「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。
SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでしまう。その結果、世間一般と乖離した誤情報やデマも当たり前に受け入れてしまう状況が発生する。これがエコーチェンバーだ。
エコーチェンバーという考え方自体はSNS以前から提唱されており、閉鎖的な範囲において偽・誤情報が拡散する危険性についてユーザーが自覚するよう、たびたび注意喚起されている。