のチャネルを融合させたOMO推進に従事。2023年10月より情報システム部に異動し、「マーケティングを語るIT部長」を実践中。

株式会社FID 執行役員CMO 吉田清登氏

通販業界20年以上。アパレル・化粧品・越境ECと、業種を横断しながら現場を回してきた。前職の再春館製薬所では海外事業部に所属し、越境EC・タイチームの全体管理を担当。FID入社後、1年未満でCMOに就任。現在はCRM導入支援に携わるほか、Genviewの事業責任者として、GEO対策の実践と検証を進めている。

ネッタヌネッタヌ

Googleで検索して比較する時代から、AIにお薦め聞いて即決する時代へ――。AIの回答から自社商品が漏れれば、認知すらされない時代がやってくるかもしれません。ファンケルの取り組みとGEO専門家の知見などから「AIに選ばれるECサイトの条件」を具体化。AIに正しく評価され、推奨されるための条件と対策のヒントを得られるはずです。

見どころ⑧ AIエージェントが変える購買体験 — 変化するECモール活用とYahoo!ショッピングの次世代戦略

11月6日(金)10:30~11:15 D2-1 オープニング基調講演

生成AIの進化により、商品検索・購買体験・マーケティングのあり方は大きな転換期を迎えています。「AIコマース」と呼ばれる新しい購買モデルが台頭するなか、ECモールの活用はどのように変わっていくのかを俯瞰すると共に、「Yahoo!ショッピング」がどのような思想で次の成長戦略を描いているのかを解説します。

LINEヤフー株式会社 マースドメイン コマースマーケティングソリューションSBU ソリューション営業ユニット リード 鹿内 亮子氏

2003年にヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)へ入社以来、一貫してコマース事業に従事。「Yahoo!ショッピング」の出店者向け営業やコマースパートナー制度の立ち上げに携わる。美容・健康カテゴリー、物流、カスタマーサポート部門をリードした後、営業推進部、ソリューション営業本部を経て、2025年4月より現職。出店者サポートおよび新規店舗誘致を担い、売上拡大を支援している。

LINEヤフー株式会社 コマースドメイン ショッピングSBU プロダクト開発1ユニットリード 市丸 数明氏

大学卒業後、電話工事業者を経てWebエンジニアに転身。その後、数社を経てLINEヤフー(当時ヤフー株式会社)に入社。現在はLINEヤフーのコマース領域において、AIエージェントを活用した業務改善およびAIプロダクト推進の責任者を務めるとともに、「Yahoo!ショッピング」の開発責任者を担当。

ネッタヌネッタヌ

「自分で検索する」から「AIに任せる」へ、消費者の購買体験が激変しています。「Yahoo!ショッピング」ではAIエージェント経由の注文金額が全体の約20%に達し、AI利用者のCVR(購入率)は非利用者の1.5倍を記録しています。モール出店者に限らず、すべてのEC事業者やマーケターが押さえるべき「AIコマース時代の最新トレンドと顧客接点の将来像」を学ぶことができます。

matsumura

製造物流IT“循環”小売業をめざすニトリ、資源循環の新たな起点「リサイクルセンター」を2028年に稼働へ

5 日 1 時間 ago
製造物流IT“循環”小売業をめざすニトリ、資源循環の新たな起点「リサイクルセンター」を2028年に稼働へ
併設する研究施設で資源化のノウハウを蓄積し、商品開発に活用する。2050年までに環境配慮を前提とした商品開発100%をめざす
ohshima2026年10月20日

ニトリホールディングスのニトリは2028年、資源循環の新たな起点となる「リサイクルセンター(仮称)」を埼玉県本庄市に開設する。2028年度上期の稼働を予定しており、消費者から回収した家具・インテリア類などの分解・分別・資源化を自社グループで手がける、日本最大級の資源循環の中核拠点をめざす。

製造物流IT“循環”小売業をめざすニトリ、資源循環の新たな起点「リサイクルセンター」を2028年に稼働へ
「リサイクルセンター(仮称)」イメージ図

「リサイクルセンター(仮称)」では、「つかいおわったあと」の家具・インテリア類などを受け入れ、自社物流で運搬。施設内で分解・分別し、素材ごとに可能な限り選別することで、年間1万t以上の資源化をめざす。これまで十分に資源化されてこなかった家具・インテリア類などの資源循環を推進する。

併設する研究施設では、資源化のノウハウを蓄積し、環境に配慮した商品開発につなげる。また、一気通貫のビジネスモデルを生かし、「つくる」段階から環境配慮に取り組む。

製造物流IT“循環”小売業をめざすニトリ、資源循環の新たな起点「リサイクルセンター」を2028年に稼働へ
稼働フローイメージ

家具・インテリア類などは重量があり、複雑な構造のため分解・分別が難しく、十分に資源化されていないという社会課題がある。環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等」によると、リサイクル率は20%未満で、他商材と比べて低いという。

ニトリグループは、こうした社会課題や消費者の困りごとに向き合い、可能な限り資源として次につなげる仕組みを構築するため、「リサイクルセンター(仮称)」を開設する。

拠点の開設は、「NITORI Group Green Vision 2050」のサーキュラー(循環)ビジネスの推進にも寄与する見込み。「つかいおわったあと」は再びニトリへ託す仕組みを整え、家具やインテリアの価値を次の世代へつなぐ循環型社会の実現に取り組む。

ニトリグループは創業以来、「製造物流IT小売業」という一気通貫のビジネスモデルを確立してきた。商品を販売して終わりではなく、その一生に責任を持つ企業をめざし、次のピースを“循環”と捉える。2028年度に稼働を予定している「リサイクルセンター(仮称)」が、「製造物流IT“循環”小売業」の中核となる。

ニトリグループは、「NITORI Group Green Vision 2050」で、2050年までに環境配慮を前提とした商品開発100%をめざす方針を掲げている。

家具類の中でもマットレスは国の処理困難物に指定されており、資源化が最も難しい製品の1つ。「つかいおわったあと」に自ら簡単に分解・分別できる「かんたん分別マットレス」を開発・販売するなど、「つくる」段階から資源化を考慮した商品開発を進めている。「リサイクルセンター(仮称)」では、分解・分別・資源化につながるノウハウを蓄積し、商品開発に活用することで、環境に配慮した商品の拡大につなげる。

製造物流IT“循環”小売業をめざすニトリ、資源循環の新たな起点「リサイクルセンター」を2028年に稼働へ
大人2名で、約10分での分解・分別が可能

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

ファンケルとアテニアのECサイトに不正アクセス、個人情報が漏えい。クレジットカードの流出はなし

5 日 2 時間 ago
ファンケルとアテニアのECサイトに不正アクセス、個人情報が漏えい。クレジットカードの流出はなし
ファンケルとアテニアは、両社のECサイトへの不正アクセスにより会員情報の一部が漏えいしたと発表。対象は延べ83万4947件で、クレジットカードなどの決済情報は含まれていないとしている。
furukawa2026年10月20日

ファンケルとアテニアは10月16日、両社のECサイトが第三者による不正アクセスを受け、会員情報の一部が外部に漏えいしたと発表した。漏えいした情報は、ファンケルが39万3785件で36万8184人分、アテニアが44万1162件で41万7312人分。両社合計で延べ83万4947件、計78万5496人分の会員情報が対象となった。現時点で、今回の件に起因すると考えられる不正利用や二次被害は確認されていないとしている。

ファンケルとアテニアのECサイトに不正アクセス、個人情報が漏えい。クレジットカードの流出はなし
ファンケルのECサイトのトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

