SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」は、「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2025」を発表した。15~24歳女性619人が回答している。
「キャラクター部門」を新設! Z世代女子が選ぶトレンド大賞2025
今年は「カフェ・グルメ部門」「ヒト部門」「アーティスト部門」「コンテンツ部門」 「キャラクター部門」 「SNSミーム部門」「ビューティー部門」「ファッション部門」「体験部門」の9部門にて大賞が決定。以下、各部門のランキングを紹介する。
【カフェ・グルメ部門】ヘルシーアジアフード・パリもち食感に注目
カフェ・グルメ部門では、中国・四川発祥のスープ料理「麻辣湯」が1位に。韓国・中国を中心としたヘルシーなアジアフードがトレンドとなった。2位はミスタードーナツの創業55周年記念商品「もっちゅりん」、3位はピスタチオペーストにカダイフ(小麦粉でできた細い麺)を入れたザクザクとしたチョコレート「ドバイチョコレート」となった。
【ヒト部門】『今日好き』の出演者が数多くランクイン
ヒト部門では、ABEMAで配信されている恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』の出演者が多数ランクイン。1位は「おひなさま」という愛称で親しまれている「長浜広奈」、2位は机の上に足を上げて撮影する動画が「もんた界隈」として話題になった「MON7A(もんた)」が入った。
【アーティスト部門】自己肯定感アップのアイドルソングに熱狂
アーティスト部門では、7人組ガールズグループの「HANA」が1位。ちゃんみながプロデューサーを務めるオーディション番組『No No Girls』から誕生したユニットで、メンバーの個性豊かな魅力が人気を集めた。2位は『かわいいだけじゃだめですか?』で注目された8人組女性アイドルグループの「CUTIE STREET」、3位は『超最強』の歌詞がTikTokで話題となった6人組女性アイドルグループの「超ときめき♡宣伝部」だった。
【コンテンツ部門】ホラー・SF系の作品にも注目
コンテンツ部門では、吉沢亮主演の映画『国宝』が1位に。生い立ちも才能も異なる2人の登場人物が歌舞伎の世界で生きる姿を描いた作品で、完成度が高く評価された。2位は昨年話題となったゲーム『8番出口』を元にした実写映画『8番出口』。3位は4人組バンドであるHYの楽曲『366日』に着想を得た映画『366日』だった。
【キャラクター部門】ぬい活でキャラクター戦国時代へ?
キャラクター部門の1位は長い耳とギザギザの歯を持つモンスター「LABUBU」。2位は大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」、3位は2024年11月にLINEのデフォルト絵文字に追加されたキャラクター「えもじの子(仮)」だった。
【SNSミーム部門】AIで作るショート動画ミームが話題に
SNSミーム部門では、AI音声やAI動画生成を使ったショート動画ミームが多数ノミネート。1位は中国の伝統舞踊「科目三(クォムーサン)」をベースにしたダンスと、日本のネットスラング「今これ構文」が融合したミーム「今これ界隈」、2位は感情の高まりを誇張した表現で、AI音声で読み上げられることが多い「〇〇すぎてしぬ‼️」となった。
【ビューティー部門】キーワードは「ハッピーオーラ」
ビューティー部門では、漫画『君に届け』に登場するキャラクター胡桃沢梅の髪型を再現した「くるみちゃんヘアー」が1位に。2位にはピンクやコーラルカラーを使用した血色感のあるメイク「多幸感メイク」が入り、柔らかい雰囲気を演出できるチークアイテムも多数ノミネートされた。
【ファッション部門】耳つぼジュエリーやボディアートが話題に
ファッション部門では、耳のツボにチタンが付いたシールを貼る美容アイテム「耳つぼジュエリー」が1位。2位は肌に直接ラメやラインストーンなどのジュエリーを貼るボディアート「ボディジュエリー」が入り、さりげなくギラギラできるアイテムに注目が集まった。
【体験部門】めじるしアクセサリーやシール帳が流行中
体験部門では、主にガチャガチャの景品としてゲットできる「めじるしアクセサリー」がトップに。小さなチャームを傘の柄やリップなどにつけて楽しまれている。2位はお気に入りのぬいぐるみとお出かけしたり、写真を撮ったりする「ぬい活」、3位はシールのコレクションや友達とのシール交換を楽しむ「シール帳」となった。
調査概要
- 【調査期間】2025年9月〜10月
- 【調査方法】WEBアンケート調査
- 【調査対象】全国のaround20(15歳~24歳)の女性
- 【有効回答数】619人
- 【調査実施・分析】SHIBUYA109 lab.(運営:SHIBUYA109エンタテイメント)
- 【ノミネート候補の選定について】2025年9月にトレンド大会議を実施。SHIBUYA109 lab.の保有する独自ネットワーク「SHIBUYA109 lab. MATE」に所属する高校生、大学生10名とともにSHIBUYA109 lab.にて部門ごとにノミネートを選定。その後選択式アンケートを実施して大賞を決定。