国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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実録:Googleスピードアップデートで遅いサイトの検索順位が本当に落ちた!【SEO記事12本まとめ】

スピードアップデート実施直後にモバイル検索で、目に見える形でランキングが下落したサイトがあった

ページ

SEOの専門家のなかでは「グーグルのスピードアップデートで順位変動がほとんどなかった」というのが一般的だ。しかし、実際に「遅いサイト」の順位が下がっていたという報告があった。

ほかにも、

  • インデックス送信ツールをグーグルが廃止!(ただし……)
  • グローバルサイトのSEO、今はIPアドレスを気にする必要なし
  • 画像検索のリファラーURLをグーグルが変更
  • Chromeが「保護されていない通信」ラベルを常時表示開始
  • HSTSを構成していればHTTPからHTTPSへのリダイレクトは不要か?
  • AMP対応した大手ECサイト――滞在時間27%⬆、PV24%⬆、直帰率30%⬇

などなど、SEOに役立つ情報をまとめてお届けする。

※次回更新は8月24日です(現在このコーナーは隔週更新でお届けしていますが、夏休みの関係で間隔があきます)。

今週のピックアップ

実録:Googleスピードアップデートで遅いサイトの検索順位が本当に落ちた!
ユーザーがイラつく遅さは影響を受ける (Glenn Gabe on Twitter) 海外情報

ページの読み込み時間をモバイル検索のランキング要因に用いるGoogleのスピードアップデートが約1か月前に導入された。「本当に遅いページだけが影響を受ける」とグーグルが説明しているように、順位変動はほとんど発生していないようだった。

とは言っても、本当に遅いページは実際にスピードアップデートで順位が落ちる影響を受けていたようだ。

スピードアップデート実施直後にモバイル検索で、目に見える形でランキングが下落したサイトの状況がツイッターで共有されていた。

このツイートをTwitterサイトで表示し、ツイートに含まれる2つの画像を見てほしい。

1つ目の画像は、そのサイトでのモバイル検索順位を示したものだ。スピードアップデート後に急落している(実際には「Visibility Index」という指標だが)。

2つ目の画像は、そのサイトのモバイルパフォーマンスの評価だ。Chromeデベロッパーツールで利用できるLighthouseのパフォーマンス検証結果なのだが、確かに遅い。何らかのコンテンツが最初に表示されるのに4秒近くかかり、ページが表示されユーザー操作が可能になるまで41秒もかかっている。これではユーザーは間違いなくイライラするだろう。

スピードアップデートは、激遅サイトに対しては確かに効果を発揮しているようだ。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索SEO情報

インデックス送信ツールをグーグルが廃止!(ただし……)
SCからサイトマップ送信していれば影響ゼロ (Google Webmasters on Twitter) 海外情報

グーグルのインデックスにURLを送信するツールが廃止された。といっても、Search ConsoleのFetch as Googleではない。廃止されたのは、だれでも使える一般公開版のツールのほうだ(Fetch as Googleを使うにはSearch Consoleにサイトを登録しておく必要がある)。

今後グーグルにURLを送信してクロール・インデックスしてもらうには、Search Consoleにサイトを登録したうえで、Fetch as GoogleまたはサイトマップでGooglebotのクロールをリクエストすることになる。

Search Consoleの登録はサイト管理に必須だから、ほとんどのサイトには影響ないはずだ。何らかの事情でSearch Consoleに登録できないサイトには不便になったかもしれないが、それでもサイトマップをSearch Consoleではなくrobots.txtで送信することもできる。

そもそも、こうしたURL送信ツールを日常的に使っていたのならば、そちらのほうが問題だ。なぜなら、インデックス送信の基本はサイトマップだからだ。

Fetch as Googleは日常的に使うツールではない。金谷氏は次のようにアドバイスしている。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グローバルサイトのSEO、今はIPアドレスを気にする必要なし
もはや使われていない (Google Webmaster Central office-hours) 海外情報

