ネットショップ担当者フォーラム

Googleが描くコマースの未来とは? 検索+Gemini上で複数ショップのまとめ買いなどに対応する「ユニバーサルカート」を公開

4 日 4 時間 ago
Googleが描くコマースの未来とは? 検索+Gemini上で複数ショップのまとめ買いなどに対応する「ユニバーサルカート」を公開
米Googleは、AIを活用した統合ショッピング機能「Universal Cart」を米国で正式公開した。検索やGeminiアプリなどを横断し、複数ショップの商品を1つのカートにまとめ、価格追跡や特典提案、決済まで支援する。
furukawa2026年10月23日

米Googleは10月15日、AIを活用した統合ショッピング機能「Universal Cart(ユニバーサルカート)」を米国で公開したと公式ブログで発表した。Google検索とGeminiアプリで順次展開している。複数の小売店の商品を1つのカートにまとめて管理でき、対応店舗では「Google Pay」による決済まで進められる。

Googleが描くコマースの未来とは? 検索+Gemini上で複数ショップのまとめ買いなどに対応する「ユニバーサルカート」を公開
ユニバーサルカートの機能イメージ

ユニバーサルカートは、オープン標準規格「Universal Commerce Protocol(UCP)」を基盤とするショッピング機能。Google検索やGemini、YouTube、Gmailを横断して見つけた商品を一元的に管理できるほか、値下げや再入荷の通知、支払い方法の提案などにも対応する。

Googleは、ブラウザで多数のタブを開いたり、気になる商品をスクリーンショットで保存したりする従来の買い物行動をより便利にする機能として、ユニバーサルカートを「Google上の新しいショッピングハブ」と位置付けている。

検索やGeminiなどで見つけた商品を1つのカートに保存

ユニバーサルカートでは、Google検索のAI ModeやGeminiアプリなど、Google上の複数の接点から見つけた商品を1つのカートに保存できる。

たとえば、Google検索で見つけたバッグ、Geminiで調べたセーター、別の小売店で見つけたコスメを同じカートに追加できる。買い物をいったん中断しても、後からカートを開けば、保存した商品を確認して続きから買い物を進められる。

Googleによると、同機能は2026年前半にプレビュー公開していたが、今回、米国のGoogle検索とGeminiアプリ全体で順次展開を始めた。

値下げ・再入荷を通知、Google Wallet連携で支払い方法も提案

ユニバーサルカートの主な特長は4つ。

1つ目は、複数の小売店の商品をGoogle上のさまざまな接点から保存し、買い物の進捗を維持できること。検索やGeminiで見つけた商品をまとめて管理できるため、商品を探す場所が変わっても、検討中の商品を見失いにくい。

2つ目は、値下げや再入荷の自動追跡だ。Googleのショッピング商品データ基盤「Shopping Graph」に登録された600億件超の商品情報を活用し、カートに保存した商品の価格や在庫状況を追跡。値下げや再入荷があった場合に通知する。

3つ目は、Google Walletとの連携による支払い方法の提案だ。保有するクレジットカードの特典やポイント還元などを踏まえ、どの支払い方法が有利かを判断する手助けをする。また、利用可能なプロモーションコードもカート内に表示する。

4つ目は、購入方法の選択肢を用意していること。対応店舗ではGoogle Payを使ってカート内から決済できるほか、カートの商品情報を小売店側のカートに引き継ぎ、公式ECサイトで購入を完了することもできる。

Googleは対応先として、Nike、Sephora、Target、Ulta Beauty、Walmart、Wayfairのほか、多数のShopify加盟店を挙げている。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

ヤマダデンキは新免税制度「リファンド方式」にどう対応する? WeChatやLINEからも返金申請できるリファンド型免税プラットフォームを導入

4 日 5 時間 ago
ヤマダデンキは新免税制度「リファンド方式」にどう対応する? WeChatやLINEからも返金申請できるリファンド型免税プラットフォームを導入
ヤマダデンキは、新免税制度「リファンド方式」への対応として、WeChatやLINEから返金申請できる訪日客向け免税返金サービス「Ocean Tax Refund」を導入。11月の制度開始を前に小売各社の対応が広がってきた。
furukawa2026年10月23日

ヤマダデンキグループは、2026年11月1日に始まる訪日外国人向けの新免税制度「リファンド方式」への対応として、インバウンドマーケティングプラットフォーム事業などのOceanが提供する免税返金プラットフォーム「Ocean Tax Refund」を導入する。導入の対象は、ヤマダデンキ、ベスト電器、IDC OTSUKA、TSUKUMOの各店舗。

ヤマダデンキは新免税制度「リファンド方式」にどう対応する? WeChatやLINEからも返金申請できるリファンド型免税プラットフォームを導入
ヤマダデンキ、ベスト電器、IDC OTSUKA、TSUKUMOの各店舗で免税返金プラットフォーム「Ocean Tax Refund」を導入する

ヤマダデンキは、都心部の店舗を中心に多くの訪日外国人が来店していることから、免税対応をインバウンド消費を取り込む重要な機会と位置付けている。免税手続きのスムーズさが購買体験を左右することを踏まえ、新制度への移行に合わせて対応基盤を整える。

2026年11月1日から始まる新免税制度「リファンド方式」では、従来のように購入時に免税価格で販売する方式から、購入時に税込み価格を支払い、出国時に税関で免税対象物品の持ち出し確認を受けた後、消費税相当額の返金を受ける方式に変わる。

制度の見直しに伴い、小売事業者には免税システムの改修や店舗オペレーションの再設計などが求められる。

「Ocean Tax Refund」は、新制度に対応した訪日外国人向けの免税返金サービス。訪日客は専用アプリをダウンロードする必要がなく、Webのほか、WeChatやLINEからも返金申請できる。

専用アプリのダウンロード不要でWeb、WeChat、LINEから返金申請できる

Oceanによると、AI-OCR機能を活用し、パスポートや上陸許可証を撮影するだけで必要な情報を自動入力できる。また、POS連携環境では、レジデータの自動取り込みにも対応する。加盟店は初期費用や月額固定費なしで導入できるとしている。

ヤマダデンキの導入は、新免税制度を見据えた小売各社の対応の一環と言える。新免税制度への対応の動きとして、6月にはスニーカーやトレーディングカードのフリマアプリ「スニーカーダンク(スニダン)」を運営するSODAも、国内実店舗に「Ocean Tax Refund」を導入。制度への対応に加え、帰国後の越境ECへの送客や再来店の促進など、訪日後も顧客との関係を継続するインバウンド施策として活用する方針を示していた。

7月には、SBペイメントサービスとスマートテクノロジーズが、新免税制度「リファンド方式」に対応した免税返金サービスの提供開始を発表。スマートテクノロジーズの免税還付申請プラットフォーム「JPrefund」と、SBペイメントサービスの送金サービスを連携させ、免税システムとのデータ連携からキャッシュレス返金までを一体的に支援する。

11月の制度開始を前に、免税対応は制度への準拠にとどまらず、訪日客の購買体験の向上や、帰国後も含めた顧客接点の再設計へと広がりつつある。家電量販店や専門店、決済・送金事業者などで対応が進んでおり、新制度を見据えた取り組みが本格化している。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

ダンボール最大手レンゴーが板紙・紙加工品の値上げを発表/システム・物流・データ活用のシナジーを狙いワールドとTSIホールディングスが経営統合へ【ネッ担アクセスランキング】

4 日 5 時間 ago
  1. EC事業者にも影響大? ダンボール最大手レンゴーが板紙・紙加工品の値上げを発表

    レンゴーは2027年1月1日納品分から、段ボール製品を含む板紙・紙加工関連製品を現行価格の10%以上値上げする。具体的な改定内容は取引条件などに応じて個別に提示。EC事業者の梱包資材の調達費や物流委託費にも影響する可能性がある。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月16日 7:00

    EC事業者にも影響大? ダンボール最大手レンゴーが板紙・紙加工品の値上げを発表
  2. ワールドとTSIホールディングス、なぜ統合の道を選んだのか? システム・物流・データ活用のシナジーを狙う

    ワールドとTSIホールディングスが経営統合へ。売上規模は単純合算で約4511億円となる。ブランドの独自性を守りながらシステム・物流を共通化し、顧客情報の統合でマーケティングも強化。両社が統合を選んだ背景と、狙うシナジーを解説する。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月16日 7:30

    ワールドとTSIホールディングス、なぜ統合の道を選んだのか? システム・物流・データ活用のシナジーを狙う
  3. ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも

    ジャパネットホールディングスは、長崎スタジアムシティが長崎県にもたらす経済波及効果を年間378.3億円とする推計を公表した。来場者は2年目に年間約535万人となる見込みで、3年目に向けて新会社設立やコールセンター拡張など新たな投資も進める。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月21日 7:00

    ジャパネットの「長崎スタジアムシティ」、その経済波及効果は? 年間約378億円、コールセンター新設など新たな取り組みも
  4. ファーストリテイリング柳井社長が語った「世界一のブランドになる」決意とは

    ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「世界一のブランドになる」と改めて決意を表明。売上高10兆円も視野に入るなか、東南アジアでの成長やジーユーの再成長、人材・経営体制の変革を通じて、その実現をめざす考えを示した。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月20日 7:00

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  5. 老舗ECプラットフォームのEストアー「ショップサーブ」への不正アクセス、利用店舗7858店で2335万人分の個人情報が漏えい。209万人分はクレカ情報も

    Eストアーが「ショップサーブ」への不正アクセスに関する最終報を公表し、漏えい対象者数は約2335万人、対象店舗は7858店にのぼると発表した。BASEは、同社および関係会社のサービスには影響していないとしている。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月19日 7:30

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  6. ヤマト運輸「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセス、顧客情報約526万件が流出

    ヤマト運輸が「クロネコ代金後払いサービス」への不正アクセスに関する調査結果を公表し、利用者情報約526万件などが不正に持ち出されたと発表。サービスは10月9日に再開している。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月19日 7:00

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  7. LINEヤフーとポケモンが連携強化、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」でポケカの取引適正化施策を実施

    LINEヤフーとポケモンはそれぞれの立場で必要な対策を実施。今後も必要な情報共有を行い、ポケモンカードゲームを楽しむユーザーが安心して商品を購入・取引できる環境づくりに取り組む。

    大嶋 喜子[執筆]

    10月20日 10:30

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  8. ファンケルとアテニアのECサイトに不正アクセス、個人情報が漏えい。クレジットカードの流出はなし

    ファンケルとアテニアは、両社のECサイトへの不正アクセスにより会員情報の一部が漏えいしたと発表。対象は延べ83万4947件で、クレジットカードなどの決済情報は含まれていないとしている。

    鳥栖 剛[執筆]

    10月20日 8:30

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  9. 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ
    「売り上げは追うな、お客さまを追え」「広告はお客さまとの関係を作る」――澤井珈琲と「タマチャンショップ」が語った成長の原則

    「楽天NATIONS」10周年イベントで、地方発の有力2店舗が「選ばれ続ける店づくり」の実践を語った。澤井珈琲と「タマチャンショップ」は、顧客との関係を深め、体験価値を磨き続けることの重要性を説いた

    鳥栖 剛[執筆]

    10月19日 8:00

    「売り上げは追うな、お客さまを追え」「広告はお客さまとの関係を作る」――澤井珈琲と「タマチャンショップ」が語った成長の原則
  10. イベント・セミナー
    AIエージェントでEC運用のリアル+楽天が語るエージェンティックコマースの全貌【11/5・6 リアルセミナー開催】

