国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開

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グーグル検索SEO情報②

2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開
SpamBrainが大活躍 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

2022年のスパム対策への取り組み成果について、グーグルが検索セントラルブログで報告した。

レポートでは次のようなデータを示している:

SpamBrainの改善

SpamBrain(スパムブレイン)は、スパム対策に特化したランキングシステムだ。大幅に機能強化している。

  • SpamBrain が検出したスパムサイトは、2021 年の 5 倍、リリース当初の 200 倍
  • SpamBrain によって、Google 検索からアクセスするサイトの 99% 以上がスパムではないことを確認

不正リンクスパム・ハッキングへの対策

不正なリンクとハッキングにも対抗できるようにSpamBrainが改良された。

  • リンクスパムの最新情報を以前に報告した時点と比較して 50 倍ものリンクスパム サイトを検出
  • ハッキングされたサイトを 10 倍多く検出

スパム処理の高速化

SpamBrainによってスパム処理が高速化された。

初回のアクセス時にスパム検出することで、スパムサイトを一切インデックスしないようにした。これにより、有益なページにリソースを効率的に割り当てられるようになった。

詐欺サイト対策

スパム対策とは別にユーザーの安全性も向上させた。

詐欺サイト対策を全言語に適用し、2021 年に比べ、詐欺サイトへのクリック数が 50% 減少

ドキュメント更新

スパム対策とあわせてドキュメントも更新している。

検索結果のスパムが完全になくなることはないだろうが、それでもグーグルはスパム対策に日夜取り組んでおり成果をあげている。それがわかるレポートだ。グーグルが捕捉できていないスパムに検索結果で遭遇したら、スパムレポートから報告しよう。スパム対策の改善に役立ててもらえる。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

2023年3月のグーグルSEOオフィスアワー(英語版)の日本語訳文字起こし
盛りだくさんの質問 (Google 検索セントラル) 国内情報

2023年3月の英語版グーグルSEOオフィスアワーの日本語訳文字起こしが公開された。

ジョン・ミューラー氏、ゲイリー・イリェーシュ氏、リッズィ・サースマン氏が次の質問に回答している(各項目の末尾にあるのは、その質問への直接リンク):

  • サイトの検索結果を更新するベストな方法は何ですか?(#

  • Google は WebP 画像をどのようにして認識していますか?(#

  • 「視認性の高い動画は検出されませんでした」というエラーへの対処方法(#

  • 2 つのマーケットで同じ言語を使用している場合 Google は重複コンテンツとみなしますか?(#

  • オランダ語のウェブサイトには「.com」と「.nl」のどちらを使った方がよいですか?(#

  • インデックス登録済みページを大量に移行するにはどうすればよいですか?(#

  • Search Console でのクロール リクエストには Google の AdsBot クロールも含まれますか?(#

  • Google はどのようにしてインデックス登録済み URL を更新しますか?(#

  • hreflang は複数のサイトマップで読み込まれて認識されますか?(#

  • 再インデックス登録を大量にリクエストできますか?(#

  • ある URL が別の URL の重複であると表示されるのはなぜですか?(#

  • <strong> タグはウェブサイトで有益ですか?(#

  • 特定のウェブサイトがインデックス登録されないのはなぜですか?(#

  • site: の変更はコア ランキング システムに対するアップデートのサインですか?(#

  • Google は SEO 用に画像内のテキストをクロールできますか?(#

  • Google のページ速度のアルゴリズムでは、速度のために最適化されたビューポートは考慮されますか?(#

  • アラビア語圏では Googlebot に関して何か問題がありますか?(#

  • ドメインに DE、AT、CH のサイトがある場合 hreflang を 'de' として DE のサイトをマークすればよいですか?(#

  • Googlebot が見つけたウェブサイトが一般公開前のパスワードで保護されたウェブサイトであった場合そのウェブサイトはどのようにして再クロールされますか?(#

  • アプリストアのサイトリンクを生成するにはどうすればよいですか?(#

  • ある構造化データを別のタイプの構造化データ内に追加できますか?(#

  • 一部の検索クエリでローカル ビジネスの地図の検索結果が表示されないのはなぜですか?(#

  • Google はどのようにしてソフト 404 エラーのページを定義していますか?(#

  • 複数のサービスを提供している企業の場合 2 つのウェブサイトを用意した方がよいですか?(#

  • 「この URL は、この場所にあるサイトマップでは使用できません」とはどういう意味ですか?(#

  • オーガニック検索でメイン画像とは異なる画像が表示されるのはなぜですか?(#

  • 無限スクロールをページ番号が付いていないページネーションと合わせて使用した場合どのような影響がありますか?(#

盛りだくさんのQ&Aだ。気になるものがきっとあるだろう。回答をチェックしよう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

帰ってきたGoogle検索オフィスアワー、新体制で再開
初回は5/11(木)12:00 〜 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

筆者たちが長らくお世話になっている、グーグル社員によるオフィスアワーが新体制で再開される。

主な変更点は次のとおりだ:

  • 名称が「#Google検索オフィスアワー」に: これまでは、検索に加えてアドセンスとアドモブも扱い「Googleポリシーオフィスアワー」として提供していたが、今後は検索トピックだけを扱う(名称の先頭に「#」が付く模様)

  • 1人で運用: 1人単独での運用になる(基本的には、あんな氏)

