「Google Search Console」グラフに「週次」「月次」表示追加、期間比較の視認性改善

これまでは日単位のみ、週単位や月単位の検索トラフィックで全体的な傾向把握が容易に

小島昇(Web担編集部)

7:03

Googleは、提供しているインターネット検索分析ツール「Google Search Console」の「検索パフォーマンスレポート」に「週単位と月単位のビュー」を追加したと12月10日に発表した。これまでレポートは「日単位」のデータのみだったが、新たに「週単位」と「月単位」の粒度を選べるようにした。日々の変化を平滑化して、Webサイトへのトラフィックの全体的な傾向に焦点を当てることができる。

Search Console に週単位と月単位のビューを導入

粒度セレクタはパフォーマンスレポートのグラフ領域にあり、デフォルトで「日」と表示されたプルダウンから「週」や「月」を選択するとグラフが再集計され、新しいビューに更新される。例えば「過去3カ月」と「その前の3カ月」の期間を比較する際、日単位の比較グラフでは週末のずれで解釈しにくくなる。そこで週単位や月単位に切り替えるとグラフがすっきりするので、曜日が一致しないことによる混乱を避けて2つの期間を比較できる。

この変更に伴い、エクスポートファイルの構造も若干変更される。データをエクスポートすると、選択した粒度に合わせて、ファイル名とタブ名、一部の列見出し、並べ替え順序が変更されることがある。新しい粒度オプションは、すべてのSearch Consoleプロパティにグローバルに展開された。「Google検索結果」だけでなく、「Googleニュース」や「Discover」のレポートでも利用できる。

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る