    AIエージェント活用、ECモール戦略、顧客体験向上、集客施策、AI時代のデータ活用などさまざまなノウハウ・知識を学べる大型リアルECセミナー「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」を11月5日(木)・6日(金)に開催

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    10月19日 9:30

    AIエージェントでEC運用のリアル+楽天が語る「自社の強みを生かすECモール戦略」【11/5・6 リアルセミナー開催】

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

この記事の筆者

藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。趣味は音楽を聴く、ゲーム、ショッピング。ライブと買い物に行くとき以外は基本的にインドア派。カレーとコーラが好き。

fujita-h

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増

4 日 6 時間 ago
27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
2025年の国内BtoC-EC市場規模は27兆5580億円となった。物販系では「食品、飲料、酒類」、サービス系では「旅行サービス」、デジタル系では「オンラインゲーム」がそれぞれ最大カテゴリーだった。
furukawa2026年10月23日

経済産業省が10月21日に公表した「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2025年の国内BtoC-EC市場規模は、物販系・サービス系・デジタル系の3分野合計で前年比5.5%増の27兆5580億円となった。分野別では、物販系が前年比3.97%増の15兆8233億円、サービス系が同8.64%増の8兆9362億円、デジタル系が同4.52%増の2兆7985億円だった。

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
物販系・サービス系・デジタル系の内訳

物販系は15.8兆円、食品・飲料・酒類が最大

物販系分野の市場規模は15兆8233億円でEC化率は9.80%。カテゴリー別では「食品、飲料、酒類」が3兆3332億円で最も大きかった。次いで「衣類、服装雑貨等」が2兆8941億円、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」が2兆8829億円、「生活雑貨、家具、インテリア」が2兆6258億円、「書籍、映像・音楽ソフト」が1兆8495億円となった。

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
物販系のカテゴリー別内訳

このほか、「化粧品、医薬品」は1兆647億円、「その他」は7989億円、「自動車、自動二輪車、パーツ等」は3742億円だった。

経済産業省によると、上位4カテゴリーはいずれも市場規模が2.5兆円を超え、物販系全体の約74%を占めた。

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
物販系分野内での各カテゴリーの構成比率 (単位:億円)

前年比の伸び率では、「自動車、自動二輪車、パーツ等」が12.18%増で最も高い。次いで「食品、飲料、酒類」が6.96%増、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」が5.05%増、「化粧品、医薬品」が4.90%増となった。一方、「書籍、映像・音楽ソフト」は1.14%減だった。

経済産業省は、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」のEC市場について、製品仕様が明確で購入前に比較しやすい「探索財」として、ECとの親和性が高いと分析。また、注文後の短時間配送を支える物流網や大型物流センターの拡充も、市場拡大を下支えしてきたと指摘した。

「生活雑貨、家具、インテリア」については、日用品のまとめ買いや定期購入といった消費行動との親和性に加え、異業種のEC事業者による日用品の品ぞろえ強化など、クロスセル戦略も成長要因と分析。家具・インテリアでは、実店舗で商品を確認してECで購入する行動が定着しつつあり、OMOの重要性が高まっているとしている。

サービス系は8.9兆円、旅行サービスが3.8兆円で最大

サービス系分野の市場規模は8兆9362億円で前年比8.64%増だった。カテゴリー別では「旅行サービス」が3兆7603億円で最大。「飲食サービス」が1兆984億円、「金融サービス」が1兆944億円と続き、いずれも1兆円を超えた。

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
サービス系のカテゴリー別内訳

このほか、「チケット販売」は8129億円、「その他(医療、保険、住居関連、教育等)」は8078億円、「理美容サービス」は7995億円、「フードデリバリーサービス」は5628億円だった。

前年比の伸び率では、「チケット販売」が15.13%増で最も高く、「飲食サービス」が13.34%増、「金融サービス」が10.66%増、「理美容サービス」が9.49%増で続いた。

経済産業省によると、2025年のサービス系市場は前年より伸びが鈍化したものの、チケット販売、理美容サービス、フードデリバリーサービスは前年から拡大した。理美容サービスでは、まつげサロンなどの予約件数の増加が市場の伸びに寄与したと分析。また、チケット販売の拡大には、ネット予約比率の上昇が影響しているとした。

旅行サービス市場は2022年以降、堅調に推移している。一方、2025年時点でも2019年の水準には戻っていない。2019年の市場規模は3兆8971億円で、引き続き回復途上にある。

デジタル系は2.8兆円、オンラインゲームが最大

デジタル系分野の市場規模は2兆7985億円で、前年比4.52%増だった。カテゴリー別では「オンラインゲーム」が1兆2759億円で最も大きく、次いで「電子出版(電子書籍・電子雑誌)」が6869億円、「有料動画配信」が5538億円、「その他」が1479億円、「有料音楽配信」が1340億円となった。

27.6兆円の2025年BtoC-EC市場規模。物販系は15.8兆円で3.97%増、サービス系は8.9兆円で8.64%増、デジタル系は2.8兆円で4.52%増
デジタル系のカテゴリー別内訳

前年比の伸び率では、「有料動画配信」が13.66%増で最も高かった。次いで「有料音楽配信」が8.65%増、「その他」が6.00%増、「電子出版」が2.18%増となった。「オンラインゲーム」も1.65%増とプラスを維持した。

経済産業省によると、デジタル系で最大の市場規模となったオンラインゲームは1兆2759億円だったが、前年比では小幅な伸びにとどまった。一方、電子出版は6869億円で過去最高を更新。スマートフォンやタブレットの普及を背景に、市場の拡大が続いているという。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

急増するサイバー攻撃対策で「確認すべき3つの事項」「実施すべき5つの対策」「被害を受けた際のアクション」とは? 警視庁が事業者に呼びかけ

4 日 6 時間 ago
急増するサイバー攻撃対策で「確認すべき3つの事項」「実施すべき5つの対策」「被害を受けた際のアクション」とは? 警視庁が事業者に呼びかけ
警視庁は、相次ぐサイバー攻撃や個人情報流出を受け、事業者向けの対策資料を公表。日常的に確認すべき3つの事項、実施すべき5つの対策、被害が疑われた際の初動対応を整理している。
furukawa2026年10月23日

警視庁は、相次ぐサイバー攻撃や個人情報流出の被害を受け、事業者に向けてセキュリティ対策の点検・見直しを呼びかけている。10月21日に公開した事業者向け資料では、日常的に確認すべき3つの事項、実施すべき5つの対策、被害が疑われた際の初動対応などを整理している。

急増するサイバー攻撃対策で「確認すべき3つの事項」「実施すべき5つの対策」「被害を受けた際のアクション」とは? 警視庁が事業者に呼びかけ
警視庁が公表した都民向けの資料の表紙(写真左)と、事業者向け資料の表紙

警視庁は、サイバー攻撃による情報流出が、事業の継続や顧客の信頼を脅かす経営上のリスクになっていると指摘。特に、機微な情報や大量の個人情報を取り扱う事業者に対し、継続的なセキュリティ対策の確認・見直しと、従業員へのセキュリティ教育を求めている。

サイバー攻撃の被害が相次ぐ、ランサムウェアなどに警戒

警視庁の資料によると、2025年に全国の警察施設のインターネット接続点に設置されたセンサーが検知した不審通信は、約9秒に1回の頻度だった。海外からの通信が全体の99%を占めたという。

また、2026年上半期のランサムウェア被害の報告は123件で、半期として過去最多となった。警視庁は、不正アクセスやランサムウェアへの感染による情報漏えい事案が多発しているとして、警戒を促している。

企業が警戒すべき主な脅威として、次の4つをあげている。

  • ランサムウェア攻撃: データの暗号化・窃取により、業務停止や脅迫につながる。
  • サプライチェーンや委託先を狙った攻撃: 自社だけでなく、業務委託先や取引先などを経由して侵入される。
  • システムの脆弱性を悪用した攻撃: VPN、公開サーバー、APIやIDなどを狙う。
  • 機密情報を狙った標的型メール攻撃: 巧妙なメールで標的をだまし、機密情報などを狙う。

こうした被害を防ぐため、警視庁は外部公開機器やアカウントの権限などを点検するとともに、ログの管理、OSやソフトウェアの更新、個人情報などの情報資産の適切な管理を求めている。

事業者が確認すべき3つの事項

警視庁は、点検の担当者と期限を決め、次の3項目を確認するよう求めている。

1. 公開アプリケーションに関係するサーバー

アクセスログやエラーログが急増していないか、アプリケーションがアクセスするサーバーに不審な通信がないかを確認する。

2. 外部サービス(クラウド、VPNなど)

普段と異なるログインやアクセス時刻、エラーログの急増がないかを点検する。身に覚えのない新規アカウントの作成や、権限変更が行われていないかも確認する。

3. 資産管理(保有データ、資機材)

不要な個人情報を削除するなど、保有する情報を整理する。情報の保管場所やアクセス権限も確認する。

攻撃を防ぐために実施すべき5つの対策

点検だけで終わらせず、セキュリティ対策そのものを見直すことも重要だ。警視庁は、次の5つの対策を挙げている。

1. 多要素認証などの導入

認証機能を強化し、アカウントに付与する権限を必要最小限に見直す。

2. 脆弱性への迅速な対処

OSやアプリケーションなどに最新のパッチを適用する。不要なポートやサービスは無効化する。

3. API経由のアクセスへの対策

APIへのアクセス回数を制限し、アクセスの急増など、不正な試みの兆候に注意する。本人確認に加え、アクセスのたびに権限の有無を確認する。

4. 被害に備える

ログの保存、緊急時の連絡先の確認、保守管理業者との対応手順の整備を進める。ランサムウェアによるシステム障害が発生した場合に備え、事業継続計画も策定する。

5. 業務委託先のセキュリティ対策も確認

自社のシステムだけでなく、業務委託先などのセキュリティ対策についても確認する。

被害が疑われたら、記録の保全と侵害経路の遮断を

不審な通信や情報流出の兆候を把握した場合は、放置せず、速やかに初動対応に移ることが重要だ。警視庁は、次の3点を示している。

1. 記録を残す

ネットワークから遮断し、ログや端末を保全する。発生した事象を時系列で記録する。

2. 被害の拡大を止める

専門家と相談しながら、侵害経路を遮断する。復旧や証拠保全の進め方についても、専門家と調整する。

3. 適切に報告・連絡する

保守管理業者や経営層、関係機関への報告・連絡を判断する。従業員は、システム担当者などに速やかに報告・連絡する。

警視庁は、被害が疑われた際には、侵害経路を速やかに遮断したうえで証拠を保全し、早期に警察へ相談するよう呼びかけている。

すべての事実が判明する前でも、早期に警察へ相談

警視庁は、警察への通報・相談について、被害の全容が判明するまで待つのではなく、不明点があっても判明した事実を先に伝えるよう促している。

相談時には、分かる範囲で次の情報を整理する。

  • いつ、何が起きたか: 発見日時、発生の経緯、被害や影響の範囲
  • 何が狙われたか: 端末、サーバー、アカウント、情報の種類
  • 攻撃の手掛かり: 通信・認証ログ、攻撃元IPアドレス、URL、IoC(侵害の痕跡)
  • 保存した証拠: 画面画像、メール、マルウェアのハッシュ値など