両社によると、10月15日に実施した内部調査で、10月3日から10日までの間に両社のECサイトが不正アクセスを受けていたことが判明。同日、緊急対策本部を設置して調査と対応を進めた結果、会員情報の一部が外部に漏えいしたことを確認した。被害拡大を防ぐため、原因となった機能を特定して停止したという。

漏えいした情報には、メールアドレス、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、お客様番号のほか、サブメールアドレスとそのパスワード(ハッシュ化されたもの)、本人認証質問項目、ポイント情報、会員ステージ情報、メールマガジン配信希望の有無、店舗での購入有無などの会員登録情報が含まれる。

一部会員が設定していた2次パスワードも漏えい対象に含まれる一方、メインパスワードは対象外。クレジットカード情報などの決済情報も漏えいしていないとしている。

現時点では、漏えいした情報が不特定多数に公開された事実や、不正利用された事実、顧客からの申し出は確認されていない。また、今回の件以外の不正アクセスやマルウェア感染も確認されておらず、事業活動やサービスへの影響もないという。

両社は10月16日、個人情報保護委員会への報告と警察への相談を行った。サイバー攻撃の詳細については、被害拡大防止の観点から開示を差し控えるとしている。

顧客に対しては、不審なメールやSMS、電話などに注意し、心当たりのないリンクや添付ファイルを開かないよう呼びかけている。また、両社からパスワードやクレジットカード情報などを尋ねることはないとして、定期的なパスワードの更新も求めている。対象となる顧客には、登録済みのメールアドレス宛てに順次個別連絡する。

両社は10月17日、今回の件に関する問い合わせに対応する専用ダイヤルを開設した。ファンケルは、信頼回復に向けて全社をあげて再発防止に取り組むとしている。今後、新たに公表すべき事実が判明した場合には、速やかに知らせるという。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

検索ボリュームや検索順位を追いかけるKPIは、そろそろ終わりにしませんか?【ネッ担まとめ】

5 日 2 時間 ago
検索ボリュームや検索順位を追いかけるKPIは、そろそろ終わりにしませんか?【ネッ担まとめ】fujita-h2026年10月20日新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

「AIによる概要(AIO)に自社の商品が引用されている」とスクショを添えたポストを見る度に、「それ、パーソナライズや生成時の揺らぎでは」と複雑な気持ちになってしまうことがあります。Googleの「AIO」も、「ChatGPT」などの生成AIも、同じ質問をしても毎回異なる回答が出るほどですから、これを「ハックする」ことは徒労に終わるだけではないでしょうか。Googleが「AI検索でも引き続きSEOは有効」と公言しているように、過剰にAI検索対策を追いかけることは、現時点では不要と考えています。とはいえ、AIだけでも群雄割拠の時代、ユーザーの流入元は検索エンジンだけに留まらず、これまでのような、検索ボリュームの大きなキーワードを追いかけ、検索上位をめざすSEOは役割を終えたかもしれません。SEOの新たなKPIはどう据えるべきかを考えていきたいですね。

「情報」の量産から、「影響力」の蓄積へ

HubSpotの検索トラフィック激減のその後 | Content Marketing Podcast
https://contentmarketingpodcast.substack.com/p/hubspot

2025年1月、「HubSpotのSEOが崩壊した」と話題になりましたが、その後を追いかけた記事には、これからのSEOに関するヒントがたくさんありました。

検索結果での露出→流入→リード獲得といったやり方がすでに機能しなくなっていることは誰の目にも明らか

大前提はこれですね。大量に露出をかけて見込み客の流入も増やす底引網のように獲得していたクエリは、それこそ「AIO」で解決することがほとんど。もはや、アクセスを生まなくなっているでしょう。

アクセス数を大きく減らしたページの多くは、情報提供型コンテンツで、かつHubSpotの本業であるCRM関連とは遠いトピックが中心とされているからです(著名人の名言集や退職願の書き方、カバーレター(送付状)の例文に関するブログなど)。

EC事業者でもあるあるでした。冠婚葬祭に関する店舗では、招待状やお礼状の書き方、挨拶やご焼香のマナー、ギフトECでは、贈る相手×相場、のしの書き方などです。確実にアクセスは底上げしてくれていて、多少コンバージョンも生み出していましたが、「AIO」に根こそぎ奪われているのが現状です。

定義、用語解説、FAQ、単純なHowTo、一般知識など、誰が回答しても差が出にくいものは「AIO」でアクセスを失っているでしょうから、皆さんもどういったクエリでの流入が消失したかアクセス解析を行ってみると良いでしょう。

私のクライアントでは比較・体験・購入検討・レビュー・地域情報、時事性の高い話題ニュース、ブランド検索などは増加傾向にありますから、そうしたコンテンツに注力されることをおすすめします。

では自社の「独自性」や「専門性」をどう探すか?

自社の事業をやっているからこその知見や専門性をコンテンツに昇華することが重要なはず

言うは易しですが、意外と社内では普通になりすぎていて強みと認識できず、埋もれていることが多々あります。

そこで、私は長く付き合いのあるクライアントにも、経営者や店長にインタビュー形式で「今更ですが」と、いくつか質問を投げかけ、それをコンテンツ化する施策を行っています。これがSEOでもAI引用でも効果的であることを実感しています。

要チェック記事

SEO関連

細分化された目標にコミットするな | マーケティングの正論と本音 | note | 宮脇 啓輔 / 株式会社unname
https://note.com/keisuke36/n/n3b98752fbf75?utm_source=chatgpt.com

“細かい目標が、やれることを狭める”

“「商談化率を上げる」に絞ると、「この記事で本当に上がるの?」と上の人が現場を詰める話になっちゃう。採用担当に「その記事で何人応募が来るの?」って聞いても、「わかりません」としか言えないじゃん。”

コンテンツマーケティングの領域からSEOの支援を行うことが多い私にとって、まさに最初の鬼門がこれです。最初に「効果はあるの?」「どのぐらい注文増える?」と聞かれると、「見込みはこうあるけど、詳細はやってみないことにはわかりません」となるのですね。

“「この施策でこういう効果を狙います。できたら評価してください」と先に話を合わせておく。上に行く人は、そこがうまいなと思います。”

経営者はじめ、周囲を説得・巻き込む時には、高い解像度の点から話すことは重要かもしれません。

AI検索戦略を「別枠」にしてはいけない理由 | ForbesJAPAN
https://forbesjapan.com/articles/detail/106768

“流布されている「AIのCV倍率」は高すぎる”

なかには20倍超と発表しているツールもありますが、この筆者らの調査では1.18倍とあり、私が見てきたサイトも、AI流入の比率が高めのサイトでも2.8倍ほど。

記事でも、問題はCV率ではなく「流入量」と記されていますが、分母が小さいとブレがちな数字なので、まずは流入量に注目していくことは大切ではないでしょうか。

SEOで上位でも、ChatGPTに引用されるとは限らない──「透明感 化粧品」で確認したこと | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/104721

“Google検索上位サイトとChatGPTの引用元は、あまり一致しませんでした。”

その一致率わずか8.8%。冒頭でも話したとおり、「AIの回答は、全員共通の固定された検索順位ではない」ことを肝に銘じたいですね。

AI検索の仕組みを解説! AIに”おすすめ”されるため、今本当に取り組むべき施策とは? | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/10/09/53334

“SEOはなくなりません。進化をして、GEOに近づいていくはずです。SEOは継続しながら、新しいものに適応していくという姿勢で臨んでいきましょう”

その上で、行うべきなのは奇抜なことではなく、王道の自社磨きでしかない。SEOの権威の1人である、サイバーエージェント・木村賢さんの講演まとめ。非常に読み応えがあります。

