検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
SEO(検索エンジン最適化)テクニックで効果的にPRする
2003年に刊行され、「SEO(検索エンジン最適化)」という言葉を世に送り出し、大反響を呼んだ「検索にガンガンヒットするホームページの作り方」。伝説ともいわれた名著が、最新情報を満載し、ついに刊行!
最新情報・動向、必須テクニックはもちろんのこと、SEOの「なぜ?」「なに?」「どうして?」を丁寧に説明します。
正しいSEOの知識を身につければ、恐いものナシ!Web制作者・運営者必須の情報が満載です!
この記事は、第3章「検索エンジン最適化」の記事です。
これまでに公開された検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書の記事はこちらからどうぞ。
この記事は、前後編に分けてお届けしている。→前編を読む
- トピックとは情報を分類する時のラベル
- ページやディレクトリー、ドメイン単位の話題のこと
- 検索キーワードとの関連性が評価される
トピックから考えるコンテンツのつくり方
以上の話から、ウェブページのコンテンツ(情報、文章)のつくり方で注意すべき点がみえてきます。
(1)1ページにつき1トピック、キーワードを詰め込みすぎない
少しSEOを勉強したことがある人なら、「1ページにつき、1つのキーワードで対策する」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは今まで説明してきたように、1ページにあまり話題を盛り込みすぎず、1つのトピックにフォーカスしてコンテンツを作った方が、結果的にトピックにおけるキーワードとページの関連性が最適化されるからです。
あれもこれもと1つのページに多くのキーワードを詰め込んでたくさんのキーワードでランキング上位を狙おうとすると、いずれのキーワードでも全然上位に表示されない結果になりがちです。理由はトピックが分散してしまい、各々のキーワードとのトピックの関連性が落ちてしまうからです。もし、ターゲットとする検索キーワードが多数あり、各々の意味や話題が異なるのであれば、先ほどの「1ページ1キーワード」の考えを適用して、キーワードごとのページを作成するほうが効率的なのです。
(2)ターゲットとするキーワードを入れさえすればいいか?
検索エンジンはトピックを判定するために、同時に出現するキーワードも考慮します。例えば、「CPA」という文字列が登場するページでも、その前後に「米国公認会計士」や「資格」という文字列が同時に登場するウェブページと、「コンバージョン」や「広告」「顧客獲得単価」という文字列が同時に登場するウェブページは、トピックが異なります。
つまり、あるキーワードで検索上位に表示したいからといって既存のページにその文字列だけ書き足せばそれで良いということではなく、そのキーワードの説明にふさわしい文章(情報)を加える必要があります。ウェブページのヘッダーやフッターに文字列として複数書いておけば最適化されるほど、今日のSEOは易しくありません。
(3)パーソナライズド検索を見据えて
ユーザー個々に最適な検索結果を表示するパーソナライズド検索(chapter6-09/「ユーザーの関係性を利用した「ソーシャル検索」参照)が普及すると、ユーザーが「アップル」と検索した時に、それがiPodのアップルを指しているのか、それとも果物のアップルを指しているかを検索エンジンが推定できるようになります。複数の意味を持つ単ワードのトピックがあらかじめ判定されると、検索結果に表示されるウェブページもそれに合致するものに限定されるようになります。つまり、ウェブページのコンテンツ全体として、それが何のトピックについて記述されているかをわかりやすく伝達できる設計を構築しておくことで、今後検索技術が進化しても適切なキーワードで情報をユーザーに伝えられるようになります。
この記事は、書籍『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
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