証拠は削除・改変せずに保全し、復旧と証拠保全の進め方については専門家と調整する。警察への早期相談や情報共有は、ほかの事業者への被害拡大防止や、攻撃手口の解明にもつながるとしている。

警視庁は、最寄りの警察署への相談のほか、警察庁の「通報・相談・情報提供」オンライン窓口も案内している。緊急時には110番通報を利用するよう呼びかけている。

都民向けには個人情報の悪用防止策も案内

警視庁は10月21日、都民向けに「漏えいした個人情報の悪用による更なる被害を防ぐために」と題した資料も公開した。「警察庁推奨アプリ」を直ちにインストールすることや、自宅の防犯性能を高めること、メール内のリンクを安易にクリックしないこと、安全なパスワードを設定して使い回さないことなどを呼びかけている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

【2025年のCtoC-EC市場まとめ】市場規模は6.3%増の約2.7兆円

5 日 3 時間 ago
【2025年のCtoC-EC市場まとめ】市場規模は6.3%増の約2.7兆円
2025年のCtoC-EC市場規模は前年比6.34%増の2兆6870億円で、経産省はフリマアプリ市場の拡大が成長を牽引したと分析。主要プラットフォームの競争軸の変化にも言及している。
furukawa2026年10月22日

経済産業省は10月21日に発表した「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」で、2025年のCtoC-EC市場規模は前年比6.34%増の2兆6870億円と推計した。

【2025年のCtoC-EC市場まとめ】市場規模は6.3%増の約2.7兆円
CtoC-EC推定市場規模

フリマアプリ市場の拡大が成長をけん引

経済産業省は、2025年のCtoC-EC市場の成長を主にけん引したのはフリマアプリ市場の拡大と分析した。市場規模の推計対象は、前年に引き続きフリマアプリとネットオークション。

CtoC-EC市場は、メルカリをはじめとするフリマアプリの普及を背景に成長してきた。報告書では、2013年の設立以降、市場をけん引してきたメルカリについて、急成長期を経て安定成長フェーズに移行したと分析している。

一方、LINEヤフーが運営する「Yahoo!オークション」はネットオークション市場の最大手で、「Yahoo!フリマ」も展開している。近年はメルカリがオークション機能を導入するなど、各プラットフォームがサービス領域を相互に拡張している。

こうした動きにより、従来の「フリマ」と「オークション」の境界は曖昧になりつつある。経済産業省は、利用者のニーズに応じて、今後も業界構造が変化する可能性があると見ている。

競争軸は機能の優位性から「経済圏」の構築へ

報告書では、主要プラットフォーム各社の競争軸が、単なる機能の優位性を確保する段階から、ユーザーのライフサイクル全体に深く関与する「経済圏」の構築へと移行していると指摘している。

LINEヤフーは、PayPayとの連携を通じて利便性を高め、グループ経済圏の拡大をめざしている。楽天ラクマも、楽天ポイントを軸に楽天経済圏との相乗効果を打ち出している。

メルカリは近年、Fintech事業にも注力している。2025年6月時点で、クレジットカード「メルカード」の発行枚数は500万枚を突破した。経済産業省は、こうした信用供与ビジネスの拡大について、CtoC取引を入り口とした金融事業の収益化が本格化していることを示す動きと分析している。

ハンドメイド市場にも拡大の可能性

報告書では、フリマアプリ市場を「総合プラットフォーム事業者」「アニメ・本・ブランド品・チケット・家電などの特定カテゴリー」「ハンドメイドマーケット」の3つに分類している。

総合型と特定カテゴリー型は、リユースを中心とするモノの二次流通が主体となる。一方、ハンドメイドマーケットは作家が商品を販売する場であり、二次流通とは異なる。

経済産業省は、海外ではハンドメイド商品の取引が盛んなことを踏まえ、日本でも今後、同市場が拡大する可能性があると見ている。

経済産業省はCtoC-EC市場規模の推計について、純粋な個人間取引(CtoC)だけでなく、実態として含まれる事業者間取引(BtoB)や事業者から個人への取引(BtoC)も対象としている点に留意が必要としている。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

大丸松坂屋百貨店、出品ブランド向けの新サービス「明日見世インサイト」を開始

5 日 3 時間 ago
大丸松坂屋百貨店、出品ブランド向けの新サービス「明日見世インサイト」を開始
大丸松坂屋百貨店が「明日見世(あすみせ)」で出品ブランド向けに始めた「明日見世インサイト(asumise insight)」は、来店状況や接客、顧客の反応・声などの一次情報を収集、AIで解析するダッシュボードサービス。
ohshima2026年10月22日

大丸松坂屋百貨店は10月21日、大丸東京店9階「明日見世(あすみせ)」で、出品ブランド向けの新サービス「明日見世インサイト(asumise insight)」を開始した。

「明日見世インサイト」は、明日見世に出品するブランド向けに、百貨店の店頭で得られる接客データをAIで解析するダッシュボードサービス。ブランドが「なぜ選ばれ、なぜ見送られるのか」を可視化し、次の一手につながるデータを提供する。

来店状況や接客、顧客の反応・声など、対面接客を通じて得られる一次情報を収集・分析し、購入の有無だけでなく、顧客がどの段階で迷い、何が購入のきっかけとなるのかまで分析する。

分析結果はダッシュボードやCSV形式で提供し、商品開発・販促・CRMなど、ブランドの意思決定に活用できる。

「明日見世インサイト」画面・数値・内容のイメージ

2021年10月のオープンから5周年を迎え、2024年9月には9階へ移設・リニューアルした「明日見世」は、ブランドと顧客が出会い、体験を届ける場から、ブランドの“売る”を解明する場へと役割を広げるとしている。

新サービスと同日に開始するVol.10「Connect to Hometown」は、2027年1月19日まで実施する予定。地域に根ざしたものづくりや素材に着目し、地域の魅力を伝えるブランドやアイテムを紹介する。出品ブランドの一部は、「SAGAn BEAUTY」のさぎんコネクト、「LumiKA+」の柿原工業、「KANEKO KOHYO」のカネコ小兵製陶所。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想

5 日 4 時間 ago
【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
ウェザーニューズによると、今冬は全国的に平年より高温となり、「記録的な暖冬」となる可能性があるという。秋冬商品の需要は一時的な冷え込みで高まる一方、立ち上がりはゆっくりで、春物への移行は早まりそうだ。
furukawa2026年10月22日

ウェザーニューズが公表した「秋冬の小売需要傾向2026」によると、過去最強クラスのエルニーニョ現象の継続を背景に、今冬は全国的に平年より気温が高く、「記録的な暖冬」となる可能性があるという。秋冬商品の需要は一時的な冷え込みに合わせて高まるものの、シーズン全体では立ち上がりが緩やかになり、冬の終わりには春物商品への需要の移行が早まると予想している。

【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
今冬は全国的に平年より気温が高く、「記録的な暖冬」となる可能性

2026年秋冬は全国的に高温傾向、寒さのピークは1月

ウェザーニューズによると、11月は全国の広い範囲で平年より気温が高く、暖かい秋になる見通し。冬(2026年12月〜2027年2月)も寒気が流れ込むタイミングはあるものの、シーズンを通じて寒気の南下が弱く、全国的に平年より高温傾向になると予想している。2023〜2024年冬のような記録的な暖冬となる可能性もあるという。

一方、今冬は南岸低気圧が多く発生する傾向がある。このため、関東甲信を中心に、東日本から西日本の太平洋側では日中も気温が上がらない日があると見ている。寒さのピークは北日本から西日本で1月中旬〜下旬、沖縄・奄美では1月下旬と予想している。

降雪に関して、初雪が全国的に平年より遅くなる見通し。東日本から西日本の太平洋側では、初雪が観測されない地点もあると予想。ただし、南岸低気圧の発生・通過と寒気が南下するタイミングによっては、関東甲信や東北の太平洋側でも積雪や大雪となる恐れがあるとして、十分な備えを呼びかけている。

冬物商品の需要は冷え込みに連動、春物への移行は早まる可能性

小売需要の観点では、季節の進みが遅くなるため、秋冬商品の需要の立ち上がりは緩やかになる見通し。一方、気温が一時的に下がるタイミングでは、おでん、鍋つゆ、フリース、ダウンジャケット、ヒーター、こたつ、毛布、カイロなど、冬物商品の需要が高まると予想している。

冬の終わりにかけても気温は平年より高い見込みで、冬物需要が長く続かず、早い段階で春物商品への関心が高まる可能性があるという。

2023〜2024年冬の検索データから見る需要傾向

ウェザーニューズは、今冬の気温傾向が2023〜2024年冬と類似するとみている。同シーズンは全国的に記録的な暖冬となった一方、2024年2月5日には南岸低気圧の影響で関東の広い範囲で積雪があった。

同シーズンの検索データを見ると、「フリース」は11月半ばに気温が大きく下がったタイミングで検索数が大幅に増加。その後も気温の低下に合わせて検索数が伸びたが、年明け以降は減少傾向となった。

【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
過去に「フリース」は11月半ばに気温が大きく下がったタイミングで検索数が大幅に増加

「ヒーター」や「おでん」も11月半ばに検索数が大きく増加した。「ヒーター」は年内に気温の低下と連動して需要が高まった一方、1月以降は大きな伸びが見られなかったという。

【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
「ヒーター」は気温の低下と連動して需要が高まった
【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
「おでん」も11月半ばに検索数が大きく増加

フリース需要は最高気温15.5℃が分岐点に

ウェザーニューズが過去5年分の7月〜翌年1月のデータを分析したところ、「フリース」の検索数は、最高気温が28.5℃から15.5℃の間では右肩上がりに増加する傾向が見られた。一方、最高気温が15.5℃を下回ると、検索数が減少する傾向があったという。

【秋冬の小売需要傾向2026】「記録的な暖冬」の可能性。秋冬の商品需要の立ち上がりはゆっくり+春物へのシフトが早いと予想
フリース需要は最高気温15.5℃が分岐点に

同社は、最高気温15.5℃がフリースへの関心が大きく変化する分岐点になりうると分析している。

地域別の気温予測は北日本・東日本を中心に高温傾向

地域別では、北日本と東日本は10月下旬から2027年2月にかけて、平年より気温が高くなる見通し。

西日本も10月下旬は「やや高い」、11月〜2027年2月は「やや高い〜高い」と予想している。沖縄・奄美は11月〜2027年2月を通じて「高い」傾向になるとしている。

ウェザーニューズは、アパレル、食品、日用品メーカーや小売店、EC事業者などに向けて、1kmメッシュの気象データや法人向け気象情報、商品と気象の相関分析サービスなどを提供している。需要予測や来店客数予測、レジのシフト調整、自動発注システムなどへの活用を見込んでいる。

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furukawa

中国・米国向け越境EC市場は4.4兆円で4.1%増。中国向けは約2.75兆円、米国向けが約1.65兆円【2025年の海外向けEC規模】

5 日 4 時間 ago
中国・米国向け越境EC市場は4.4兆円で4.1%増。中国向けは約2.75兆円、米国向けが約1.65兆円【2025年の海外向けEC規模】
経産省の調査によると、2025年の日本から中国・米国向け越境EC市場は合算で4兆4087億円だった。中国向けは2兆7560億円、米国向けは1兆6527億円で、世界の越境EC市場も拡大が続く見通し。
furukawa2026年10月22日

