「ドロップキャッチ」(Drop Catch)は、ドメインの不適切使用によりサイバー犯罪などを画策する手法。
近年、自治体や企業においてイベントやコンテンツ公開にあわせて、一時的なドメインを取得し使用する機会が増えている。これらドメインが適切に更新されず権利を失効したタイミングで、関係ない業種企業がこのドメインを取得し使い回すというものだ。
映画のドメインがエステの広告やアダルトサイトに使われたり、自治体イベントのドメインがオンラインカジノ勧誘やウイルス配布に使われたり、そのドメインがかつて持っていた集客力(サイトランク)を流用するのが狙いと考えられる。
期限切れのドメインを取得すること自体は合法だが、その後に開設するサイト内容によってはグレーな手法と言える。