トビラシステムズは、「特殊詐欺」(詐欺電話・不審電話など)に関する調査結果を発表した。全国の20歳以上の男女1,195人が回答している。
若年層は“感情トリガー”、中高年層は“過信”が要因でだまされる
まず「オレオレ詐欺の被害に遭った経験」について聞くと、全体では「金銭的な被害にあった」5.4%、「金銭的な被害はないが、だまされかけた」8.6%で、およそ7人に1人が詐欺の危険に遭遇していた。

これらを年代別で見ると、「金銭的な被害にあった」人のうち56.2%、「金銭的な被害はないが、だまされかけた」人のうち56.3%を20~30代が占めていた。

で最多、30代が20.3%だった

「だまされた/だまされかけた理由」について年代別で見ると、20代・30代では「怖くて逆らえなかった」「パニックになった」「対応を急かされた」「脅迫された」など、恐怖・不安・焦りなどの感情に由来する理由が上位。一方40代・50代・60代以上では、「相手が信頼できそうだった」「話が本当のように感じられた」「自分がだまされると思っていなかった」など、過信による思い込みが原因が多かった。
「警察官をかたる詐欺が増えていることを知っているか」について年代別で見ると、年齢が低いほど、その認知が低いことが判明。特に20代は45.4%が、警察官をかたる詐欺が増えていることを知らないと回答している。
こうした詐欺や不審電話について「ふだんどのようなチャンネルから情報を得ているか」を年代別に見ると、20~30代は「SNS」、40~60代以上は「テレビ」「ニュースサイト」から情報を得ていた。60代以上で、「新聞」「家族や知人からの情報」「警察や企業の公開情報」など、幅広いチャンネルから情報を得ている。若年層は情報強者と思われがちだが、意外とチャンネルが狭いことが分かる結果だった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20歳以上の男女
- 【調査方法】インターネット調査(Surveroidを利用)
- 【調査時期】2025年6月13日~14日
- 【有効回答数】1,195
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