経済産業省が10月21日に発表した「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2025年の日本から米国・中国への越境BtoC-EC市場規模は、合算で前年比4.1%増の4兆4087億円だった。

中国・米国向け越境EC市場は4.4兆円で4.1%増。中国向けは約2.75兆円、米国向けが約1.65兆円【2025年の海外向けEC規模】
日本・米国・中国3か国間の越境EC市場規模(推計値)

内訳は、米国向けが同3.4%増の1兆6527億円、中国向けが同4.5%増の2兆7560億円。

消費国別に越境BtoC-EC市場規模を見ると、米国の総市場規模は2兆8218億円だった。このうち、日本からの購入額は1兆6527億円、中国からの購入額は1兆1690億円。

中国の総市場規模は6兆647億円で、日本からの購入額は2兆7560億円、米国からの購入額は3兆3086億円だった。

一方、日本の総市場規模は4553億円。このうち、米国からの購入額は4067億円、中国からの購入額は486億円だった。

報告書では、調査会社Expert Market Researchのデータを引用し、世界の越境EC市場規模は2025年に1兆2400億米ドルだったと紹介している。2035年には9兆9100億米ドルに拡大すると予測。2026年から2035年までの年平均成長率は約23.1%で、越境EC市場はEC市場全体を上回るペースで成長すると見込んでいる。

中国・米国向け越境EC市場は4.4兆円で4.1%増。中国向けは約2.75兆円、米国向けが約1.65兆円【2025年の海外向けEC規模】
世界の越境EC市場規模の拡大予測

また、報告書はInternational Post Corporation(IPC)の調査を引用し、TemuやSHEINなど中国系越境ECサイトが急成長した2020年から2025年にかけて、eBayやAliExpressなど既存ECサイトのシェアが低下したと指摘している。

IPCの調査によると、2025年時点の主要ECサイトのシェアは、TemuとSHEINが合計33%、Amazonが24%、AliExpressが8%、eBayが5%だった。

中国・米国向け越境EC市場は4.4兆円で4.1%増。中国向けは約2.75兆円、米国向けが約1.65兆円【2025年の海外向けEC規模】
主要ECサイトのシェア

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【2025年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は560兆で8.9%増。EC化率は2.8ポイント増の45.9%

5 日 5 時間 ago
【2025年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は560兆で8.9%増。EC化率は2.8ポイント増の45.9%
経産省は2025年のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模を発表。法人向け市場は560兆870億円で前年比8.9%増、EC化率は45.9%で2.8ポイント上昇した。業種別の市場規模やEC化率の内訳をまとめる。
furukawa2026年10月22日

経済産業省が10月21日に発表した「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2025年のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は、前年比8.9%増の560兆870億円だった。EC化率は45.9%で、前年から2.8ポイント上昇した。

【2025年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は560兆で8.9%増。EC化率は2.8ポイント増の45.9%
BtoB-EC市場規模の推移(単位は億円)

BtoB-EC市場規模の推計対象は、「建設・不動産業」「製造業(6業種)」「情報通信業」「運輸業」「卸売業」「小売業(6業種)」「金融業」「広告・物品賃貸業」「旅行・宿泊業、飲食業」「娯楽業」の全20業種。

BtoB-EC市場規模を業種別に見ると、最も大きかったのは「卸売」の145兆742億円で、前年比12.6%増。次いで「輸送用機械」が91兆8769億円(同10.3%増)、「電気・情報関連機器」が54兆4587億円(同8.0%増)、「繊維・日用品・化学」が51兆530億円(同2.7%増)、「食品」が46兆3564億円(同11.5%増)となった。

主要業種の前年比伸び率では、「卸売」が12.6%増で最も高かった。「産業関連機器・精密機器」が12.4%増の26兆7694億円、「食品」が11.5%増、「輸送用機械」が10.3%増と続いた。一方、「鉄・非鉄金属」は33兆4164億円で、0.5%減となった。

EC化率では、「輸送用機械」が92.6%で最も高い。次いで「食品」が86.1%、「電気・情報関連機器」が78.5%、「繊維・日用品・化学」が58.9%、「鉄・非鉄金属」が53.1%、「産業関連機器・精密機器」が50.6%だった。

【2025年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は560兆で8.9%増。EC化率は2.8ポイント増の45.9%
BtoB-EC市場規模の業種別内訳

BtoB-EC市場規模の主な業種別動向

製造業:食品

法人企業統計データによると、「食料品製造業」の総売上高は53兆8558億円。BtoB-EC市場規模は前年比11.5%増の46兆3564億円で、EC化率は86.1%だった。

経済産業省は、インバウンドの継続的な増加を背景とした外食・ホテル需要の拡大や、原材料価格の高騰に伴う販売価格の引き上げなどが市場全体を押し上げ、業務用食品市場などが拡大したと分析している。

製造業:繊維・日用品・化学

「繊維・日用品・化学」の総売上高は86兆7237億円。売上高が減少するなか、BtoB-EC市場規模は前年比2.7%増の51兆530億円となった。EC化率は微増の58.9%だった。

製造業:鉄・非鉄金属

「鉄・非鉄金属」の総売上高は62兆9683億円。EC化率は53.1%となった一方、BtoB-EC市場規模は前年比0.5%減の33兆4164億円だった。

製造業:機器系産業関連機器・精密機器

総売上高は52兆9412億円。BtoB-EC市場規模は前年比12.4%増の26兆7694億円で、EC化率は50.6%だった。

製造業:電気・情報関連機器

総売上高は69兆3448億円で、BtoB-EC市場規模は前年比8.0%増の54兆4587億円。EC化率は78.5%。

製造業:輸送用機械

総売上高は99兆1745億円。BtoB-EC市場規模は前年比10.3%増の91兆8769億円で、EC化率は92.6%だった。主要業種のなかで最も高いEC化率となった。

情報通信業

総売上高は97兆2100億円。BtoB-EC市場規模は前年比7.5%増の24兆5842億円で、EC化率は25.3%だった。

運輸業

総売上高は69兆4621億円。BtoB-EC市場規模は前年比8.1%増の18兆1119億円で、EC化率は26.1%だった。

卸売業

総売上高は330兆2616億円。BtoB-EC市場規模は前年比12.6%増の145兆742億円で、EC化率は前年比3.6ポイント増の43.9%だった。

経済産業省は、卸売業では、メーカー・卸売業・小売業の間で受発注や請求などの商取引データを電子的に交換するEDI(電子データ交換)の標準化が進んでいると指摘。業界統一の標準仕様である「流通BMS」に代表される取り組みや、関連技術の導入がEC化率の上昇につながっていると分析している。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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LINE活用でROI約23倍を実現するD2Cアパレルブランドの事例、CX向上に直結する顧客の“声”活用方法【11/5+6 リアルセミナー開催】

5 日 5 時間 ago
LINE活用でROI約23倍を実現するD2Cアパレルブランドの事例、CX向上に直結する顧客の“声”活用方法【11/5+6 リアルセミナー開催】fujita-h2026年10月22日イベント・セミナー

11月5日(木)・6日(金)の2日間、東京・赤坂インターシティコンファレンスで、大型リアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」を開催します。アスクル、アルビオン、ファンケル、ユナイテッドアローズ、マドラス、LINEヤフー、楽天グループ、ヨドバシグループのトレンドキャスケット、イズミセなどが登壇。AIエージェントを活用したEC運用事例、ECモールで勝ち残る方法、顧客体験向上施策、AI時代の検索&集客セオリー、BtoBにおけるAI×データ活用などさまざまなセッションをご用意! 全公演無料で聴講できます(事前登録制)。まだお申し込みをしていない人のために、編集部おすすめコンテンツの見どころを紹介します。

見どころ⑪ AI時代に増加するVoCを活用し、事業成長改善に繋げた最新事例

11月6日(金)11:30~12:10 C2-2 講演

AIの普及で、問い合わせやレビューなど膨大な顧客の声(VoC)が収集可能になった一方、「データが多すぎて分析・活用しきれない」という新たな課題が生じています。セッションでは、AI時代において集まるVoCの特性と、それを事業成長やCX(顧客体験)向上に結びつけるための具体的なアプローチを解説します。

「チャネルトーク」の最新事例を交えながら、膨大なテキストデータを自動分類・分析し、製品改善やマーケティング施策へ高速に還元するナレッジと運用設計をお伝えします。VoCを単なる「問い合わせ対応」で終わらせず、企業競争力の源泉に変えるための実践ガイドです。

株式会社Channel Corporation 執行役員 VP of GTM 山本 凌嗣氏

LINE株式会社にてセールスマネージャーを歴任し、ペイメント事業および新設DX事業部における営業組織の立ち上げとGTM戦略を主導。その後Channel Corporationに参画し、Head of SalesとしてMkt/IS/FS/Enablementチームを管掌し、AIを活用したセールス変革とCRM基盤の再構築を推進。現在はVP of GTMとして、PMF仮説設計・KPI策定から初期成功事例の創出、Sales EnablementまでGo-To-Market戦略全体を牽引。

見どころ⑫ ROI約23倍を実現する3rd株式会社のLINE活用事例~ID未連携でも、カゴ落ちから売上をつくる方法~

11月6日(金)11:30~12:10 D2-2 講演

ファッションなど12以上のブランドを展開するD2C・セレクトアパレルカンパニーの3rdが登壇。アパレルD2Cブランド「PLUS OTO.HA(プラスオトハ)」を運営する同社は、LINE友だち数約20万人のうち、最もインパクトが大きいカゴ落ち配信の施策がわずか数%のID連携済みユーザーにしか届けられておらず、「施策は効くのに、届く人が少なすぎる」という配信母数の課題を抱えていました。

Micoが提供するLINEマーケティングツール「Mico Engage AI」の導入で、サイトに設置したタグでLINE経由の来訪者の行動を把握し、カゴ落ちした人へ自動でLINE配信する仕組みを構築。導入初月でカゴ落ちリカバリー配信のROIは月額費用の約23倍を実現。セッションでは3rdとMicoが対談形式で、導入背景から配信設計、実績、今後の展望まで解説します。

3rd株式会社 マーケティング/5th株式会社 代表取締役 野口 陽介氏

2008年株式会社オプト入社。ソーシャルメディア事業部長などを歴任し、大手企業のSNSマーケティング戦略やインフルエンサー活用、D2Cビジネスの企画運営を牽引。その後、ソウルドアウト株式会社を経て、現在は複数のアパレルD2Cブランドを展開する3rd株式会社にて、ブランド横断のマーケティング戦略を担当。同時に、同社のtoB事業を手がける子会社・5th株式会社の代表取締役を務める。

株式会社Mico パートナーアライアンス部 部長 本郷 一也氏

2006年新卒で株式会社オプトに入社。グループ会社にて代理店営業/地方立ち上げを経験後、執行役員、海外子会社取締役を歴任。株式会社オプト帰任後、リテール事業の立ち上げ、営業部長を担当。デジタルホールディング出向後、事業統括部にてオプト経営企画並びにM&A業務に従事。その後オプトインキュベートにて、大手企業の新規事業コンサルティングを事業責任者として推進。2024年Micoに入社しアライアンス領域を管掌。