マーケティング関連

青山商事、裾上げ済み礼服がヒット EC限定商品 売上3倍超に | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/20022

私もフォーマルアパレル業界出身で、これに挑もうとしたのですが、中小には資金と在庫の兼ね合いが難しい試みでした。どこでも実践できるものではないですが、「届いてすぐに〇〇できる」という切り口を常に頭の片隅において、商品開発に取り組みたいですね。

しかし、アパレル業界を取り巻く厳しい状況が浮き彫りになっています。

アパレル製造・卸で倒産増 繊維工業、働く人の約4人に1人が65歳以上|Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/71927735db268454157136e0c68ab11fc6b23e56

2年連続で200件を超える水準で推移しており、このペースで倒産が発生すると、通年で5年連続の増加となる可能性もあるとのこと。日本の縫製技術はレベルが高いので、残していきたいものです。

博報堂生活総合研究所、生活者への34年間の長期時系列調査 「生活定点1992-2026」 結果を発表|博報堂
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/267399/

「情報は多ければ、多いほどいいと思う」という回答が、長期的に低下傾向。長い文章をAIで作らせても消費者には刺さらないかもしれません。

もう1つギフト系ECが注目すべきは、「毎年欠かさずお歳暮を贈る」は17.1%で、過去最低。一方「友人に誕生日などでプレゼントをすることが多い」は30.2%で、過去最高になっていること。

「お歳暮離れは、贈り物離れではない」ようですから、ギフトの提案の仕方も次の時代へシフトしていかなければいけませんね。

【MERY Z世代研究所 購買調査】生成AIで商品選び、最多は「自分に合うか相談」。コスメ・ファッションで4割超。AIの回答より「SNS口コミ」を信頼する傾向も。|MERYのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000029212.html

定期的に「Z世代調査」を行うMERYの購買に関するアンケート。これを参考に、集客導線を再考してみるのもいいかも?

生成AIが発案したデザートやベーカリーなど3品発売|LAWSON
https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1532206_2504.html

AIによるレシピ提案を活用する人も多い今、AIで新メニュー開発というのも驚くことではないですが、あえてAIに過去の売れ筋データを渡さない商品開発というのはおもしろいですね。その内の1つ「ピクルス風味のレモンタルト」、どんな味なのか気になります。

今週の名言

「でも…タダならいいですよ」志村けんの“無茶ぶり”にSONYが出した衝撃の答え | DAIAMOND online
https://diamond.jp/articles/-/399828

志村けんの一言から始まった企画は、やがて世界へ広がり、YouTubeにもつながっていく。

インパクトのある一文ですが、今ではSNSの動画が地上波で流れることも当たり前になった「おもしろビデオコーナー」。その起源が志村けんさんのアイデアにあるというもの。

ドンピシャの世代なので、この番組が「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」だと容易にわかるのですが、あのコーナーが人気を博して世界進出、やがてビデオクリップ共有サービスを起源とする、YouTube誕生の一因となったというのは面白い話です。これからの時代、志村さんのように周囲が反対するようなことにも、とりあえずやってみることの重み・意味は変わってきそうです。

その志村さんで忘れられないエピソードがあります。20年ほど前、兄の後輩のお兄さんが芸人をしており、志村さんの番組で共演しました。その際、志村さんが仕事ぶりに感激して「なにかお礼を」と申し出たそうです。

その芸人さんは、志村さんからのお礼など滅相もないと「父がファンなので、いつか一緒に飲めたらうれしいです」と、お礼を丁重にお断りしたとのこと。

それからしばらく経ち、志村さんが1人で酒瓶を抱え、その芸人さんの実家に訪ねてきたというのです。「玄関を開けたら志村さんがいて、最初はテレビのドッキリ企画かと思った」と言っていましたが、誰しもそう思いますよね。

志村さんは「お父さんと飲むのが約束だから」と、持参した酒瓶が空になるまで一緒に飲んで帰ったそうです。

この話を聞き、「何気ないやり取りでも、約束は果たすもの」という志村さんの人柄に心を打たれ、一層好きになりましたし、「自分もいつか志村さんと飲んでみたい」という夢にもなっていました。

その夢はどうやっても叶わぬものになりましたが、昭和・平成・令和をお笑いの最前線で駆け抜けた志村さんのエピソードは、今の自分にも強く残っており、「これまでお世話になった人に必ず恩返しをしたい、約束を果たしたい」と思っています。

それではまた次回! 酒匂(さこっち)の「ネッ担ニュースまとめ」をよろしくお願いいたします。

「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 酒匂 雄二

株式会社ユウキノイン 代表取締役

ゲームクリエイター専攻後、ネット通販会社、ゲーム会社を経て紳士アパレルSPA入社。ECの店長・生産管理・実店舗・卸売を統括。

SNSを活用し、広告費をゼロにしながら自社店舗の売上を2年で400%に成長、 自社通販サイトは2017年、イーコマース事業協会(EBS)主催の「第9回全国ネットショップグランプリ」で準グランプリを受賞。

自社の成功事例を共有するべく異業種交流会を有志と設立し、 セミナー講師、他社ECサイトの構築・企画・SEOを手掛けるように。2020年1月、ユウキノイン設立。

fujita-h

受け取れない曜日を指定、休業日の配達を未然に防いで再配達削減する「受取曜日指定サービス」、MonotaROが実装

5 日 3 時間 ago
受け取れない曜日を指定、休業日の配達を未然に防いで再配達削減する「受取曜日指定サービス」、MonotaROが実装
MonotaROが、配達先ごとに受け取れない曜日を事前登録できる「受取曜日指定サービス」を開始。休業日配達を避けた配達希望日を自動で反映し、法人顧客の受け取り業務の負担軽減と再配達削減につなげる。
furukawa2026年10月20日

間接資材のBtoB-ECサイト「モノタロウ」を運営するMonotaROは10月15日、配達先ごとに受け取れない曜日をあらかじめ登録できる「受取曜日指定サービス」を「モノタロウ」で開始した。

「受取曜日指定サービス」は、登録した曜日を避けて配達希望日を自動で選択する仕組み。法人顧客の受け取り業務の利便性向上と、休業日配達の指定による再配達の削減をめざす。「お届け希望日指定サービス」を発展させた機能で、BtoB-ECにおける受け取りの利便性向上と物流の効率化を図る。

受け取れない曜日を指定、休業日の配達を未然に防いで再配達削減する「受取曜日指定サービス」、MonotaROが実装
「本社は土日休み、工場は日曜のみ休み」といった配達先ごとに異なる休業日にも対応

新サービスは、受け取れない曜日をあらかじめ登録しておくことで、注文のたびに休業日を避けて配達日を指定する手間を省けるのが特徴だ。たとえば「本社は土日休み、工場は日曜のみ休み」といったように、配達先ごとに異なる休業日にも対応する。各配達先について、月曜日から日曜日までのうち最大5つの曜日を受取不可として設定できる。

MonotaROでは2026年8月から、注文時に受取希望日を指定できる「お届け希望日指定サービス」の本格提供を開始した。同サービスでは注文確認画面で受取日を選べるが、休業日を避けるには注文のたびに日付を指定する必要があった。今回の新機能により、受け取れない曜日を登録しておけば、注文時に日付を指定しない場合でも休業日への配達を避けられるようにした。

同社によると、5月から一部顧客向けに先行提供していた「お届け希望日指定サービス」の利用状況を分析したところ、法人顧客の多くが受取希望日に「翌週の月曜日」を指定していた。特に金曜日の注文でその傾向が強く、土日などの休業日を避けるため、注文のたびに配達日を指定していた実態がうかがえたという。

