SEO(検索エンジン最適化)分析・AI(人工知能)可視化・ウェブ分析など包括的なマーケティングツール「Ahrefs(エイチレフス)」を展開するシンガポールAhrefsは、AI検索でのブランドメンション追跡ツール「ブランドレーダー」に「カスタムクエリ」機能を搭載した、と12月18日発表した。ユーザーが独自に設定したプロンプト(指示文)でLLM(大規模言語モデル)内のブランドへの言及が追跡できる。
ブランドレーダーは「ChatGPT」「Gemini」「Copilot」など生成AIでのブランドメンション追跡ツール。AIO(AI検索最適化)が注目され、活用が広がっている。ブランドメンションはブランドへの言及。クエリはユーザーが検索で入力する語句や文章。カスタムクエリ機能は、自社に関する質問でAIがどう答えているか、競合との比較でLLMが自社にどう言及しているか知りたい、などの要望に応える。
カスタムクエリ機能は、自社ブランドが推奨されたい質問を設定し、言及状況、引用の有無、比較の追跡が可能。追跡頻度は毎日、毎週、毎月から選べ、LLMごとに異なる頻度設定にも対応する。Ahrefsは、生成AI時代のブランドマーケティングでは、検索順位に代わってブランドや情報がLLMにどの程度参照されるかの指標「LLM可視性」が重要になると判断。ブランドレーダーで測定・改善を支える。
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