株式会社Mico Agentic Growth統括本部 矢澤 巧久留氏

富士フイルムビジネスイノベーションジャパンにて新規開拓・ITソリューション営業を経験後、2025年より株式会社Micoに参画。飲食業界向けの集客支援ツール「ミコミー」のセールスを経て、2026年1月より「Mico Engage AI」のカスタマーサクセスに従事。EC・小売業界向け機能の実装・提供を推進し、現在は3rd様をはじめとするEC・小売企業10数社の支援を担当。

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「タイパ」の次は「メンパ」の時代がくる? 「選択時の判断疲れ」で約6割の女性がメンタルパフォーマンス低下を実感→「チョイパ」ニーズが向上

5 日 6 時間 ago
「タイパ」の次は「メンパ」の時代がくる? 「選択時の判断疲れ」で約6割の女性がメンタルパフォーマンス低下を実感→「チョイパ」ニーズが向上
AOKIの調査によると、仕事に行く日の朝に負担を感じることは「着る服を選ぶこと」が32.2%で最多。日常生活で商品やサービスを選ぶ際に「選択肢が多すぎて選ぶのが面倒(疲れる)」と感じる割合は61.7%だった。
ohshima2026年10月22日

AOKIが実施した「選択時の判断疲れと選択の効率化(チョイスパフォーマンス)への関心の実態調査」によると、日常生活において商品やサービスを選ぶ際、「選択肢が多すぎて選ぶのが面倒だ(疲れる)」と、メンタルパフォーマンス(メンパ)の低下を感じることがあると回答した割合が61.7%に達した。

調査対象は、ジャケットを着用する機会のある20~50代の女性1000人。調査期間は2026年8月。

働く女性の61.7%が「選択時の判断疲れ」を実感

日常生活において商品やサービスを選ぶ際に「選択肢が多すぎて選ぶのが面倒(疲れる)」か聞いたところ、「頻繁にある」が14.2%、「時々ある」が47.5%で、合計61.7%がメンパの低下を感じると回答した。

「タイパ」の次は「メンパ」の時代がくる? 「選択時の判断疲れ」で約6割の女性がメンタルパフォーマンス低下を実感→「チョイパ」ニーズが向上「タイパ」の次は「メンパ」の時代がくる? 「選択時の判断疲れ」で約6割の女性がメンタルパフォーマンス低下を実感→「チョイパ」ニーズが向上
選択時の判断疲れについて

判断疲れの要因、最多は「選択肢が多すぎる」

日常生活で何かを選ぶ・決める際の負担は、最多が「選択肢が多すぎる」で30.5%、続いて「失敗したくないと思い、決めるまでに時間がかかる」が28.7%、「比較情報が多すぎる」が26.8%だった。

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選択する際に負担に感じること

生活の中で「選ぶ・決める」ことに疲れた結果起こりやすい状態は、「予定より時間がかかった」が最多で25.4%。「その後の行動が面倒になった」が21.2%、「気分が下がった・やる気がなくなった」が20.2%で続いた。

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判断疲れが引き起こす状態

負担を減らす工夫は、最多が「前日までに予定や身支度を決めておく」で25.4%、続いて「自分なりの判断基準やマイルールを決める」が24.9%、「よく選ぶ商品や服、メニューなどを定番化する」が23.8%だった。

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負担を減らす工夫

68.5%が「チョイパ」を高めたいと回答

単なる時短ではなく「自分に最適な選択肢を、迷わずに納得感をもって選べる効率性」を意味するチョイパ。自身のチョイパを高めたいかを聞いたところ、「非常にそう思う」が19.6%、「まあまあそう思う」が48.9%で合計68.5%が前向きな回答を示した。

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自身のチョイパを高めたいか

日々のチョイパが改善され、思考にかかる時間やストレスがなくなった場合にメンパが高まると思うかを聞いたところ、「非常にそう思う」が18.0%、「まあまあそう思う」が52.0%で、合計70.0%が「高まると思う」と回答した。

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チョイパとメンパの関係

チョイパ向上のメリット、最多は「精神的なストレスが減る」

選択の手間や負担が省けてチョイパが向上した場合の生活の変化について、最多は「精神的なストレスが減る」が37.0%、続いて「自分の本当にやりたいことに時間を使える」が26.5%、「失敗(ハズレ)を引くリスクが減る」が23.8%だった。

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チョイパ向上のメリット

チョイパを高めるために信頼している(または利用したい)情報源・サービスは、「友人・家族の口コミ」が最多で28.5%、続いて「信頼している特定のブランド・メーカー」が27.8%、「AIによるパーソナル提案」が24.6%だった。

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選択時の信頼する情報源

仕事に行く日の朝、最大の負担は「着る服を選ぶこと」

仕事に行く日の朝、選ぶことに負担を感じるものは、最多が「着る服を選ぶこと」で32.2%、「メイクや髪型を決めること」が26.9%、「特にない」が25.4%だった。

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選択時に負担を感じるもの

服装選びで迷う理由は、「天気や気温に合わせた服装を考えること」が最多で29.3%、続いて「今日着る服を決めること」が28.1%、「コーディネートを考えること」が24.5%だった。

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服装選びで迷う理由

服選びで取り入れたいのは「マルチウェイ・着回し力」

服購入時のストレスについて聞いたところ、最も多かったのは「手持ちの服と合わせやすいか判断すること」が22.6%、続いて「特にストレスを感じない」が22.0%、「洗濯やアイロンなど、手入れがしやすいか確認すること」が15.6%だった。

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服購入時のストレス

服選びの「手間」を減らすために取り入れたい工夫や機能は、最多が「マルチウェイ・着回し力」が34.4%、続いて「セットアップ化」が26.6%、「機能性」が21.8%だった。

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服選びに取り入れたいこと

調査概要

  • 調査期間:2026年8月
  • 調査機関:調査委託先 クロスマーケティング
  • 調査対象:ジャケットを着用する機会のある20~50代の女性1000人
  • 調査方法:インターネット調査

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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なぜAI訪問客はトップページをスキップするのか? 購買意欲の高い顧客をつかまえるAI時代のEC改善アプローチ

5 日 6 時間 ago
なぜAI訪問客はトップページをスキップするのか? 購買意欲の高い顧客をつかまえるAI時代のEC改善アプローチmatsumura2026年10月22日世界を先読み!日本独占配信 米国でもっとも有名なEC専門メディア『Digital Commerce 360』からの最新記事海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

2026年に入りAI(人工知能)を活用した商品発見が急速に拡大していることを受け、CamelBak(キャメルバック)やGiro(ジロ)、Bushnell(ブッシュネル)など10以上のアウトドア・スポーツギアブランドを展開するRevelyst(レベリスト)は、消費者がAIプラットフォーム上で自社商品について何を調べているかの分析・把握に注力しています。

「AI経由の商品発見」と顧客理解の重要性

CamelBakのグローバルデジタル&EC担当バイスプレジデントであるタリ・ハドルストン(Tari Huddleston)氏によると、消費者は自社ブランドの公式ECサイトにアクセスする前に、「ChatGPT」や「Claude」、「Perplexity」といったAIツールを活用し、商品の機能や仕様といった情報を深掘りしているそうです。ハドルストン氏はこう言います。

消費者が当社のブランドについてAI上でどのような質問をしているのかを追跡しています。商品の機能だけでなく、使われている技術やイノベーションについての質問も増えており、購入を直接の目的とした検索にとどまらない変化が起きています。

Revelystが展開するECサイト「Camp Chef(キャンプシェフ)」は「北米EC事業 トップ2000社」データベースで965位にランクインしているほか、米国の大手EC専門誌『Digital Commerce 360』の「AI Commerce Rankings」では571位に位置しています。

Revelystが展開するECサイト「Camp Chef」(画像は編集部が追加)
Revelystが展開するECサイト「Camp Chef」(画像は編集部がキャプチャし追加)

2026年後半に「4〜7%」へ急増するAIトラフィックの現状

Revelyst傘下の各ブランドにおけるAI経由のトラフィックの数値を明らかにしていませんが、ハドルストン氏によると、他社EC事業者と近い傾向にあると言います。

2026年初めにEC事業者のWebサイトの流入全体に占めるAI経由の割合は約1〜3%に過ぎませんでしたが、2026年後半には約4〜7%まで拡大。つまり、Revelyst傘下の各ブランドのAI経由のトラフィックは10%未満の範囲内で推移しているようです。

「商品詳細ページ」へ直行し、高い購入意欲を示すAI訪問客

ハドルストン氏によると、AI経由で訪れるトラフィックには、従来の集客チャネルとは異なる特長が見られるそうです。

AIツールを活用する消費者は、回答画面に提示されたリンクから公式ECサイトのトップページではなく「商品詳細ページ」へ直接アクセスしてきます。さらに、他の流入経路のユーザーと比較して商品をカートに追加する割合が高いという傾向があると言います。

ハドルストン氏は、消費者がAIツールを通じて購入ファネルの最上部にあたる初期の情報収集(商品発見・比較検討)をあらかじめ済ませているからだと分析。こう説明します。

消費者は十分に下調べを行った上で、すでに購入する準備を整えてサイトを訪れています。

なぜ高額商品ほどAIでの「事前調査」が不可欠になるのか

AI経由のトラフィックは着実に増加しているものの、現時点ではサイト全体の流入の大半を占めるには至っていません。その理由について、ハドルストン氏は自社商品の特性をあげて説明します。

消費者が当社の商品を発見してから購入を決定するまでの検討期間は、決して短くありません。「今すぐ代替品が必要だ」と言って即座に購入するような日用品とは性質が異なるためです。

長期投資となる商品の購入判断をAIがサポート

Revelystが扱うアウトドアギアやモータースポーツ用ヘルメットなどは、価格帯が400〜900ドル(約6万〜14万円)に及ぶことも珍しくなく、消費者にとって「長期的な投資」となります。

高額な買い物であればあるほど、購入後に後悔しないよう価格に見合う価値や機能があるかを慎重に精査する必要があります。そのため、消費者はプロンプトを通じてAIに具体的な質問を投げかけ、細部まで納得した上で購入に至るのです。

AI上の「会話データ」を商品詳細ページの改善に活用

Revelystは、AIプラットフォーム上で交わされている顧客の質問や会話データを、自社ECサイトのコンテンツ改善に向けた貴重な「顧客インサイト」として活用しています。

たとえば、ある消費者がAIに対し「ヘルメット内部のパッドにスピーカーをどう組み込めるのか」といった具体的な仕様について質問していたケースがありました。ハドルストン氏はこう言います。

AI上でどのような会話が行われているのかを継続的にモニタリングしていなければ、その機能がお客さまにとって重要であり、商品ページで強調したり検索で見つけやすくすべき要素であるとは気づけなかったでしょう。

AI上でのプロンプトや質問を分析することで、従来のアクセス解析(アクセスログやサイト内検索キーワード)だけでは見えてこなかった顧客のリアルな疑問や潜在ニーズを発見し、商品詳細ページのテキスト、画像、FAQなどの最適化へとフィードバックしています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん、白川久美さん、中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

この記事の筆者

[ 転載元 ] Digital Commerce 360

世界最大級のネット通販業界の専門誌『Digital Commerce 360』(旧『Internet Retailer』)は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

matsumura

【2025年のBtoC-EC】市場規模は27.6兆円で5.5%増。物販系は15.8兆円で3.97%増、EC化率は9.8%

6 日 ago
【2025年のBtoC-EC】市場規模は27.6兆円で5.5%増。物販系は15.8兆円で3.97%増、EC化率は9.8%
経済産業省が「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」を発表。物販系分野は15兆8233億円で前年比3.97%増、EC化率は9.8%(前年比0.02ポイント増)だった。サービス系分野は8兆9362億円で同8.64%増、デジタル系分野は2兆7985億円で同4.52%増。
takikawa2026年10月21日

