電通グループがチラシから「YouTube」動画を自動生成するシステム「Dynamic3」を開発

チラシのデータをそのまま使用、誤りを防止すると同時に動画制作の時間とコストを圧縮

電通とグループ3社は、チラシの画像と文字データから音声付きの「YouTube」動画を自動生成するシステム「Dynamic3(ダイナミックスリー)」を開発した、と6月13日発表した。チラシのデータをそのまま使用するため、日付や価格表示の誤りが防止できるうえ、これまで動画制作にかかっていた時間とコストの圧縮が可能になる。

グループ3社は、コンサルティング・受託システム開発の電通国際情報サービス、店舗型事業のプロモーションを手掛ける電通tempo、CM・動画コンテンツ制作の電通クリエーティブX。動画広告市場が成長する一方、制作時間とコストが課題になり、短期間で日付や価格などの情報が変動するチラシには向いていない、とされていた。

Dynamic3は、チラシの下版素材をそのまま使って自動的にYouTube動画広告を制作することで、データの誤りや時間、コストを削減。訴求する商品を3つに限定し、1つのチラシデータから多数のバリエーションが容易に作成できるようにしてクリック率を高める。ナレーションは自動音声となる。配信するメディアはYouTubeに絞る。

自動生成するYouTube動画広告は、精度の高いターゲティングが可能になり、チラシが届かない購買層にも情報が伝えられる。スーパーマーケット、ドラッグストア、自動車ディーラー、衣料品、不動産、飲食店など、従来紙のチラシを利用しているさまざまな業種で来店促進を実現する。デモンストレーション動画を公開している。

 

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