SIPS 「SIPS」はSympathize(共感)、Identify(確認)、Participate(参加)、Share&Spread(共有・拡散)の頭文字をつなげたマーケティング用語。ソーシャルメディアにおいて購買者の意識に働きかけ、行動を促すことを想定したモデル。
リテンション 既存顧客との良好な関係を保つこと。それを目的とした施策を、リテンションマーケティングという。CRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)はその代表的な施策のひとつ。リテンションは顧客のLTV(Life Time Value)の向上、ロイヤルティ向上につながるため、近年ではリテンションマーケティングの重要性がより増している。なお、人事/ビジネス領域では、人材確保の意味で使われ、人材流出阻止のための施策を指す。
リファラー ブラウザがWebサーバーに送信する情報(アクセスログ)のひとつで、ユーザーがリンクをたどってあるWebページを訪問した際の、リンク元Webページのドメイン、URL、パラメーターのこと。これらの情報を用いて、ユーザーの行動状況を分析、把握することで、SEOやWebサイトの改善、広告戦略策定などに役立てる。「リファラー」の表記が基本だが、「リファラ」と表記するケースもある。
JPCERT / CC インターネットを介して発生するコンピューターセキュリティインシデント、サイバーインシデントに関する報告の受付、対応支援、状況把握、手口の分析、再発防止のための助言などを、技術的な立場から行う組織。1996年10月 「コンピュータ緊急対応センター」として発足し、2003年3月に現名称で一般社団法人として設立された。政府や企業から独立した中立の組織として、日本の情報セキュリティ対策活動に取り組んでいる。
TD SEOにおいて重要とされる要素を指した語。T(Title)はtitleタグ、D(Description)はdescriptionタグ(Webサイト説明文)を意味する。いずれも、metaタグ内に記述するもので、ここに適切な文字量でページ内容と一致した最適な情報を記述することで、Webサイトの検索パフォーマンス(検索順位、クリック率)が大幅に向上するとされている。なお、descriptionタグは、メタディスクリプション、スニペットということもある。
TPCM 消費者にパーセプションチェンジ(認識変容)を引き起こすカスタマージャーニーを作るためのフレームワーク。電通が提唱している。消費者が現在企業に対して抱いているパーセプションを、企業にとって好ましいパーセプションに変えるために必要な要素を、Target(ターゲット)、Perception(パーセプション)、Contents(コンテンツ)、Means(ミーンズ/手法)の4つとし、その頭文字をとったもの。
マネタイズ マネタイズとは、英語のmonetizeを元とした用語で、ビジネス分野では「収益化」を指す。ある価値をユーザーに提供することで、その対価を得ることだ。新規事業を行う際には、どのようにマネタイズを行うかが重要になる。特にWebサービスにおいては、当初は無償サービスであっても、どのタイミングでどのようにマネタイズしていくかは、事業を継続するためにも必須となる。
ミレニアル世代 ミレニアル世代とは、1980年代初頭~1990年代半ばまでに生まれた世代のことで、2000年代に社会に出た世代である。英語のmillennium(ミレニアム)の形容詞がmillennial(ミレニアル)であることから、ミレニアル世代と表現されている。この世代は、X世代(1969年~1979年に生まれた世代)の次の世代という意味で「Y世代」と呼ばれることもある。
ロングテール ロングテール(Long Tail)は、たとえば売上を縦軸、商品またはキーワードを横軸にした場合、ヒット商品は左端に集まるが、一方でニッチな商品が細長く右側にのびる形を「長いしっぽ」と表現した造語である。
個人情報 個人情報とは「特定の個人を識別できる情報」を指す。「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)が2005年に施行。2015年にはさらに改正が行われた。同法では「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などによって特定の個人を識別できるもの」「他の情報と容易に照合することができ、それによって特定の個人を識別することができることとなるもの」が「個人情報」だと定義されている。
URL短縮サービス URLの日本語使用が可能になり、近年URLの文字数が増加するようになった。その他にもパラメータを付与する機会も増え、ファイルのディレクトリも長大になり、この傾向は拡大している。その結果、「SNSやメッセンジャーでは文字数制限により投稿できなかった」「メールでのやりとりでも意図しない改行が入りリンクが機能しない」などのケースが発生するようになった。URL短縮サービスは、そうした長大なURLを変換し、より短く単純な文字列でURLを表現するサービスだ。
ナラティブ 「ナラティブ(narrative)」は、直訳すると「物語」や「語ること」を意味する英単語。もともとは文芸の専門用語で、「自身の体験に基づいて何かを語ること」を指す。近年では、医療、心理学、教育、経済学、マーケティングなど、さまざまな分野で使われるようになっており、それぞれの領域に合わせた意味で用いられている。
CEO チーフオフィサー制(CxO制)の役職のひとつで、取締役会の指揮のもと、経営方針や事業戦略を策定し、法人全体の業務執行を統括して経営に責任を持つ。また、ステークホルダーとの関係構築も重要な役割となる。チーフオフィサー制のメリットは、経営と執行を分けて権限を分散させることで、企業統治(コーポレートガバナンス)を推進し、組織の透明性や公平性を高め、専門性を活かした迅速な意思決定を可能にする点にある。これによって企業の競争力が強化され、長期的な価値向上につながる。
CMO チーフオフィサー制(CxO制)の役職のひとつ。マーケティング部門の責任者として全社のマーケティングを統括し、CEOが定めた経営戦略に基づいてマーケティング戦略を策定・実行する。自社のブランディングも担当し、経営陣の一員としてマーケティングの視点からCEOを支える役割を持つ。
CTO チーフオフィサー制(CxO制)の役職のひとつ。CEOが策定した経営戦略に基づき、最適な技術戦略を立てて実行する。VPoE(Vice President of Engineering/エンジニアリング部門の責任者)よりも上位の立場にあり、経営陣の一員として技術面からCEOを支える役割を持つ。
ドロップキャッチ 「ドロップキャッチ」(Drop Catch)は、ドメインの不適切使用によりサイバー犯罪などを画策する手法。近年、自治体や企業においてイベントやコンテンツ公開にあわせて、一時的なドメインを取得し使用する機会が増えている。これらドメインが適切に更新されず権利を失効したタイミングで、関係ない業種企業がこのドメインを取得し使い回すというものだ。