Sansanが企業のビジネスデータをAIで利用するソリューション「Sansan AIエージェント」提供開始

「Sansan」と生成AIを接続する「Sansan MCPサーバー」も、ビジネスデータがAIで柔軟に活用可能

山川 健(Web担 編集部)

7:01

働き方に関するAX=AI(人工知能)技術による変革=サービス事業のSansanは、企業が保有するビジネスデータをAIで利用するソリューション「Sansan AIエージェント」と、各生成AIツールと同社のビジネスデータベース「Sansan」を接続する仕組み「Sansan MCPサーバー」の提供を始める、と11月21日発表した。企業は自社のビジネスデータが生成AIを通して柔軟に活用できるようになる。

Sansan AIエージェントは、SansanをはじめSFA(営業支援システム)、基幹システム、クラウドストレージなど社内のさまざまなデータソースをAIとの対話形式で活用可能にし、商談の準備や顧客理解など営業業務をAIがサポートする。導入の際は、Sansanの専門チームが企業内に点在するビジネスデータを統合して最適なデータ基盤を構築してデータ基盤とSansan AIエージェントを連携させる。

AIはその企業の独自データを参照して回答するため、成功事例に基づいた提案作成や商談相手の関心に即したアプローチが提案できる。Sansan MCPサーバーは「Microsoft Copilot」や「Claude」などのAIツールと外部システムを接続する標準規格「MCP」のサーバー。Sansanとの連携によって企業は、利用中の生成AIツール上で、Sansanのビジネスデータが直接検索・分析できるようになる。


「Sansan AIエージェント」の概要

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