また、過去のニーズ調査では「平日のみ」「特定の曜日のみ」といった曜日単位での指定を求める声も寄せられていた。こうした法人顧客特有の受け取り事情を踏まえ、曜日単位のルールを一度設定すれば注文時に自動で反映する仕組みを開発した。

MonotaROは、荷主企業として配送現場の負担軽減に取り組んできた。今回のサービスでも、不要な再配達をさらに減らすことをめざす。

企業の休業日に商品が配達されると、受け取れずに再配達となる可能性がある。注文時に受取不可の曜日を考慮することで、初回配達率の維持・向上が期待できる。再配達が減れば、配達車両の走行距離や燃料消費を抑え、CO2排出量の削減にもつなげる。

MonotaROはこれまでも、配送や受け取りに関する機能を段階的に拡充してきた。2023年11月には不在時の置き配サービスを開始。2024年6月にはヤマト運輸との連携を強化し、出荷後の通知メールから受取日時を変更できるようにした。2025年4月には、当日出荷対象商品の注文時にお届け予定日を表示し、納期を確認しやすくした。

さらに2026年8月には「お届け希望日指定サービス」を本格提供し、今回の「受取曜日指定サービス」へと機能を拡張した。受け取り方法や配達日の指定を柔軟にすることで、顧客の利便性向上と配送の効率化を進めている。

「受取曜日指定サービス」の対象は、PC版ECサイト「モノタロウ」の利用者。スマートフォンサイト・アプリ、「モノタロウ ONE SOURCE Lite」「モノタロウ PunchOut」は対象外となる。

設定はマイページの「お届け先情報」から行う。月曜日から日曜日までのうち、受け取れない曜日を最大5つ登録できる。祝日は選択肢に含まれない。

適用対象は「お届け希望日指定サービス」の対象となる注文に準じる。なお、大型連休や交通状況などの事情により、登録した曜日に商品が届く場合もあるとしている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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鳥栖 剛

ファーストリテイリング柳井社長が語った「世界一のブランドになる」決意とは

5 日 3 時間 ago
ファーストリテイリング柳井社長が語った「世界一のブランドになる」決意とは
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「世界一のブランドになる」と改めて決意を表明。売上高10兆円も視野に入るなか、東南アジアでの成長やジーユーの再成長、人材・経営体制の変革を通じて、その実現をめざす考えを示した。
furukawa2026年10月20日

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は10月8日、2026年8月期の決算説明会で、「世界一のブランドになる」と改めて決意を示した。

ユニクロを中心にグローバルブランドとしての存在感が高まるなか、次の成長に向けて最も重要なのは、人材育成と経営体制の変革だと説明。売上高10兆円の実現も視野に入れながら、その先にある「世界一のブランド」への道筋を語った。

決算説明会で「世界一のブランドになる」との決意を語るファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(画像はIR公開動画から編集部がキャプチャ)

ユニクロは「グローバルブランドの入り口」に

柳井氏は、「LifeWear」に対する支持が世界各地で高まっているとした上で、「我々は今、改めて『世界一のブランドになる』と決意している」と表明。世界で最も愛されるブランドになるため、必要な改革を全力で進めていると強調した。「LifeWear」は、顧客の声を起点に商品を磨き込み、必要な商品を必要な量だけ、必要なタイミングで届けるという、商品開発から販売までを一体で設計する考え方。

その背景としてあげたのが、外部からのブランド評価の変化だ。米「TIME」誌が2026年4月、ユニクロを「世界で最も影響力のある企業100社」に初めて選出したことを紹介。さらに、インターブランドの「Best Global Brands 2025」では、ユニクロが初めて世界トップ100入りし、47位にランクインした。

柳井氏は、グローバルな影響力を持つメディアや第三者機関が、ユニクロを世界の有力ブランドとして評価するようになったことを大きな変化と位置付けた。

一方、現状は到達点ではなく、「グローバルブランドの入り口に立った」段階だと捉える。創業当時から「世界一」という目標は明確にあり、海外展開の成功を見込めたから掲げたわけではないと説明した。

国内の店舗数がまだ数十店で、売上高が100億円に満たない頃から、売上高3000億円を超えたら海外に進出すると決めていたという。ここまで成長できたのは偶然ではなく、「絶対にそうなる」と決め、計画を立て、行動し、自らを変えてきたからだと振り返った。

東南アジアなど成長市場で現地起点の商品づくり

次の成長領域として柳井氏が重視するのが、東南アジア・インド・オーストラリアだ。特に東南アジアについては、若年人口の比率が高く、ファッション感度も高いことに加え、中間層の拡大が見込める市場だと説明した。

ASEANの人口約6億9000万人のうち、2030年には中間層が約4億8500万人となり、全体の70%に達するとの統計を紹介。所得水準の向上に伴い、品質や着心地への要求が高まるなか、ユニクロが「最初に選ばれるグローバルブランド」になりつつあるとした。

実績面では、2026年8月期にタイで売上高1000億円を突破し、フィリピンも1000億円規模になったと説明。ASEAN各国で1000億円規模の売上高を実現し、さらなる成長をめざす考えを示した。

柳井氏が強調したのは、「日本で作って世界に売る」モデルからの転換だ。世界各地の暮らしを起点に新しいLifeWearをつくり、地域に密着した商品構成で顧客の期待に応える姿勢を鮮明にした。

ジーユーもグローバルブランドへの成長をめざす

グループ成長のもう1つの柱として柳井氏が挙げたのがジーユーだ。20周年を機に、2026年秋冬コレクションから本格的に生まれ変わり、ユニクロと並ぶグローバルブランドをめざすという。

ジーユーの使命は、「あらゆる人がもっと自由にファッションを楽しめる服」を届けることにある。ユニクロが「より快適な日常生活を実現する部品」だとすれば、ジーユーは「より自由に自らのスタイルを表現する部品」だと位置付けた。

ジーユーの強みとしてあげたのは、生産体制、素材調達、品質管理、物流、在庫管理、需要予測、店舗運営など、ユニクロが築いてきた仕組みをグローバルに活用できる点だ。そのうえで、商品やスタイリング、売り場では「ファッションの楽しさ」を提供するブランドを確立していくと説明した。

すべての店舗がゼロから再オープンするつもりで新しい価値を届けるとし、中長期的には売上高1兆円、さらにそれを超える成長も視野に入れる。

成長を支える「チーム経営」と経営人材の育成

柳井氏が講演で最も重要だと位置付けたのは、人材育成と経営体制の変革だ。ユニクロだけでなく、すべてのブランドが「グローバルワン・全員経営」「個店経営」を実現し、グループ全体で成長していくには、経営者の数が足りていないと指摘した。

その解決策として打ち出したのが、全社をチームで統括する「チーム経営」だ。世界各地で10人程度の経営チームを多数つくり、全世界で「グローバルワン・全員経営」を実践する構想を示した。

この文脈で柳井氏は、店長の仕事には企業経営の要素や経営者としての資質が数多く求められるとし、「優秀な店長」と「優れた経営者」は直結すると説明した。

世界中の店長から約200人の経営者候補を選び、そのトレーナーとなる「教え手となる店長」も選定。店舗経営を担える人材を育成するプロジェクトを進めていると明かした。

具体例として、9月1日付でユニクロ銀座店の幸田勇紀店長が、ファーストリテイリンググループで初めて現役店長として執行役員を兼任し、「グローバル営業教育責任者」を担う事例も紹介した。

人を育てることが最大の経営課題

柳井氏は、「人を育てる」ことが最大の経営課題だと強調した。「教育とは誰かを成長させる仕事と思われがちだが、一番成長するのは自分自身だ」と述べ、人に教えること自体が教える側の学びになると指摘した。

