帝国データバンクは、「サイバー攻撃」に関する調査結果を発表した。1万645社がアンケートに回答している。
BCP策定が必要だが、費用対効果を感じていない企業も
「過去にサイバー攻撃を受けた経験」について聞くと、「ある」とした企業は32.0%。「ない」は52.4%、「分からない」は15.6%だった。企業規模別では、「大企業」ほど多く41.9%に達する。「中小企業」は30.3%だった。

被害を受けた時期で見ると、「1か月以内に受けた」は全体が6.7%なのに対し、「中小企業」6.9%、うち「小規模企業」7.9%とより多くなっており、対策が手薄な中小企業の被害が増加している様子がうかがえる。
参考として企業からの声があげられているが、「システムダウンしても事業が継続できるようアナログ対応のシミュレーションも必要」「UTMなどによる防御、クラウドバックアップなどで万全を期している」「専門業者に依頼」といった意見がある一方で「費用対効果が感じられない」「対象が多岐にわたるためBCP策定が困難」といった意見もあるようだ。
調査概要
- 【調査対象】全国2万6,389社
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年5月19日~31日
- 【有効回答数】1万645社
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