Googleの「Nano Banana 1」が日本でも「Googleレンズ」と「AIモード」で利用可能に

手元の写真の編集が画像編集モデルで簡単に実現、上位版「Nano Banana Pro」も発表

山川 健(Web担 編集部)

7:00

Googleは、同社のマルチモーダルAI(異なる種類の情報をまとめて扱う人工知能)「Gemini」の画像生成・写真編集ツール「Nano Banana 1(Gemini 2.5 Flash Image モデル)」が、日本でも11月21日にGoogle検索の「Googleレンズ」と「AIモード」で利用可能になった、と同日発表した。今後数週間かけて順次提供を始める。手元の写真の編集が画像編集モデルで簡単に実現する。

Nano Bananaは数秒で高品質な画像を作成し、写真を編集して新たな作品を作り出すツール。「Android」「iOS」向けの「Googleアプリ」で Googleレンズを開き、新たに追加された「画像を生成」をタップして黄色いバナナのアイコンを探し、提案された「証明写真風の写真を作って」などのプロンプト(指示文)を試すか、写真を撮影して希望する編集内容を入力する仕組み。

Googleレンズはカメラや画像を使って目の前の物や写真から関連情報の検索やテキストを扱えるAI機能。AIモードはAIを使う新しい検索機能。GoogleのAI搭載リサーチアシスタントツール「NotebookLM」では、Nano Bananaが動画解説機能の中で動作して動画での理解を補助。水彩画やアニメなどの新しいスタイル6つが動画解説に加わり、文脈に応じたイラストが生成される。


使用例

Googleはさらに、Nano Bananaより高品質で複雑な構図にも対応する上位版「Nano Banana Pro (Gemini 3 Pro Image)」を11月20日に公開した、と同日発表した。高度な推論能力が特長。一般ユーザーは「Geminiアプリ」で「画像の作成」を選び「思考モード」を選択すると使用可能。無料ユーザーには限定的な無料クレジットが提供され、その後はNano Banana に切り替わる。

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