理念や哲学をしっかり受け継いだ人材の育成を進めるとともに、優れた人材を集めるには報酬水準も重要だと説明。継続的な高収益を実現し、社員の報酬も着実に引き上げていく企業をめざすとした。

また、短期的な株価の変動に一喜一憂せず、長期にわたって事業を継続し、社会の利益に貢献し続ける「Going Concern」が最も重要だという従来の考え方も改めて示した。安定した業績向上と長期的な企業価値の向上に責任を持つ姿勢は変わらないという。

ユニクロがグローバルブランドとしての評価を高め、東南アジアなどの成長市場で存在感を増すなか、ファーストリテイリングは現地の暮らしを起点にした商品づくりや、ジーユーの成長、人材育成と経営体制の変革を進めている。柳井氏の発言からは、世界で長く支持されるブランドをめざすうえで、商品や市場の拡大だけでなく、それを支える人材と組織づくりを重視する姿勢が垣間見える。

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鳥栖 剛

AIエージェントでEC運用のリアル+楽天が語るエージェンティックコマースの全貌【11/5・6 リアルセミナー開催】

6 日 1 時間 ago
AIエージェントでEC運用のリアル+楽天が語るエージェンティックコマースの全貌【11/5・6 リアルセミナー開催】matsumura2026年10月19日イベント・セミナー

11月5日(木)・6日(金)の2日間、東京・赤坂インターシティコンファレンスで、大型リアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」を開催します。楽天グループ、ヨドバシグループのトレンドキャスケット、イズミセ、アスクル、アルビオン、ファンケル、ユナイテッドアローズ、マドラス、LINEヤフーなどが登壇。AIエージェントを活用したEC運用事例、ECモールで勝ち残る方法、顧客体験向上施策、AI時代の検索&集客セオリー、BtoBにおけるAI×データ活用などさまざまなセッションをご用意! 全公演無料で聴講できます(事前登録制)。まだお申し込みをしていない人のために、編集部おすすめコンテンツの見どころを紹介します。

見どころ⑤ AIエージェントでEC運営はできる? 実践例を大公開~商品企画から広告制作・顧客対応までをAIが担うキッチンブランド「STOQ」の運営法~

11月6日(金)13:25~14:10 C2-4 特別講演

AIエージェントを活用したEC運営の実情を大公開。キッチンブランド「STOQ」を展開するNAYUが、商品企画から広告制作、顧客対応、データ分析までAIエージェントを自社運用に組み込んだ最新手法を解説します。「Makuake」で目標達成率6900%超・支援額2000万円超を達成からその後の「Shopify」や「楽天市場」での実践例などから、AIを活用して成果を最大化する具体的な運営ノウハウをお届けします。

NAYU株式会社 代表取締役 村瀬 直人氏

財布ブランドMURAの元代表取締役。「楽天Nations」リーダー店舗。その後M&Aで売却し、2025年新会社NAYU株式会社を設立。1人起業で2026年4月キッチンブランド「STOQ」を「Makuake」の先行販売にて支援額2000万を達成、その後9月に一般販売販売を開始して初月に「楽天市場」「Shopify」合計で1000万の売上達成。

ネッタヌネッタヌ

「AIツールは触っているけれど、結局日々のルーティン業務に追われている……」「商品開発、カスタマーサポートや出荷データ連携、広告制作までAIに任せるなんて本当に可能なのか?」。こうお考えのEC事業者にこそ聴講してもらいのがこのセッション。「AIエージェントがECサイトを動かす未来の当たり前」を感じることができるはずです。

見どころ⑥ 楽天が目指すAIエージェント時代の挑戦~楽天が描く、AIによる利便性と「人間味」の共存~

11月6日(金)16:15~17:15 D2-7 クロージング講演

AIの進化により、ECでの買い物体験は「検索」に「相談」という選択肢が加わり、より豊かに進化しています。セッションでは、「楽天市場」のAI活用戦略を軸に、「エージェンティック・コマース」の全ぼうを解説します。5万を超える出店店舗の「個性」と「熱量」を広げるパートナーとしてのAI活用法をひも解き、AI時代にこそ価値が高まる「人間味」と店舗が磨くべき強味を、楽天の取り組みからひも解きます。

楽天グループ株式会社 執行役員 市場編成部 ジェネラルマネージャー 髙間 真里氏

学習院大学卒業。大学卒業後、アルコール製造メーカー 営業販売部門勤務を経て2005年に楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社)へ入社。編成部配属。インターネットショッピング黎明期から顧客体験向上のために、「楽天市場」ウェブサイトやアプリにおける売り場設計や改善活動を行うのと同時に、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーDEAL」など数々のサービス立ち上げに携わる。2019年に編成部ジェネラルマネージャー、2022年 グループ執行役員に就任。現在に至る。

ネッタヌネッタヌ

「楽天市場」では「AIコンシェルジュ」の対話数が「スーパーSALE」期間中に約10倍に跳ね上がるなど、「検索して買う」から「相談・共感して買う」マーケティングへのシフトが急速に進んでいます。また、5万超の出店店舗の個性を生かす「AI店長」構想を推進中です。「AIエージェントと対話しながら欲しいものを発見し、店舗ならではのこだわりやストーリーに共感して購入を決める」というこれから訪れるであろう行動変容などを学べるセッションです。

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「カラーミーショップ byGMOペパボ」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞

6 日 1 時間 ago
「カラーミーショップ byGMOペパボ」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞
GMOペパボの「カラーミーショップ byGMOペパボ」が2026年度グッドデザイン賞を受賞した。AI習熟度に応じて段階的に使える機能設計と、少人数でも運営を続けやすいデザインが評価された。
furukawa2026年10月19日

GMOペパボが提供するECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」はこのほど、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞した。AIの利用経験や習熟度に応じて段階的に活用できる機能設計と、少人数でもショップ運営を続けやすいデザインが評価されたという。

「カラーミーショップ byGMOペパボ」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞
AI機能の設計と運営を続けやすいデザインが評価されたという

「カラーミーショップ byGMOペパボ」は、2026年9月末時点で22万件以上の導入実績を持つECサイト構築サービス。決済や配送など350種類以上の機能を一元管理できる。近年は、AIを活用したショップ運営支援機能の拡充にも取り組んできた。

今回の受賞で評価された特徴の1つが、ショップオーナーのAI習熟度に応じて、無理なく活用範囲を広げられる機能設計だ。

GMOペパボは、EC運営における「どこから手をつければいいかわからない」といった事業者の声を踏まえ、運営業務のプロセスを棚卸し。そのうえで、AI活用を段階的に進められる「AIラダー構造」を設計した。

同構造は、ボタン操作でAIの支援を受ける「手伝う」、自然言語で指示してAIと作業する「一緒に作る」、外部AIと連携して作業を任せる「任せる」の3段階で構成する。AIの利用経験が少ない事業者から、より高度な活用をめざす事業者まで、それぞれの習熟度に応じて利用できる仕組みだ。

審査委員の評価コメントでは、同サービスを「個人事業主や中小企業のネットショップ運営を長年にわたり支援し、22万件以上の導入実績があるクラウドサービス」と位置付けた。

そのうえで、事業者の習熟度に合わせてAIを段階的かつ効果的に取り入れられる仕組みを構築した点を評価。少人数でも効率的に商いを続けられるよう、サービスのデザインを進化させていることが受賞につながったとしている。