経済産業省が10月21日に発表した「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2025年の日本国内におけるBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は、27兆5580億円で前年比5.5%増だった。

【2025年のBtoC-EC】市場規模は27.6兆円で5.5%増。物販系は15.8兆円で3.97%増、EC化率は9.8%
BtoC-EC市場規模の経年推移(単位は億円)

市場規模の内訳を見ると、物販系分野は15兆8233億円で前年比3.97%増、EC化率は9.8%(前年比0.02ポイント増)。

サービス系分野は8兆9362億円で同8.64%増、デジタル系分野は2兆7985億円で同4.52%増となり、3分野すべてで前年を上回る成長を記録した。

【2025年のBtoC-EC】市場規模は27.6兆円で5.5%増。物販系は15.8兆円で3.97%増、EC化率は9.8%
BtoC-EC市場規模の内訳

物販系分野における商品ジャンル別の市場規模では、「書籍、映像・音楽ソフト(オンラインコンテンツ除く)」以外の全ジャンルで前年の市場規模を上回った。

主要なカテゴリの市場規模とEC化率は次の通り。

  • 食品、飲料、酒類 → 3兆3332億円(前年比6.96%増 / EC化率4.66%)
  • 衣類・服装雑貨等 → 2兆8941億円(前年比3.43%増 / EC化率24.08%)
  • 生活家電、AV機器、PC・周辺機器等 → 2兆8829億円(前年比5.05%増 / EC化率43.08%)
  • 生活雑貨、家具、インテリア → 2兆6,258億円(前年比2.51%増 / EC化率31.73%)
  • 書籍、映像・音楽ソフト → 1兆8495億円(前年比1.14%減 / EC化率57.93%)
【2025年のBtoC-EC】市場規模は27.6兆円で5.5%増。物販系は15.8兆円で3.97%増、EC化率は9.8%
物販系分野における商品ジャンルごとのBtoC-EC市場規模
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この記事の筆者

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

元プロボクサー。戦績は5戦3勝(1KO)2敗。 流通・通販・インターネット通販の専門新聞の編集記者を経て、ECのベンダー企業で新規事業の立ち上げ、マーケティングなどを担当。その後、インプレスに入社、Webメディア「ネットショップ担当者フォーラム」の立ち上げに参画。デスク → 現在は編集長。趣味は飲酒、地域活性化活動。
ご意見、ご感想、タレコミなどはFacebookやTwitterまで。

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ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを開発

6 日 3 時間 ago
ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを開発
ジャケット、パンツ、Tシャツ、スカーフの4アイテムを展開する。関節やギアへの干渉、排熱に配慮し、ライトグレーを採用した
ohshima2026年10月21日

TABAYAホールディングスのグループ会社であるユナイテッドアローズは、GMO AI&ロボティクス商事(GMO AIR)と人型ロボット(ヒューマノイド)向けオリジナルウェアを共同開発したと発表した。10月20日から、GMO AIRの問い合わせフォームで受け付けを開始。「GMOヒューマノイド.shop」やポップアップなどのリアルイベントで販売を予定している。

ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを手がけるのは今回が初めて。人向け服づくりで培ってきた知見を生かし、身体構造や可動域、排熱などに配慮したウェアを開発したという。

ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを開発
人型ロボット(ヒューマノイド)向けのオリジナルウェアを共同開発した

人型ロボット(ヒューマノイド)の動作やシルエットを考慮したユナイテッドアローズによるオリジナルデザインで、デザインコンセプトは「ユニセックス」と「ユニフォーム」。ジャケット、パンツ、Tシャツ、スカーフの4アイテムで構成する。

開発では、人とは異なる身体構造や可動域に対応し、関節やギアへの干渉を防ぎながら、洋服として美しく見えるバランスを追求した。熱対策として裏地を省き、本体のメタリックな質感になじむライトグレーを採用している。

ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを開発
人型ロボット(ヒューマノイド)イメージ1

人型ロボット(ヒューマノイド)が店舗や施設など、人と接するさまざまな場所で活用される未来が近づくなか、人が親しみをもって接するための「外見」も新たなテーマとなっているという。

今回、GMO AIRが推進する人型ロボット(ヒューマノイド)の社会実装にファッションの視点を掛け合わせ、専用ウェアを共同開発した。開発では、ユナイテッドアローズのデザイナーとGMO AIRのロボットエンジニアが実際の機体を確認し、サイズや可動域、排熱など、人間とは異なる条件を検証した。

ユナイテッドアローズが人型ロボット(ヒューマノイド)向けウェアを開発
人型ロボット(ヒューマノイド)イメージ2

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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主要3モールの利用率、年1回以上は「楽天市場」が69%、Amazonが68%、「Yahoo!ショッピング」が43%

6 日 3 時間 ago
主要3モールの利用率、年1回以上は「楽天市場」が69%、Amazonが68%、「Yahoo!ショッピング」が43%
EC購入者の76.3%が商品レビューを参考にしていると回答したことがわかった。生成AIショッピングアシスタント利用者の満足計はいずれも7割を超えた
ohshima2026年10月21日

クロス・マーケティンググループのグループ会社であるクロス・プロップワークスが実施した「EC利用実態調査2026」によると、1年以内の主要3モールの利用率は、「楽天市場」が69.1%、「Amazon」が68.4%、「Yahoo!ショッピング」が43.8%だった。

調査対象は全国47都道府県の男女20~69歳2504人。調査期間は2026年4月16日〜17日。

主要3モール、利用タイミングは「必要なタイミング」が最多

主要3モールの年1回以上の利用率は、「楽天市場」が69.1%、「Amazon」が68.4%、「Yahoo!ショッピング」が43.8%だったという。

それぞれの利用者に利用するタイミングを聞いたところ、3モールとも「必要なタイミング(特定の時期なし)」が5割台で最も高かった。

セール・施策では「Amazon」の「ブラックフライデー」が33.0%、「楽天市場」の「楽天スーパーSALE」が42.3%、「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」が35.7%だった。

主要3モールの利用率、年1回以上は「楽天市場」が69%、Amazonが68%、「Yahoo!ショッピング」が43%
利用するタイミング(複数回答可)

商品レビューを参考にする割合は76.3%

1年以内にECでの購入歴がある調査対象者に、商品レビューの参考度を聞いたところ、「非常に参考にしている」が15.9%、「ある程度参考にしている」が60.4%で、合計76.3%がレビューを購入判断に活用していることがわかった。

性別ごとに見ると、「非常に参考にしている」「ある程度参考にしている」と回答した割合の合計は、女性が81.4%、男性が70.5%だった。

主要3モールの利用率、年1回以上は「楽天市場」が69%、Amazonが68%、「Yahoo!ショッピング」が43%
商品レビューの参考度

別設問でレビューを確認する理由を聞いたところ、「写真付きレビューで実物のイメージを確認するため」が20・30代で3割を超える一方、「不具合や問題点がないか確認するため」は60代で40.4%と、年代によって重視する点が異なったという。

生成AIショッピングアシスタント、認知率は1割前後

ECモールが提供する生成AIショッピングアシスタントの認知率は、「Rakuten AI(楽天市場)」が11.7%、「Yahoo! AIエージェント(Yahoo!ショッピング)」が9.4%、「Rufus(Amazon)」が8.3%だった。

認知者の利用経験率は、「Rufus(Amazon)」が60.6%、「Yahoo! AIエージェント(Yahoo!ショッピング)」が57.8%、「Rakuten AI(楽天市場)」が51.0%だった。

主要3モールの利用率、年1回以上は「楽天市場」が69%、Amazonが68%、「Yahoo!ショッピング」が43%
ECモールが提供する生成AIショッピングアシスタントの認知・利用状況

利用者の満足度は、「Rufus(Amazon)」について「非常に満足」(28.1%)と「やや満足」(47.4%)の合計が75.4%。「Rakuten AI(楽天市場)」について「非常に満足」(26.1%)と「やや満足」(53.0%)の合計が79.1%。「Yahoo! AIエージェント(Yahoo!ショッピング)」について「非常に満足」(21.3%)と「やや満足」(52.5%)の合計が73.8%だった。

生成AIショッピングアシスタント利用者の満足度

調査概要

  • 調査機関(調査主体):クロス・プロップワークス
  • 調査手法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:全国47都道府県の男女20~69歳2504名
  • 調査期間:2026年4月16日〜17日

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

(function(){ try{ var googletag = window.googletag || {cmd: []}; googletag.cmd.push(function() { const adUnitPath = '/49282802/ipc-netshop/pc-all/hyb101', adSizes = [[["fluid"], [728, 90]]], slotElementId = 'div-gpt-ad-1549503899339-0'; const iOr=/^https:\/\/([^.]+\.)+safeframe\.googlesyndication\.com/; googletag .pubads() .addEventListener('slotResponseReceived', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } if (!evt?.slot?.getResponseInformation()) { const targetElem = document.querySelector('#'+slotElementId); if (targetElem) { targetElem.style.display = 'none'; } } }) .addEventListener('slotRenderEnded', function(evt) { if (evt?.slot?.getAdUnitPath() != adUnitPath) { return; } const postMessageWithDebounce = Drupal.debounce(function() { const viewportWidth = window.innerWidth; const wIfr = document .querySelector('#'+slotElementId) ?.querySelector('iframe') ?.contentWindow; if (!wIfr || !wIfr.postMessage) return; wIfr.postMessage( { slot: adUnitPath, type: 'banchoSetViewportInfo', data:{ viewportWidth: viewportWidth } }, '*' ); }, 250, false); postMessageWithDebounce(); window.addEventListener('resize', postMessageWithDebounce); window.addEventListener('orientationchange', postMessageWithDebounce); }); }); } catch (e) { if (drupalSettings?.bancho?.userInfo?.insider) { console.warn(e); } } })();
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アシックス商事がアプリ経由のEC売上を2.3倍に伸ばした取り組みとは

6 日 4 時間 ago
アシックス商事がアプリ経由のEC売上を2.3倍に伸ばした取り組みとは
アシックス商事は、アシックスウォーキング事業で店舗・EC・アプリの顧客データを統合し、アプリ活性化施策を進めた結果、アプリ経由のEC売上を約2.3倍に伸ばした。
furukawa2026年10月21日

アシックス商事は、シューズブランド「アシックスウォーキング」でOMO施策を推進し、アプリ経由のEC売上をプロジェクト開始前と比べて約2.3倍に伸ばした。

アプリの月間アクティブユーザー数(MAU)も約1.4倍に拡大。分断されていた店舗・EC・アプリの顧客データを統合し、アプリの利用を促す施策を積み重ねたことで、オンラインとオフラインを横断した顧客接点の強化につなげた。

アシックス商事がアプリ経由のEC売上を2.3倍に伸ばした取り組みとは
アシックス商事はReproのMAツールとコンサルティングを導入しアプリ経由のEC売上をアップさせた