  • ゲストスピーカー: ゲストスピーカーを招いてのショートセッションもあり

  • 質問の簡略化: これまでは質問は編集せずにそのまま紹介していたが、今後は趣旨を損なわないようにしつつ端的にまとめることもある

詳しい内容はアナウンスを参照してほしい。

新体制になっても、サイト運営やSEOに関する疑問に答えてくれる仕組みに変わりはない。新体制でのGoogle検索オフィスアワーの第1回は5月11日(木)12:00(日本時間)の予定だ。あんな氏に聞きたいことがあれば質問フォームから送っておこう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

よくある質問のリッチリザルトが急減! 表示回数がほぼゼロに
原因不明 (Glenn Gabe on Twitter) 海外情報

Google検索のSERPでよくある質問(FAQ)のリッチリザルトの表示が急減しているようだ。突然の変化にグレン・ゲイブ氏が気付いた。特にモバイル検索で顕著なようだ。

事実、筆者の Search Console にあるプロパティでも、よくある質問のリッチリザルトが4月6日からほぼゼロに落ちていた。

よくある質問リッチリザルト パフォーマンスレポート

リッチリザルトステータスレポートにエラーは出ていないので、技術的な問題が発生しているわけではない。

リッチリザルトステータスレポート

よくある質問のリッチリザルトが出ていたクエリで検索しても、たしかに今は出ていなかった。グーグルからのアナウンスは何もない。まったく原因不明だ。

よくある質問のリッチリザルトを実装しているサイトは自サイトの状況を確認してほしい。もっとも、表示が減少していたとしても対処策を思い浮かばないのだが。

★★★★☆
  • よくある質問を実装しているすべてのWeb担当者 必見!

文化庁が運営するサイトが中古ドメイン名として悪用される危機に!?
ドメイン名の放棄は慎重に (INTERNET Watch) 国内情報

公的機関が利用していたドメイン名を手放し、そのドメイン名を以前のコンテンツとは無関係な第三者が使うといった事象が、またも発生するようだ。これまで幾度となく繰り返されてきた事例がさらに増える可能性がある。

文化庁が運営している「日本映画情報システム」というサイトがある。1896年~2022年12月劇場公開の日本映画作品に関する情報を検索できるサイトだ。

しかし、2023年3月31日をもってサービスの提供を終了した。現在トップページへ訪問すると次のようなメッセージが出ている。

日本映画情報システム トップページ
  • 2023年3月31日をもちまして、日本映画情報システムの運用を停止しました。
  • 本Webサイト閉鎖後も、本Webサイトのドメインは、しばらくの間、文化庁で保有します。
  • 本Webサイトの閉鎖後、本Webサイトのドメインを第三者が取得する可能性があります。
  • 企業・団体の運営する主な映画情報に関するデータベースサイトリンクを文化庁ホームページに掲載しています。

この表示は、過去に政府のIT総合戦略室が公開していた「Webサイト等の整備及び廃止に係るドメイン管理ガイドライン」(2018年)の「2.3 ドメインの移行・廃止方法」の「4) 非 go ドメインを単純廃止する場合」で参考として示されている提示要素ではある。しかし、「これはまずんじゃないか?」と指摘したくなるような部分があるのだが気付いただろうか?

こちらの一文だ:

本Webサイトの閉鎖後、本Webサイトのドメインを第三者が取得する可能性があります。

※強調は筆者による

なぜ問題なのかというと、放棄されたドメイン名を別の人が取得して悪用する可能性があるからだ。

このサイトは2006年5月公開のようだ。日本の映画の歴史情報が蓄積されており、しかも国の機関が運用し約17年の歴史があるサイトだ。他のサイトからのたくさんリンクが張られているに違いない。スパムサイトや詐欺サイトとして利用されたら、閉鎖されたことを知らずに訪問してしまい被害をうけるユーザーが出てくることだろう。

また、このサイトは検索エンジンからの評価も高いに違いない。同じドメイン名でサイトを公開すれば、何の苦労もなく上位表示できてしまうかもしれない。所有者が変わりまったく別のサイトになったことを検索エンジンが確実に認識しこれまでの経歴をリセットできればいいのだが、その保証はない。いわゆる「中古ドメイン スパム」の餌食になる危険があるのだ。

このサイトは文化庁の運営だが、ドメイン名として「.go.jp」ではなく、汎用「.jp」を使っていた。これが行政機関向けの「.go.jp」ならば、悪意をもって再利用される可能性はほぼなかっただろう。しかし、汎用JPドメイン名の「.jp」はだれでも取得できるため、こうした問題が起き得る。

so.la の辻氏も苦言を呈している。

著名なサイトはもちろんのこと、外部リンクがたくさん張られているようなサイトのドメイン名は、サイトを閉鎖した後でも極力保有し続けてほしい。その理由は、悪用されないためだ。個人サイトならともかく、企業団体サイトであればなおさら、そして公的機関ならば絶対にそうすべきだと言ってもいい。

とはいえ、利用していないドメイン名を所有し続ければ無駄な出費になるのも確かなことだ。デジタル庁が予算を確保して永遠に保持するといったことも現状ではまだ厳しいだろう。となると、たとえばドメイン名を手放すときに、Search Console からサイト閉鎖をグーグルに通知できればいいのだが。

★★★☆☆
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