カラーミーショップは、AIをEC事業者にとって使いやすい形で届けることを重視してきた。事業者ごとに商いの形やAIへの習熟度が異なるため、それぞれのペースで活用できる機能設計とデザインを心がけてきた。AI活用が広がる一方で、人による支援の重要性も増している。人とAIの両軸のサポートという私たちらしいアプローチを評価いただけて大変嬉しい。受賞を励みに、これからも多様なEC事業者のサポートができるよう、チーム一丸となりサービス運営に尽力する。(GMOペパボ EC事業部 シニアデザインリード デザイン担当 山林茜氏)

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ファミリーマートのコンビニエンスウェアと「BE:FIRST」がコラボしたアイテムを「ファミマオンライン」で販売

6 日 2 時間 ago
ファミリーマートのコンビニエンスウェアと「BE:FIRST」がコラボしたアイテムを「ファミマオンライン」で販売
ファミリーマートがBE:FIRSTとコラボした「コンビニエンスウェア」の靴下とタオルを「ファミマオンライン」で販売した。ECで受注し店舗で受け取る方式を採り、IPコラボ商材をオンライン送客と来店促進の両面で活用する。
furukawa2026年10月19日

ファミリーマートは10月16日、オリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」と、2026年のクリスマスアンバサダーを務めるBE:FIRSTのコラボ商品を、ECサイト「ファミマオンライン」で販売を開始した。ラインソックスとハンドタオルの2商品を取り扱う。オンラインで注文し、店舗で受け取る方式を採用し、ECへの送客と店舗への来店につなげる。

ファミリーマートのコンビニエンスウェアと「BE:FIRST」がコラボしたアイテムを「ファミマオンライン」で販売
BE:FIRSTとのコラボ商品としてラインソックスとハンドタオルを発売

販売期間は2026年10月16日12時から10月29日23時59分まで。受取期間は2027年1月29日10時から2月11日23時59分までで、全国のファミリーマート店舗(一部地域・店舗を除く)で受け取れる。沖縄県は受取対象外。予定販売数量に達した場合は、期間内でも販売を終了する。

黒と白を基調にしたソックスとハンドタオル

今回のコラボは、BE:FIRSTを起用したクリスマス販促施策の一環。ファミリーマートは9月、BE:FIRSTを2026年のクリスマスアンバサダーに起用し、コラボケーキの予約受付も「ファミマオンライン」で開始している。今回のアパレル雑貨の投入により、食品に加えて物販でもECでの接点を広げる。

2025年秋にも、BEとコラボした「コンビニエンスウェア」のソックスとハンカチを販売していた。

今回販売する2商品は、いずれもBE:FIRSTのテーマカラーである黒と白を基調にデザインした。

  • ラインソックス: 税込990円。サイズは22~25cm、25~28cmの2種類。抗菌防臭加工を施した。
  • ハンドタオル: 税込990円。今治製で、高い吸水性を備える。

ライブのコーディネートだけでなく、普段使いも想定した商品としている。

「コンビニエンスウェア」の商品展開を強化

「コンビニエンスウェア」は、ファッションデザイナーの落合宏理氏と共同開発するファミリーマートのオリジナルアパレルブランド。「いい素材、いい技術、いいデザイン。」をコンセプトに、「コンビニで服を買う」文化の定着をめざしている。

落合氏は、パリ・メンズ・ファッションウィークでコレクションを発表したほか、リオオリンピック・パラリンピック競技大会の閉会式「フラッグハンドオーバーセレモニー」の衣装制作を手掛けた。「NIKE」「Coca-Cola」「LEVI'S」など、グローバルブランドとのコラボレーションにも取り組んでいる。

「コンビニエンスウェア」に関する取り組みでは2026年7月にオープンした旗艦店「FAMIMA PARK AZABUDAI」で専用売場を強化している。フィッティングやスタイリングの提案も取り入れ、商品の販売にとどまらない売場づくりを進めている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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「売り上げは追うな、お客さまを追え」「広告はお客さまとの関係を作る」――澤井珈琲と「タマチャンショップ」が語った成長の原則

6 日 2 時間 ago

地方発のEC企業が、「楽天市場」で成長を続けるために必要なことは何だろうか? 楽天グループが実施した「楽天市場」出店店舗向け育成プログラム「楽天NATIONS」の10周年記念イベントに、鳥取県境港市発の「澤井珈琲Beans&Leaf」を展開する澤井珈琲の澤井理憲取締役社長と、宮崎県都城市を拠点に「タマチャンショップ」を運営する九南サービスの田中耕太郎社長が登壇。「ユーザーと一緒に成長する! これからも選ばれる店舗づくり」と題して、両者の実践知――売上拡大、ブランディング、顧客との関係づくりを共有した。

講演する澤井珈琲の澤井理憲取締役社長(写真中央左)と九南サービスの田中耕太郎社長(写真中央右)
講演する澤井珈琲の澤井理憲取締役社長(写真中央左)と九南サービスの田中耕太郎社長(写真中央右)

澤井珈琲と「タマチャンショップ」に共通しているのは、都市部の有利な立地や潤沢な初期資金があったわけではないことだ。地方という条件のなかで自社の強みを見極め、顧客との接点を積み重ねながら成長してきた。その過程で見えてきたのが、「安さで勝つ」のではなく、「選ばれる理由を作る」ことの重要性だった。

澤井珈琲、「広告はお客さまとの関係を作るもの」

澤井珈琲の澤井氏は、2002年の「楽天市場」出店当初を「どん底」と振り返った。親から出してもらえたのは出店費用の30万円だけ。パソコンも友人から借りてスタートした。当初は「澤井珈琲」を名乗ることも許可が下りなかったという。出店後45日間は売り上げがゼロ。「初めて注文が入った顧客の名前は、今でも覚えている」(澤井氏)。

その後、2005年ごろまで月商200万円前後で伸び悩んでいたという。そんな時期に転機となったのが、給料3か月分に相当する60万円の広告出稿だった。当時の澤井珈琲にとって大きな投資だったが、コーヒー器具を組み合わせたセット商品で約500万円を売り上げ、初めてランキング1位を獲得したという。

澤井珈琲は60万円の広告出稿から活路を見出した(画像は講演スライドより)
澤井珈琲は60万円の広告出稿から活路を見出した(画像は講演スライドより)

そして重要だったのが、その後のメルマガ配信だ。従来1%程度だった購入率が10%前後まで上昇。ここで澤井氏は、広告を単発の売り上げを作るためだけのものではなく、新規顧客を獲得し、その後の関係づくりにつなげる投資だと学んだという。

広告は売り上げを作るものではなく、新たなお客さまとの関係を作るものだとわかった。メルマガで関係を深めていくことが大事だった。(澤井珈琲 澤井氏)

現在、澤井珈琲のメルマガとLINEの登録者は合計100万人を超える。創業地である鳥取県の人口を大きく上回る規模の顧客接点を持つまでに成長した。

価格ではなく「中身」に投資する

顧客接点が拡大する一方、澤井氏が強調したのは、見栄えや派手さで競うのではなく「中身」で勝負する姿勢だ。顧客に「美味しい」と言われる商品作りに力を入れている。

大手ブランドがひしめく市場で選ばれるため、鮮度、品質、安全性、おもてなしへ徹底的に投資。例として1台約2億円の焙煎機を6台導入し、1日10トンを焙煎できる体制を構築しているという。

そんな方針のなか、試練となったのが昨今の原料高騰への対応だった。異常気象などの影響で原料価格が約3倍に高騰し、月間で約5000万円の赤字を計上。澤井珈琲は品質を落とさないために、3000円の商品を約2倍となる6000円へ値上げした。その際、厳しい経営状況を顧客に率直に伝えた結果、顧客は離れなかったという。

品質を落としたくなかったので、厳しい状況をすべてお客さまに伝えた。価格は2倍になったが、お客さまは離れなかった。(澤井氏)

