ポイント経済圏、「楽天」が利用率・満足度トップ! 10代は「PayPay」が優勢【MMD研究所調べ】

ポイントは「楽天経済圏」で貯める時代? 総合満足度では「Vポイント」も躍進。

MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2025年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を実施した。予備調査では18歳~69歳の男女25,000人、本調査ではポイント経済圏メイン利用者の2,500人が回答している。

「ポイント経済圏」とは、docomo・au・SoftBank・楽天・イオンなどの企業が展開する複数のサービス(通信・EC・決済・金融・エンタメ等)を同一のアカウントや決済手段で利用することで、1つの経済圏と見なすことだ。経済圏内では共通ポイントが貯まり、さまざまなサービスをお得かつ便利に利用できる。

最も意識しているポイント経済圏は「楽天」が断トツ

現在活用している共通ポイント(複数回答可)/その中で最も活用している共通ポイント

まず、事前調査の25,000人を対象に「現在活用している共通ポイント」を聞くと、「楽天ポイント」が57.2%と最も多く、ついで「Vポイント」が40.3%、「PayPayポイント」が39.3%となった。その中で「最も活用している共通ポイント」としては、「楽天ポイント」が32.7%、「dポイント」が14.3%、「PayPayポイント」が13.7%で上位となった。

ポイント経済圏に対する意識

「ポイント経済圏を意識しているか」という質問では、全体の60.8%が「意識している」と回答。ポイント経済圏別でみると、特に「楽天経済圏」において意識の高さがうかがえた。

最も意識しているポイント経済圏
【年代別】最も意識しているポイント経済圏

ポイント経済圏を意識している15,206人に対し、最も意識している経済圏を聞いたところ、最多は「楽天経済圏」で43.5%、ついで「PayPay経済圏」が17.5%、「ドコモ経済圏」が16.1%となった。年代別でみると、30~60代では半数近くが「楽天経済圏」を選んだのに対し、10代では「PayPay経済圏」が44.6%と圧倒的だった。

満足度トップも「楽天」、伸び率では「Vポイント」が躍進

ポイント経済圏を意識し始めたきっかけ

本調査の2,500人に対し、ポイント経済圏を意識し始めたきっかけを聞くと、楽天経済圏では「ECサイト」、PayPay経済圏では「QR・バーコード決済」、ドコモ経済圏とVポイント経済圏では「ポイントカード」、au経済圏では「モバイル通信」、イオン経済圏では「電子マネー」がそれぞれトップになった。

ポイント経済圏の総合満足度

メインで利用している経済圏の総合満足度を聞くと、満足・やや満足の割合は「楽天経済圏」が75.8%で最多に。ついで「PayPay経済圏」「イオン経済圏」が74.0%で同率となった。なお、2025年1月の調査と比較すると、最も伸び率が高いのは「Vポイント経済圏」で、2.0ポイント増となった。

調査概要

  • 【調査期間】2025年7月2日~7月7日
  • 【有効回答】<予備調査>25,000人 <本調査>2,500人
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査対象】<予備調査>18歳~69歳の男女 <本調査>ポイント経済圏メイン利用者 ※ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250)
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