博報堂DYグループが生活者データを基にAIが複数の生活者を再現した「バーチャル生活者」を開発

グループ社員に向けて利用開始、いつでも対話可能、マーケティング業務などの高度化と効率化へ

博報堂DYホールディングスと、博報堂DYグループで技術開発を行う博報堂テクノロジーズは、独自に保有する生活者のデータを基にAI(人工知能)が複数の生活者を再現した“エビデンスベースド”(科学的根拠に基づく)「バーチャル生活者」を開発した、と11月13日発表した。グループの社員に向けて利用を始めた。いつでも対話でき、マーケティング業務などの高度化と効率化に役立てる。

バーチャル生活者は、性別や年齢といった属性に加え、趣味・好みなどの意識データや、利用しているウェブサイトなど実行動関連も含む博報堂DYグループが持つ20万件の大規模調査パネルのデータで作成可能で、現実に近い生活者を再現。業務やマーケティング課題に応じてさまざまな生活者が選択できる。同グループ社員はバーチャル生活者との対話を通じて新たな問いやヒントが得られる。

ターゲット分析で得たペルソナ(典型的なユーザー像)情報を入力すると、数クリックでAIがバーチャル生活者を生成する。複数のバーチャル生活者を設定し、チャット形式での同時会話も可能。さまざまな視点からの意見が分かる。画像や動画の提示で意見を聞くこともできる。マーケティング・コミュニケーション戦略の立案、商品コンセプトの開発、コミュニケーション施策開発に生かせる。

AIがデータに基づき再現した複数の生活者との会話を実現、生活者発想を支援
生活者発想を適用すると、バーチャル生活者は指定されたプロセスで自分の考えを整理して話す
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