価格を抑えることではなく、価格が上がっても選ばれるだけの品質や信頼を積み重ねる。澤井珈琲の事例からは、顧客との関係性が価格競争とは異なる価値を生むことが垣間見える。

「タマチャンショップ」、トレンド追随から「自分が作りたい店」へ

九南サービスの田中氏も、現在の成長に至るまでの苦闘を振り返った。

東京でアルバイトをしていた頃、父親から「『楽天市場』に出店すれば月500万円売れる」と聞き、宮崎へ戻った。しかし、現実は売上ゼロからのスタート。パソコンにも不慣れで、ページ遷移にも長く時間がかかるような低性能の機器でショップを運営していたという。

当時展開していたのは、しいたけ専門店。売れずにトレンド商品を仕入れて超薄利で販売することを繰り返した。資金を得るため、昼はエアコン設置の仕事をし、夕方以降にネットショップを運営。田中氏は当時を「父親にだまされたと思った」と笑いながら振り返る。

最初の4~5年は赤字続きで、経理部門から「いつ辞めるんですか?」と聞かれてしまうほどだったという。そんな状況を変えたのが、ブランディングへの転換だった。競合やトレンドを追い続けることに疲れ、「自分が作りたい店を作ろう」と方針転換。成果が見え始めたのは導入から約2年後で、「楽天SOY」などの受賞にもつながり、現在のブランドの土台になったという。

「モノ→コト→ヒト」から「ヒト→コト→モノ」へ

田中氏は、ECにおける価値の伝わり方そのものが変化していると指摘した。

かつては「モノ→コト→ヒト」の順で価値が伝わっていたが、現在は「ヒト→コト→モノ」へと逆転しているという。誰が作っているのか、どのような体験や世界観があるのかへの共感が先にあり、その延長線上で商品が選ばれるという考え方だ。

九南サービスが分析する「ヒト→コト→モノ」の価値観(画像は講演スライドより)
九南サービスが分析する「ヒト→コト→モノ」の価値観(画像は講演スライドより)

そのうえで田中氏が示したのが、小さく商品を作って試すだけではなく、顧客の感情や体験を「人軸」で捉え、すばやく改善していく考え方だ。AIも活用しながら「楽天市場」が持つ分析機能を活用し、どのような顧客が買っているのか、次に何を買っているのか、どこで離脱しているのか、LTVはどう推移しているのかまで確認しながら、顧客体験を設計していくことが重要だとした。

九南サービスが提唱するLTVの高い体験設計の考え方(画像は講演スライドより)
九南サービスが提唱するLTVの高い体験設計の考え方(画像は講演スライドより)

これからはモノをどう売るかより、どんな人に、どのような体験として届けるかが大事。結果として、お客さまにもAIにも選ばれる店になる。(九南サービス 田中氏)

「濃いレビュー」が顧客にもAIにも価値を持つ

田中氏は、安売りやクーポンを中心とした販売では、「安かった」「早く届いた」といった内容のレビューにとどまりやすいとも指摘。一方、メルマガなどを通じて商品の背景や体験を丁寧に伝えれば、顧客の具体的な利用シーンや感情がにじむ「濃いレビュー」が増えるという。こうした一次情報性の高いレビューは、顧客にとってだけでなく、AIが商品や店舗の価値を判断するうえでも重要になると説明した。

「解像度を上げる」ことで、目標を行動に分解

2社の考え方を実務に落とし込むヒントとして、澤井氏の「解像度を上げる」ワークを紹介した。A4用紙にテーマを書き、1分間で25文字程度を5行書き出す。そこから重要な論点を次の紙に移し、10枚ほど連続して掘り下げていく――。

たとえば「3か月後に売り上げを2倍にするには」という目標を、「注文数を増やすには」「転換率を上げるには」と分解していくことで、具体的な行動まで落とし込む。

やるべきことが多すぎて手が止まる店舗ほど、目標までの道筋が見えていない。だからこそ、まずは紙に書き出し、一歩目を可視化することが重要だと訴えた。

澤井珈琲はA4用紙を使って行動分解をしている(画像は講演スライドより)
澤井珈琲はA4用紙を使って行動分解をしている(画像は講演スライドより)

5年後の売上100億円、その先にめざすもの

終盤には、澤井珈琲と「タマチャンショップ」が描く今後の姿も語った。澤井氏は5年以内に売上100億円、さらに長期的には300億円をめざすと宣言。「100万人を超える顧客接点を生かし、自らがメディアとなってコーヒー文化を広げたい」と話した。九南サービスの田中氏も5年後の売上100億円を掲げる一方、「100億円分の幸せを作る」ことこそが目標だと強調した。

さらに、同じ商材でも立ち位置を変える「リフレーミング」によって競争を避け、「楽天市場」でブランドを育てながら世界市場まで見据える姿勢を示した。

売り上げは追うな、お客さまを追え。売り上げは目印であって、お店を成長させるのはお客さま。結果として売り上げはついてくる(田中氏)

自社の強みを見極め、商品や品質に投資する。顧客との接点を増やし、商品の背景や体験まで伝える。そして、目標を具体的な行動に分解し、実行と改善を繰り返す。「安く売る」ことだけに頼らず、顧客が選ぶ理由を積み上げることが、長く支持される店舗づくりにつながっている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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老舗ECプラットフォームのEストアー「ショップサーブ」への不正アクセス、利用店舗7858店で2335万人分の個人情報が漏えい。209万人分はクレカ情報も

6 日 3 時間 ago
老舗ECプラットフォームのEストアー「ショップサーブ」への不正アクセス、利用店舗7858店で2335万人分の個人情報が漏えい。209万人分はクレカ情報も
Eストアーが「ショップサーブ」への不正アクセスに関する最終報を公表し、漏えい対象者数は約2335万人、対象店舗は7858店にのぼると発表した。BASEは、同社および関係会社のサービスには影響していないとしている。
furukawa2026年10月19日

BASE子会社のEストアーは10月16日、ECサイト構築・運営支援サービス「ショップサーブ」への不正アクセスに関する最終報を公表した。漏えい対象者数は約2335万6000人で、対象店舗は7858店。このうち、クレジットカード情報の一部が漏えいしたのは約209万6900人という。

老舗ECプラットフォームのEストアー「ショップサーブ」への不正アクセス、利用店舗7858店で2335万人分の個人情報が漏えい。209万人分はクレカ情報も
「ショップサーブ」への不正アクセス、利用店舗7858店で2335万人分の個人情報が漏えい。209万人分はクレカ情報も

今回の事案は、Eストアーが運営する「ショップサーブ」のサーバー環境への不正アクセスによるもの。なお、BASEは同日、同社および関係会社のサービスは対象サーバーやシステム環境とは異なる環境で運用・管理しており、「BASE」など他サービスでの情報漏えいは発生していないと公表した。

5月21日から8月1日まで侵害、脆弱性を悪用し情報を外部送信

発表によると、2026年5月21日から8月1日までの間、第三者がEストアーのサーバー上で稼働するアプリケーションの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用し、不正なプログラムを実行。データベースに格納された情報を外部へ送信していたことを確認した。

Eストアーは8月1日に本件を認知し、同日中に攻撃元からの通信を遮断。それ以降は攻撃が成立していないという。悪用された脆弱性の修正や影響範囲の点検、認証情報のリセットなども実施した。

フォレンジック調査では、確定した侵入経路以外からの侵害や、バックドアなどの不正プログラムの設置は確認されなかったとしている。

購入者・会員情報に加え、店舗管理画面のログイン情報も対象

漏えい対象となった情報は、購入者・会員関連と、店舗・アフィリエイター関連に大別される。

購入者・会員関連

  • 購入者情報:氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、勤務先、任意入力情報など
  • 会員情報:会員ID、暗号化されたパスワード
  • クレジットカード情報の一部:カード名義、カード番号の一部(先頭6桁と下4桁)、有効期限

