グーグル「設定ミスがあるスマホサイトの順位を下げる。これは決定事項だ」 など10+4記事(海外&国内SEO情報)
グーグル「設定ミスがあるスマホサイトの順位を下げますよ(近日中に)」
運用するスマホ用サイトを今すぐチェックすべし (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
グーグルは、誤った設定をしているスマートフォン向けサイトに影響するアルゴリズムの導入を予定していることを発表した。該当するサイトは評価が低くなり、結果として検索順位も下がることになる。
「誤った設定」の具体例として以下の2つの例を挙げている。
- 間違ったリダイレクト ―― PC向けページへのアクセスをすべてスマホ向けトップページにリダイレクトするなど
- スマートフォンでのみエラーが発生する ―― ソフト404ページ、モバイル向けクローラーのリダイレクトループ、スマホで再生できない動画掲載など
このアルゴリズム変更は、モバイルユーザーのユーザーエクスペリエンスを高めることが狙いだ。そのため、該当して順位が下がるのは、スマートフォンから検索した場合だけだ。
またウェブ検索に加えて、画像検索や動画検索など他の種類の検索にも適用される。
具体的な導入時期は明らかにしておらず、「近日中」とだけ書いてある。
公式記事とそこからリンクされている「スマートフォン サイトによく見られるミス」の記事をよく読んで、運用するサイトで対策の必要があるかどうか今のうちに入念にチェックしてほしい。
グーグルが問題視する「間違った設定」のスマートフォン向けサイトとは?
やってはいけない6つのダメダメ事例 (SEMリサーチ)
このトピックでもう1記事。
グーグルが導入を予定しているスマホ向けサイトの新しいアルゴリズムは、「間違った設定」が問題となる。言い換えると、技術的に不適切に構成しているモバイルサイトが影響を受ける。
公式アナウンスにはいくつか例が挙がっているが、実際にはほかの種類の構成ミスも存在するはずだ。そこで渡辺隆広氏が、設定が不適切なサイトとして、確証を得ている6つの事例を挙げ、より詳しく説明している。
- スマホユーザーがデスクトップ向けサイトを訪問した時に、関連性が低いページにリダイレクト設定しているサイト
- スマホユーザーがデスクトップ向けサイトにアクセスした時のみ、エラーを返すサイト
- スマホユーザーがアクセスした時のページ読込速度が著しく遅いサイト
- スマートフォンからは再生できない動画がコンテンツとして含まれている(例 Flash)
- 来訪時にアプリを勧める案内広告が表示され、それが閲覧の妨げになる(インタースティシャル広告)
- デスクトップ向けとスマホ向けで、関係ないページ同士で相互リンクしている
このほかにも、「グーグルはなぜこうしたことで順位を下げるのか」「スマホ向けサイトがないと問題なのか」なども解説されている。非常に参考になるので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
また、理解を深めるために、渡辺氏によるほかの2つの関連記事も併せて確認しておくといい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
人の心を動かすコンテンツ作成の極意 by 松尾茂起
松尾氏のブレないコンテンツ戦略を学ぼう (バカに毛が生えたブログ)
創造性・独創性に富んだコンテンツ作成で定評のある松尾茂起氏によるセミナーをレポートした記事。
セミナーのテーマは「プロに学ぶ、 集客できるコンテンツ作成の極意」だ。
- リンクを増やすための2つのコンテンツ戦略
- 紹介されやすいコンテンツを考えるヒント
- 松尾氏が考えるコンテンツ案
など、コンテンツ作りに意欲的に取り組むウェブ担当者の役に立つ情報に富んでいる。ぜひ読んでほしい。
あなたのサイトをグーグルが直々に診断します
どんなサイトクリニックをするか興味津々 (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
日本のグーグルのサーチクオリティチームが、一般のサイトを対象にしたサイトクリニックを予定している。
一般サイトとはいえ、公益性の高い事業を行っている団体・組織のサイトに限られるが、条件を満たしているなら申し込んではいかがだろうか。グーグルが直々にあなたのサイトの問題点を診断してくれるまたとないチャンスだ。
ただし、募集は本日(6月21日)までだ。応募条件や応募方法の詳しい内容は、公式記事をご覧いただきたい。
今回のサイトクリニックは、Google+のハングアウト オンエアーという機能を利用してライブ中継される。したがって条件を満たしていないサイトのウェブ担当者であっても、サイトクリニックの様子を視聴できる。日時は、6月26日(木)18:00~19:00だ。都合が合わず見られない場合でも、YouTubeに録画が公開されるので安心してほしい。
ハングアウトオンエアーについても、詳しくは公式記事をご覧いただきたい。
SEOコンサルタントとは一味違う、グーグル純正のサイトクリニックが見られることを当日は期待しよう。
livedoorブログがオワタ!? すべてのサイトのツールバーPageRankが完全消滅
グーグル側の不具合か? (IT速報)
ライブドアブログ(livedoor Blog)は日本でも有数の人気ブログサービスだ。 そのライブドアブログを利用し、blog.livedoor.jpのドメイン名で開設したすべてのサイトのグーグルツールバーのPageRankが「0」になっている。
正確に言えば「0」ではない。PageRankを取得できないときに表示される「N/A」になっている。ゲージの色はグレーアウトされている。ペナルティを受けたりそのページがインデックスされていなかったりする場合に、「N/A」表示になることが多い。
しかし渡辺隆広氏の調査と見解によれば、グーグル側の不具合の公算が高い。
セキュリティ上の問題でサブドメイン全体がグーグルのインデックスから削除されたケースは過去に存在した。だがライブドアブログのケースには当てはまらなさそうだ。
PageRankが非表示なっているとは言え、通常どおりに、検索結果には現れ新規ページはインデックスされているようだ。ひょっとしたらこの記事が公開されている時には、元通りに直っているかもしれない。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
ネガティブSEOを否定するマット・カッツ氏の説明と、同じくマット・カッツ氏による著者情報が持つ可能性を語ったビデオを今週はピックアップ。
- ネガティブSEOはうまくいかない、Googleマット・カッツがあらためて否定
ネガティブSEOを疑う前に自分の過去のSEOを疑うべし - 著者情報(rel=author)がGoogleの検索結果に与える影響の未来予測
今はランキング要因ではないが将来はわからない
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