顧客データの分断と人材・ノウハウ不足が課題に

「アシックスウォーキング」は、歩くことの快適さや楽しさを追求するシューズブランド。全国の直営店舗で培ってきたフィッティング技術や接客体験を強みとしている。

アシックス商事は、アシックスウォーキング事業のさらなる成長に向け、オンラインとオフラインを融合するOMOの推進を重要テーマに位置付けていた。一方、実行段階では「システム・データ環境の未整備」と「現場のノウハウ・人材の不足」という2つの課題に直面していた。

店舗、EC、アプリそれぞれで顧客データを取得していたものの、チャネルごとに分断されていたため、顧客がどのチャネルで購入し、その後どのようにECやアプリを利用しているのかを横断的に把握しにくかった。分析精度にも課題があり、顧客の行動に応じた施策を設計することが難しい状況だった。

メール配信やWeb接客の仕組みは導入済みだったが、施策は一斉配信が中心。顧客ごとに最適化したコミュニケーションを設計・運用する体制は整っていなかったという。

こうした課題に対し、アシックス商事はReproのマーケティングコンサルティングとマーケティングオートメーション(MA)ツールを活用し、OMO実現に向けたロードマップを段階的に推進。初年度は「CDP×MAの導入」と「施策実行による初期成果の創出」に重点を置き、中長期的なデータ基盤の整備と並行して、短期的な成果につながる施策にも取り組んだ。

顧客データの統合とアプリ活性化を推進

成果の土台となったのが、オンラインとオフラインの顧客データの統合だ。アシックス商事は、店舗とECの両方を利用する顧客の年間購入額が、単一チャネルを利用する顧客と比べて約2倍高いことを把握した。OMOの売上貢献をデータで可視化できたことで、取り組みをさらに進める根拠を得た。

そのうえで、OMOの主要チャネルとして公式アプリを重視。アプリを「購買時だけ使う場」から「購買時以外にも開いてもらう場」へと変えるため、利用を促す施策を進めた。

具体的には、アプリのインストール直後に表示するオンボーディングの改善、お気に入り店舗の登録促進、3D足形計測データの閲覧機能の認知拡大などを実施。小さな利用機会を積み重ねながら、施策の効果を検証・改善するPDCAを回した。

さらに、データ分析と店舗現場の知見を組み合わせ、顧客の特性や価値観を分類した「お得意様ペルソナ」を定義した。店舗スタッフが「普段接客しているお客様像そのもの」と感じられるレベルまで具体化し、施策の精度向上につなげた。データだけに頼らず、リアル店舗で培ってきた接客の知見をデジタル施策に反映した点も特長だ。

こうした取り組みにより、アシックス商事はプロジェクト開始前と比べて、アプリ経由のEC売上を約2.3倍、アプリのMAUを約1.4倍に伸ばした。アプリ販促の強化にとどまらず、顧客データの統合、アプリの利用促進、店舗で培った知見の反映を一体的に進めたことが成果につながった。

ReproはOMOを「顧客の行動データ取得」「コミュニケーション」の機会と量を増やし、施策の質と量を高めることで事業目的の達成につなげる手段の1つとし、実現には「ID&データ統合の実現」「デジタル上での高いアクティブ率の維持」など、重要成功要因を満たす必要があることをロジカルに提示してくれた。こちらの不安を受け止め、背負ってくれるという強力な推進力と安心感からツール、マーケティング運用の両面をお任せすることにした。(アシックス商事 国内事業統括部 DTC販売本部 デジタル戦略部 ECセールスチーム マネジャー 花原毅彦氏)

AI活用によるパーソナライズ施策も視野に

アシックス商事では今後、より高度なパーソナライズ施策も視野に入れる。アシックス商事は、購入履歴や属性データを踏まえ、優秀な販売員の接客をデジタル上で再現する「AI活用パーソナライズメール」の実装をめざしている。

閲覧履歴だけをもとに機械的に商品を薦めるのではなく、「以前購入したビジネスシューズの買い替え時期に合わせて提案する」といった、顧客の購買履歴や状況に応じた1to1コミュニケーションにつなげる構想だ。

アシックスグループ全体でも、デジタル・ECの強化が進んでいる。アシックスの2025年12月期のEC売上高は前期比8.3%増の1484億円で、EC化率は18.3%だった。会員プログラム「OneASICS」の会員数も2313万人に拡大しており、オンラインとオフラインを横断した顧客基盤の構築を進めている。「アシックスウォーキング」の取り組みは、こうしたグループ全体のオムニチャネル戦略を、アシックスウォーキングで具体化した事例といえる。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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鳥栖 剛

「検索・UGC・広告」連携で集客と売上を最大化する次世代リテールメディア、AI時代に選ばれるECになる戦略【11/5・6 リアルセミナー開催】

6 日 4 時間 ago
「検索・UGC・広告」連携で集客と売上を最大化する次世代リテールメディア、AI時代に選ばれるECになる戦略【11/5・6 リアルセミナー開催】matsumura2026年10月21日イベント・セミナー

11月5日(木)・6日(金)の2日間、東京・赤坂インターシティコンファレンスで、大型リアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2026 秋」を開催します。アスクル、アルビオン、ファンケル、ユナイテッドアローズ、マドラス、LINEヤフー、楽天グループ、ヨドバシグループのトレンドキャスケット、イズミセなどが登壇。AIエージェントを活用したEC運用事例、ECモールで勝ち残る方法、顧客体験向上施策、AI時代の検索&集客セオリー、BtoBにおけるAI×データ活用などさまざまなセッションをご用意! 全公演無料で聴講できます(事前登録制)。まだお申し込みをしていない人のために、編集部おすすめコンテンツの見どころを紹介します。

見どころ⑨ 本格的なAI活用時代に飛躍するECサイトとは~「検索・UGC・広告」の連携で集客と売上を最大化する次世代リテールメディア戦略~

11月5日(木)11:30~12:10 C1-2 講演

生成AIの普及や検索エンジンの変化により、ECにおける商品検索や情報収集、そしてユーザーの購買行動は転換期を迎えています。ECサイトが単なる“販売の場所”から、顧客との深い接点やデータを活用する「リテールメディア」へ進化することが、中小企業含めた今後の競争力を左右する鍵となります。

AIが購買意思決定に深く関わるこれからのECでは、1人ひとりの購買意図や文脈を捉え、最適な情報や商品との出会いを生み出すことが必要不可欠。その中核となるのが、購買データを生かす「広告(リテールメディア)」、商品との出会いを最適化する「検索」、購買の背中を押す「UGC(レビューなど)」です。

AIの進化によってリテールメディアがどう変化するのかをひも解きながら、広告・検索・UGCを連携させ、売り上げと集客を高める具体的なEC戦略について事例を交えて解説します。

ZETA株式会社 代表取締役社長 山崎 徳之氏

2006年にZETA株式会社を設立し、代表取締役に就任(現任)。現在はサイト内検索、リテールメディア広告、生成AI検索最適化、EC向けAIチャットなどを含むCX向上生成AIソリューション「ZETA CXシリーズ」の開発・提供を手がける。CX(カスタマーエクスペリエンス)のリーディングカンパニーとして、多数の国内大手サイトの売上向上と顧客体験の進化に貢献。生成AIの活用を通じて、エージェンティックコマース時代を見据えた新たなEC体験の創出を推進している。

見どころ⑩ AIが接客し、業務を回し、開発する。そして自社データが競争力になる【 次世代EC基盤「ecbeing AI」が描く未来 】

11月5日(木)12:30~13:10 C1-3 ランチセッション

AIツールは増えたのに成果につながらない――。多くのEC事業者がPoCや単発導入で足踏みするなか、いまECに求められているのは「点のAI」ではなく、事業全体を進化させる基盤としてのAIです。セッションでは、18年連続シェアNo.1のecbeingが、エージェンティックコマース基盤「ecbeing AI」を軸に次世代コマースの姿を提言します。

動画と対話で「探す」を「出会う」に変える顧客体験、管理画面を操作する仕事からAIと対話し判断する仕事へと変わるEC運用、SaaSの妥協を終わらせるAI駆動開発――。3つの変化を貫くのは、自社のデータ・カスタマイズ・業務ノウハウをAIが学習し、使うほど他社に再現できない競争力へ育つという思想です。

「ChatGPT」や「Gemini」などAIエージェントが購買を代行する時代に「AIに選ばれるEC」となる戦略まで、1600サイト超の運用知見をもとに語ります。

株式会社ecbeing 営業本部 上席執行役員 斉藤 淳氏

2000年よりECサイト構築プラットフォームecbeingの製品開発、並びにEC事業者への導入・カスタマイズ開発に従事。プログラマー、SEを経てプロジェクトリーダーとして100社以上のECサイトの構築を実施。その後、開発部長に就任。現在、上席執行役員 営業本部の営業責任者を務める。

matsumura

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす

6 日 5 時間 ago
時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
時事通信社と物語運輸は資本業務提携し、日本文化や地域産品を国内外へ届ける新たな「文化流通」の仕組みづくりに乗り出す。
furukawa2026年10月21日

時事通信社と、伝統工芸品や地方の特産品の越境ECなどを手がける物語運輸は10月20日、日本の伝統文化や地域文化、伝統産業、ものづくりの価値を国内外に届けることを目的に、資本業務提携したと発表した。

時事通信社が物語運輸に出資し、境克彦社長が物語運輸の社外取締役に就任する。時事通信社の情報発信力と、物語運輸が持つ商品企画・開発、EC、海外マーケティング・販売の機能を組み合わせ、新たな「文化流通」の仕組みづくりをめざす。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
両社は新たな「文化流通」の仕組みづくりをめざす

今回の提携の特長は、単なる資本提携やPR連携にとどまらず、情報発信から体験、購買までを一貫してつなぐ点にある。

時事通信社は、長年培ってきた国内外への情報発信力、地方自治体とのネットワークを持つ。一方、物語運輸は、日本文化やものづくりに携わる企業・商品の発掘から、商品企画、海外市場での検証、EC、海外販売、ブランド化までを一貫して手がけてきた。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす
伝統工芸品のイメージ画像

両社はそれぞれの強みを組み合わせ、日本文化の価値を「伝える」だけでなく、「買う」「体験する」「次の世代へ伝える」といった行動につなげ、価値が循環する仕組みを構築したい考えだ。

めざすのは単なる伝統工芸品の販売やEC事業ではなく、日本文化が持続的に価値を生み出し続ける、新たな「文化流通」の仕組みを構築すること。

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組み構築をめざす
両社がめざす新たな「文化流通」の仕組みの概念図

これまで日本の伝統文化やものづくりの価値を、商品の背景にある物語とともに世界へ届ける取り組みを進めてきた。日本文化の価値を「知ってもらうこと」と、実際に「体験し、購入し、次の人へ伝えてもらうこと」の間には大きな隔たりがある。時事通信社の情報発信力や社会的信用、国内外ネットワークと、物語運輸の商品開発、体験設計、EC、海外マーケティング・販売機能を掛け合わせ、「知る→学ぶ→体験する→買う→伝える」までを1つにつなげる。(物語運輸 五十嵐勇社長)

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす 物語運輸 五十嵐勇社長
物語運輸 五十嵐勇社長

日本各地に息づく伝統文化や匠の技の価値を国内外に伝えるだけでなく、新たな市場を切り開き、次世代へつなぐことも同社の使命。物語運輸の若い発想や行動力と、自社の情報発信力や地域とのネットワークを掛け合わせ、日本文化の持続的発展に貢献する新事業を育てたい。(時事通信社 境克彦社長)