グローバルWebサイトにおけるSEOの話題だ。ウェブサイトがどの国や地域のユーザーを対象にしているかを判断するための情報の1つとして、サーバーの物理的な場所をグーグルは利用しているとされてきた。もっと具体的に言うと、サーバーのIPアドレスだ。

しかしながら、現在のグーグルは、対象地域の判断にIPアドレスを利用していないとのことだ。ジョン・ミューラー氏は次のように説明している。

ジオターゲティング(どの国や地域をサイトが対象にしているかの判定)には、初めのころは情報が少なかったから、サーバーのIPアドレスは非常に役に立つ情報だった。そのサーバーが設置されている国のユーザーを対象にしているだろうと想定できたからだ。

しかし今はいろいろな手段でジオターゲティングの情報を手にできる。たとえば、ccTLDだ。gTLDの場合はSearch Consoleのインターナショナルターゲティングを設定できる。hreflangの情報も利用できる。

グローバル化が進んだし、CDNが利用されるようになり、IPアドレスによる判断は必要性が薄れてきた。

このような背景から、ジオターゲティングにIPアドレスをまったく使わなくなった。

昔は、対象とする国のサーバーを利用することがグローバルサイトのSEOには望ましかった。だが今は気にする必要が全然なくなったということだ。

★★★☆☆
  • グローバルサイトを運用するWeb担当者 必見!
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

画像検索のリファラーURLをグーグルが変更
一部の解析ツールでは要修正 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報

画像検索からのリファラーURLを変更することをグーグルはアナウンスした。数か月かけて、次のリファラーに切り替わっていく。

これまでのリファラーURL:
https://www.google.com

これからのリファラーURL:
https://images.google.com

ただし、ユーザーが利用したGoogle画像検索のサイトのccTLDがリファラーURLのドメイン名に使われる。そのため、日本のユーザーは次のようなリファラーURLになることもある。

これからのリファラーURL(日本のGoogle画像検索):
https://images.google.co.jp

Googleアナリティクスは自動で対応するので何らかの操作は不要だ。Search Consoleのレポートにも影響しない。GAとSC以外の解析ツールでリファラーを基にして画像検索のトラフィックを計測していたとしたら、修正が必要になる。

★★★☆☆
  • リファラーで画像検索の検索トラフィックを計測しているすべてのWeb担当者 必見!
  • アクセス解析担当者に伝えましょう

クロールできているのにレンダリングのFetch as Googleに失敗するのはなぜ?
タイムアウトが疑わしい (John Mueller on Twitter) 海外情報

コードを取得するだけのFetch as Googleは正常に完了するが、レンダリングさせるFetch as Googleに失敗する。

こうしたケースについて、グーグルのジョン・ミューラーは次のように説明した。

一定時間内にページ(と埋め込みコンテンツ)をクロールまたはレンダリングできないときに、こうしたこと起きる(その場でのテストは、すばやく結果を出すためにタイムアウトの時間が短くなっている)。あるいは、まったくレンダリングできないかだ。

実際のインデックスはもう少し時間を長く確保している。こちらのスピードテストツールでも検証してみるといい。www.webpagetest.org

CSSの読み込みやJavaScriptの実行に時間がかかりすぎると、Googlebotはレンダリングをあきらめることがある。いわゆる“タイムアウト”だ。Fetch as Googleやモバイルフレンドリーテストのようなツールはその場で結果を返す必要があるため、本当のGooglebotよりはタイムアウトまでの待ち時間が短くなっているようだ。

とはいえ、Googlebotがレンダリングできたとしてもユーザーに対する表示速度が遅いのは好ましいことではない。タイムアウトが原因でFetch as Googleでレンダリングに失敗していることが疑われたなら、まずはスピード改善が急務だ。

ちなみに、元の質問者は「ページHTMLの<head>要素内にiframeがいくつかあるんだけど」ということを後ほど明かしている。うまくいかなかった原因はそこにあるのかもしれない。

★★★☆☆
  • ホントにSEOを極めたい人だけ
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