サイバーエージェントがAIでクリエイティブ表現を広げる「極多様性プロット」開発

「Meta広告」に対応、AIが「広告表現の偏り」可視化、先行テストでCV数180%増も

サイバーエージェントは、AI技術を活用して配信中の広告クリエイティブの「偏り」を可視化する新機能「極多様性(キワミタヨウセイ)プロット」をAI事業本部が開発し、「Meta広告」への対応を始めたと7月29日に発表した。広告クリエイティブの表現傾向や多様性を把握するツールで表現の偏りを可視化し、まだアプローチできていない潜在層へ向けた新たな広告クリエイティブ表現を見つける羅針盤となる。特許を出願している。

AIが「広告表現の偏り」を可視化し、クリエイティブ表現の幅を拡大する「極多様性プロット」を開発

例えば、「若年層向け」や「価格訴求」など特定の切り口に偏って配信されている傾向を可視化し、「中高年層向け」や「品質訴求」などこれまで試してこなかった訴求手法の発見を促して、より多様なクリエイティブ制作を可能にする。同社の「極予測(キワミヨソク)AI」と組み合わせることによって、より幅広いユーザーと訴求表現のバリエーションを持つ広告制作が可能になり、広告効果のさらなる向上が期待できる。

広告配信プラットフォーム各社は幅広いバリエーションの広告クリエイティブを重要視し、Metaも「多様なクリエイティブを使用して関連性の高いオーディエンスにリーチ」することを推奨。広告主や広告代理店は「より幅広い視点でのクリエイティブ表現」が求められていた。サービス提供前の先行テストでは、従来広告と比べてコンバージョン数が180%増え、コンバージョン獲得単価(CPA)も約半分に抑える効果改善が確認された。

極多様性プロット
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