時事通信、越境ECなどの物語運輸に出資。情報発信や商品販売にとどまらない「文化流通」の仕組みを構築めざす 時事通信社 境克彦社長
時事通信社 境克彦社長
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鳥栖 剛

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鳥栖 剛

誤検知・ツール乱立・人員不足によるアラート疲れ。「現場が疲弊しない」を前提にしたEC不正対策の組み立て方

6 日 5 時間 ago
誤検知・ツール乱立・人員不足によるアラート疲れ。「現場が疲弊しない」を前提にしたEC不正対策の組み立て方matsumura2026年10月21日それ、決済で解決できます。売上・UX・不正対策――すべてにつながる「見直しポイント」

「不正検知のアラートが今日もあがっている。ただ、誰も驚かなくなった」。そんな状態になっているEC事業者は、決して少なくありません。不正対策は、導入の是非を議論する段階を過ぎました。「EMV 3-Dセキュア」や不正検知の導入、ログインの保護――必要だと言われたものは、順番に積み上げてきたはずなのに、現場は楽になりません。毎日の通知を確認する作業が増え、判断待ちの注文が滞留する。担当者からは「どれが本当に危ないのかわからない」という声があがっています。このアラート疲れの構造を分解し、対策を講じる前に決めておくべき前提を整理し、ツール選定後に現場が回り続けるための設計を解説します。

アラートは「見なくなった時点」で機能を失う

不正検知のアラートは、上がっているだけでは意味がありません。誰かが内容を確認し「止めるのか、通すのか」を判断して初めて機能します。ところが、毎日大量に発生するアラートの大半が、結果的に問題のない取引だったとしたらどうでしょうか。

仮に10件のうち9件が空振りという状態が続けば、担当者は次第に「今回も大丈夫だろう」と考えるようになります。10件目に本当に危険な取引が混ざっていても、前の9件と同じように扱われる。これは担当者の注意力や意識の問題ではなく、大量の誤検知を処理し続ける運用が、そう判断するよう人を学習させた結果です。いわゆる「アラート疲れ」は、現場のやる気が落ちた結果ではありません。処理すべき情報量と現場が判断できる量のバランスが崩れて起きる、運用上の問題です。

アラート疲れを生む構造を理解する

では、なぜこの状態が生まれるのでしょうか。背景には誤検知の多さ、ツールの乱立、そして人員不足という、現場の努力だけでは解決しにくい3つの構造があります。誤検知が人手を奪い、ツールの分断が確認作業を増やし、人手が足りなくなることで判断がさらに滞る。互いを悪化させながら、現場の負荷を大きくしています。

自社に当てはまるものがいくつあるか、確認しながら見ていきましょう。

① 誤検知は「精度」ではなく「線引き」の問題

「誤検知が多いなら、検知精度を上げればいい」と考えるのは自然です。しかし、単体のツールをチューニングし続けるだけでは、いずれ壁にぶつかります。不正検知の多くは、取引ごとにスコアを算出したりルールに照らしたりして、「どこからを危険とみなすか」を決めています。

この線を厳しくすれば不正を見逃す可能性は下がりますが、正常な購入までアラートや保留の対象になります。逆に緩めれば、確認件数は減る代わりに、不正を通してしまう可能性が上がります。つまり誤検知は、チューニングで解決できる「不具合」ではありません。不正リスクをどこまで許容し、正常な取引への影響をどこまで許容するか。その線をどこに引くかという、事業判断の問題です。

そして多くの現場では、この線が「不正を取りこぼしたくない」側に寄りやすくなります。止められなかった不正は被害額として表面化しますが、正常な注文の確認にかかった時間は経営指標に載らないからです。その結果、リスクを下げるための設定が、現場に「処理しきれない量のアラートを出し続ける」という別のリスクを生みます。誤検知の量はツールの性能ではなく、この線の位置が決めているということです。

② ツールが増えるほど、人の作業が増える

不正対策は決済の一点だけに置くものではありません。ログイン時の不正アクセス検知、決済時の不正検知や3Dセキュア、受注後の目視確認。それぞれに別の製品が入り、管理画面も提供元も別々というのが一般的です。

ここで起きるのが、情報の分断です。ログイン時に不審なアクセスが検知され、決済でもアラートが出て、受注システムでは注文が保留されている。それが同じ購入者による一連の行動だったとしても、システムをまたいだ瞬間、3件の無関係な情報として並びます。同じ人物かどうかを教えてくれる仕組みは、どこにもありません。

結局、担当者が複数の管理画面を開き、注文番号、氏名、住所、メールアドレスを目視で突き合わせて確認することになります。ツールが自動化してくれるのは、それぞれの領域の検知まで。ツールをまたいで情報をつなぐ工程が設計されていなければ、そこは人の作業として残ります。

しかも、対策を1つ足すたびに、監視対象だけでなく、突き合わせる画面と情報の組み合わせも増えていきます。守りを強くするために導入したツールが、現場の作業量を増やす。この逆転が、アラート疲れを加速させます。

③ 検知は自動化できても、判断は自動化されていない

3つ目は、人員の問題です。ただし、単に「担当者が足りない」という話ではありません。基本的に不正検知ツールが出せるのは「この取引はリスクが高い」「確認したほうがよい」という材料までです。その先で注文を通すのか・止めるのか、顧客に確認するのかは、人が判断しているケースがほとんどです。自動化されたのは検知であって、最終判断まで自動化されたわけではないということです。

しかも、その判断量は一定ではありません。注文が増えればアラートも増えるため、年末商戦、大型セール、連休前といった繁忙期ほど確認業務も膨らみます。「最も売りたい時期に、最も判断が滞る」という状況が起こり得るのです。

さらに問題になるのが属人化です。一次判断を実質1人の担当者に依存していれば、その人が休んだだけで確認が滞ります。ただ、属人化が始まるのは担当者が退職した瞬間ではありません。「なぜこの注文を通したのか」「なぜ止めたのか」を記録しなくなった時点で、すでに始まっているのです。判断基準が個人の頭の中にしかなければ、人を増やしても同じ水準では裁けません。

この3つは、どれも現場の努力では解決できません。誤検知の量は線の引き方に、分断はツールの数に、判断の滞りは事業の成長に由来するからです。担当者を増やしても、確認を丁寧にしても、原因はそこにないままです。しかも、3つは連鎖します。誤検知が増えるほど人手を使い、ツールが増えるほど確認の手数が増え、人が足りなくなるほど判断は後回しになる。アラート疲れとは、検知する仕組みだけが増え、それを受け止める運用が追いついていない状態なのです。

現場が回り続けるために決めておく3つのこと

前提を1つ確認しておきます。サイバー攻撃はすでに個人の思いつきによるものではありません。ツールの調達から換金までが分業化され、カード情報、端末、IPアドレス、配送先、購入金額といった条件を変えながら、「どの組み合わせなら通るのか」を試し続けています。一般社団法人日本クレジット協会の集計では、2026年4~6月期のクレジットカード不正利用被害額は107.7億円。その9割超を番号盗用が占めています(参考:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況(2026年第2四半期)」)。非対面取引が狙われる状況は変わらないまま、手口だけが更新され続けているということです。

相手が組み合わせを変えてくる以上、1つの対策で守り切るのは困難です。対策を増やす判断そのものは避けられません。問題は、増やした分だけ現場が消耗する、いまの積み上げ方にあります。次回ツールを検討するときは、機能や検知精度を比べる前に、次の3つを決めておきたいところです。

1.判断の入り口を1つにする

導入するツールの数と担当者が見る管理画面の数は、同じである必要はありません。どの検知結果も同じ受け皿に集まり、そこを見れば「この注文をどうするか」を判断できる――その状態を先に設計します。ツールを増やすかどうかより、増やしても入り口が1つに保たれるかどうかが、現場の負荷を決めます。

2.対策は「点」で選ばず、「線」で重ねる前提で選ぶ

不正検知ツールにも得意・不得意がありますし、商材、取引のタイミング、カード属性によって、見るべきリスクは変わります。あるツールがすべての取引に対して最適とは限りません。だからこそ「どの1社を選ぶか」だけでなく、複数の対策を重ねられるか、取引によって使い分けられるかという視点が必要なのです。「クレジットカード・セキュリティガイドライン(6.1版)」では、従来の「4方策」から1つを選ぶ考え方が終了し、カード情報保護対策と不正利用対策を、取引の流れの各場面に配置する「線の考え方」が求められています(参考:クレジット取引セキュリティ対策協議会「クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】」)。複数の対策を重ねること自体が、すでに前提になっているということです。

将来別のサービスを追加できるか、一部だけ入れ替えられるか、特定のベンダーに依存しすぎていないか。こうした余地は導入時には価値が見えにくく、不正の傾向が変わったときに初めて効いてきます。

3.人が判断すべきものだけを人に回す

そして最も重要なのが「アラートが上がったものはすべて人が見る」という前提を見直すことです。取引を「自動で通す」「自動で止める」「人が確認する」の3つに分け、人に回る件数を設計値として決めておきましょう。あわせて「通した」「止めた」という結果だけではなく、なぜそう判断したのかを記録に残します。そうすれば、後から判断基準を見直すことも、別の担当者に引き継ぐこともできます。これは工数削減の話ではなく、判断を再現できる状態をつくるための設計です。

不正対策だけを見ていても、答えは出ない

ここまで読んで「自社だけで設計するのは難しい」と感じたなら、その感覚は正しいと思います。なぜなら、この3つは不正対策の設計であると同時に、決済全体の設計でもあるからです。

不正を厳しく止めれば正常な取引まで影響を受け、認証を増やせば購入者の手間が増えます。不正を減らすことだけを目的にすると、本来通すべき注文まで止めるという別の問題が起こりかねません。だからこそ、見るべき指標も被害額だけではありません。手動確認率、判断までにかかる時間、アラート件数と処理件数の差、そして決済承認率。これらを合わせて見る設計ができていれば、手口が変わって新しい対策が必要になったときも、現場の運用を大きく増やさずに対応できます。

自社だけで整理するのが難しければ、契約している決済代行会社や不正検知ベンダー、決済と不正対策の両方を理解している専門家に、いまの構成を見てもらうところから始めるのも1つの方法です。

「どのツールが一番いいか」ではなく、「どう組み合わせれば、通すべき取引を通しながら、現場が回り続けるのか」。不正な取引を止めること、正常な取引を通すこと、それを現場が無理なく続けられること。この3つを同時に成立させる設計に切り替えることが、アラート疲れから抜け出す第一歩です。

YTGATEは、「不正リスクと売上確保のバランス最適化」「カード会社との直接対話による決済承認率の改善」「カゴ落ち要因の分析と改善施策の立案」を行っています。

単なる数値の改善ではなく、その裏にあるユーザー体験や売上最大化への貢献にこだわりながら、EC事業の持続的成長を支えてまいります。

決済改善・不正対策サービス「YTGuard」:https://yt-guard.jp/

この記事の筆者

[ 執筆 ] 高橋祐太郎

株式会社YTGATE

株式会社YTGATE 代表取締役

早稲田大学国際教養学部を卒業後、2014年4月にGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ新卒入社。最年少でグローバル営業部長に就任し、海外の大手企業向けに決済ソリューションを提供。国内EC事業者の成長と成功を支援。2023年10月に株式会社YTGATEを創業。不正利用防止および決済承認率の改善を軸とした事業を立ち上げ、現在サービスを展開中。

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