Eストアーは、完全なカード番号やセキュリティコードは保持しておらず、今回漏えいした情報だけではカード決済はできないとしている。

店舗・アフィリエイター関連

  • ショップサーブ管理画面のログインID・パスワード
  • コンビニ払込票に記載された販売責任者の氏名、店舗名、住所、電話番号などの店舗情報
  • アフィリエイトプログラム登録者のメールアドレス・パスワード

最終報で対象範囲を更新、一部情報は漏えい対象から除外

Eストアーは8月2日の第2報で、漏えい件数を最大延べ885万3839件と公表していた。当時は購入者情報に加え、店舗メールシステムのログインID・パスワード、FTPのID・パスワード、Eストアーからの振込先口座情報も漏えい対象として案内していた。

最終報では、複数項目の一致を基準に名寄せを行い、漏えい対象者数を約2335万6000人と再集計した。一方、8月時点で対象としていた店舗メールシステムのログインID・パスワード、FTPのID・パスワード、振込先口座情報については、調査の結果、漏えい対象に含まれていないことが確認され、対象から除外した。

二次被害は未確認、対象者への個別連絡は完了

Eストアーは10月16日時点で、本件に起因する具体的な二次被害は確認されておらず、外部専門機関の調査でもダークウェブ上への流出は確認されなかったとしている。漏えい対象となった購入者、店舗、アフィリエイターへの個別連絡は完了しており、連絡先を確認できない場合は、公表と問い合わせ窓口の設置をもって対応している。

個人情報保護委員会と関東総合通信局への報告書の提出、所轄警察署への相談なども済ませたという。

再発防止策として、悪用された脆弱性の修正と攻撃経路の遮断、残存する脅威の調査、アプリケーションとサーバーの脆弱性診断、管理画面などの認証強化を実施した。

顧客には、不審なメールやSMS、電話などへの注意を呼びかけている。Eストアーが本件に関してクレジットカード情報の再入力や再決済を依頼することはなく、メールやSMSなどでパスワードを確認することもないとしている。

EC事業者にも求められる、利用基盤のセキュリティと情報共有

「ショップサーブ」は、長年にわたりECサイトの構築・運営を支援してきたサービスで、Eストアーは2025年にBASEグループ入りした。今回、BASE本体や関係会社の他サービスには影響していないことが明らかにされた一方、グループ内で複数のEC基盤を運用するなか、サービスごとのシステム環境の管理や、インシデント発生時の情報共有の重要性が改めて浮き彫りになった。

EC事業者にとっても、利用するプラットフォームへの不正アクセスが、自社の購入者情報や会員情報、店舗管理情報などに影響する可能性がある点は押さえておきたい。今回のように、調査の進展に伴って漏えい対象の範囲や件数が更新されるケースもある。プラットフォーム事業者と利用企業が、平時からセキュリティ対策や連絡体制を確認し、インシデント発生時に影響範囲や対応状況を適切に共有できるよう備えておくことが重要といえそうだ。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

ヤマト運輸「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセス、顧客情報約526万件が流出

6 日 3 時間 ago
ヤマト運輸「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセス、顧客情報約526万件が流出
ヤマト運輸が「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセスに関する調査結果を公表し、利用者情報約526万件などが不正に持ち出されたと発表。サービスは10月9日に再開している。
furukawa2026年10月19日

ヤマト運輸は10月16日、「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセスに関する調査結果を公表し、一部の利用者情報や届け先情報、加盟店情報が不正に持ち出されたと発表した。対象は、利用者情報が約526万件、届け先情報が約5万件、加盟店情報が約4100件。

ヤマト運輸「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセス、顧客情報約526万件が流出
「クロネコ代金後払いサービス」のサービスサイトのトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

「クロネコ代金後払いサービス」は、通販サイトで注文した商品を先に受け取り、後日届く払込票やスマートフォンへの通知を通じて、コンビニなどで支払う決済サービス。

ヤマト運輸によると、9月28日に「クロネコ代金後払いサービス」への第三者による不正アクセスを確認。9月29日に発生を公表し、その後サービスを一時停止。10月9日13時に「安全に利用できる環境が整った」としてサービスを再開している。

10月16日の発表によると、不正に持ち出されたことが判明したのは以下の情報。

  • 「クロネコ代金後払いサービス」を利用した一部の利用者情報
    氏名、住所、電話番号、メールアドレス、商品明細、申込番号、受注日、与信番号などの社内管理用情報。対象期間は2018年10月1日から2026年9月28日までで、件数は約526万件。このうち、メールアドレスを含む件数は約49万件。
  • 一部の届け先情報
    氏名、住所、電話番号、送り状番号。対象期間は2021年2月5日から2026年9月28日までで、件数は約5万件。
  • 一部の加盟店情報
    加盟店名、加盟店コードなどの社内管理用情報。対象期間は2018年10月1日から2026年9月28日までで、件数は約4100件。

一方で、クレジットカード情報やパスワード情報は含まれていないとしている。また、10月2日時点で漏えいの可能性があるとしていた「請求金額」「債権残高」「社員の氏名」については、調査の結果、不正な持ち出しは確認されなかったという。

対象者には順次個別に連絡する方針で、登録情報の変更などにより個別連絡が難しい場合は、公表をもって通知に代えるとしている。

現時点で本件に関連する情報の不正利用による二次被害は確認されていないという。ただし、不審なメール、SMS、電話に関する問い合わせが寄せられており、心当たりのない連絡に対しては、URLを開いたり添付ファイルを開封したりしないよう注意を呼びかけている。

ヤマト運輸は今回の事態を重く受け止め、すでに実施済みのセキュリティ対策に加え、外部専門機関の助言のもと、今後実施する中長期的な対策を通じて情報セキュリティ体制の強化を推進していくとしている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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「ChatGPTで売上2.5倍」「脱・高額広告費」「安売りしないファンづくり」―AI時代の“すぐ再現できる”高収益ECの再現手法【11/5+6 リアルセミナー開催】

1 週間 2 日 ago
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英国生まれのオーダーメイドブラインドカーテンD2C・Tuiss(チューイッシュ)にてマーケティングを担当。日本市場開拓に向けた戦略策定からフルファネルの施策を担っている。これまでは外資系IT企業、日系上場企業にてBtoBマーケティングに従事し、集客からCRMに至る幅広い施策を経験する一方、ベンダー/代理店の立場からもマーケティングに携わってきた。

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株式会社HEAVEN Japan取締役 / 最高執行責任者 今川 浩志氏

入社12年目。本店・楽天・Yahoo!のマーケティングを担当。 2019年にDX部門を立ち上げ、CRM・OMSなどのシステム開発 やOMO施策を推進し、2024年に取締役就任。 現在は顧客エンゲージメントの向上を重視した経営に取り組む。Shopify Plus Hub ゴールドメンター。趣味・病:Shopify。モーニングルーティン:Shopify Change Log を見ながら歯磨き。

ネッタヌネッタヌ

高額な広告費依存から脱却し、LINE連携とCRMで財務体質を劇的に改善した秘訣(ひけつ)を公開します。高機能ツールを捨て「Excel1本」でパート含む全社で数字を自分ごと化させた手法など、現場の意識を変えるプロセスは再現性ある取り組みです。EC・店舗運営の現場で「明日からすぐ再現できる」実践知をお伝えします。

ネットショップ担当者フォーラム編集部
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