プロモーションやリテールマーケティング事業の国内電通グループ4社を統合して新会社設立へ
dentsu Japan、CXM分野を引っ張る新会社、リテールを含むプロモーション全体を横断的に実行
7/11 7:02 マーケティング/広告 | その他
電通グループの国内事業を統括・支援するdentsu Japanは、プロモーションやリテール(小売り)マーケティング事業を手掛ける国内グループ4社を統合し、CXM(顧客体験管理)分野を引っ張るプロモーション新会社を2026年1月1日に設立する、と7月10日発表した。リテールを含むプロモーション領域全体を横断的に実行する体制を作る。約1200人の専門人財が集結する。
統合する国内グループ4社は、販促ソリューション事業の電通プロモーションプラス▽内製・調達機能を持つ制作会社の電通プロモーションエグゼ▽リテールマーケティング事業の電通リテールマーケティング▽店頭プロモーション支援事業の電通tempo--。統合は電通プロモーションプラスを存続会社とする吸収合併方式で実施する。新会社の社名などは今後決める。

CXMはオン・オフラインの販促、Eコマース、サイト・アプリ開発を横断して最適な顧客体験を実現する手法。新会社は4社の機能を融合し、顧客を創出する力(創客力)を高めた統合プロモーションサービスを展開。AI(人工知能)で企画制作力を拡張させるオムニチャネルプロダクションと、買い物客と小売り・流通の知見に基づくリテールアクティベーションを強化する。
オムニチャネルプロダクションは顧客と商品・サービスの接点を統合して一貫性のある顧客体験を提供する戦略、リテールアクティベーションは小売店での販促活動全般。データを活用して顧客との接点を深め、これらの成果を高めるコネクテッドエクスペリエンス(複数のサービスの横断で一貫した顧客体験を提供する概念)を通じて新たな顧客体験やファン創出を図る。

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